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恋編
10話 謎の転校生
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─────と、思ったものの…。
(─────近付かないとは言ったが…
難しい…。)
というのは───
「ねぇ、亮君、一緒に次の教室に行こうっ。」
「ねぇ、一緒にご飯食べようっ!」
…。
─────海翔君がおれに話しかけるからだ。
海翔君は昨日転校してきたばかりで不安もあるのだろう。だから隣の席にいる僕に話しかけている。
おれも海翔君と話したいのはある。
けど…ちらつくのは…
『海翔君としゃべらないでね♡』
という勇太の悪魔のお言葉…。
話さないでって言われても…いや、無理だろ。無視するのか!?可哀想だろ…。
つい、はぁっとため息をついてしまった。
「…?大丈夫?ごめんね、僕が色々強引に誘っちゃったからかな?
疲れさせちゃった?」
「えぇ!?そんなことはっ…!」
海翔君に気をつかわせてしまった。
申し訳ないっ…!
「つい、転校してきたばかりで不安になってしまって…。
亮君とお友達になれたのが嬉しくなっちゃって…。
亮君の都合を考えてなかったよ。
本当にごめんね。」
海翔君はにこっと笑いながらそう謝った。
─────申し訳ない!!
本当にっ…!!
「全然っ…嫌とかじゃないからね!?
そうじゃなくて─────」
「─────誰かに近づくなとか言われたとか?」
「…え?」
「…ううん、なんでもないよ。」
海翔君がそう言ったときおれは体がドキッとした。
だって───勇太が言ってきたことを丸々当ててきたからだ。
おれはあはは~っと苦笑いをしてなんとか誤魔化す。
勇太───ごめんっ!おれには無視とか避けるとかできない!!
「あ、ねぇ。亮君、ついてきてくれない?」
「え?なに?」
海翔君がいきなりそう言った。
「他のクラスに僕、友達がいて…一緒についてきて。」
海翔君はそういうとおれを手を引っ張った。
「え!?」
おれはそのまま海翔君の後についていく。…というか、どこにいくんだ?
「クラスって…」
「うん、1年C組にねっ…」
「っ、待って!!」
1年C組って───勇太のクラスじゃないかっ!!!
「…?どうしたの?」
海翔君はきょとんっと首を傾げた。
勇太のクラスにいくってことは…勇太に会ってしまう、海翔君と一緒にいる姿をもし、見られたら────。
────いかん、寒気がする。
「海翔君、おれは教室で待ってるよっ…!」
「え?でも着いちゃったよ?」
「っ!!??」
おれがもんもんと悩んでいる間におれは1年C組についてしまった…。
勇太に、見つかりませんように、見つかりませんように見つかりませんように。
「…お兄ちゃん?」
後ろから声が聞こえた。
…おれのことをお兄ちゃんと呼ぶ人なんて1人しかいない。
「ゆ、勇太っ…」
おれが振り返った瞬間───
「あ、おーいっ!勇太ぁっ!!」
───────ちょっ!!
海翔君がそう勇太に声を掛けてしまったのだ。
ま、まずい、逃げようと思ったが…
「…っ!てめぇえっ…!!」
勇太に海翔君といるところを見られてしまった。
怒られるっと身を構えていたが…。
「─────なんで兄貴と一緒にいんだよ、このクソ海翔。」
「えー。だって亮君可愛いからさっ。というか…そんな大きな声出していいの?みんなに…聞かれちゃうよ?」
────え?なに?
知り合い…?
おれはポカーンと2人の話している姿を見ていた。
すると、その姿に気づいた海翔君が話しかけてくれた。
「あ、ほら。亮君も呆れてるよっ。」
「えっと…2人は…」
「大大大親友で~すっ♡♡」
「ふざけんなっ!!」
ぼかっと勇太が海翔君の頭を殴った。
異様な光景におれはまたポカーンとしてしまう。
「亮君は…勇太のお兄さん?だよね。
勇太から話は聞いてたから知ってたんだ。
よく、こんなののお兄さんやれるね。
嫌だったら…いつでも僕のところにくればいいからね。」
「てめぇ…」
「僕たちは7年前から知り合いなんだよっ。」
「え?そうなんだっ…。」
「初めて見たときから勇太のお兄さんだろうなぁっとは思ってたけど
勇太を驚かせたくて黙ってたんだよ。」
「へぇ…。」
「うるせぇ。てめぇは兄貴と話すな。」
「え、なに?ヤキモチ?」
「死ねっ!!」
おれは2人のやり取りを見ていた。なんというか…息は合っているなと思った。
7年前からって…。結構前から知り合いだったんだな。
勇太の知らないところを知れて…なぜか少し寂しくなった。
おれの──知らない勇太をみたからだろう。
勇太がおれではなく海翔君に構っているのもそうだ。
勇太ははぁっとため息を吐くとおれをギロッと睨んだ。
何か怒られる───と思ったが
「お兄ちゃん、僕こいつと話があるから、じゃあね。」
と言って海翔君とどこかへいってしまった。
おれは1人残され呆然としていた。
びっくり…したのだ。
なにって、勇太に友達がいたことだ。
いや、勇太にも友達は何人もいた。
けど、勇太自身が興味を示す人はいなかったからだ。
けど────今は勇太は海翔君に目を向けていた。
おれから海翔君を離した。
自分の手で。飛鳥君のときは…おれに怒ってきたのに、何も怒られなかった。
…なんで?
疑問が残った。
あと、1つ疑問なのは───海翔君には勇太がキャラをつくっていることを知っていたことだ。
どうして?海翔君はそのことを知っていたのだろう。
海翔君に聞けば───もしかしたらわかるかもしれない。
勇太が、なんでキャラをつくっているのかを。
胸がズキッと痛む。どうしてなのかはわからない。
初めての感情だ。
今までおれは勇太のことを知らないことはあった。
けど、周りの人たちも知らなかった。
だから、仕方がないと思っていた。
けど、今は海翔君が何かを知っている。
おれは────嫌だった。
海翔君が勇太のことをおれより知っているということが。
おれは勇太にとって一番になりたいのだ。
────────なんで?
それは、わからない。 けど、おれは…勇太のことを…もっと誰よりもしりたい。
胸が痛い。ズキズキズキズキ。
「どうして…」
こんなに胸が痛むのか───。
その気持ちの意味を知るのはもう少し先の話だ。
そして────おれは海翔君といる日々が続いた。
海翔君とおれが一緒にいる姿を勇太は見ると間に入り、海翔君を連れ去ってしまう。
そんなに…海翔君と一緒にいたいのか…と胸が痛む。
そのとき勇太はおれにあまり話しかけない。
海翔君を引っ張って連れて行きおれのことは放置だ。
…そんなに海翔君が好きなのか…。
おれよりも─────?
なんて、バカなことを考えては顔が赤くなる。
おれと勇太は兄弟なんだぞ!?
海翔君に向ける感情とは違うだろっ!
そう思えば思うほど───胸がヒリヒリ、ズキズキするのだ。
─────なんで?
(─────近付かないとは言ったが…
難しい…。)
というのは───
「ねぇ、亮君、一緒に次の教室に行こうっ。」
「ねぇ、一緒にご飯食べようっ!」
…。
─────海翔君がおれに話しかけるからだ。
海翔君は昨日転校してきたばかりで不安もあるのだろう。だから隣の席にいる僕に話しかけている。
おれも海翔君と話したいのはある。
けど…ちらつくのは…
『海翔君としゃべらないでね♡』
という勇太の悪魔のお言葉…。
話さないでって言われても…いや、無理だろ。無視するのか!?可哀想だろ…。
つい、はぁっとため息をついてしまった。
「…?大丈夫?ごめんね、僕が色々強引に誘っちゃったからかな?
疲れさせちゃった?」
「えぇ!?そんなことはっ…!」
海翔君に気をつかわせてしまった。
申し訳ないっ…!
「つい、転校してきたばかりで不安になってしまって…。
亮君とお友達になれたのが嬉しくなっちゃって…。
亮君の都合を考えてなかったよ。
本当にごめんね。」
海翔君はにこっと笑いながらそう謝った。
─────申し訳ない!!
本当にっ…!!
「全然っ…嫌とかじゃないからね!?
そうじゃなくて─────」
「─────誰かに近づくなとか言われたとか?」
「…え?」
「…ううん、なんでもないよ。」
海翔君がそう言ったときおれは体がドキッとした。
だって───勇太が言ってきたことを丸々当ててきたからだ。
おれはあはは~っと苦笑いをしてなんとか誤魔化す。
勇太───ごめんっ!おれには無視とか避けるとかできない!!
「あ、ねぇ。亮君、ついてきてくれない?」
「え?なに?」
海翔君がいきなりそう言った。
「他のクラスに僕、友達がいて…一緒についてきて。」
海翔君はそういうとおれを手を引っ張った。
「え!?」
おれはそのまま海翔君の後についていく。…というか、どこにいくんだ?
「クラスって…」
「うん、1年C組にねっ…」
「っ、待って!!」
1年C組って───勇太のクラスじゃないかっ!!!
「…?どうしたの?」
海翔君はきょとんっと首を傾げた。
勇太のクラスにいくってことは…勇太に会ってしまう、海翔君と一緒にいる姿をもし、見られたら────。
────いかん、寒気がする。
「海翔君、おれは教室で待ってるよっ…!」
「え?でも着いちゃったよ?」
「っ!!??」
おれがもんもんと悩んでいる間におれは1年C組についてしまった…。
勇太に、見つかりませんように、見つかりませんように見つかりませんように。
「…お兄ちゃん?」
後ろから声が聞こえた。
…おれのことをお兄ちゃんと呼ぶ人なんて1人しかいない。
「ゆ、勇太っ…」
おれが振り返った瞬間───
「あ、おーいっ!勇太ぁっ!!」
───────ちょっ!!
海翔君がそう勇太に声を掛けてしまったのだ。
ま、まずい、逃げようと思ったが…
「…っ!てめぇえっ…!!」
勇太に海翔君といるところを見られてしまった。
怒られるっと身を構えていたが…。
「─────なんで兄貴と一緒にいんだよ、このクソ海翔。」
「えー。だって亮君可愛いからさっ。というか…そんな大きな声出していいの?みんなに…聞かれちゃうよ?」
────え?なに?
知り合い…?
おれはポカーンと2人の話している姿を見ていた。
すると、その姿に気づいた海翔君が話しかけてくれた。
「あ、ほら。亮君も呆れてるよっ。」
「えっと…2人は…」
「大大大親友で~すっ♡♡」
「ふざけんなっ!!」
ぼかっと勇太が海翔君の頭を殴った。
異様な光景におれはまたポカーンとしてしまう。
「亮君は…勇太のお兄さん?だよね。
勇太から話は聞いてたから知ってたんだ。
よく、こんなののお兄さんやれるね。
嫌だったら…いつでも僕のところにくればいいからね。」
「てめぇ…」
「僕たちは7年前から知り合いなんだよっ。」
「え?そうなんだっ…。」
「初めて見たときから勇太のお兄さんだろうなぁっとは思ってたけど
勇太を驚かせたくて黙ってたんだよ。」
「へぇ…。」
「うるせぇ。てめぇは兄貴と話すな。」
「え、なに?ヤキモチ?」
「死ねっ!!」
おれは2人のやり取りを見ていた。なんというか…息は合っているなと思った。
7年前からって…。結構前から知り合いだったんだな。
勇太の知らないところを知れて…なぜか少し寂しくなった。
おれの──知らない勇太をみたからだろう。
勇太がおれではなく海翔君に構っているのもそうだ。
勇太ははぁっとため息を吐くとおれをギロッと睨んだ。
何か怒られる───と思ったが
「お兄ちゃん、僕こいつと話があるから、じゃあね。」
と言って海翔君とどこかへいってしまった。
おれは1人残され呆然としていた。
びっくり…したのだ。
なにって、勇太に友達がいたことだ。
いや、勇太にも友達は何人もいた。
けど、勇太自身が興味を示す人はいなかったからだ。
けど────今は勇太は海翔君に目を向けていた。
おれから海翔君を離した。
自分の手で。飛鳥君のときは…おれに怒ってきたのに、何も怒られなかった。
…なんで?
疑問が残った。
あと、1つ疑問なのは───海翔君には勇太がキャラをつくっていることを知っていたことだ。
どうして?海翔君はそのことを知っていたのだろう。
海翔君に聞けば───もしかしたらわかるかもしれない。
勇太が、なんでキャラをつくっているのかを。
胸がズキッと痛む。どうしてなのかはわからない。
初めての感情だ。
今までおれは勇太のことを知らないことはあった。
けど、周りの人たちも知らなかった。
だから、仕方がないと思っていた。
けど、今は海翔君が何かを知っている。
おれは────嫌だった。
海翔君が勇太のことをおれより知っているということが。
おれは勇太にとって一番になりたいのだ。
────────なんで?
それは、わからない。 けど、おれは…勇太のことを…もっと誰よりもしりたい。
胸が痛い。ズキズキズキズキ。
「どうして…」
こんなに胸が痛むのか───。
その気持ちの意味を知るのはもう少し先の話だ。
そして────おれは海翔君といる日々が続いた。
海翔君とおれが一緒にいる姿を勇太は見ると間に入り、海翔君を連れ去ってしまう。
そんなに…海翔君と一緒にいたいのか…と胸が痛む。
そのとき勇太はおれにあまり話しかけない。
海翔君を引っ張って連れて行きおれのことは放置だ。
…そんなに海翔君が好きなのか…。
おれよりも─────?
なんて、バカなことを考えては顔が赤くなる。
おれと勇太は兄弟なんだぞ!?
海翔君に向ける感情とは違うだろっ!
そう思えば思うほど───胸がヒリヒリ、ズキズキするのだ。
─────なんで?
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13話が2回あって、14話(15話?)が別のところに入ってますよー
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