神の宿り木~旅の途中~ルーク~ …旅の終わりの始まり…⦅完結⦆

ゆう

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森の聖域 1

ルナと三つ子

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 三つ子を連れて先に帰ったルナは、何で遊ぶか考え、昔、ジーンとユーリと一緒に遊んだ積み木詰みをすることにした。
 部屋の奥にしまってある箱を取り出し、テーブルの上にいろんな形の積み木を広げる。
「これなあに?」
 ミーナが興味深々に聞いてきた。
「積み木よ。崩さずに、高く乗せていく遊びなの」
 ルナはこうするのよと、説明にテーブルの上に積み木を積んでいくと、ミーナとニーナは興味を持って積み出した。
 キースは興味がなさそうに、ボーッと見ているだけ。
「…キースは積まないの?」
「…めんどくさい…」
 ルナは顔をしかめた。
 するとミーナがこっそりとルナに耳打ちする。
「…キースはね、めんどくさがり。お家では、歩くのも、めんどうでフワフワ、いどうするんだよ」
 …それって、ヤバくない…。
 ルナは冷や汗をかいた。
 今は、お屋敷にいるから良いが、学校に通い出したら、そんなことを言ってられない…。
 フワフワ浮くのなら、風を扱うのが得意で、何でも小さな魔力を使うと言うこと…。
「…キースは手を使って、積むのが面倒なの?」
「うん」
 そうか、だったら…。
「…だったら、風を使うのが得意なんでしょ。そっと風を使って積んでいったら?手を使わないわよ」
「…。」
 魔力の微調整は難しい。
 それも積み木を持ち上げて、運ぶだけの小さな魔力を使うとなると、手を使って運んだ方が早いが、キースはそれがめんどうだと言う…。
 だったら、やってもらおう…。
「そこまで得意ではないの?」
 ルナがちょっと意地悪く言うと、キースは黙った。
「…。」
 そしてキースはしばらく考えて風を起こした。
「ちょっと強すぎ!私のを倒さないで!」
 積み木が揺れて倒れそうになるのを見て、ミーナがキースに怒鳴る。
 …キースが、のってきた。
 ルナは内心、クスっと笑った。
「キースはこっちで積もうか」
 頑張って積んでいるミーナとニーナの邪魔をしてはいけない。
 ルナは補助用の小さいテーブルを出してきて、キースの横に置く。
「手を使わないで、積み木を運んで積んでね」
 ルナはニコニコと笑って、キースに言った。
 手で運んだ方が早いが、あえてそう言った。
 余計なお世話かも知れないけれど、やっぱり手で運んだ方が早いことを知ってもらうために…。
 キースは真剣な眼差しで、テーブルの積み木を浮き上がらせ、フラフラと積み木を浮遊させて小さいテーブルに運んで行く。
 三つ積むと、風で倒してしまい、ムッと顔をしかめている。
 やる気になれば、根性はあるみたいね…。
 でも…手を使いそうにないな…。
 ミーナとニーナはコツコツと自分の身長くらいにまで積んで、真剣に次の積み木を乗せようと奮闘している。
 やっぱりこれは面白いよね。
 集中力がつくし、たまに倒れて悔しそうな顔をするのも、また可愛いし…。
 ルナも一緒に積み木を積み出した。




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