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新たなる旅達
ユグの質問
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リーンが眠っている間、見守ることしか出来なかったルークは、戻ってきたリーンを確かめるように、身体に触れて、口付けて、繋がって…自分のもとに戻ってきたことを確認する。
これ程リーンに執着するとは思わず、ルークは内心驚いていた。
出会った頃は、いずれ離れていく人だと思っていた。
けれど側にいて、子供を産んで、絆が増えるたびに、手放せなくなっていた。
『森の聖域』に一緒に来たのも、俺の事を忘れてしまうのでは無いかと、不安にかられていたのもある。
リーンが魔力を取り戻す為に失くしたモノは、時間の経過を示す髪の毛だけだった。
ホッとして、二ヶ月ぶりに触れることもあって、思うがままにリーンを求めてしまった。
リーンはぐったりとベッドに沈んで眠っている。
無茶をした覚えがあるから、しばらくは眠らせておこう…そう思って、ルークはベッドに腰かけたまま、リーンの短くなった髪の毛を撫でていると、視線を感じ天井を見上げた。
「…ユグ…」
世界樹の木霊のユグが、木造の屋根から腕と頭をニュッと付き出して、こちらを見下ろしている。
…もしかして…見てたのか…?
ルークは苦笑いして声をかけた。
「降りておいで」
ルークがそう言うと、ユグの姿がスッと消えて、寝室の入り口から扉を開けて部屋の中に入ってきた。
偉いな…。
ちゃんと部屋の扉を開けて入ってきた。
…ヒナキに教育されているからか…。
「…見てたのか?」
「…番…だから…身体をくっ付けるの…?」
…ユグが大人な質問してきた。
…番…の意味が分かっているのだろうか?
「…番では無くても、俺はリーンと引っ付いていたい」
「…。」
ユグは考えるように首を傾げる。
…リーンが言っていた。
ユグは長い時間を生きているが、『名前』を与えられてなかった。
なので、中身も身体も幼いままなのだと…。
本来なら『宿り木』として、『森の聖域』を自由に動けるくらいの魔力を持っているのだと言っていた。
ヒナキによって『ユグ』と名前が付けられ、個性が確立し、急激に成長する可能性が有るとも…。
「…僕は…」
ユグは何か言いかけて、口を閉じた。
ずっと閉じ籠っていて、言葉にして伝えるほど会話していないから、何と言えば良いのか分からないのかも知れない…。
それに、こっちとしても、どんな風に説明したら良いのか迷うところだ。
「…どうしたら…引っ付いて…いれるの…?」
「…。」
何に対してだ…?
身体を繋げると言う意味か、側にいると言う意味か…。
…微妙な言い方だ。
「…僕は…番には…なれない…」
…誰に対して…言っているんだ…?
ルークはハッとした。
…ヒナキか?!
確か『長寿の実』を食べて、長い間、約束を守って会いに来てくれるヒナキの事を言っているのか…?!
世界樹の木霊と、長寿の人族…。
まさかと思うが『名前』をもらって、成長したのか…?
「…側に居たければ、居れば良い…。それ以上の関係を求めるなら、直接本人にどうしたら良いか『教えて』と言えば良いだろ…」
そこまで、こちらは面倒を見れないぞ。
「…僕だけを…見てくれる…?」
…執着しているのか…。
「本人に聞くんだな…」
相手の気持ちを考えると言うことを、理解できているだろうか…。
「…気持ち良く…なってくれる…?」
「…。」
俺達のを見て…リーンに姿を重ねて、興味を持ったのか…?
どこまで分かって、言っているのか知りたくはないが…。
ヒナキをヤルつもりだな…。
…年齢…年輪は経過していても、中身は子供だからな…。
「…子供のお前では、相手にされないだろう…」
隣に座って、本を読むくらいの距離で満足しているなら、問題はないのだが…。
どうヤるつもりかは、考えないでおこう…。
「…かといって、嫌がる事をすれば、二度と会いに来てくれないと思え」
それくらい念を押しておかないと、『名前』をもらって喜んでいるユグを止めれそうにない…。
…多分、ヒナキの事だろな…。
…ヒナキも身体が成長していないから、今の現状を端から見れば、児童が成人前の少年を…。
…考えるのは止めよう…。
「…とにかく側に居たい者に話してみろ。…相手がどう答えるか俺には分からないからな…」
ルークがそう言うと、ユグはしょんぼりとして、部屋を出ていった。
…何か、大変なことになってないか…?
ルークはため息を付くと、ベッドで眠るリーンの隣に潜り込み、そっとリーンを抱き寄せた。
…後でリーンにも、話しておこう…。
ルークはそう重いながら目を閉じた。
これ程リーンに執着するとは思わず、ルークは内心驚いていた。
出会った頃は、いずれ離れていく人だと思っていた。
けれど側にいて、子供を産んで、絆が増えるたびに、手放せなくなっていた。
『森の聖域』に一緒に来たのも、俺の事を忘れてしまうのでは無いかと、不安にかられていたのもある。
リーンが魔力を取り戻す為に失くしたモノは、時間の経過を示す髪の毛だけだった。
ホッとして、二ヶ月ぶりに触れることもあって、思うがままにリーンを求めてしまった。
リーンはぐったりとベッドに沈んで眠っている。
無茶をした覚えがあるから、しばらくは眠らせておこう…そう思って、ルークはベッドに腰かけたまま、リーンの短くなった髪の毛を撫でていると、視線を感じ天井を見上げた。
「…ユグ…」
世界樹の木霊のユグが、木造の屋根から腕と頭をニュッと付き出して、こちらを見下ろしている。
…もしかして…見てたのか…?
ルークは苦笑いして声をかけた。
「降りておいで」
ルークがそう言うと、ユグの姿がスッと消えて、寝室の入り口から扉を開けて部屋の中に入ってきた。
偉いな…。
ちゃんと部屋の扉を開けて入ってきた。
…ヒナキに教育されているからか…。
「…見てたのか?」
「…番…だから…身体をくっ付けるの…?」
…ユグが大人な質問してきた。
…番…の意味が分かっているのだろうか?
「…番では無くても、俺はリーンと引っ付いていたい」
「…。」
ユグは考えるように首を傾げる。
…リーンが言っていた。
ユグは長い時間を生きているが、『名前』を与えられてなかった。
なので、中身も身体も幼いままなのだと…。
本来なら『宿り木』として、『森の聖域』を自由に動けるくらいの魔力を持っているのだと言っていた。
ヒナキによって『ユグ』と名前が付けられ、個性が確立し、急激に成長する可能性が有るとも…。
「…僕は…」
ユグは何か言いかけて、口を閉じた。
ずっと閉じ籠っていて、言葉にして伝えるほど会話していないから、何と言えば良いのか分からないのかも知れない…。
それに、こっちとしても、どんな風に説明したら良いのか迷うところだ。
「…どうしたら…引っ付いて…いれるの…?」
「…。」
何に対してだ…?
身体を繋げると言う意味か、側にいると言う意味か…。
…微妙な言い方だ。
「…僕は…番には…なれない…」
…誰に対して…言っているんだ…?
ルークはハッとした。
…ヒナキか?!
確か『長寿の実』を食べて、長い間、約束を守って会いに来てくれるヒナキの事を言っているのか…?!
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「…側に居たければ、居れば良い…。それ以上の関係を求めるなら、直接本人にどうしたら良いか『教えて』と言えば良いだろ…」
そこまで、こちらは面倒を見れないぞ。
「…僕だけを…見てくれる…?」
…執着しているのか…。
「本人に聞くんだな…」
相手の気持ちを考えると言うことを、理解できているだろうか…。
「…気持ち良く…なってくれる…?」
「…。」
俺達のを見て…リーンに姿を重ねて、興味を持ったのか…?
どこまで分かって、言っているのか知りたくはないが…。
ヒナキをヤルつもりだな…。
…年齢…年輪は経過していても、中身は子供だからな…。
「…子供のお前では、相手にされないだろう…」
隣に座って、本を読むくらいの距離で満足しているなら、問題はないのだが…。
どうヤるつもりかは、考えないでおこう…。
「…かといって、嫌がる事をすれば、二度と会いに来てくれないと思え」
それくらい念を押しておかないと、『名前』をもらって喜んでいるユグを止めれそうにない…。
…多分、ヒナキの事だろな…。
…ヒナキも身体が成長していないから、今の現状を端から見れば、児童が成人前の少年を…。
…考えるのは止めよう…。
「…とにかく側に居たい者に話してみろ。…相手がどう答えるか俺には分からないからな…」
ルークがそう言うと、ユグはしょんぼりとして、部屋を出ていった。
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