21 / 24
〖教養の編〗
13.そもそも鉄球投げって陸上競技やんけ
しおりを挟む
「まあ言うまでもないが!自分のタイミングでこの鉄球を投げてもらう!!ちなみに女性の平均は12mだ!!」ヒョイッ
彼はそう言い、軽々しく鉄球を私に投げた。いや危ねぇな。
「おっも。これならそりゃそんな記録伸びないはずだよネ。」
「それは女性用だ!寧ろ軽いはずだぞ!!」ブンブン
「やめろ。危ない。」
「悪い!!」
「ちょっあの、もう投げてもいっすか」
うでしぬー
「あぁ!!いいぞ!!全力でぇ…!やるんだァ…!」
「マジであの人味があるんだよなぁ!?」ブンッ
(ほぼ)死に物狂いで投げた鉄球は綺麗な放物線を描く訳もなく、呆気なくぼとっと落ちた。
……うん。まぁそうなるよね。
【3.8m】
「ほーん意外といってないんね」
「気にするなぁ!!お前は!お前は全力だった…!!お前の本気…良かったぞ……!!」
あの人の如く熱くなりながら涙を流し、そして私の両肩を掴んでぐわんぐわんする。
「目回る目回るしぬしぬギブギブ」
ガックンガックン
【舌噛むぞ。】
「まっで、何書いてるかっ、わかんなっっぐえっ」
「……はぁ。やめろ。」
「おっと!すまない!!はっはっはっ!!!」
「どうしよう、刺したい。」
【気持ちは分かるが、辞めてやってくれ。】
「チッ…てか、また筆談に戻りましたね。」
【表情筋が疲れたからな。】
「なるほど納得かたつむり」
「さぁ!!!もう1回やろう!!!」
「いきなりダナァ~」
びっくりしすぎて逆に冷静だぁ~
「(まぁけど、重さに関しては少し慣れた?かな?うん、知らんわ。)」
「何時でも来い!!」
「おしゃ行くぞ~」
そぉれっ
今度は割とキレイめな放物線が描かれた。
ぼとっ
「お?結構いったんじゃね?」
「フミカぁ!!何メートルだ!?」
【14.3m】と見開きでデカデカと書かれてある。
いよっしゃい!
「おぉ……!!!すごいな!!平均越したぞ…!!よくやったなぁ…!俺はっ…俺は嬉しいぞ………!!!」だばー
効果音つきそう(多分もうついてる)なくらいの滝涙を流すこの脳筋さん。(失礼)平均越すだけでそんな泣く?
「えぇっと…とりあえずお疲れ様でした?」
彼はそう言い、軽々しく鉄球を私に投げた。いや危ねぇな。
「おっも。これならそりゃそんな記録伸びないはずだよネ。」
「それは女性用だ!寧ろ軽いはずだぞ!!」ブンブン
「やめろ。危ない。」
「悪い!!」
「ちょっあの、もう投げてもいっすか」
うでしぬー
「あぁ!!いいぞ!!全力でぇ…!やるんだァ…!」
「マジであの人味があるんだよなぁ!?」ブンッ
(ほぼ)死に物狂いで投げた鉄球は綺麗な放物線を描く訳もなく、呆気なくぼとっと落ちた。
……うん。まぁそうなるよね。
【3.8m】
「ほーん意外といってないんね」
「気にするなぁ!!お前は!お前は全力だった…!!お前の本気…良かったぞ……!!」
あの人の如く熱くなりながら涙を流し、そして私の両肩を掴んでぐわんぐわんする。
「目回る目回るしぬしぬギブギブ」
ガックンガックン
【舌噛むぞ。】
「まっで、何書いてるかっ、わかんなっっぐえっ」
「……はぁ。やめろ。」
「おっと!すまない!!はっはっはっ!!!」
「どうしよう、刺したい。」
【気持ちは分かるが、辞めてやってくれ。】
「チッ…てか、また筆談に戻りましたね。」
【表情筋が疲れたからな。】
「なるほど納得かたつむり」
「さぁ!!!もう1回やろう!!!」
「いきなりダナァ~」
びっくりしすぎて逆に冷静だぁ~
「(まぁけど、重さに関しては少し慣れた?かな?うん、知らんわ。)」
「何時でも来い!!」
「おしゃ行くぞ~」
そぉれっ
今度は割とキレイめな放物線が描かれた。
ぼとっ
「お?結構いったんじゃね?」
「フミカぁ!!何メートルだ!?」
【14.3m】と見開きでデカデカと書かれてある。
いよっしゃい!
「おぉ……!!!すごいな!!平均越したぞ…!!よくやったなぁ…!俺はっ…俺は嬉しいぞ………!!!」だばー
効果音つきそう(多分もうついてる)なくらいの滝涙を流すこの脳筋さん。(失礼)平均越すだけでそんな泣く?
「えぇっと…とりあえずお疲れ様でした?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
放課後の保健室
一条凛子
恋愛
はじめまして。
数ある中から、この保健室を見つけてくださって、本当にありがとうございます。
わたくし、ここの主(あるじ)であり、夜間専門のカウンセラー、**一条 凛子(いちじょう りんこ)**と申します。
ここは、昼間の喧騒から逃れてきた、頑張り屋の大人たちのためだけの秘密の聖域(サンクチュアリ)。
あなたが、ようやく重たい鎧を脱いで、ありのままの姿で羽を休めることができる——夜だけ開く、特別な保健室です。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる