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新たなる命
魔女王の願い
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魔女王の城に入ると、広場ではなく、長い廊下の奥の客室に連れていかれた。
大きなフロアーにソファー、リビング、別室にベッドルーム、シャワールームなど、宿泊用の部屋だ。
そしてソフィアを待つ間に、軽食まで準備され、リーンとルークは小腹を満たした。
しばらくするとソフィアがやって来て、ゆったりとしたソファーに座り、リーンとルークと向き合う。
「あの手紙、どういう事だ?」
リーンが問うとソフィアは微笑んで言う。
「私の中に、リーンの子供がいるの。あの時に、宿ったみたい」
…やはりそうなのか…。
だが…。
「あれから十年以上たってる」
「忘れた?私の時間はゆっくり流れている。だから、育たない」
「…。」
そう、ソフィアの時間も私と一緒で、ゆっくりと流れているタイプの長寿だ。
「リーンも覚えが有るでしょう。回りの人は年をとっていくけど、自分はそのままの姿と言うことを。…今は時間が動いているみたいだけど…」
ソフィアはそう言って笑う。
「魔力の無い、今のリーンになら抵抗無く移せるわ」
「…どうして、私が産むことになる」
「貴方が双子ちゃんを産んだときから考えていたの。このままだと、この子は外に出れないし、この子を作っている半分の貴方の身体なら、馴染むと思うのよね…」
ソレくらいの時から、考えていたのか…。
「…。それで満月の宴に…」
ソフィアが言いたいことがなんとなくわかった。
私が一度、子供を産んでいる身体だからだ。
「そうよ。今は眠っているけど、一度出来た体内の母体を活性化させて、体内に移動させる。『魔女の宴』が一番魔力が強くなるし、何年もかけて組み合わせてきた魔法だから成功するわ」
体内から体内への移動…。
「…私が拒否すれば…」
「この子は…そうね、百年か二百年くらい、出てこれないかも…。ただ、それだけ体内にいて、大丈夫なのか、不安でもあるわ。だから、私の子供を産んで欲しい」
「…。」
時間の流れが遅いソフィアの体内で、子供が育つとは思えない。
もし、子供が普通の人族と同じ時間を持つ者だとしたら、きっと魔力に耐えれなくて、消滅してしまう可能性もある。
十年以上、ソフィアの体内にいて、今の状況ならば、早く外に出してあげた方が良いのは確実だ。
こう言った場合は、他の種族はどうしているんだ?
「ソレって、リーンの子供でも有るんだよな…」
今まで黙っていたルークが聞いてくる。
「魔女はね、女性主力なの。だから私が産めば、産まれてくる子供は、魔女ソフィアの子供になるのよ」
そう、魔女にとっては父親より、母親が主力になる。
父親が誰だと言うのは、軽視される…。
「…ちょっと考えさせて…。頭が追い付かない…」
リーンは混乱していた。
ソフィアが自分の子供を宿していたのはわかった。
だが、私が産む…?
今の魔力の無い状態だから、私が産める…?
…ちょっと情報を整頓させてくれ…。
「いいわ。宴は夜だもの。月が昇るまでに考えてみて」
ソフィアはそう言って部屋を出ていく。
「…どうしようルーク」
頭が混乱している。
するとルークがリーンの身体を引き寄せ、口付けてきた。
「あの魔女王ソフィアとリーンの子供なんだよな…。美人になりそうだ」
ルークは楽観的にそう答える。
「ルーク!」
「いいんじゃないか。何百年も出てこれないのは…せっかく命が宿ったんだろ」
「…ルークは…いいの?」
…私とソフィアの子供…を私が産む…。
「何が?」
「…。」
リーンは何て言っていいか迷う。
「リーンの子供だろ。経緯はちょっと違うが、双子達に弟か妹を作ってあげたいとは、思ってたしな…」
この間も、そんな話をしていたところ…。
一度、産んだとはいえ、身体の構造が違うと思っていた。
…眠っているだけで…また、産むことが出来る…。
嬉しいのと恥ずかしいのとが入り交じり、リーンは真っ赤になった。
「その寛大さに呆れるよ」
懐の大きさと言うか、どんな事でもリーンをまるごと包んでくれる、強さと言うか…。
…私の番…。
「まだ、月は昇ってないが、宿したらしばらく無理できないだろ」
ルークはそう言ってリーンを抱き上げ、ベッドルームに向かう。
「…ルーク」
「ヤリ貯めしようぜ」
ルークは楽しそうにそう言って、リーンをベッドに座らせると服を脱ぎ始めた。
大きなフロアーにソファー、リビング、別室にベッドルーム、シャワールームなど、宿泊用の部屋だ。
そしてソフィアを待つ間に、軽食まで準備され、リーンとルークは小腹を満たした。
しばらくするとソフィアがやって来て、ゆったりとしたソファーに座り、リーンとルークと向き合う。
「あの手紙、どういう事だ?」
リーンが問うとソフィアは微笑んで言う。
「私の中に、リーンの子供がいるの。あの時に、宿ったみたい」
…やはりそうなのか…。
だが…。
「あれから十年以上たってる」
「忘れた?私の時間はゆっくり流れている。だから、育たない」
「…。」
そう、ソフィアの時間も私と一緒で、ゆっくりと流れているタイプの長寿だ。
「リーンも覚えが有るでしょう。回りの人は年をとっていくけど、自分はそのままの姿と言うことを。…今は時間が動いているみたいだけど…」
ソフィアはそう言って笑う。
「魔力の無い、今のリーンになら抵抗無く移せるわ」
「…どうして、私が産むことになる」
「貴方が双子ちゃんを産んだときから考えていたの。このままだと、この子は外に出れないし、この子を作っている半分の貴方の身体なら、馴染むと思うのよね…」
ソレくらいの時から、考えていたのか…。
「…。それで満月の宴に…」
ソフィアが言いたいことがなんとなくわかった。
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「そうよ。今は眠っているけど、一度出来た体内の母体を活性化させて、体内に移動させる。『魔女の宴』が一番魔力が強くなるし、何年もかけて組み合わせてきた魔法だから成功するわ」
体内から体内への移動…。
「…私が拒否すれば…」
「この子は…そうね、百年か二百年くらい、出てこれないかも…。ただ、それだけ体内にいて、大丈夫なのか、不安でもあるわ。だから、私の子供を産んで欲しい」
「…。」
時間の流れが遅いソフィアの体内で、子供が育つとは思えない。
もし、子供が普通の人族と同じ時間を持つ者だとしたら、きっと魔力に耐えれなくて、消滅してしまう可能性もある。
十年以上、ソフィアの体内にいて、今の状況ならば、早く外に出してあげた方が良いのは確実だ。
こう言った場合は、他の種族はどうしているんだ?
「ソレって、リーンの子供でも有るんだよな…」
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「魔女はね、女性主力なの。だから私が産めば、産まれてくる子供は、魔女ソフィアの子供になるのよ」
そう、魔女にとっては父親より、母親が主力になる。
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「…ちょっと考えさせて…。頭が追い付かない…」
リーンは混乱していた。
ソフィアが自分の子供を宿していたのはわかった。
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…ちょっと情報を整頓させてくれ…。
「いいわ。宴は夜だもの。月が昇るまでに考えてみて」
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頭が混乱している。
するとルークがリーンの身体を引き寄せ、口付けてきた。
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「いいんじゃないか。何百年も出てこれないのは…せっかく命が宿ったんだろ」
「…ルークは…いいの?」
…私とソフィアの子供…を私が産む…。
「何が?」
「…。」
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