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飛鳥君編
31話 おれは…勇太も怖ぇけど…お兄さんの方が怖ぇよ。わかんねぇけど。
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…。
聞いてもわからない。
勇太の言っていることはいつもいつも謎ばかりだ。その謎を説きたい思いはある。だが…おれはそこまで踏み込みたくはない。
「そっか。何があったのかはわからないが…おれはお前の味方だからな。」
おれはそうとしか言えなかったのだ。
夜、おれは勇太の家についた。ピンポーンとインターフォンを鳴らす。すると…ドアが開いた。
立っていたのは…勇太が大好きな兄貴様だ。
「えっ…安藤さん…?」
「さんずけとかいいから、安藤って呼べよ。」
「え、うん。」
兄貴こと亮はおれをじっと見ていた。そりゃそうだ。いきなりそこまで仲良くない男が立っているのだから。
「今日はな、こいつ、連れてきた。」
「え?」
亮がきょとんと首を傾げたとき──
「兄貴いっいっ!!」
勇太が亮めがけて飛んでいった。
「ごほっ!!?」
亮はびっくりしたような顔で勇太を見ていた。そしてじっとおれを見る。
「こいつ、昨日からおれの家にいたわけっ。ほんと帰らねぇし困ったわけよっ。だから連れてきた。」
「そうなんだ…」
亮はびっくりしたように勇太を見ると安心したように笑う。
「あと、こいつ酔ってるから気をつけろよ。襲われないように。」
「おそ…?」
亮はきょとんとした顔をしていた。いや、勇太、多分犯したいっていったこと伝わってないぞ…?
「まぁ、それはいいか。」
「えっと…」
そのとき────雰囲気が変わった。
「勇太と──…ずっと一緒にいたってこと…?」
ゾクッと背筋が走る。
そう、このゾクッとする感じ。
おれは中学のときいつも感じていた。そう、感じていた。鋭い目を。
それは憎しみでもなんでもない。だからこそ…何を思ってそんな目をするのかわからない。そしてわからないこと、それは怖い。
「一緒にいたっつーか…。こいつが昨日いきなりきたんだよ。」
「それは…弟が迷惑をかけて…申し訳ない。」
「いいんだよ、それは。別にこっちとしても勇太とは久しぶりにあったから…まぁそれは嬉しかったし。」
「そうなんだ…。」
「…。」
「…。」
はい、沈黙。そりゃあそうか。おれは昔…中学のとき亮をいじめていた。おれっつーよりはおれのグループ?っていった方がいいか。
実際におれは亮をいじめていたことなんて一度もない。
「えっと、蒸し返す感じで嫌だと思うけど…ごめんな。」
「え?」
「あーえっと、中学のとき、おれらお前のこといじめてたから…」
「それはっ…全然っ…気にしてない。それに安藤さんはおれのこといじめてないし…守ってくれた。感謝してて…」
「えっ!?おれ、そんな感謝されることしてねぇけど!?」
「おれは…感謝してる。」
そんなことを言われておれはびっくりした。感謝?おれに?おれはいじめていたんだぞ?それに…
「えっとおれがいうのもあれだけど勇太が…色々して…ごめん。」
おれはそう謝った。おれが謝るなんておかしいことなのはわかっていた。だが…謝りたくなったのだ。
「…」
「本当はこいつ、兄貴のこと大好きなんだよっ!がちで!!素直じゃねーから
こんなことになっちまったけど…でも、本当は…」
「そう…かな?」
本当は勇太は亮のことが好き、だなんて言うこともできねぇしな…。
「おれは…勇太なことやわからない。だから…。
いや、なんでもない…。」
聞いてもわからない。
勇太の言っていることはいつもいつも謎ばかりだ。その謎を説きたい思いはある。だが…おれはそこまで踏み込みたくはない。
「そっか。何があったのかはわからないが…おれはお前の味方だからな。」
おれはそうとしか言えなかったのだ。
夜、おれは勇太の家についた。ピンポーンとインターフォンを鳴らす。すると…ドアが開いた。
立っていたのは…勇太が大好きな兄貴様だ。
「えっ…安藤さん…?」
「さんずけとかいいから、安藤って呼べよ。」
「え、うん。」
兄貴こと亮はおれをじっと見ていた。そりゃそうだ。いきなりそこまで仲良くない男が立っているのだから。
「今日はな、こいつ、連れてきた。」
「え?」
亮がきょとんと首を傾げたとき──
「兄貴いっいっ!!」
勇太が亮めがけて飛んでいった。
「ごほっ!!?」
亮はびっくりしたような顔で勇太を見ていた。そしてじっとおれを見る。
「こいつ、昨日からおれの家にいたわけっ。ほんと帰らねぇし困ったわけよっ。だから連れてきた。」
「そうなんだ…」
亮はびっくりしたように勇太を見ると安心したように笑う。
「あと、こいつ酔ってるから気をつけろよ。襲われないように。」
「おそ…?」
亮はきょとんとした顔をしていた。いや、勇太、多分犯したいっていったこと伝わってないぞ…?
「まぁ、それはいいか。」
「えっと…」
そのとき────雰囲気が変わった。
「勇太と──…ずっと一緒にいたってこと…?」
ゾクッと背筋が走る。
そう、このゾクッとする感じ。
おれは中学のときいつも感じていた。そう、感じていた。鋭い目を。
それは憎しみでもなんでもない。だからこそ…何を思ってそんな目をするのかわからない。そしてわからないこと、それは怖い。
「一緒にいたっつーか…。こいつが昨日いきなりきたんだよ。」
「それは…弟が迷惑をかけて…申し訳ない。」
「いいんだよ、それは。別にこっちとしても勇太とは久しぶりにあったから…まぁそれは嬉しかったし。」
「そうなんだ…。」
「…。」
「…。」
はい、沈黙。そりゃあそうか。おれは昔…中学のとき亮をいじめていた。おれっつーよりはおれのグループ?っていった方がいいか。
実際におれは亮をいじめていたことなんて一度もない。
「えっと、蒸し返す感じで嫌だと思うけど…ごめんな。」
「え?」
「あーえっと、中学のとき、おれらお前のこといじめてたから…」
「それはっ…全然っ…気にしてない。それに安藤さんはおれのこといじめてないし…守ってくれた。感謝してて…」
「えっ!?おれ、そんな感謝されることしてねぇけど!?」
「おれは…感謝してる。」
そんなことを言われておれはびっくりした。感謝?おれに?おれはいじめていたんだぞ?それに…
「えっとおれがいうのもあれだけど勇太が…色々して…ごめん。」
おれはそう謝った。おれが謝るなんておかしいことなのはわかっていた。だが…謝りたくなったのだ。
「…」
「本当はこいつ、兄貴のこと大好きなんだよっ!がちで!!素直じゃねーから
こんなことになっちまったけど…でも、本当は…」
「そう…かな?」
本当は勇太は亮のことが好き、だなんて言うこともできねぇしな…。
「おれは…勇太なことやわからない。だから…。
いや、なんでもない…。」
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