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第22話 勇者 その素顔
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しばらく待っていたらリネットが店に戻ってくる。
「どうやら勇者達で間違いないようね。今日はこの町で休むみたいだから、急ぐ必要はないわ」
「そうですか。どこに向かってるか後で情報を集めてみましょう」
「でもなんか威張っててイヤな感じだったわ。偉そうに町の人に命令してたみたいだし。ああいうのはどこの世界も変わらないものね」
「仕方ありませんね。権力が人を支配するのは世の常ですから。それで勇者がどんな感じだったか確認できましたか?」
「ええ、服装が違うのが何人かいたから多分その人達と思うわ。でもなんか普通のおっさんだったわ」
「人は見かけで判断してはいけないわ。では、もう少ししたら私も町中の様子を見てきましょう」
俺達は兵士がいなくなるのを待ってから店を出て、町の人にさりげなく聞き込みをしてみる。
町は勇者達がきたということで結構な騒ぎになっていて、話を聞いてみると兵士達は町にある宿屋に大勢で押し掛けて、部屋の準備等をさせてるみたいだ。
勇者達はさっそく町の領主達と飲み屋に出向いて酒を飲んでいるとのこと。
リネットが言うように町の住民に命令とかして威張ってるらしく、あまりよく思われてないみたいだ。
サルブレムでも勇者ってだけであまり歓迎されてなかったし、偉そうな兵士を引き連れてきたらなおのことだな。
俺達はとりあえず勇者達が飲んでいる酒場に行ってみることにした。
店内は甲冑を着た兵士もいれば、勇者を一目見ようと店に足を運ぶ客で溢れている。
奥にある大きなテーブルにひときわ視線が集まっていて、そこにいる人物こそが勇者達というのがわかる。
他の兵士達とは違うマントを羽織ってるあのおっさん達がグラヴェールの勇者達ってわけだ。
若い男女におっさん二人か……。サルブレムも似たようなものだから別段驚きはしないが、他の国の勇者もあんなんなのかな……。
小太りのおっさん、といっても三十才をちょっと過ぎたくらいの勇者が誰かと話している。
俺達は少し離れた席に座り、どんな会話をしてるのか盗み聞きする。
「いやぁ、それにしても勇者様も大変ですな。しかしこの町に寄っていただけるとは光栄です。必要なものがあればなんでも言いつけて下さい」
「おう! グラヴェールの城がある都市部程ではないが、なかなかいい町じゃねえか。今日はもう疲れたから酒をじゃんじゃん持ってきてくれ!」
「そう言っていただけると私もこの辺りの領主として鼻が高いです。私供もいつこの町が襲われる不安な毎日を過ごしておりますが、勇者様達を見ているとそれが杞憂だということがわかりますな」
「はっはっは! 褒めてもなんも出らんぞ。だがギフトを盗んだやつはさっさと捕まえてやるから安心しろ」
「おお! なんと心強いお言葉! いち早く平穏な日々が戻ってくることを願っております」
「まっ、事件が片付いたあかつきはこの町で祝賀パーティーでも開いてやるから少し待ってろ」
「是非ともよろしくお願いします。それでは私はこの辺で失礼させていただきますが、なにかあればなんなりお申し付け下さい」
領主と名乗る男が席を立ち店を出ると、野次馬で来てた客も徐々にはけていく。
席には勇者四人だけになり、小太りのおっさん勇者は酒を煽って、愉快そうに隣の若い男に話しかける。
「お前は飲まないのか? あれだったら明日もこの町に留まろうぜ。ジュラールとかいうやつもどこにいるか分かってねえんだしよ」
「シブサワさんよ、あんたちょっと飲み過ぎじゃないか? そのジュラールってやつを他のやつらに横取りされる前に殺さないといけないんだぜ」
「分かってるよ。でも他の国の勇者もまだスタートしてないだろ。それにそいつを見つけたくても見つかるもんじゃねえんだから、動けばいいってもんじゃねえよ」
シブサワと呼ばれたおっさんと、チャラそうな若い男の会話に茶髪の女が割って入る。
「ハノウラの言う通りよ。報酬が貰えるから私はこんな面倒くさいことを引き受けたの。それにあんたがリーダーって訳じゃないんだから勘違いしないで」
「おい! いいか!? 口の聞き方に気を付けろよ? お前達よりも俺の方が年上なんだから、お前等クソガキに『あんた』なんて呼ばれる筋合いはねえ。それからちゃんと『さん』を付けろよ?」
「はいはい、私が悪かったわ。そんなに怒らないでよシブサワさん。仲間なんだから仲良くやりましょう」
「ちっ。おい! ハセガワお前はどうなんだ? この町に留まるのかさっさと片づけるか、どっちがいいと思うんだ?」
隣にいる少し痩せた男に問い詰める。
「僕はどうでもいいですよ。それはシブサワさんも同じでしょう? 二人が気にくわないからってそんな同調圧力かけられても困りますよ。あまり感情的にならず落ち着きましょう」
「けっ! お前等と飲んでると酒が不味くなる。全部片付いたらお前等も片付けてやるからな」
そう言うとシブサワ酒を片手に席を立ち、こっちの方に向かってくる。
おいおい、便所かなんかに行くのか。頼むから俺達に絡んでくるなよ。
リネット達もそれに気づいたのか、二人とも目立たないように下を向いている。
シブサワが横を通り過ぎてホッとしたのも束の間、突然立ち止まり俺達に声を掛けてくる。
「んー? 随分可愛い客じゃねえか。まだ酒が飲める年齢じゃないんじゃないか?」
きたきた! つーかこいつら本当に勇者なのか? ただの輩にしか見えんぞ!
「ははっ。童顔ってよく言われるんですよ。お酒は普段飲まないんですが、勇者様が来られてると聞いたものですから、野次馬根性でつい」
「それに可愛い姉ちゃん二人もいるじゃねえか。だったら一人くらい俺の相手をしてくれよ。いいだろ? 俺はお前達を助ける勇者様なんだからよ」
シブサワはヘラヘラと酒を片手にサーシャの手首を掴む。
俺とリネットが止めに入ろうとした瞬間、何者かがシブサワの手を掴みサーシャを掴んでいた手を剥がす。
「いい加減したらどうだ? さっきから大きな声で騒ぐわ、偉そうに命令するわで迷惑なんだよ。挙げ句に町の人間に手を出すとはお前さん本当に勇者なのか?」
「あん? てめえ確か国お抱えの傭兵だろ。いいのか? 俺達はお前等の雇い主に頼まれてやってるんだぜ」
「知らんな。別に俺達が頼んだわけではないし、お前達みたいなやつがいなくてもこの世界のことは自分達でどうにかやるさ」
「ちっ! どいつもこいもムカつくぜ。ちょうどいい、人間相手の実戦はやってないから練習するか。俺の力を思い知らしてやるよ」
「どうしようもないな。国のギフトを授かったらしいが、それだけでどうにかなると思わんことだ。非礼があったのなら詫びるが、自分やった行為も反省することだな」
シブサワと年はそう変わらないと思われる傭兵の男と、今にも暴れそうなシブサワが一触即発状態になり、周りは慌ててそれを止めに入る。
「二人とも止めるんだ、私達の目的は同じはず。こんなところで無駄に命を削る必要はない」
兵士達のリーダーと思われる男が二人に注意するご、シブサワは納得しない様子で傭兵の男に突っかかる。
「御託はいいからさっさと表に出ろよ! 傭兵の分際で俺に恥をかかせたことを後悔させてやる!」
時間を考えると酒もそんなに入ってるとは思えないから、元々こういうやつなんだろうな……。
その場にいた人間が場を納めようと二人を離そうとしていたら、突然店のドアを激しく開ける音とともに、兵士が倒れこむように入ってくる。
「た、大変です! 敵です! 町の中に敵が現れました!」
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勇者達はさっそく町の領主達と飲み屋に出向いて酒を飲んでいるとのこと。
リネットが言うように町の住民に命令とかして威張ってるらしく、あまりよく思われてないみたいだ。
サルブレムでも勇者ってだけであまり歓迎されてなかったし、偉そうな兵士を引き連れてきたらなおのことだな。
俺達はとりあえず勇者達が飲んでいる酒場に行ってみることにした。
店内は甲冑を着た兵士もいれば、勇者を一目見ようと店に足を運ぶ客で溢れている。
奥にある大きなテーブルにひときわ視線が集まっていて、そこにいる人物こそが勇者達というのがわかる。
他の兵士達とは違うマントを羽織ってるあのおっさん達がグラヴェールの勇者達ってわけだ。
若い男女におっさん二人か……。サルブレムも似たようなものだから別段驚きはしないが、他の国の勇者もあんなんなのかな……。
小太りのおっさん、といっても三十才をちょっと過ぎたくらいの勇者が誰かと話している。
俺達は少し離れた席に座り、どんな会話をしてるのか盗み聞きする。
「いやぁ、それにしても勇者様も大変ですな。しかしこの町に寄っていただけるとは光栄です。必要なものがあればなんでも言いつけて下さい」
「おう! グラヴェールの城がある都市部程ではないが、なかなかいい町じゃねえか。今日はもう疲れたから酒をじゃんじゃん持ってきてくれ!」
「そう言っていただけると私もこの辺りの領主として鼻が高いです。私供もいつこの町が襲われる不安な毎日を過ごしておりますが、勇者様達を見ているとそれが杞憂だということがわかりますな」
「はっはっは! 褒めてもなんも出らんぞ。だがギフトを盗んだやつはさっさと捕まえてやるから安心しろ」
「おお! なんと心強いお言葉! いち早く平穏な日々が戻ってくることを願っております」
「まっ、事件が片付いたあかつきはこの町で祝賀パーティーでも開いてやるから少し待ってろ」
「是非ともよろしくお願いします。それでは私はこの辺で失礼させていただきますが、なにかあればなんなりお申し付け下さい」
領主と名乗る男が席を立ち店を出ると、野次馬で来てた客も徐々にはけていく。
席には勇者四人だけになり、小太りのおっさん勇者は酒を煽って、愉快そうに隣の若い男に話しかける。
「お前は飲まないのか? あれだったら明日もこの町に留まろうぜ。ジュラールとかいうやつもどこにいるか分かってねえんだしよ」
「シブサワさんよ、あんたちょっと飲み過ぎじゃないか? そのジュラールってやつを他のやつらに横取りされる前に殺さないといけないんだぜ」
「分かってるよ。でも他の国の勇者もまだスタートしてないだろ。それにそいつを見つけたくても見つかるもんじゃねえんだから、動けばいいってもんじゃねえよ」
シブサワと呼ばれたおっさんと、チャラそうな若い男の会話に茶髪の女が割って入る。
「ハノウラの言う通りよ。報酬が貰えるから私はこんな面倒くさいことを引き受けたの。それにあんたがリーダーって訳じゃないんだから勘違いしないで」
「おい! いいか!? 口の聞き方に気を付けろよ? お前達よりも俺の方が年上なんだから、お前等クソガキに『あんた』なんて呼ばれる筋合いはねえ。それからちゃんと『さん』を付けろよ?」
「はいはい、私が悪かったわ。そんなに怒らないでよシブサワさん。仲間なんだから仲良くやりましょう」
「ちっ。おい! ハセガワお前はどうなんだ? この町に留まるのかさっさと片づけるか、どっちがいいと思うんだ?」
隣にいる少し痩せた男に問い詰める。
「僕はどうでもいいですよ。それはシブサワさんも同じでしょう? 二人が気にくわないからってそんな同調圧力かけられても困りますよ。あまり感情的にならず落ち着きましょう」
「けっ! お前等と飲んでると酒が不味くなる。全部片付いたらお前等も片付けてやるからな」
そう言うとシブサワ酒を片手に席を立ち、こっちの方に向かってくる。
おいおい、便所かなんかに行くのか。頼むから俺達に絡んでくるなよ。
リネット達もそれに気づいたのか、二人とも目立たないように下を向いている。
シブサワが横を通り過ぎてホッとしたのも束の間、突然立ち止まり俺達に声を掛けてくる。
「んー? 随分可愛い客じゃねえか。まだ酒が飲める年齢じゃないんじゃないか?」
きたきた! つーかこいつら本当に勇者なのか? ただの輩にしか見えんぞ!
「ははっ。童顔ってよく言われるんですよ。お酒は普段飲まないんですが、勇者様が来られてると聞いたものですから、野次馬根性でつい」
「それに可愛い姉ちゃん二人もいるじゃねえか。だったら一人くらい俺の相手をしてくれよ。いいだろ? 俺はお前達を助ける勇者様なんだからよ」
シブサワはヘラヘラと酒を片手にサーシャの手首を掴む。
俺とリネットが止めに入ろうとした瞬間、何者かがシブサワの手を掴みサーシャを掴んでいた手を剥がす。
「いい加減したらどうだ? さっきから大きな声で騒ぐわ、偉そうに命令するわで迷惑なんだよ。挙げ句に町の人間に手を出すとはお前さん本当に勇者なのか?」
「あん? てめえ確か国お抱えの傭兵だろ。いいのか? 俺達はお前等の雇い主に頼まれてやってるんだぜ」
「知らんな。別に俺達が頼んだわけではないし、お前達みたいなやつがいなくてもこの世界のことは自分達でどうにかやるさ」
「ちっ! どいつもこいもムカつくぜ。ちょうどいい、人間相手の実戦はやってないから練習するか。俺の力を思い知らしてやるよ」
「どうしようもないな。国のギフトを授かったらしいが、それだけでどうにかなると思わんことだ。非礼があったのなら詫びるが、自分やった行為も反省することだな」
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