無気力少女と魔王の日常

ここあ

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「さあ、着いたよ」


へえ、ここなんだ。なんだか賑わってるなぁ。人が集まってくる


「魔王様!ついに番様を見つけましたか!」 「いやぁおめでたいですなぁ!」 「魔王妃様が来られたわ!」


「皆、ご苦労。僕はやっと番を見つけた。この子はエリー。まだ8歳だが、立派な魔王妃だ。君らも魔族なら番の大切さが分かるだろうが…………もしこの子を害したら、僕は僕の持てる力を全て使って復讐するだろう。」


ニヤッと笑いながら言い切った。うわ、こっわ。そこまでしなくていいし。ってゆーか


「ねたい」


だって私はそのために来たと言っても過言ではない。いや、むしろそのために来た。こんなに人に囲まれるために来たんじゃない。


「そっか。そうだよね。行こっか。王宮に案内するね」


「こんな優しい顔の魔王様、見たことないわ」 「あぁ、俺もだ。」 「それにこんなに優しい声も…」


皆驚いた顔してる。当の本人は私を抱き上げて歩き始めていた。


「おい!抱き上げたぞ!」 「自分から他人に触れたわ!」 「あり得ない!この世の終わりよ!」


いや、最後のは流石に言い過ぎ………、ん。でもなんか………抱き上げられて歩かれると、ちょうどいい揺れが起こって、なんか、ねむ。


睡魔とは戦わない主義なので大人しく意識を手放した。


「おっと、もう眠っちゃったのかな?ふふ。なんて可愛いいの」優しい顔で微笑んだのを見て、住民がまた驚いたのは言うまでもない。
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