生意気な弟がいきなりキャラを変えてきて困っています!

あああ

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飛鳥告白編

30話 楽しい楽しい鬼ごっこをしよう🖤

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黎の体温に当たりおれは────バカみたいに頭の中がすっきりした。

そう、もう、全てを忘れるかのように。




「え…?」

はっとして視ると黎がおれを抱きしめているのが見えてびっくりする。


「ちょっ…!?黎!!?」

おれがびっくりしているとシュッと何かが飛んだ…。それは画鋲だった。

その画鋲は黎に目掛けて投げられ黎の頬が画鋲でかすれて赤く傷がついていた。

「黎っ…!」

「亮…?」

「血、がついて…!!」

「…あぁ。大丈夫だ。このぐらい。」

黎はそういうといつもの笑顔で笑った。

そして、その様子を勇太は鋭い目つきで見ていた。




「────ちっ、面白くねぇ。」

そういうと黎は画鋲をもう一度黎にめがけて投げる。
しかし、黎はその画鋲を華麗によけた。



「…弟、おれはお前を許さない。」



黎はキッと勇太を睨みつけると次に俺を見た。


「────亮、逃げてくれ」

「─…え?」

逃げる?逃げるって…どこに??

「警察でも…、親のところでもどこでもいい…!」

「黎、どういうこと…?」


「このままじゃ、亮が壊れてしまう…!だから…逃げろ。」

黎は、そういうとおれに、にこっと笑いかける。

「逃げるってなに?」

ギロッと勇太がおれたちを睨んでいた。

「兄貴は、俺のものだけど?」

「亮はお前のものではない。何バカなことを言ってる?」



「なら、尋ねて見るか?おい、兄貴、それは───命令「やめろっ!!」


黎の様子をまて勇太は笑っていた。

「必死だなぁっ!あー、面白い。」

そういうと勇太はおれをみて言う。

「逃げれば?」

「え?」

「兄貴、おれから逃げたいなら逃げていいよ。」

「逃げていいって…」

「なーに、ただの鬼ごっこだよ。」

「ただの遊びだよ。」

にこっと勇太はそういって笑う。 

「楽しい楽しい鬼ごっこ!お兄ちゃんと一緒にするのは久しぶりだよね!」

「…え?」

「しようよ!僕が鬼ね!えっと…そうだなぁっ…。5分ぐらいしたらお兄ちゃんを追いかけるよ。だから、待ってて!捕まえるよ!!

どんな手を使ってもね──」



勇太はそういうとにやっと笑う。

「…亮、逃げてくれ。」


黎はおれに顔を見せるとそういった。

「…な、黎、おれ…」

「すまない、おれは…弟が許せないんだ…。少し、話をしてから亮の方に向かうつもりだ。だから…それまで逃げていてくれ。」


…何が、どういうことだ?鬼ごっこ…?みんなで鬼ごっこをしてるのか…?違うよな…。おれは一人何もわからずとまどってしまった。

「亮、ありがとう!」

黎の声がして、おれの身体が動き出す。鬼ごっこ…鬼ごっこか。おれは、逃げればいいのか、そう思いおれはその場から離れる。

黎の真剣な顔が心に残る。…どういうことなんだ?

どうして、黎は────あんな、悲しそうな顔をしているんだ?


黎──


…………、おれは、どうなってしまうんだ?
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