スケルトン将軍は困惑する

チョロケロ

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第二話 変態冒険者に懐かれた

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「ハァッ……! ハァッ……!」

 変態冒険者は舌を突き出し、無茶苦茶に私の尻を犯した。変態冒険者が激しく腰を振るたびに、肌がぶつかり合う卑猥な音が響く。
 変態冒険者と性行為をしてからどれくらいになるのだろう? 数分にも感じるし、数時間にも感じる。とにかく変態冒険者は欲望のままに私を犯し、溢れるほどの精液を私の中に注いでいた。

 コイツ、よく飽きないなぁとあくびを噛み殺していたら、変態冒険者が私の足を両肩に担いだ。
 それから一度性器を抜き、勢いよく私の中に突き刺した。

「あぁ……。なんて名器なんだ……! 何回でも出せる……」

 そう言って力強い律動を再開した。
 凄いなコイツは。エロトラップの霧の効力はもう切れてるはずなのだがな……。
 きっと、よほど溜まっていたのだろうな……。
 私は変態冒険者の溢れんばかりの精力に感心していた。
 
 退屈なのでなんとなくと周りを見渡すと、部下たちが泣きそうな表情でこちらを見ていた。
 なかには見ていられない! と必死に目をつぶっている者もいる。
 ふむ……。純粋ほわわんなモンスターたちには、ちょっと刺激が強いようだ。
 そろそろ終わりにすべきだな。
 そう判断をした私は、必死に腰を振る変態冒険者を冷めた表情で見上げた。

「変態冒険者よ。そろそろ終わりにしてくれないか? 私も忙しいのだ」
「……」

 欲にまみれ酔っ払ったような目をしていた変態冒険者は、私の言葉に傷付いたような表情を見せた。

「でも、まだアンタをイカせていない。これじゃあ俺だけ得してる。どうせなら、アンタもイッてほしい」
「その気持ちは有難いが、こんなレイプまがいのセックスではイケんよ。私をイカせたいのなら、もっとテクニックを磨け」 

 変態冒険者は腰を振るのをやめ、ポカーンと私を見つめた。

「テクニックなんて知らない……。俺はいつも無茶苦茶に動いてるだけだ。それでも女の子は失禁するぐらい喜んでくれる」
 
 確かにこんなに凶悪な性器を持っていれば、テクニックなど駆使せずとも、女をメロメロにすることが可能だろう。だが、あいにく私には通用せん。
 私は長く生きている分、セックスには自信があるのだ。数多くの老若男女と身体を交えた私は、こんな粗暴なセックスでは満たされない。

「変態冒険者よ……。自分勝手なセックスでは、私を欲情させることは出来んぞ。さぁ、早く終わらせてくれ」

 変態冒険者は黙り込んだ。
 だが、少しすると顔を上げ、真剣な眼差しで私を見つめた。

「分かった……。だけど最後にもう一回だけ抱いていいか? 最後は自分勝手に動かないからさ」
「ふむ……。まぁ、いいぞ。好きにしろ」

 どうせ気持ち良くないし。
 などと思っていたら、変態冒険者の顔が近付いてきた。何をするのかと思ったら、キスだった。
 変態冒険者は私の口内に舌を滑り込ませ、ぴちゃぴちゃと舐め回したのだ
 ほぉ……。なかなか上手いではないか。
 私の性器が少しだけ反応した。すると、それに気付いた変態冒険者の手が、そっと私の性器を握りしめた。
 優しく労わるように扱かれる。すぐに先走りが溢れてきて、変態冒険者の手を濡らす。
 ほぉほぉ。やれば出来るではないか。
 私は変態冒険者の唇から口を離し、ニッコリ微笑んだ。

「良い子だ。そうだ、セックスするときは相手を喜ばすことも大切なのだ」
「そうだよな……。うん。分かった」
「よし。聞き分けのよいお前にご褒美だ。尻を締めてやるから思いっきり射精しろ」

 そう言って私はキュウキュウ尻の穴を締め付けた。
 そうすることで、変態冒険者の性器の形がハッキリ分かる。ううむ……。本当、良いものを持っているな。
 どれ。たまには私も達してみるか。
 私は快感に身を任せ、自分の心を解放した。
 変態冒険者の射精にタイミングを合わせ、ピュッと射精する。

 すると、変態冒険者がギュッと抱き締めてきた。
 荒い息を吐きながら嬉しそうな声をあげる。

「やった……。やっとイッてくれた。俺、頑張ったよ」

 レイプした癖になにを甘えた声を出している。
 呆れた気持ちになったが、ほんの少しだけ可愛いと思ってしまった。
 私はよしよしと頭を撫でてやる。

「満点とは言えぬが、まぁまぁのセックスだったぞ。その調子で精進しろ」
「うん!」

 それから変態冒険者は私の尻から性器を引き抜いた。
 表情は憑き物が落ちたようにスッキリしている。そりゃあ、あれだけ中出しすればスッキリもするだろう。

 私は変態冒険者に手を引かれて立ち上がった。
 尻からトロリと精液が流れて気持ち悪かったが、まぁ、あとで風呂に入ればよいか。

「さて変態冒険者よ。約束通りダンジョンから出て行ってもらおう」
「分かってるよ。でも、これだけは言っておきたい」
「?」

 私が不思議そうに首を傾けると、変態冒険者は片膝をついてひざまずいた。

「アンタに惚れた! 俺と結婚してくれ! 無理矢理セックスした責任も取りたい!」
「!?」

 ば、馬鹿だコイツ……。
 なぜこの流れで求婚するのだ!? 普通は無茶苦茶やってすみませんでした、と謝罪するものだろう!?
 答えは考えずとも出ているので、私は間髪入れずに返答した。

「断る」
「え!? なんでぇ!?」

 なんでじゃない! この馬鹿者!
 一度セックスしたぐらいで浮かれおって。これだから人間は嫌なのだ。
 私は邪魔者を追い払うように、シッシと手を振った。

「とにかく帰れ。お前がいたら仕事にならん」

 私の言葉に、周りの部下たちも同調した。

「そうだ! 帰れ帰れー! この、変態野郎!」
「よくもスケルトン将軍をけがしたな!? 我等、絶対に許さんからな!?」
「この変質者! 死ね!」

 部下たちの罵詈雑言を聞いても、変態冒険者はどこ吹く風だ。それどころかニッコリ微笑み、私の手をギュッと握ってきた。

「アンタ、スケルトン将軍って言うんだな! 俺はイーザスって言うんだ! これから宜しくな、スケルトン将軍!」

 コイツ、空気が読めない馬鹿なのだな。
 と、言うか私の名前を知られてしまった。こんな変態に知られたくなかった……。

「変態冒険者。とにかく帰るのだ……」
「名前呼んでくれたら帰る」
「……」

 面倒くさい奴だなぁ。
 私は心の底から呆れた。だが、一刻も早くコイツと離れたかったので、嫌々名前を呼んでやった。

「イーザス。帰れ」

 途端にイーザスの表情がパッと明るくなった。

「分かった! 帰る!」

 そう言って私から手を離すと、バイバーイと手を振りながら、ダンジョンを脱出する呪文を唱えたのだった。
 
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