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2章.寝鳥と朝行月
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私が物心がつく頃
というか、しっかりとした思考ができる様になったのは1歳前後だった
それまではぼんやりとしていて、あまり記憶がない
意識を確立したと同時期に、前世の記憶があると気づいた
天使様は、記憶について何も言っていなかったけれど、死に方が特殊だったし、そういうものなのかもしれない
そういえばと、天使様からの贈り物はなんだろうかと思った
特段、前世と変わったところは見受けられず、まあもともと何か欲しかったわけでもないと受け流していたのだが、思わぬところで理由を知った
テレビでやっていた、教育番組
そこで人間やそれ以外の種族に関する、生態についての解説が放送されていた
解説のお姉さんが言うには、この世界の人間は、特異な能力を持って生まれることがあるそうだ
天使様もファンタジックと言っていたしそう言うこともあるのだろう
遺伝などは関係なく、5歳を境目に発現し始めるらしい
老年期を迎えてから発現することもあり、5歳までは脳が負荷に耐えられない為、無意識に制限をかけているとか
それを見て、もしかしたら贈り物はそう言うものではと思ったのだ
私は、現在3歳
まだ、条件を満たしていないのではないかと
真面目そうな天使様のことだから、忘れているということもないだろうし
せっかく、天使様に考えてもらったのだ
その時が来たらしっかりと受け取ろう
まあ、ここまですべて憶測なのだが
贈り物、と言えばこの環境もか
一般的に裕福に分類され、何不自由のない暮らし
そして、誰もいない家
そう、現在この家には3歳の私を除き誰も住んでいない
別に、愛がないとか、虐待とかではない
両親は、異種族共存を実現するための会社に勤めていてそこそこ偉い地位の役職だった
偉いと言ってもデスクで書類にサインをするような仕事ではなく、異種族間のギャップにより生活が困難な者への補助や保護、その指揮をとる役割の人だ
当然、私が生まれる前から忙しい人で日本どころか世界中で活動していたらしい
私が生まれた直後は、流石にこの家に腰を落ち着けてはいたが忙しいことに変わりはない
遅くまで働いていたり、夜中の呼び出しを知っていて、世話をしてもらう程図々しくはないつもりだ
少しずつ身の回りのことをやっているうちに、両親も安心したのだろう
以前の様に、世界を飛び回っている
小さな子供を連れ回れる、労働環境ではないので私はお留守番というわけだ
もちろん、両親は事前に私に意思確認をしてくれた
私が嫌だと言っていれば、ここに残るつもりで、あっさり頷いた私に寂しいとすら言っていた
次の日には、「お土産たくさん送るね」と元気になっていたが
とういうわけで、自由な一人暮らし中だ
別に両親が嫌いなわけではないが、一人の方が落ち着く
こうして生まれ直したが、人と関わるのは得意ではないままだ
そうでなくとも、自分の仕事が大好きな両親を縛り付けるのも気が引けたし
そう言うわけで、まだ義務教育すら始まっていない私は、特にやることもなく、一日中本を読んで過ごしている
食事についても、スーパーからのお届け便で外に出る必要ないしね
少なくとも小学生になるまでは、この生活が続くと
そう思っていたのだが
「グルルゥ…ッワウ!!」
何故か、私の前には全力で威嚇をする男の子
人間のものではない、犬の様な耳を後ろに倒し牙を剥き出しにしている
現実逃避をしたくなるのをぐっと堪えて、彼と一緒に送られてきた手紙にもう一度目を通す
『
可愛い、可愛い時雨へ
やあ、元気にしていたかい?
時雨はしっかりさんだから、大丈夫かと思うけど、何かあったらすぐに連絡してね。
時雨が我慢をしていないか心配です。
と、そんな無理をさせている時雨に申し訳ないけど、お願いがあるんだ。
この手紙を持って来た、男の子がいるだろ?
その子は、私達が保護した子なんだけれど少し訳ありでね。
その子は人狼なのだけど、大人が近くにいるだけで、噛みついたりしてしまうんだ。
その上、本人もストレスで寝ることもできない。
どうしようかと思っていたんだけど、子供なら少しはマシみたいなんだ。
だから、時雨となら仲良くなれるかと思ってね。
ほら時雨、犬派だったろ?
もちろん、時雨が嫌なら他に方法を考えるけど。
その子を助けてくれると嬉しいな。
時雨が、大好きなパパより
追伸
お土産をたくさん送ったから、楽しみにしていてね。
』
宛名を見る
時雨、今の私の名前だ
筆跡
うん、お父さんの癖がでてる
内容
受け入れ難いが、現状と一致している
いや、いくらしっかりしているとはいえ3歳の子供に子供を任せるか
まあ、この世界は種族によって成長速度が違うからそういう感覚が薄いのかもしれないけど
この子だって、5歳くらいだろうに
とはいえ、父さんがわざわざ私に頼んだと言うことは相当困っていたのだろう
改めて、男の子に向き直る
グレーの耳と、しっぽ
今は威嚇しているけれど、うん可愛いかな?
まあ、犬派なので
「初めまして
私は、時雨
君の名前を教えてくれる?」
「…グルルゥ」
返答はなしか
手紙にこの子についてのレポートが同封されていたが、一応会話は可能と書いてある
言葉がわからないのではなく警戒しているだけだろう
大人を嫌ってるみたいだし、敬語なしで話しかけてみたんだが
さて、どうしたものかと思っているとぐぅと腹のなる音が聞こえた
一応言っておくが、私ではない
「そうだね、ひとまずご飯にしよう
話はそれからでもできる」
そうと決まればキッチンへ…
「ん?」
後ろから男の子が一定の距離を保ってついてくる
警戒対象を視界から外したくないのだろうか
まあ、問題はない
それよりご飯の準備をしなくては
人狼の食性は、人間と大して変わらない
どちらかと言うと、肉類を好むぐらいだ
と、あの教育番組で言っていた
本当に、守備範囲が広いなあの番組
レポートには、警戒して食事にもあまり手をつけていないと書いてある
いくら人間より胃が強い種族とはいえ、いきなり重いものは受け付けないだろう
水分多めのミルク粥でもつくるか
とんとん、ぐつぐつと鍋をかきわしているとキッチンにはお腹の空く匂いが立ち込める
それに合わせて、男の子の鼻がヒクヒクと動くが、ハッとして威嚇をするを繰り返している
食欲はある様でよかった
完成したミルク粥をお皿に盛って机へ
と行きたいところだがこの様子では、椅子に座ってゆっくり食事とも行かないだろう
綺麗にしたフローリングにランチョンマットを敷いて食器を並べる
この方がまだ、食べやすいだろう
少し離れたところで、いただきますとひとくち食べる
まあ、不味くはない筈だ
温度も人肌35度、火傷することもない
「ほら、これは食べられる物だ
君もお食べ」
しばらく警戒していたが、空腹が勝ったのかひとくち食べるとそこからは手が止まることはなかった
目の前で調理していたのも良かったのかもしれない
「おかわりもあるから、ゆっくりね」
聞こえているのかいないのか
完食の後、お皿をこちらに押して来たから聞こえているかな
よそい直したお皿を近くに置くとまた食べ始める
その手が止まるのに3皿必要でしたとさ
たくさん作っておいて良かった
お腹もいっぱいになった様だし、この子についての話し合いを
と思ったのだが、こくりと頭が揺れる
うん、三代欲求!
まあ、まともに寝れていないと書いてあったし睡眠不足も仕方ない
眠そうにしながら威嚇しているが、多少気が緩んだのかと思えばいい傾向だろう
まだ、早いが寝てしまおう
この子をきちんと寝かしつけられるかは、別として
というか、しっかりとした思考ができる様になったのは1歳前後だった
それまではぼんやりとしていて、あまり記憶がない
意識を確立したと同時期に、前世の記憶があると気づいた
天使様は、記憶について何も言っていなかったけれど、死に方が特殊だったし、そういうものなのかもしれない
そういえばと、天使様からの贈り物はなんだろうかと思った
特段、前世と変わったところは見受けられず、まあもともと何か欲しかったわけでもないと受け流していたのだが、思わぬところで理由を知った
テレビでやっていた、教育番組
そこで人間やそれ以外の種族に関する、生態についての解説が放送されていた
解説のお姉さんが言うには、この世界の人間は、特異な能力を持って生まれることがあるそうだ
天使様もファンタジックと言っていたしそう言うこともあるのだろう
遺伝などは関係なく、5歳を境目に発現し始めるらしい
老年期を迎えてから発現することもあり、5歳までは脳が負荷に耐えられない為、無意識に制限をかけているとか
それを見て、もしかしたら贈り物はそう言うものではと思ったのだ
私は、現在3歳
まだ、条件を満たしていないのではないかと
真面目そうな天使様のことだから、忘れているということもないだろうし
せっかく、天使様に考えてもらったのだ
その時が来たらしっかりと受け取ろう
まあ、ここまですべて憶測なのだが
贈り物、と言えばこの環境もか
一般的に裕福に分類され、何不自由のない暮らし
そして、誰もいない家
そう、現在この家には3歳の私を除き誰も住んでいない
別に、愛がないとか、虐待とかではない
両親は、異種族共存を実現するための会社に勤めていてそこそこ偉い地位の役職だった
偉いと言ってもデスクで書類にサインをするような仕事ではなく、異種族間のギャップにより生活が困難な者への補助や保護、その指揮をとる役割の人だ
当然、私が生まれる前から忙しい人で日本どころか世界中で活動していたらしい
私が生まれた直後は、流石にこの家に腰を落ち着けてはいたが忙しいことに変わりはない
遅くまで働いていたり、夜中の呼び出しを知っていて、世話をしてもらう程図々しくはないつもりだ
少しずつ身の回りのことをやっているうちに、両親も安心したのだろう
以前の様に、世界を飛び回っている
小さな子供を連れ回れる、労働環境ではないので私はお留守番というわけだ
もちろん、両親は事前に私に意思確認をしてくれた
私が嫌だと言っていれば、ここに残るつもりで、あっさり頷いた私に寂しいとすら言っていた
次の日には、「お土産たくさん送るね」と元気になっていたが
とういうわけで、自由な一人暮らし中だ
別に両親が嫌いなわけではないが、一人の方が落ち着く
こうして生まれ直したが、人と関わるのは得意ではないままだ
そうでなくとも、自分の仕事が大好きな両親を縛り付けるのも気が引けたし
そう言うわけで、まだ義務教育すら始まっていない私は、特にやることもなく、一日中本を読んで過ごしている
食事についても、スーパーからのお届け便で外に出る必要ないしね
少なくとも小学生になるまでは、この生活が続くと
そう思っていたのだが
「グルルゥ…ッワウ!!」
何故か、私の前には全力で威嚇をする男の子
人間のものではない、犬の様な耳を後ろに倒し牙を剥き出しにしている
現実逃避をしたくなるのをぐっと堪えて、彼と一緒に送られてきた手紙にもう一度目を通す
『
可愛い、可愛い時雨へ
やあ、元気にしていたかい?
時雨はしっかりさんだから、大丈夫かと思うけど、何かあったらすぐに連絡してね。
時雨が我慢をしていないか心配です。
と、そんな無理をさせている時雨に申し訳ないけど、お願いがあるんだ。
この手紙を持って来た、男の子がいるだろ?
その子は、私達が保護した子なんだけれど少し訳ありでね。
その子は人狼なのだけど、大人が近くにいるだけで、噛みついたりしてしまうんだ。
その上、本人もストレスで寝ることもできない。
どうしようかと思っていたんだけど、子供なら少しはマシみたいなんだ。
だから、時雨となら仲良くなれるかと思ってね。
ほら時雨、犬派だったろ?
もちろん、時雨が嫌なら他に方法を考えるけど。
その子を助けてくれると嬉しいな。
時雨が、大好きなパパより
追伸
お土産をたくさん送ったから、楽しみにしていてね。
』
宛名を見る
時雨、今の私の名前だ
筆跡
うん、お父さんの癖がでてる
内容
受け入れ難いが、現状と一致している
いや、いくらしっかりしているとはいえ3歳の子供に子供を任せるか
まあ、この世界は種族によって成長速度が違うからそういう感覚が薄いのかもしれないけど
この子だって、5歳くらいだろうに
とはいえ、父さんがわざわざ私に頼んだと言うことは相当困っていたのだろう
改めて、男の子に向き直る
グレーの耳と、しっぽ
今は威嚇しているけれど、うん可愛いかな?
まあ、犬派なので
「初めまして
私は、時雨
君の名前を教えてくれる?」
「…グルルゥ」
返答はなしか
手紙にこの子についてのレポートが同封されていたが、一応会話は可能と書いてある
言葉がわからないのではなく警戒しているだけだろう
大人を嫌ってるみたいだし、敬語なしで話しかけてみたんだが
さて、どうしたものかと思っているとぐぅと腹のなる音が聞こえた
一応言っておくが、私ではない
「そうだね、ひとまずご飯にしよう
話はそれからでもできる」
そうと決まればキッチンへ…
「ん?」
後ろから男の子が一定の距離を保ってついてくる
警戒対象を視界から外したくないのだろうか
まあ、問題はない
それよりご飯の準備をしなくては
人狼の食性は、人間と大して変わらない
どちらかと言うと、肉類を好むぐらいだ
と、あの教育番組で言っていた
本当に、守備範囲が広いなあの番組
レポートには、警戒して食事にもあまり手をつけていないと書いてある
いくら人間より胃が強い種族とはいえ、いきなり重いものは受け付けないだろう
水分多めのミルク粥でもつくるか
とんとん、ぐつぐつと鍋をかきわしているとキッチンにはお腹の空く匂いが立ち込める
それに合わせて、男の子の鼻がヒクヒクと動くが、ハッとして威嚇をするを繰り返している
食欲はある様でよかった
完成したミルク粥をお皿に盛って机へ
と行きたいところだがこの様子では、椅子に座ってゆっくり食事とも行かないだろう
綺麗にしたフローリングにランチョンマットを敷いて食器を並べる
この方がまだ、食べやすいだろう
少し離れたところで、いただきますとひとくち食べる
まあ、不味くはない筈だ
温度も人肌35度、火傷することもない
「ほら、これは食べられる物だ
君もお食べ」
しばらく警戒していたが、空腹が勝ったのかひとくち食べるとそこからは手が止まることはなかった
目の前で調理していたのも良かったのかもしれない
「おかわりもあるから、ゆっくりね」
聞こえているのかいないのか
完食の後、お皿をこちらに押して来たから聞こえているかな
よそい直したお皿を近くに置くとまた食べ始める
その手が止まるのに3皿必要でしたとさ
たくさん作っておいて良かった
お腹もいっぱいになった様だし、この子についての話し合いを
と思ったのだが、こくりと頭が揺れる
うん、三代欲求!
まあ、まともに寝れていないと書いてあったし睡眠不足も仕方ない
眠そうにしながら威嚇しているが、多少気が緩んだのかと思えばいい傾向だろう
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