異世界転生したのでのんびりスローライフを楽しみます!

レウ

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無垢の魔女

無垢の魔女編最終回……この物語自体はまだ続きますよね?……え?わからない!?

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黄泉の国……そこは亡者たちの巣食う法も届かない荒れた土地。

「とか、聞いてたのにこの楽園具合はなんですか?」

「いや、お母さん……」

私たちの目の前に広がっているのはさっきとは打って変わってとても私たちに親切そうな……そう、おじいちゃん達がいる……老人ホームのようなところだった。

「えっと……ここは何?安らぎ荘とかって名前なのかな?」

「お母さん違います!黄泉の国です!」

「黄泉なんて名前つけたらおじいちゃん達嫌がっちゃうよ?」

「いやぁ、そのですね?」

リルはなんだかとても申し訳なさそうに言った。

「お母さんはここに何しに来たか覚えてますか?」

「ん?」

「えっと……だから、お母さん……つまり貴方は何しに黄泉の国へ?」

「え?」

「Youは!何しに黄泉の国へ!!」

とても、色々な人に謝らなきゃいけない発言をさせちゃった気がするけど、私は私で目的を見失ってはいなかった。

「ベルちゃんの魂を探しに来たんだよね?」

「そうですよ!……はぁ、良かったです……忘れてなくて……」

「いやね、さっき実は見つけてたんだよね」

「え?」

「そしたら、すぐ『でしたら、先に入口付近で待たせていただきますね?』って言ってたから別に遊んでてもいいかなーってね?」

「……な、なんてご都合主義な……」

安心しろ娘よ……それが母の生き方なのだ。

ご都合主義万歳!

これからもよろしくね!

「はぁ……であればさっさと帰りましょうよ……天使ちゃんが肉体作って待っててくれてるはずです」

「そうだね……とりあえず早く帰って温かいご飯が食べたい」

「その前にきちんと王様に謝らなくては」

「わかってるよぉ……もう」

ほんとに分かっているのか?という顔で見てきたリルを苦笑いで返した私は黄泉の国に到達1ページ目にて現世へ帰ることとなった。



                               ♢♢♢


「ただいまぁー」

『おかえり、おっ?魂持ってきたようだね?』

「うん、復活できそう?」

『うん、こっちは順調だよ?あとは……ふむふむ……よし、出来た!』

天使ちゃんにしてはふざけずに会話できてるじゃないかと心の中で茶化しながら私はベルちゃんの胸に持ってきた魂を入れてあげた。

「……」

「成功……なの?」

『まぁ、あとは目を覚ましたらOKだね、大体1ヶ月ほどで目を覚ますからその時はご飯を沢山あげるように!』

「うん、分かったよ……あ、それより、王様……」

『あ、王様の件なら大丈夫!洗脳しといたから!』

「いや、大丈夫じゃないんだけど!?」

『記憶消してあげただけだからさ!』

「どうやって……?」

『リモコンで頭殴って!』

「いやそれ、相撲業界から消えたやつじゃない!?」

かくして……どうにか穏便に済ませることは出来たらしいのだが……どうにも腑に落ちない。

不燃焼と言ったところだ。

まぁ、この手の話はベルちゃんが起きてからしてもいいのかもしれない。

というわけで、なにか名残惜しくも、無垢の魔女編最終回は終わりである。

新章に期待だ。
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