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第116話 久しぶりの我が家
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みんなと買い物に行ってから二日が経ち、いよいよサルブレムに帰国することになった。
港にはラスネルさん達が見送りに来てくれていて、みんなと別れの挨拶をする
「じゃあねみんな! 私もすぐにそっちに行くから待っといて」
「ラスネルさんが来るのを待ってますね! レグルスさん達もありがとうございました!」
「色々と迷惑を掛けたな。君達のおかげでソルティーにも平和が戻った」
「いえ、皆さんの力があったからですよ。じゃあテヘルさん、すみませんが後のことはよろしくお願いします」
「おお、任しておいてくれ。話がまとまったらサルブレムに連絡をするよ。帰りも気を付けてな」
「おーい! おめえら! そろそろ行くぞ!」
船の入口からゼダックさんに呼ばれ、急いで船に乗り込む。
船が出港し、デッキの上から手を振りながら最後の別れを告げる。
「色々お世話になりました! またソルティーに遊びに来ますね!」
こうして目的を果たした俺達は、ダルカデルを後にしてサルブレムにある港町シュナールに戻る。
それから数日掛けてシュナールに着き、ぜダックさん達とも別れを済ませることに。
「ここまで本当にありがとうございました!」
「おう! おめえも中々頑張ったじゃねえか!」
「ぜダックさんと一緒じゃなければ、あんなにスムーズにいってなかったと思いますよ」
「まあ、俺達も楽しかったし、金も稼がせてもらったからぼうずには感謝してるぜ!」
「帰ったらウラガン団長に皆さんの活躍を伝えておきますね」
「ウラガンにもよろしく言っといてくれ。ぼうずも何かあったらいつでも言ってこいよ!」
「ええ、また頼みに来ると思いますので、そのときはお願いします!」
その後、船から下りてきたドナイルさんや船員の人達にお礼を言って、別れの挨拶を済ます。
長かった船旅も終わりを向かえ、みんなで思い出を語りながらティントに帰る。
馬車を走らせ、ティントに着いた頃には夜ももう遅くなっていたので、報告は明日にすることに決まる。
リネット達と別れて、向かいある新居に一人寂しく帰る。
今日からまた一人か……。船の中や宿屋だと気にならなかったけど、我が家となるとまたちょっと違うんだよなあ。
家のドアを開けようとしたそのとき、ドアの鍵がかかってないことに気付く。
ん? おかしいぞ……出掛けるとき確かに鍵を閉めたはず……。
もしや泥棒か!?
俺はその場に荷物を置いて剣を握りしめる。そして、ゆっくりとドアを開けて中の様子を窺ってみる。
部屋には明かりが灯っていて、ドアの隙間から小ブタが両手を腰に回して歩いている姿が目に入ってくる。
その姿に自分の目を疑った俺は一旦ドアを閉める。
おい、嘘だろ!? 小ブタが腰に両手を回して二足歩行で歩いてたぞ!? 手の間接どうなってんだよ!
いかん……長旅で疲れてるのかもしれないな。
目を擦ってもう一度覗いて見るも、やはり小ブタは先程とポーズで部屋の中を歩いている。
やっぱり見間違いじゃないようだ……。
俺は意を決して、おもいっきりドアを開けてみる。
すると、奥から誰かがこっちに向かって走ってくる。
「「誰だ!」」
お互いにそう言い合って目が合う。
奥から出てきた三十代くらいの男は、俺が剣を持っているのを見てやや後ろに下がる。
「お、お前……まさか押し入り強盗か?!」
「え? 俺が?」
男にそう言われ、ここが自分の家で間違いないのか自信が持てなくなり、一回ドアを閉めて家の外観を見てみる。
やっぱり俺の家じゃねえか!
再びドアを開けて男に文句を言ってやる。
「ここは俺の家で間違いないぞ! あんたこそ泥棒なんじゃないのか?!」
「ん? ……ああっ!? もしかしてお前がソウタか!」
「どうして俺の名前を知っているんだ?」
「俺はイストウィアから来た人間だ。エクシエルから聞いてないか?」
「ああ!? そういえば誰かに来てもらうみたいな話をしてたな!」
「まあ、立ち話もなんだから中に入ってくれ!」
男に促され、とりあえず中に入って話を聞くことにする。
いや、俺ん家なんだけどな……。
「勝手に上がり込んですまんな。俺はリネット達の指導をしているアグローというものだ」
「そうだったんですね。でもどうして俺の家に?」
「城に住んでも良かったんだが、お前の話を聞いてな。リネット達が世話になってるみたいだし、どんな顔をしてるのか見てやろうと思ってここで帰り待ってたんだ」
「鍵も開いてるし、てっきり泥棒かなにかと思いましたよ。じゃあ、その小ブタはアグローさんのアニマルシェですか?」
「そうだ、紹介しておこう。おい、ミシェル挨拶をしろ」
アグローさんの呼び掛けに、小ブタは背筋をピンと伸ばして二足歩行で歩いてくる。
「やあ、初めましてソウタ君。僕はミシェル。よろしくね」
挨拶を終えた小ブタは、俺にひづめを差し出して握手を求めてくる。
意外と丁寧!
というか、どこを握ったらいいんだよ!
俺はどうしていいか分からないまま、ひづめを軽く握って頭を下げる。
「はあ……こちらこそ、よろしくお願いします……」
「ははは。そんなにかしこまらなくいいよ。今日から寝食を共にするんだから、お互いに仲良くしていこう」
「え? ちょっ! えっ!? 寝食を共にってどういうことですか?!」
「城の中でこの姿だと中々目立つからね。ここに住まわせてもらうことになったんだ。ありがとう」
ありがとうじゃねえよ! なにサラッと決定事項みたいな言い方してんだよ。
「待って下さいよ! 俺はそんな話聞いてないですよ!?」
「え? もしかしてダメなのかい? 僕が……ブタ……だから?」
ミシェルは悲しそうな顔をして前足を床につく。
いや、四足歩行の小ブタに戻っただけだから心境が分かんないって……。
「そうじゃなくて、帰ったら知らない人がいるだけでも戸惑ってるのに、突然そんなこと言われてもすぐには受け入れられないでしょうよ」
「驚かせてごめんね。そうか……どうやら迷惑だったようだね。お詫びといったらなんだけど、僕のことを煮るなり焼くなり好きにしてくれていいよ……」
「話が色々と飛躍しすぎですって! まあ、どうせ一人だから別にいいんですけど」
その言葉にミシェルは目を輝かせて立ち上がる。
「本当かい! じゃあ、ここに住んでもいいんだね?」
「イストウィアから来たのは間違いなさそうだし、一人でいるよりかは楽しいでしょうからね」
「聞きましたかアグロー様! 彼は好青年のようです!」
ミシェルがトコトコとアグローさんのもとに走っていく。
「良かったなミシェル! ソウタは本当にいいのか?」
「まあ、聞きたいことは一杯ありますけど、一応解りました。今日は俺も疲れてるんでその話はまた明日でもいいですか?」
「そうだったな。すまんすまん。ゆっくり寝てくれ!」
アグローさん達とは明日改めて話すことにして、先に寝る準備をする。
帰ったらまさか小ブタがいるとは思わなかったな……。
港にはラスネルさん達が見送りに来てくれていて、みんなと別れの挨拶をする
「じゃあねみんな! 私もすぐにそっちに行くから待っといて」
「ラスネルさんが来るのを待ってますね! レグルスさん達もありがとうございました!」
「色々と迷惑を掛けたな。君達のおかげでソルティーにも平和が戻った」
「いえ、皆さんの力があったからですよ。じゃあテヘルさん、すみませんが後のことはよろしくお願いします」
「おお、任しておいてくれ。話がまとまったらサルブレムに連絡をするよ。帰りも気を付けてな」
「おーい! おめえら! そろそろ行くぞ!」
船の入口からゼダックさんに呼ばれ、急いで船に乗り込む。
船が出港し、デッキの上から手を振りながら最後の別れを告げる。
「色々お世話になりました! またソルティーに遊びに来ますね!」
こうして目的を果たした俺達は、ダルカデルを後にしてサルブレムにある港町シュナールに戻る。
それから数日掛けてシュナールに着き、ぜダックさん達とも別れを済ませることに。
「ここまで本当にありがとうございました!」
「おう! おめえも中々頑張ったじゃねえか!」
「ぜダックさんと一緒じゃなければ、あんなにスムーズにいってなかったと思いますよ」
「まあ、俺達も楽しかったし、金も稼がせてもらったからぼうずには感謝してるぜ!」
「帰ったらウラガン団長に皆さんの活躍を伝えておきますね」
「ウラガンにもよろしく言っといてくれ。ぼうずも何かあったらいつでも言ってこいよ!」
「ええ、また頼みに来ると思いますので、そのときはお願いします!」
その後、船から下りてきたドナイルさんや船員の人達にお礼を言って、別れの挨拶を済ます。
長かった船旅も終わりを向かえ、みんなで思い出を語りながらティントに帰る。
馬車を走らせ、ティントに着いた頃には夜ももう遅くなっていたので、報告は明日にすることに決まる。
リネット達と別れて、向かいある新居に一人寂しく帰る。
今日からまた一人か……。船の中や宿屋だと気にならなかったけど、我が家となるとまたちょっと違うんだよなあ。
家のドアを開けようとしたそのとき、ドアの鍵がかかってないことに気付く。
ん? おかしいぞ……出掛けるとき確かに鍵を閉めたはず……。
もしや泥棒か!?
俺はその場に荷物を置いて剣を握りしめる。そして、ゆっくりとドアを開けて中の様子を窺ってみる。
部屋には明かりが灯っていて、ドアの隙間から小ブタが両手を腰に回して歩いている姿が目に入ってくる。
その姿に自分の目を疑った俺は一旦ドアを閉める。
おい、嘘だろ!? 小ブタが腰に両手を回して二足歩行で歩いてたぞ!? 手の間接どうなってんだよ!
いかん……長旅で疲れてるのかもしれないな。
目を擦ってもう一度覗いて見るも、やはり小ブタは先程とポーズで部屋の中を歩いている。
やっぱり見間違いじゃないようだ……。
俺は意を決して、おもいっきりドアを開けてみる。
すると、奥から誰かがこっちに向かって走ってくる。
「「誰だ!」」
お互いにそう言い合って目が合う。
奥から出てきた三十代くらいの男は、俺が剣を持っているのを見てやや後ろに下がる。
「お、お前……まさか押し入り強盗か?!」
「え? 俺が?」
男にそう言われ、ここが自分の家で間違いないのか自信が持てなくなり、一回ドアを閉めて家の外観を見てみる。
やっぱり俺の家じゃねえか!
再びドアを開けて男に文句を言ってやる。
「ここは俺の家で間違いないぞ! あんたこそ泥棒なんじゃないのか?!」
「ん? ……ああっ!? もしかしてお前がソウタか!」
「どうして俺の名前を知っているんだ?」
「俺はイストウィアから来た人間だ。エクシエルから聞いてないか?」
「ああ!? そういえば誰かに来てもらうみたいな話をしてたな!」
「まあ、立ち話もなんだから中に入ってくれ!」
男に促され、とりあえず中に入って話を聞くことにする。
いや、俺ん家なんだけどな……。
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「そうだったんですね。でもどうして俺の家に?」
「城に住んでも良かったんだが、お前の話を聞いてな。リネット達が世話になってるみたいだし、どんな顔をしてるのか見てやろうと思ってここで帰り待ってたんだ」
「鍵も開いてるし、てっきり泥棒かなにかと思いましたよ。じゃあ、その小ブタはアグローさんのアニマルシェですか?」
「そうだ、紹介しておこう。おい、ミシェル挨拶をしろ」
アグローさんの呼び掛けに、小ブタは背筋をピンと伸ばして二足歩行で歩いてくる。
「やあ、初めましてソウタ君。僕はミシェル。よろしくね」
挨拶を終えた小ブタは、俺にひづめを差し出して握手を求めてくる。
意外と丁寧!
というか、どこを握ったらいいんだよ!
俺はどうしていいか分からないまま、ひづめを軽く握って頭を下げる。
「はあ……こちらこそ、よろしくお願いします……」
「ははは。そんなにかしこまらなくいいよ。今日から寝食を共にするんだから、お互いに仲良くしていこう」
「え? ちょっ! えっ!? 寝食を共にってどういうことですか?!」
「城の中でこの姿だと中々目立つからね。ここに住まわせてもらうことになったんだ。ありがとう」
ありがとうじゃねえよ! なにサラッと決定事項みたいな言い方してんだよ。
「待って下さいよ! 俺はそんな話聞いてないですよ!?」
「え? もしかしてダメなのかい? 僕が……ブタ……だから?」
ミシェルは悲しそうな顔をして前足を床につく。
いや、四足歩行の小ブタに戻っただけだから心境が分かんないって……。
「そうじゃなくて、帰ったら知らない人がいるだけでも戸惑ってるのに、突然そんなこと言われてもすぐには受け入れられないでしょうよ」
「驚かせてごめんね。そうか……どうやら迷惑だったようだね。お詫びといったらなんだけど、僕のことを煮るなり焼くなり好きにしてくれていいよ……」
「話が色々と飛躍しすぎですって! まあ、どうせ一人だから別にいいんですけど」
その言葉にミシェルは目を輝かせて立ち上がる。
「本当かい! じゃあ、ここに住んでもいいんだね?」
「イストウィアから来たのは間違いなさそうだし、一人でいるよりかは楽しいでしょうからね」
「聞きましたかアグロー様! 彼は好青年のようです!」
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「良かったなミシェル! ソウタは本当にいいのか?」
「まあ、聞きたいことは一杯ありますけど、一応解りました。今日は俺も疲れてるんでその話はまた明日でもいいですか?」
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