64 / 89
聖アサド学園中等部に入学⑤(メリッサ)
しおりを挟む
私は、〈メリッサ・ベーゼ〉。
私の生まれた家は、なかなか女の子が生まれない家のようで、私が生まれた時は待望の女の子誕生に、家族・親族一同が喜びに包まれたみたい。
私の家〈ベーゼ〉家は、アサドニアにおいて古くから王家に仕える家で侯爵の位に位置する。
優秀な者は、国の中枢に関わる要職に就いたりしているので、それなりに裕福でアサドニアでは一目置かれる家でもある。(ベーゼ家は、なぜか優秀な者とそうではない者が生まれる家で、‘善’の時と‘悪’の時があり、基本は優秀な者がさっさと悪を排除してしまい自分の領内で解決してしまう。その為、王家を悩ませる家ではあるものの、取り潰しにはなっていないのだ。)
私は待望の女の子ということで、特にお祖父様がだけど、欲しいものは与えてくれて、願いはなんでも叶えてくれた。
お父様達は周りが私を甘やかすからって、私には厳しくて、実はあんまり好きじゃない。
でも、私に厳しいお父様達をお祖父様が叱ってくれるから、''いい気味''って思っちゃったりするのよね。
だって、私は、貴族としての教育は真面目に受けてるもの。お兄様達と同じように、ちゃんと聖アサド学園にも合格しているでしょ。
しっかりとお父様達の血を受け継いでいるから、努力をしなくても元々が優秀なのよ。
私はお姫様なの。
お祖父様がいつも言ってくれてるわ。
「お前は王子様のお嫁さんになるんだよ。」って。
実はね、この国の王子様と私は同級生なの。
聖アサド学園初等部では、全く同じクラスにはなれなかったけど、私はルーカス様の婚約者候補の一人なのよ。
私のライバルは、公爵家のアリシア様。
アリシア様のお父様が宰相だからって、お城にちょくちょく着いて行っているみたいで、ルーカス様のそばにくっついているずるい方なの。
聖アサドの初等部でも、二人が一緒にいる場面をよく見かけたわ。
ルーカス様も本当は嫌なのに、アリシア様のお父様が宰相だからきつく言えないのだわ。
それに、二人が一緒にいることが多いからって、アリシア様がルーカス様の婚約者だなんて噂もあるのよ。
ほんと、腹立つわ。
噂を真に受ける方々もいて、「お二人はお似合いですわ。」なんて言う子もいるのよ。
中等部では、そんな噂は消しやってやるんだから。
そんな中の中等部の入学式。
いざ学園に着いたら、ルーカス様の隣にはアリシア様ではない、別の女の子がいたの。
ルーカス様にエスコートされて、さも大事そうに扱われている女の子。
誰よ!あの女は...。
だから、礼節も忘れちゃって、思わずルーカス様に声をかけちゃったの。
そしたら、アリシア様が割り込んできて...、私が恥をかいただけになったわ。
後で知ったことによれば、あの女はベスティニアから来た留学生。《白毛》なんですって。
私からしたら、だから何?って感じなんだけど、どうやら獣人からしたら《白毛》は特別なんですって。
ズルいわ。《白毛》だからって、ルーカス様の隣の位置を手に入れるだなんて。
私は、絶対に負けないから。
私はお姫様だもの。ルーカス様の婚約者になるのはこの私よ。
私の生まれた家は、なかなか女の子が生まれない家のようで、私が生まれた時は待望の女の子誕生に、家族・親族一同が喜びに包まれたみたい。
私の家〈ベーゼ〉家は、アサドニアにおいて古くから王家に仕える家で侯爵の位に位置する。
優秀な者は、国の中枢に関わる要職に就いたりしているので、それなりに裕福でアサドニアでは一目置かれる家でもある。(ベーゼ家は、なぜか優秀な者とそうではない者が生まれる家で、‘善’の時と‘悪’の時があり、基本は優秀な者がさっさと悪を排除してしまい自分の領内で解決してしまう。その為、王家を悩ませる家ではあるものの、取り潰しにはなっていないのだ。)
私は待望の女の子ということで、特にお祖父様がだけど、欲しいものは与えてくれて、願いはなんでも叶えてくれた。
お父様達は周りが私を甘やかすからって、私には厳しくて、実はあんまり好きじゃない。
でも、私に厳しいお父様達をお祖父様が叱ってくれるから、''いい気味''って思っちゃったりするのよね。
だって、私は、貴族としての教育は真面目に受けてるもの。お兄様達と同じように、ちゃんと聖アサド学園にも合格しているでしょ。
しっかりとお父様達の血を受け継いでいるから、努力をしなくても元々が優秀なのよ。
私はお姫様なの。
お祖父様がいつも言ってくれてるわ。
「お前は王子様のお嫁さんになるんだよ。」って。
実はね、この国の王子様と私は同級生なの。
聖アサド学園初等部では、全く同じクラスにはなれなかったけど、私はルーカス様の婚約者候補の一人なのよ。
私のライバルは、公爵家のアリシア様。
アリシア様のお父様が宰相だからって、お城にちょくちょく着いて行っているみたいで、ルーカス様のそばにくっついているずるい方なの。
聖アサドの初等部でも、二人が一緒にいる場面をよく見かけたわ。
ルーカス様も本当は嫌なのに、アリシア様のお父様が宰相だからきつく言えないのだわ。
それに、二人が一緒にいることが多いからって、アリシア様がルーカス様の婚約者だなんて噂もあるのよ。
ほんと、腹立つわ。
噂を真に受ける方々もいて、「お二人はお似合いですわ。」なんて言う子もいるのよ。
中等部では、そんな噂は消しやってやるんだから。
そんな中の中等部の入学式。
いざ学園に着いたら、ルーカス様の隣にはアリシア様ではない、別の女の子がいたの。
ルーカス様にエスコートされて、さも大事そうに扱われている女の子。
誰よ!あの女は...。
だから、礼節も忘れちゃって、思わずルーカス様に声をかけちゃったの。
そしたら、アリシア様が割り込んできて...、私が恥をかいただけになったわ。
後で知ったことによれば、あの女はベスティニアから来た留学生。《白毛》なんですって。
私からしたら、だから何?って感じなんだけど、どうやら獣人からしたら《白毛》は特別なんですって。
ズルいわ。《白毛》だからって、ルーカス様の隣の位置を手に入れるだなんて。
私は、絶対に負けないから。
私はお姫様だもの。ルーカス様の婚約者になるのはこの私よ。
11
あなたにおすすめの小説
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
妹が公爵夫人になりたいようなので、譲ることにします。
夢草 蝶
恋愛
シスターナが帰宅すると、婚約者と妹のキスシーンに遭遇した。
どうやら、妹はシスターナが公爵夫人になることが気に入らないらしい。
すると、シスターナは快く妹に婚約者の座を譲ると言って──
本編とおまけの二話構成の予定です。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi(がっち)
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
拝啓 お顔もお名前も存じ上げない婚約者様
オケラ
恋愛
15歳のユアは上流貴族のお嬢様。自然とたわむれるのが大好きな女の子で、毎日山で植物を愛でている。しかし、こうして自由に過ごせるのもあと半年だけ。16歳になると正式に結婚することが決まっている。彼女には生まれた時から婚約者がいるが、まだ一度も会ったことがない。名前も知らないのは幼き日の彼女のわがままが原因で……。半年後に結婚を控える中、彼女は山の中でとある殿方と出会い……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる