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- 26章 -
- Merry Christmas -
しおりを挟む準備も滞りなく終わり、リビングは見事賑やかに飾り付けられていた。そんな中ー
「えっ、俺にもですかっ!?」
「当たり前じゃないか」
色とりどりの料理が並べられた食卓を囲んだパーティーも中盤に差し掛かるという頃、プレゼントを取り出した鈴橋両親から綺麗にラッピングされた小箱が植野へも手渡された。
「すいません…ご馳走になった上にプレゼントまで」
「遠慮なんてしないで良いのよ?皆植野君の事大好きだし、もう家族みたいなものだから。ねぇ、2人とも?」
「うんっ!綾にぃ好きー!!」
「…………」
「…俺も大好きっ!!ありがとうございます!!」
それとなく鈴橋に送った視線は見事にスルーされたけれど、照れた様に視線を反らし料理に箸を向ける姿もこれはこれで可愛らしく、寧ろここで好きだと言われたら逆にどう反応したら良いのか分からなくなりそうだしと、寂しいけれど少しだけホッとした植野だった。
「あの、開けてみても良いですか?」
「もちろん!何が良いかなって悩んだんだけれど、学から最近充電持ち悪いって言ってたって聞いたから」
「あっ、ポータブル充電器! そうなんです、最近すぐ切れちゃって…ありがとうございます!!」
「喜んで貰えて嬉しいわっ!」
わざわざプレゼントを用意してくれていたこともだけれど、自分が何気なくぼやいた言葉を鈴橋が覚えていてくれたこともかなり嬉しい。
「実は母さんからもがっくん達にってプレゼント預かってて」
「おばちゃんからっ!?」
「そうなの?なんだか申し訳ないわ…急に誘ったのだし気にしなくても良かったのに」
「良いんですよ。母がしたくてやってるだけ、というか、こんなに沢山ご馳走してもらってなにも用意しないのは申し訳ないですから!」
「ねぇ綾にぃっ!開けていい!?」
「良いよっ!!」
目を爛々とさせて床に降りプレゼントに手を掛け開ける準備万端な紗千に答えると、丁寧にリボンをほどいていく。
セロテープに悪戦苦闘する紗千を皆で見守りながら、その手に持ち上げられたのはー
「あらっ!」
「可愛いーー!!」
フード付きの白のフェイクファーで閉じられているピンクのポンチョと、それとお揃いのミトンの手袋だった。
「素敵ねっ!ポンチョってリュックの上からでも手軽に着せられるから便利なのよ!さすが、分かってらっしゃるわぁ若子さん」
「見てママっ!!お耳ついてる!うさぎさん!可愛いっ!!可愛いーー!!」
「家俺しかいないので、女の子の洋服選ぶのめっちゃ楽しかったって言ってました」
「あっ、分かるわぁーその気持ち!男の子物ってデザインも可愛いの少ないし、それでなくても学は小さい頃からシンプルなのばっかり選ぶから…」
「…なんか、ごめん」
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