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監禁編
12話 本当にごめん。
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「ぐっ…!!」
首が千切れそうになって、それでも耐えておれは包丁を首に刺し、奥まで、突き刺す。
「──────兄貴っ!!や、やめろっ…!」
勇太の焦った声が聞こえた。
随分と奥へ刺してしまったらしく、頭がクラッとした。
けど…痛さよりも指命の方が大きかった。
おれは、勇太のために自分を痛めつけないと。
自分を、勇太のために─────。
おれは包丁でぐさくざと自分の首を刺していく。
首の周りには血がどんどん出てきて手は真っ赤な血が滴っていた。
「やっ…やめろっ。兄貴っ!!」
包丁で首を刺し続けていると勇太が泣きそうな声で叫んでいた。
勇太はおれから包丁を奪うと包丁を思いっきり地面に叩きつけた。
「…もっと刺さないと…俺、死なないよ…?」
俺がそう問いを掛けると勇太は涙を一粒こぼしていた。
「…っ、そんなこと望んでねぇよ…」
「…勇太が、そう言ったんだろ?」
「だからって…本当にやるとは思わねぇだろ!?」
「なんで?」
確かに
最初はなに言ってるんだ?どうしておれが勇太のために命を掛けないといけないんだ…?と思った。
けど…
『あなたは勇太のお兄ちゃんなんだから。』
あの声を思い出してしまった。
そのとき思考はぐるっと変わっていた。
勇太のために首を刺さないとと思ったのだ。
勇太のためにおれは死なないと、勇太のためにおれは…勇太の望みをかなえないと…。
そんなことを思っている自分が…。
いた。
そして…その思考はバカみたいにぐるぐる回って────
戻らない。
そして─────それは、もしかして、前にもあったことなのかもしれないと思った。
前にも…おれはこのような光景を見たことがあると思った。
勇太の泣いている姿を見ていた気がする。
「ねぇ…勇太…
もしかして…前にもこんなことあったの?」
「え?」
「…おれ、自分を殺そうと…した?」
おれの言葉に勇太は言葉を失っていた。
何も言えず口をパクパクとさせていた。
そして
「…ごめん。」
勇太はおれにそう言うとポロポロと涙をこぼしていた。
「ごめん…ごめん。」
「…なんで、泣いてるの?」
おれは勇太にそう尋ねる。
「おれは…今、ほっとしたんだ。ごめん、兄貴っ…。
おれは…酷い奴なんだ…。」
勇太はおれにしがみつきポロポロと涙を流していた。
おれはどうすればいいのかもわからず勇太の頭を撫でることしか出来なかった。
「…兄貴、試すようなことをしてごめん。」
「…え?」
「もう、寝た方がいい。疲れてんだろ?」
「え?」
勇太は『おやすみ』と声を掛けた。
そして、勇太はゆっくりと立ち上がると注射器を持ってきた。
「…勇太?」
「…ごめん。兄貴。」
勇太はそういうとおれに注射器を突き刺した。
ぐさっ…。
すると…、おれは
「…本当に、ごめん。」
勇太がそう言ったときにはおれはもう、思考が途切れていた。
バタッと勇太に体重を捧げておれは…そのまま眠りについたのだ。
首が千切れそうになって、それでも耐えておれは包丁を首に刺し、奥まで、突き刺す。
「──────兄貴っ!!や、やめろっ…!」
勇太の焦った声が聞こえた。
随分と奥へ刺してしまったらしく、頭がクラッとした。
けど…痛さよりも指命の方が大きかった。
おれは、勇太のために自分を痛めつけないと。
自分を、勇太のために─────。
おれは包丁でぐさくざと自分の首を刺していく。
首の周りには血がどんどん出てきて手は真っ赤な血が滴っていた。
「やっ…やめろっ。兄貴っ!!」
包丁で首を刺し続けていると勇太が泣きそうな声で叫んでいた。
勇太はおれから包丁を奪うと包丁を思いっきり地面に叩きつけた。
「…もっと刺さないと…俺、死なないよ…?」
俺がそう問いを掛けると勇太は涙を一粒こぼしていた。
「…っ、そんなこと望んでねぇよ…」
「…勇太が、そう言ったんだろ?」
「だからって…本当にやるとは思わねぇだろ!?」
「なんで?」
確かに
最初はなに言ってるんだ?どうしておれが勇太のために命を掛けないといけないんだ…?と思った。
けど…
『あなたは勇太のお兄ちゃんなんだから。』
あの声を思い出してしまった。
そのとき思考はぐるっと変わっていた。
勇太のために首を刺さないとと思ったのだ。
勇太のためにおれは死なないと、勇太のためにおれは…勇太の望みをかなえないと…。
そんなことを思っている自分が…。
いた。
そして…その思考はバカみたいにぐるぐる回って────
戻らない。
そして─────それは、もしかして、前にもあったことなのかもしれないと思った。
前にも…おれはこのような光景を見たことがあると思った。
勇太の泣いている姿を見ていた気がする。
「ねぇ…勇太…
もしかして…前にもこんなことあったの?」
「え?」
「…おれ、自分を殺そうと…した?」
おれの言葉に勇太は言葉を失っていた。
何も言えず口をパクパクとさせていた。
そして
「…ごめん。」
勇太はおれにそう言うとポロポロと涙をこぼしていた。
「ごめん…ごめん。」
「…なんで、泣いてるの?」
おれは勇太にそう尋ねる。
「おれは…今、ほっとしたんだ。ごめん、兄貴っ…。
おれは…酷い奴なんだ…。」
勇太はおれにしがみつきポロポロと涙を流していた。
おれはどうすればいいのかもわからず勇太の頭を撫でることしか出来なかった。
「…兄貴、試すようなことをしてごめん。」
「…え?」
「もう、寝た方がいい。疲れてんだろ?」
「え?」
勇太は『おやすみ』と声を掛けた。
そして、勇太はゆっくりと立ち上がると注射器を持ってきた。
「…勇太?」
「…ごめん。兄貴。」
勇太はそういうとおれに注射器を突き刺した。
ぐさっ…。
すると…、おれは
「…本当に、ごめん。」
勇太がそう言ったときにはおれはもう、思考が途切れていた。
バタッと勇太に体重を捧げておれは…そのまま眠りについたのだ。
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