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森の聖域 2
クルーラ 2
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クルーラの村の入り口とは反対側の、小屋の扉から外に出ると、曲がりくねった一本道の両サイドに、大きな家が木を挟んで密集して並んでいる。
そして村の外から家が見えないように、木々が立ち並び、結界の役割を果たし、一つの村を作っている。
この村の家は奥に長く、誰でも入れるのが一つ目の部屋。
入り口で登録したのが、一つ目の部屋に入るカギなのだ。
目に見える範囲では、本当に小さな村にしかし見えないが、実際は空間を使ったり、地下に実験場を作ったりしているので、かなり広いし、貯蔵庫もいろんなモノで充実している。
彼らのほとんどは、作ることに情熱を燃やし、認められれば満足して、また新しいものに取りかかるので、試作品やら完成など、各家に無造作に並んでいる。
その中から、他の地域で役立ちそうなモノを探して、交渉するのがヒイロ達一族の役目でもあった。
リーンは見知った道をテクテクと歩いて奥へと進んでいく。
そうだ、ルークにクルーラの決まりと言うか、ルールを話しおかなくてはいけない。
そう思って振り向くと、ヒイロがルークに話しかけて説明しているみたいだ。
ヒイロの説明の方が分かるだろう。
リーンは再び前を向いて、村長の家に向かって歩き出した。
クルーラの家の一つ目の部屋には、カギを持っているので誰でも扉を開けて入ることが出来る。
一つ目の部屋には、その家主が作った商品が無造作に置かれていて…物置になっていると、言った方が良いか…そこから、興味の有ったものを選んで購入することが出来る。
ただ、一つ目の部屋に誰も居ないことの方が多いので、その家族を探したり、手紙を置いて置いて、後日購入する。
どうしても直ぐ欲しい場合は、村の入り口の小屋のチトセに言って、前金を払い、後日残金を払う事も出来るが、価格が付いていないので、時には高額な請求をされる場合も有る。
なので、直ぐには手に入らない事がほとんどだ。
時間の概念も無い者達ばかりなので、余裕をもって滞在しなくてはいけない。
それに気を付けないといけないのが、二つ目の作業部屋の時間の歪みが、一つ目の部屋まで来ていて、フラりと見て出てくるだけで、二日ぐらい経過してしまう事…。
あれは、怖かった…。
ヒイロが側にいれば、歪みに気が付くだろう…。
私としては、魔法薬を作っている家に寄っていきたい。
何か新しいものが出来ていないか気になるのだ。
…まあ、これから『森の聖域』で、しばらく眠りにつくから、必要は無いのだが…。
それよりも、眠って記憶を無くす方が不安だ。
…大切な家族の事を覚えていられるだろうか…。
ヒイロは、その為の魔法道具を村長に依頼したと言っていた。
長年、『森の聖域』に関わっている者だからこそ、出来る魔法道具なのだろう。
道の一番奥に有る、村長の家にたどり着くと、入り口でジーンくらいの少年が待っていた。
「ヒナキ」
「リーン。久しぶり」
そう言って微笑む少年はクルーラの村長のヒナキ。
魔女王ソフィアと同じ、長寿の一族で、身体が青年になる前に止まってしまったそうだ。
そして私の二つ前、『ピット』の事も知っている唯一の人であり、この村を作った人物でも有る。
「悪いなヒナキ」
ヒイロがそう言うと、ヒナキが微笑む。
「いいえ。役に立てて何より」
そう言って家の中へ、商品が並ぶ一つ目の部屋の奥へと案内された。
「注文の魔法道具は出来る。…だけど、何処まで対応できるのかわからない」
一つ目の部屋でテーブルを囲んで三人が座り、ヒナキが立ったまま言い出した。
「ああ、わかってる」
ヒイロがそう言うと、ヒナキは二つ目の部屋へ向かい、部屋の中から小さな木箱を一つ持ってきて、ヒイロに差し出した。
ヒイロはそれを受け取り、蓋を開けると、金色の耳飾りが二つ並んでいた。
そして村の外から家が見えないように、木々が立ち並び、結界の役割を果たし、一つの村を作っている。
この村の家は奥に長く、誰でも入れるのが一つ目の部屋。
入り口で登録したのが、一つ目の部屋に入るカギなのだ。
目に見える範囲では、本当に小さな村にしかし見えないが、実際は空間を使ったり、地下に実験場を作ったりしているので、かなり広いし、貯蔵庫もいろんなモノで充実している。
彼らのほとんどは、作ることに情熱を燃やし、認められれば満足して、また新しいものに取りかかるので、試作品やら完成など、各家に無造作に並んでいる。
その中から、他の地域で役立ちそうなモノを探して、交渉するのがヒイロ達一族の役目でもあった。
リーンは見知った道をテクテクと歩いて奥へと進んでいく。
そうだ、ルークにクルーラの決まりと言うか、ルールを話しおかなくてはいけない。
そう思って振り向くと、ヒイロがルークに話しかけて説明しているみたいだ。
ヒイロの説明の方が分かるだろう。
リーンは再び前を向いて、村長の家に向かって歩き出した。
クルーラの家の一つ目の部屋には、カギを持っているので誰でも扉を開けて入ることが出来る。
一つ目の部屋には、その家主が作った商品が無造作に置かれていて…物置になっていると、言った方が良いか…そこから、興味の有ったものを選んで購入することが出来る。
ただ、一つ目の部屋に誰も居ないことの方が多いので、その家族を探したり、手紙を置いて置いて、後日購入する。
どうしても直ぐ欲しい場合は、村の入り口の小屋のチトセに言って、前金を払い、後日残金を払う事も出来るが、価格が付いていないので、時には高額な請求をされる場合も有る。
なので、直ぐには手に入らない事がほとんどだ。
時間の概念も無い者達ばかりなので、余裕をもって滞在しなくてはいけない。
それに気を付けないといけないのが、二つ目の作業部屋の時間の歪みが、一つ目の部屋まで来ていて、フラりと見て出てくるだけで、二日ぐらい経過してしまう事…。
あれは、怖かった…。
ヒイロが側にいれば、歪みに気が付くだろう…。
私としては、魔法薬を作っている家に寄っていきたい。
何か新しいものが出来ていないか気になるのだ。
…まあ、これから『森の聖域』で、しばらく眠りにつくから、必要は無いのだが…。
それよりも、眠って記憶を無くす方が不安だ。
…大切な家族の事を覚えていられるだろうか…。
ヒイロは、その為の魔法道具を村長に依頼したと言っていた。
長年、『森の聖域』に関わっている者だからこそ、出来る魔法道具なのだろう。
道の一番奥に有る、村長の家にたどり着くと、入り口でジーンくらいの少年が待っていた。
「ヒナキ」
「リーン。久しぶり」
そう言って微笑む少年はクルーラの村長のヒナキ。
魔女王ソフィアと同じ、長寿の一族で、身体が青年になる前に止まってしまったそうだ。
そして私の二つ前、『ピット』の事も知っている唯一の人であり、この村を作った人物でも有る。
「悪いなヒナキ」
ヒイロがそう言うと、ヒナキが微笑む。
「いいえ。役に立てて何より」
そう言って家の中へ、商品が並ぶ一つ目の部屋の奥へと案内された。
「注文の魔法道具は出来る。…だけど、何処まで対応できるのかわからない」
一つ目の部屋でテーブルを囲んで三人が座り、ヒナキが立ったまま言い出した。
「ああ、わかってる」
ヒイロがそう言うと、ヒナキは二つ目の部屋へ向かい、部屋の中から小さな木箱を一つ持ってきて、ヒイロに差し出した。
ヒイロはそれを受け取り、蓋を開けると、金色の耳飾りが二つ並んでいた。
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