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アリス
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俺はエロイーズを抱きしめキスをすると、身体中が熱くなり欲しくなっていた。
気づけば、彼女の部屋で朝まで抱きっはなしだった。
制服の中のエロイーズの全裸姿が綺麗で俺は貪るように何度も中で果てた。
婚約破棄をするつもりで来たのに、今はエロイーズ無しではいられない。
アリスには悪いが、俺はエロイーズと結婚したい。
エロイーズの処女まで奪い、責任も取りたい。
というか、それを口実に婚約を続行したかった。
なのに、帝国会議で決まったことだからと、貴族議員共は俺の意見を聞きやしない。
異世界から来たアリスを娶ると、その国は必ず富と子孫繁栄をもたらすから、絶対に結婚しろ!世継ぎを産めの一点張りだ。
ふざけんなっ!
俺以外の誰でもいいはずだ。
俺は弟である、アルバートをアリスの婚約者として勧めた。
アルバートは今年で16だ。
成人もしているし、王族なんだからいいだろう。
俺は帝国会議室で主張すると、周りはため息をついて呆れていた。
「殿下、エロイーズ様を側室か愛人はいかがですか? アルバート様は6歳でしたっけ?」
「違うっ、16だっ」
コイツら、王族を敬ってないな。
「アリス様はアルファード様をお慕いしてるみたいですよ。あまり、聖女様を怒らせないで下さいませ」
「ですね。アリス様は毎日、神殿でお祈りされてます。見目麗しく、エロイーズ様よりもお綺麗です」
「そうは思わない。悪いが、エロイーズを妻にしたい。アリスは弟に任せる」
「あの高飛車で高慢ちきなエロイーズ様を殿下も嫌っていたではありませんか?」
「確かに、以前はそうだった。だが、今は違う。毎日、キツイ王妃教育に鬱憤がたまり、俺に嫌われるように、そう振る舞っていただけだ!」
「あと、厚化粧でケバくて、香水臭いと嫌がってませんでしたか?」
「彼女の素顔を見たらわかるが、アリスなんぞ足元にも及ばん」
俺が頑としてエロイーズ一択の姿勢を貫いた。
今、エロイーズを側室か愛人にすると後悔する。
絶対に引けない。
「はぁあ、参りましたね。では、エロイーズ様の婚約破棄を一旦、保留しましょう。あと、アリス様を説得してください。エロイーズ様との結婚はそれからです」
「わかった」
俺は会議室から出ると、アリスがいる宮殿へと向かった。
以前は、アリスに会うのが楽しみで仕方なかったのに、今は足取りが重い。
エロイーズに早く会いたかった。
一緒に食事をとり、何気ない会話が楽しかった。
会話は主に学校生活の話だったが、屈託なく笑うエロイーズが愛おしい。
俺はすっかりエロイーズに溺れていた。
彼女になら恋に惑わされてもいい。
俺はアリスに罵倒される覚悟で神殿の中に入った。
白い城のような造りのてっぺんにアリスは住んでいる。
俺は、城の客間で待っていた。
大理石の床に壁は聖書になぞられたタペストリーが飾られている。
庭は色取り取りの花が植えられ、真ん中には噴水がある。
ガゼボがあり、アリスとよく紅茶を飲んでは異世界の話をしたものだ。
アリスを他国に取られたくない一心で湯水のごとく金を費やした。
今思えば、金をかけ過ぎた。
そのせいで神殿が王宮よりも豪華になり、アリスはきらびやかなドレスばかり着ている。
ドレスだけじゃない。
彼女が欲しがれば、宝石を片っ端から貢いだ。
アリスにまとわりつく聖職者達が「アリス様のためです」と呪いの呪文のように呟いていた。
エロイーズには婚約指輪しか渡してないことを今更ながらに気づく。
エロイーズはいつだって俺を敬い、決して甘えてこなかった。
弱音を吐いたこともなく、いつも真摯に王妃教育に真面目だ。
マナーも完璧で他国の言葉を話せる。
アリスのように宝石やドレスで身を固めず、知性と教養、振る舞いで気品溢れていた。
なぜ、彼女を嫌っていたのだろう。
もっと早くにエロイーズの良さに気づくべきだった。
今ならまだ間に合う。
「アルファード様ぁ、お久しぶりですぅ。なんでもっと神殿に来てくださらないんですかぁ?」
前なら可愛く見えた、あざとさが、今はうっとおしく感じる。
間延びした言い方がアホっぽく聞こえる。
なぜ、俺はこんな奴に現を抜かしていたんだ?
「アリス、悪いが俺と婚約破棄してくれ。弟のアルバートと婚約して欲しい」
俺はアリスに冷たく言い放つ。
「えーっ! な、何でですかぁ? 私はアルファード様と結婚して王女様になるんでしょ?」
王女じゃなく、王妃だ。
「済まないが、エロイーズと結婚する」
「そんなぁ。酷いっ! 私、アルファード様と結婚したいんですっ!」
アリスが地団駄を踏み、泣きながら金切り声を上げた。
頭痛い。
俺は頭を抱えた。
気づけば、彼女の部屋で朝まで抱きっはなしだった。
制服の中のエロイーズの全裸姿が綺麗で俺は貪るように何度も中で果てた。
婚約破棄をするつもりで来たのに、今はエロイーズ無しではいられない。
アリスには悪いが、俺はエロイーズと結婚したい。
エロイーズの処女まで奪い、責任も取りたい。
というか、それを口実に婚約を続行したかった。
なのに、帝国会議で決まったことだからと、貴族議員共は俺の意見を聞きやしない。
異世界から来たアリスを娶ると、その国は必ず富と子孫繁栄をもたらすから、絶対に結婚しろ!世継ぎを産めの一点張りだ。
ふざけんなっ!
俺以外の誰でもいいはずだ。
俺は弟である、アルバートをアリスの婚約者として勧めた。
アルバートは今年で16だ。
成人もしているし、王族なんだからいいだろう。
俺は帝国会議室で主張すると、周りはため息をついて呆れていた。
「殿下、エロイーズ様を側室か愛人はいかがですか? アルバート様は6歳でしたっけ?」
「違うっ、16だっ」
コイツら、王族を敬ってないな。
「アリス様はアルファード様をお慕いしてるみたいですよ。あまり、聖女様を怒らせないで下さいませ」
「ですね。アリス様は毎日、神殿でお祈りされてます。見目麗しく、エロイーズ様よりもお綺麗です」
「そうは思わない。悪いが、エロイーズを妻にしたい。アリスは弟に任せる」
「あの高飛車で高慢ちきなエロイーズ様を殿下も嫌っていたではありませんか?」
「確かに、以前はそうだった。だが、今は違う。毎日、キツイ王妃教育に鬱憤がたまり、俺に嫌われるように、そう振る舞っていただけだ!」
「あと、厚化粧でケバくて、香水臭いと嫌がってませんでしたか?」
「彼女の素顔を見たらわかるが、アリスなんぞ足元にも及ばん」
俺が頑としてエロイーズ一択の姿勢を貫いた。
今、エロイーズを側室か愛人にすると後悔する。
絶対に引けない。
「はぁあ、参りましたね。では、エロイーズ様の婚約破棄を一旦、保留しましょう。あと、アリス様を説得してください。エロイーズ様との結婚はそれからです」
「わかった」
俺は会議室から出ると、アリスがいる宮殿へと向かった。
以前は、アリスに会うのが楽しみで仕方なかったのに、今は足取りが重い。
エロイーズに早く会いたかった。
一緒に食事をとり、何気ない会話が楽しかった。
会話は主に学校生活の話だったが、屈託なく笑うエロイーズが愛おしい。
俺はすっかりエロイーズに溺れていた。
彼女になら恋に惑わされてもいい。
俺はアリスに罵倒される覚悟で神殿の中に入った。
白い城のような造りのてっぺんにアリスは住んでいる。
俺は、城の客間で待っていた。
大理石の床に壁は聖書になぞられたタペストリーが飾られている。
庭は色取り取りの花が植えられ、真ん中には噴水がある。
ガゼボがあり、アリスとよく紅茶を飲んでは異世界の話をしたものだ。
アリスを他国に取られたくない一心で湯水のごとく金を費やした。
今思えば、金をかけ過ぎた。
そのせいで神殿が王宮よりも豪華になり、アリスはきらびやかなドレスばかり着ている。
ドレスだけじゃない。
彼女が欲しがれば、宝石を片っ端から貢いだ。
アリスにまとわりつく聖職者達が「アリス様のためです」と呪いの呪文のように呟いていた。
エロイーズには婚約指輪しか渡してないことを今更ながらに気づく。
エロイーズはいつだって俺を敬い、決して甘えてこなかった。
弱音を吐いたこともなく、いつも真摯に王妃教育に真面目だ。
マナーも完璧で他国の言葉を話せる。
アリスのように宝石やドレスで身を固めず、知性と教養、振る舞いで気品溢れていた。
なぜ、彼女を嫌っていたのだろう。
もっと早くにエロイーズの良さに気づくべきだった。
今ならまだ間に合う。
「アルファード様ぁ、お久しぶりですぅ。なんでもっと神殿に来てくださらないんですかぁ?」
前なら可愛く見えた、あざとさが、今はうっとおしく感じる。
間延びした言い方がアホっぽく聞こえる。
なぜ、俺はこんな奴に現を抜かしていたんだ?
「アリス、悪いが俺と婚約破棄してくれ。弟のアルバートと婚約して欲しい」
俺はアリスに冷たく言い放つ。
「えーっ! な、何でですかぁ? 私はアルファード様と結婚して王女様になるんでしょ?」
王女じゃなく、王妃だ。
「済まないが、エロイーズと結婚する」
「そんなぁ。酷いっ! 私、アルファード様と結婚したいんですっ!」
アリスが地団駄を踏み、泣きながら金切り声を上げた。
頭痛い。
俺は頭を抱えた。
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