神の宿り木~旅の途中~ルーク~ …旅の終わりの始まり…⦅完結⦆

ゆう

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滅び行く大地

川の終着点

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 リーン達は、滝の後ろに有る洞窟にマーキングをして、いつでも『移動』の魔法でココに来れるようにすると、再び移動し始めた。
 リーンの記憶では、泉から流れてる川の流れにそって、少し戻ると、滝を作っている壁と同じ岩肌が出ていて、そこに滝の上に登れる階段が作られていた。
 記憶を頼りに歩いていくと、岩肌があり、階段であっただろう、登れそうな細い道が作られていた。
 年月が経ち、岩肌は削られ、苔や草、蔦が道を隠している。
 ソコに階段が有るはず、と、言う確信が無ければ、見つからないくらい、自然の中に溶け込んでいた。
 足元に気付けながら登っていくと、迂回する形で、滝の上にたどり着いた
 そして、ソコからたま、川沿いに進んでいく。
 
 …記憶は曖昧で、ソコから先はわからない…。
 何か、印象に残るものが有ると、思い出すのかもしれない。
 『記憶の図書館』へむやみに行っても、答は見つからないはず…。
 ただ、ひたすらに進むしか無かった。


 再び進み初めて、五日目。
 今度こそ、本当に壁にぶち当たってしまった。
 山の岩肌から、染み出るように水が流れてきていて、地上から水の流れが消えてしまった。
 ココがこの流れの終点なのかもしれない。
 スーサーが岩肌に手を触れさせ、水の流れを追って行くと、この山に降った雨がゆっくりと集まり、小さな川の流れになって、ココへ集まっているようだ。
 この水の流れの近くの平地に、夜営の準備をして、この川の流れを中心に、横から流れ込んでいる小さな川の流れを、二チームに別れて追った。
 リーンはヒイロとダグラスと一緒に、水の流れを追って、険しい崖を登っていく。
 各自、魔法を使って登っていくから、難なく涌き出る水の終着点にたどり着く。
「やっぱりコノ岩肌の所に、水が集まっている」
「そうだな。だとしたら、ココは問題なしだ」
 ヒイロがそう言うと、リーンもダグラスも頷いた。
 この山に降った雨が地中を通り、ろ過されて、同じ地層に溜まり、湧水として、岩肌から流れ出ている。
 自然の循環作用が正常に動いている証拠だ。
「多分あっちも同じような場所にたどり着くだろうから、この川は終了だな」
「そうだね。マーキングだけして、少し戻ろう。…途中にあった分かれ道の、もう片方に行ってみよう」
 ヒイロもダグラスも頷き、夜営の準備をした終着点に戻り始めた。

 ここへたどり着く、一日前、川の流れが二つに別れていた。
 本流だと思える、こちら側に向かって歩いてきたが、もう片方も調べる必要がある。
 もし、同じ岩肌の地層にぶつかるのなら、この川の流れは本当に正常だ。
 と、すれば、戻りながら、見落としがないか確認しながら、元の山小屋『アルファ』に戻るしかない。
 …果てしない作業だ。
 けれど、どこかに、正常に機能していない場所が有るから、水源が減ってきているのだ。
 …この作業を基準に、新たに調査隊を作り、アレクが描いてくれた地図を埋めて行くしかない。
 今頃、山小屋『アルファ』には、追加で山小屋が作られているだろう。
 調査隊の寝泊まりする小屋と、『アルファ』を拠点に調べた詳細を、終結させる作業場。
 少数精鋭で、確実に調査する。
 …何年もかかるかもしれない。
 …まだ、始まったばかりなのだから…。
 
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