2人の幸せとは?今世も双子の姉妹で生まれちゃいました!

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聖アサド学園中等部に入学⑤(メリッサ)

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私は、〈メリッサ・ベーゼ〉。

私の生まれた家は、なかなか女の子が生まれない家のようで、私が生まれた時は待望の女の子誕生に、家族・親族一同が喜びに包まれたみたい。

私の家〈ベーゼ〉家は、アサドニアにおいて古くから王家に仕える家で侯爵の位に位置する。

優秀な者は、国の中枢に関わる要職に就いたりしているので、それなりに裕福でアサドニアでは一目置かれる家でもある。(ベーゼ家は、なぜか優秀な者とそうではない者が生まれる家で、‘善’の時と‘悪’の時があり、基本は優秀な者がさっさと悪を排除してしまい自分の領内で解決してしまう。その為、王家を悩ませる家ではあるものの、取り潰しにはなっていないのだ。)




私は待望の女の子ということで、特にお祖父様がだけど、欲しいものは与えてくれて、願いはなんでも叶えてくれた。

お父様達は周りが私を甘やかすからって、私には厳しくて、実はあんまり好きじゃない。

でも、私に厳しいお父様達をお祖父様が叱ってくれるから、''いい気味''って思っちゃったりするのよね。

だって、私は、貴族としての教育は真面目に受けてるもの。お兄様達と同じように、ちゃんと聖アサド学園にも合格しているでしょ。

しっかりとお父様達の血を受け継いでいるから、努力をしなくても元々が優秀なのよ。




私はお姫様なの。

お祖父様がいつも言ってくれてるわ。
「お前は王子様のお嫁さんになるんだよ。」って。

実はね、この国の王子様と私は同級生なの。
聖アサド学園初等部では、全く同じクラスにはなれなかったけど、私はルーカス様の婚約者候補の一人なのよ。

私のライバルは、公爵家のアリシア様。
アリシア様のお父様が宰相だからって、お城にちょくちょく着いて行っているみたいで、ルーカス様のそばにくっついているずるい方なの。

聖アサドの初等部でも、二人が一緒にいる場面をよく見かけたわ。

ルーカス様も本当は嫌なのに、アリシア様のお父様が宰相だからきつく言えないのだわ。

それに、二人が一緒にいることが多いからって、アリシア様がルーカス様の婚約者だなんて噂もあるのよ。

ほんと、腹立つわ。
噂を真に受ける方々もいて、「お二人はお似合いですわ。」なんて言う子もいるのよ。

中等部では、そんな噂は消しやってやるんだから。




そんな中の中等部の入学式。

いざ学園に着いたら、ルーカス様の隣にはアリシア様ではない、別の女の子がいたの。

ルーカス様にエスコートされて、さも大事そうに扱われている女の子。

誰よ!あの女は...。

だから、礼節も忘れちゃって、思わずルーカス様に声をかけちゃったの。

そしたら、アリシア様が割り込んできて...、私が恥をかいただけになったわ。




後で知ったことによれば、あの女はベスティニアから来た留学生。《白毛》なんですって。

私からしたら、だから何?って感じなんだけど、どうやら獣人からしたら《白毛》は特別なんですって。

ズルいわ。《白毛》だからって、ルーカス様の隣の位置を手に入れるだなんて。

私は、絶対に負けないから。
私はお姫様だもの。ルーカス様の婚約者になるのはこの私よ。



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