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第26話 本当のところどうなのさ
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俺はアリエルに会いにラエティティアへと赴く。
一週間ちょっと前に会ったばかりだが、なんだか久しぶりのような気がするな。
店に入ると白衣を着たアリエルがカウンターにうつ伏せて寝ている。
相変わらずこの人は……。
アリエルの体を揺さぶりながら、耳元で大きな声を出す。
「こんにちはー! アリエルー!! 起きてくれ!」
起こされてることに気づいたのか、ゆっくり顔を上げて俺の顔を視認する。
寝ぼけまなこでしばらく俺を見つめた後、再び深い眠りに入ろうとする。
「おいおい! また寝ようとするなよ!」
俺もそれに負けじと再び体を揺さぶりアリエル起こす。
すると、ようやく目を覚まして俺を認識する。
「ん? おお! ソウタちゃんじゃないか! 久しぶりだな」
「一週間ちょっとだけど俺もそう感じるよ。色々迷惑かけたから無事を報告しようと思ってな」
「いやいや、気にすることはない。無事でなによりだ」
「セレーナはなんか言ってた? 勝手に外出しちゃったし、もし訪ねて来てたら怒ってるかなと思って。家に来た様子はないから大丈夫だと思うけど一応確認しときたくて」
それを聞くとアリエルの顔から血の気が引いていく。
「ああ……来たぞ。ソウタちゃんのところに何度か行ったらしくてな。私になにか知らないかと訪ねてきたんだ。だから私が素材集めの依頼をしたという事にして、しばらく帰ってこないことを伝えるとめちゃくちゃ怒られてな……」
「そうなんだ……なんか申し訳ないことをしたな」
「いや構わんよ。私が勝手にお節介を焼いただけだからな」
「セレーナに居ないことがバレたらなんて言おうか考えてたんだ。正直お節介を焼いてくれて助かったよ。ありがとうアリエル」
「後で城に顔を出すといい、セレーナも心配してたから顔を見ると安心するだろう」
なんだかんだ気配りもできるし、言わなくても色々察してくれるからこそセレーナの友人でいるんだろうな。
「後で行ってみるよ。勇者のことで結構忙しそうだったから会いに行けてなかったしな」
「うむ。今なら勇者達も出立したし、少し時間に余裕もあるだろう」
「そういえば勇者で思い出したんだけど、この店ってギフトショップなんだよな?」
「もちろんそうだ。外の看板にも書いてあっただろう?」
あの薄汚れた看板には店名がギリギリわかるくらいで、他になにか書いてあっても気付くものはいないだろう。
「やっぱりそうなんだ。看板が少し汚れてて見えなかったのかもしれない。商品とか見るとそんな感じだし、改めて何屋さんなのかなって」
「おお、そうか。最近看板の掃除をしてなかったからな。どうりで客が全く来ないわけだ」
「俺も何度か来たけどお客さんが居るの見たことなかったし、そのせいなのかもな」
「自慢じゃないがうちの商品はどれも高品質で低価格だからな。客が来ないなどまずありえんよ。看板のせいで間違いなかろう。はっはっは!」
ご自慢の商品とやらを手に持ち、誇らしげに声を高くして笑い上げる。
いやいや、間違いなく店主のせいだろう、とツッコミをいれたくなるのを抑えて、本題に入ることにする。
「勇者が授かったギフトって、この世界では使用が禁止されてるくらい強いやつなんだよな?」
「ふむ、少し語弊があるがまあそうだな」
「そんな強いギフトを持った勇者があっさり負けることなんてありえるのか?」
「そのことか。結論から言うとありえるな。そもそも使用が禁止されてるのは強さもあるがもっと別の理由がある。ギフトを所持すればどんな人間でも魔法が使えたり、いきなり筋肉がムキムキになったりするわけだ。そう……たとえそれが老人でも女子供であろうとな」
「前に便利なものって言ってたもんな。でも女性とか、年配の人がある程度重いものを持ったりするのにはいいんじゃないか?」
「そうだな、ギフトとは本来そういう使い方が正しいと思うよ。だがどうだろう? 裏を返せばどんな人間でも屈強な兵士になりえると思わんか? しかも簡単にな」
「……一般人を戦争に巻き込むのか?」
「昔ギフトを使って市民を戦争に従事させていた歴史があってな。あまりにも凄惨で不毛な争いだったため、一般市民を巻き込んでの戦争は止めようという流れになったんだ。その後、戦闘力の高いギフトの使用を禁止にする方向でギフトのランク分けが始まり、今は兵士達にも使用が禁止されてるんだ」
「なるほどな。どこの世界でもそういう歴史があるわけだ。でもそれなら誰もAランクのギフトは使えないから、勇者が負けることにならないんじゃないのか?」
「実状ギフトの使用を禁止することに全世界が納得しているわけではなくて、SSランクのギフトを所持している四つの国がそういう働きかけをしているところなんだ。つまり禁止に同意してない国はランクが高いギフトを使うから、勇者でも負ける可能性があるということだ」
「例えばそういうやつがサルブレムを襲ってきたらどうするんだ? 高ランクのギフトを使わないなら国を奪われてしまうんじゃないのか」
「さっきも言ったが、働きかけてる国はSSランクのギフトという切り札を持っている。SSランクのギフトを所持している国同士は禁止に同意しているわけだ。じゃないと、もし戦争になったらお互い大損害を被ることなるからな。だから襲ってくるやつは個人で使用ができるAランク持ちか、SSランクのギフトを持ってない国になる。いずれにせよSSランクのギフトを所持してる国が絶対ギフトを使わないという保証はどこにもないから、喧嘩は売ってこれないな」
「勇者達を召喚するくらいだから、ギフトを使わないっていう決意は固そうだけど。違うのか?」
「ははっ。それならSSランクのギフトそのものを破棄するだろう? 実際にはギフトの研究開発に余念は無いし、有事の際にはいつでも使用する準備は出来てるだろうな。勇者達を召喚したのはまた別の理由だな」
「そんな……じゃあなんでわざわざ異世界から召喚する必要があるんだ?」
「元々はSSランクのギフトを持っている国同士がお互いの信頼関係維持のために発足されたものなんだ。もしどこかの国が高ランクのギフトを使えばその国に対して懐疑的になるだろ? それを避けるために協定を結んでる国々に許可を取ってから、異世界の人間を召喚するわけだ。こうすることで自分達はギフトを使用しないって意思を示すことが出来るからな」
「勇者達は自国の人間ではないから、自分達は高ランクのギフトを使用してないみたいな言い分か。なんだかややこしいことしてるんだな」
「全くその通りだと思うな。しかも表向きは勇者にしか使わせないと言いつつも、ソウタちゃんが言ったように『自国の兵士ではない』という理由でどの国でも傭兵を雇ったりして使用してるからな。今回はどの国が先に事件を解決するかで、今後の力関係が変わってくるから、勇者だけじゃなくて他の人間も高ランクのギフトを使用するだろう」
「ということはだ。勇者でなくともAランクのギフトは普通に使われていて、召喚された本当の目的はSSランクのギフトを保有する国同士がお互いを牽制をしあうためってことか?」
「そういうことだ。世界を救うなんてのはただの名目にしかすぎないし、はなから期待してるとは思えない。勇者を全面に押し出してはいるが、その実他の策も考えてるはずだ」
そんな話は一切聞いてないし、多分他の勇者達もそんなこと知らないはずだ。
まさか勇者という存在が政治的な目的で利用されてるとはなあ。
一週間ちょっと前に会ったばかりだが、なんだか久しぶりのような気がするな。
店に入ると白衣を着たアリエルがカウンターにうつ伏せて寝ている。
相変わらずこの人は……。
アリエルの体を揺さぶりながら、耳元で大きな声を出す。
「こんにちはー! アリエルー!! 起きてくれ!」
起こされてることに気づいたのか、ゆっくり顔を上げて俺の顔を視認する。
寝ぼけまなこでしばらく俺を見つめた後、再び深い眠りに入ろうとする。
「おいおい! また寝ようとするなよ!」
俺もそれに負けじと再び体を揺さぶりアリエル起こす。
すると、ようやく目を覚まして俺を認識する。
「ん? おお! ソウタちゃんじゃないか! 久しぶりだな」
「一週間ちょっとだけど俺もそう感じるよ。色々迷惑かけたから無事を報告しようと思ってな」
「いやいや、気にすることはない。無事でなによりだ」
「セレーナはなんか言ってた? 勝手に外出しちゃったし、もし訪ねて来てたら怒ってるかなと思って。家に来た様子はないから大丈夫だと思うけど一応確認しときたくて」
それを聞くとアリエルの顔から血の気が引いていく。
「ああ……来たぞ。ソウタちゃんのところに何度か行ったらしくてな。私になにか知らないかと訪ねてきたんだ。だから私が素材集めの依頼をしたという事にして、しばらく帰ってこないことを伝えるとめちゃくちゃ怒られてな……」
「そうなんだ……なんか申し訳ないことをしたな」
「いや構わんよ。私が勝手にお節介を焼いただけだからな」
「セレーナに居ないことがバレたらなんて言おうか考えてたんだ。正直お節介を焼いてくれて助かったよ。ありがとうアリエル」
「後で城に顔を出すといい、セレーナも心配してたから顔を見ると安心するだろう」
なんだかんだ気配りもできるし、言わなくても色々察してくれるからこそセレーナの友人でいるんだろうな。
「後で行ってみるよ。勇者のことで結構忙しそうだったから会いに行けてなかったしな」
「うむ。今なら勇者達も出立したし、少し時間に余裕もあるだろう」
「そういえば勇者で思い出したんだけど、この店ってギフトショップなんだよな?」
「もちろんそうだ。外の看板にも書いてあっただろう?」
あの薄汚れた看板には店名がギリギリわかるくらいで、他になにか書いてあっても気付くものはいないだろう。
「やっぱりそうなんだ。看板が少し汚れてて見えなかったのかもしれない。商品とか見るとそんな感じだし、改めて何屋さんなのかなって」
「おお、そうか。最近看板の掃除をしてなかったからな。どうりで客が全く来ないわけだ」
「俺も何度か来たけどお客さんが居るの見たことなかったし、そのせいなのかもな」
「自慢じゃないがうちの商品はどれも高品質で低価格だからな。客が来ないなどまずありえんよ。看板のせいで間違いなかろう。はっはっは!」
ご自慢の商品とやらを手に持ち、誇らしげに声を高くして笑い上げる。
いやいや、間違いなく店主のせいだろう、とツッコミをいれたくなるのを抑えて、本題に入ることにする。
「勇者が授かったギフトって、この世界では使用が禁止されてるくらい強いやつなんだよな?」
「ふむ、少し語弊があるがまあそうだな」
「そんな強いギフトを持った勇者があっさり負けることなんてありえるのか?」
「そのことか。結論から言うとありえるな。そもそも使用が禁止されてるのは強さもあるがもっと別の理由がある。ギフトを所持すればどんな人間でも魔法が使えたり、いきなり筋肉がムキムキになったりするわけだ。そう……たとえそれが老人でも女子供であろうとな」
「前に便利なものって言ってたもんな。でも女性とか、年配の人がある程度重いものを持ったりするのにはいいんじゃないか?」
「そうだな、ギフトとは本来そういう使い方が正しいと思うよ。だがどうだろう? 裏を返せばどんな人間でも屈強な兵士になりえると思わんか? しかも簡単にな」
「……一般人を戦争に巻き込むのか?」
「昔ギフトを使って市民を戦争に従事させていた歴史があってな。あまりにも凄惨で不毛な争いだったため、一般市民を巻き込んでの戦争は止めようという流れになったんだ。その後、戦闘力の高いギフトの使用を禁止にする方向でギフトのランク分けが始まり、今は兵士達にも使用が禁止されてるんだ」
「なるほどな。どこの世界でもそういう歴史があるわけだ。でもそれなら誰もAランクのギフトは使えないから、勇者が負けることにならないんじゃないのか?」
「実状ギフトの使用を禁止することに全世界が納得しているわけではなくて、SSランクのギフトを所持している四つの国がそういう働きかけをしているところなんだ。つまり禁止に同意してない国はランクが高いギフトを使うから、勇者でも負ける可能性があるということだ」
「例えばそういうやつがサルブレムを襲ってきたらどうするんだ? 高ランクのギフトを使わないなら国を奪われてしまうんじゃないのか」
「さっきも言ったが、働きかけてる国はSSランクのギフトという切り札を持っている。SSランクのギフトを所持している国同士は禁止に同意しているわけだ。じゃないと、もし戦争になったらお互い大損害を被ることなるからな。だから襲ってくるやつは個人で使用ができるAランク持ちか、SSランクのギフトを持ってない国になる。いずれにせよSSランクのギフトを所持してる国が絶対ギフトを使わないという保証はどこにもないから、喧嘩は売ってこれないな」
「勇者達を召喚するくらいだから、ギフトを使わないっていう決意は固そうだけど。違うのか?」
「ははっ。それならSSランクのギフトそのものを破棄するだろう? 実際にはギフトの研究開発に余念は無いし、有事の際にはいつでも使用する準備は出来てるだろうな。勇者達を召喚したのはまた別の理由だな」
「そんな……じゃあなんでわざわざ異世界から召喚する必要があるんだ?」
「元々はSSランクのギフトを持っている国同士がお互いの信頼関係維持のために発足されたものなんだ。もしどこかの国が高ランクのギフトを使えばその国に対して懐疑的になるだろ? それを避けるために協定を結んでる国々に許可を取ってから、異世界の人間を召喚するわけだ。こうすることで自分達はギフトを使用しないって意思を示すことが出来るからな」
「勇者達は自国の人間ではないから、自分達は高ランクのギフトを使用してないみたいな言い分か。なんだかややこしいことしてるんだな」
「全くその通りだと思うな。しかも表向きは勇者にしか使わせないと言いつつも、ソウタちゃんが言ったように『自国の兵士ではない』という理由でどの国でも傭兵を雇ったりして使用してるからな。今回はどの国が先に事件を解決するかで、今後の力関係が変わってくるから、勇者だけじゃなくて他の人間も高ランクのギフトを使用するだろう」
「ということはだ。勇者でなくともAランクのギフトは普通に使われていて、召喚された本当の目的はSSランクのギフトを保有する国同士がお互いを牽制をしあうためってことか?」
「そういうことだ。世界を救うなんてのはただの名目にしかすぎないし、はなから期待してるとは思えない。勇者を全面に押し出してはいるが、その実他の策も考えてるはずだ」
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