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慰弦

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- 14章 -

- 日常のひとこま達 - 明&姉

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-PM 8:20頃-


「ただいまー」

「おかえりなさい。 遅かったですね…」

「ごめんねー買い物行ったら安売りしててさぁ」

「まぁ…そんなことだろうとは思ってましたが」

「ねねっ、見てみて!このセーターかわいいくない? 800円だったの!!」

「へぇ、それはお買い得ですね。姉さんにとても似合いそうです」

「……ねぇ、それ素で言ってる?」

「なにがですか?」

「ううん。明は天然たらしタイプね」

「はぁ…」

「後これ!」

「手袋?」

「メンズ用! 最近寒くなってきたし、明いつも手袋しないから見てて私まで寒くなるのよ」

「僕にですか?」

「他に誰が居るのよ?」

「…ありがとう、ございます」

「さっ、お腹すいたから早く作っちゃおう?」

「…じゃぁ、炒める段階になったら、呼びますね」

「うん!」



-PM 8:20頃-


「いただきます!」

「いただきます」

「……」

「………」

「っんーー!! 美味しい!!卵トロトロ!明天才!!」

「些か過剰評価な気もしますが…お口にあって良かったです」

「もうお婿に出したくない!」

「僕は貴方がちゃんとお嫁に出れるか心配ですよ…」

「大丈夫よ!! って…ねぇねぇ、コレ懐かしくない!?」

「え?あぁ、駄菓子ですか。確かに懐かしい…あ、これはよく集めてましたね」

「うんうん。 私はホームランよりヒットのほうが好きだったなぁ」

「なんでです?」

「後2枚集めればもう1本もらえるの!! って言ってお母さんに集れたからね」

「…姑息ですね」

「頭良いって言ってよw あーっ! コレも懐かしい! これさ、同じ色一列にして遊そばなかった?」

「あぁ…やりましたね。確かに。 なんか色がばらばらに入ってるのって気持ち悪いじゃないですか」

「分るわぁーw なんか久しぶりに食べたくなってきた」

「明日にでも買いに行ったらどうです?確か明日は大学1コマだけの日でしょ」

「うん。じゃぁさ、車出してあげるから明日学校終わったら付き合ってよ!」

「なんで僕が…」

「良いじゃん良いじゃん!たまにはデートしようよ!」

「………」

「ね?」

「わかりました…学校終わったら連絡します」

「やった! なに買おうかな~ホーンランバーは絶対でしょー、5円チョコでしょー、水あめも良いなぁ~あー、楽しみ!!」

「小学生か…」

「いいじゃない、たまには子供に戻るのも楽しいでしょ」

「・・・まぁ、いいですけどね」



-PM 10:00頃-


「ご馳走様ー!! はぁー…お腹一杯~」

「お粗末さまでした」

「明お風呂は?」

「入りますけど」

「あ、じゃぁ先入っちゃってよ」

「勿論。貴方の長風呂待ってたんじゃいつまでたっても入れませんからね」

「美容のためよw」

「はいはい」

「食器は洗っとくから、早く行ってらっしゃい」

「ありがとうございます」

「いいえー!」


-PM 10:30頃-


「姉さん、出ましたよ」

「はーい。って、髪の毛くらい乾かしなさいよ。風邪ひくわよ」

「早く脱衣所開いた方が良いでしょ? 部屋で乾かそうと思ってドライヤー持って来てますから」

「…相変わらず気の利く弟ね」

「正直、脱衣所が寒かっただけなんですけどね」

「そこは素直に褒められときなさいよ」

「ま、良いじゃないですか。じゃぁ、あまり長風呂して逆上せないようにして下さいね」

「うん。のぼせたら助けてね」

「馬鹿言わないでください」

「あははっ、じゃぁーお休みね、明」

「はい、お休みなさい」
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