3 / 383
第1章 エイゼル領の伯爵
第1章第001話 お決まりの知らない天井
しおりを挟む
第1章第001話 お決まりの知らない天井
・Side:ツキシマ・レイコ
目が覚めると、見知らぬ板張りの天井が目に入った。
「…ここはどこ?」
知らない天井…最初に浮かんだのがお決まりのセリフで面はゆい。でも言わないわよ。
病院の天井は白いライトパネル貼りだったはずだけど、今見えているのは木造の天井。私はログハウスっぽい部屋のベットで寝ていた。ただ、一部屋にしてはかなり広く、まるで体育館かという感じで天井が高い。
「私、死に損ねたのかな?」
最後の点滴を思い出して、腕をさする。けど、そのときには感じていたはずの体のだるさは全くなく、何ヶ月ぶりかにむしろ軽快。
差し込む明るさに右を見ると、ガラス張りの広い窓がある。外には先ほど見たような感じで山河の絶景が広がっていた。
「目が覚めたかい?」
びくっとして窓とは反対側を見ると、そこには大きなリクライニングソファーに座ってタブレットで何かを読んでいる赤いドラゴンがいた。
「びっくりさせてすまないね。眼鏡をかけたら雰囲気が和らぐと思ったんだけどな。」
立てば今の私の背の倍はあろうドラゴンが、お腹を上にして足を組んでソファーにもたれかかっている風景は、結構シュールだ。
そのドラゴンは、タブレットを脇のテーブルに置いて起き上がり、ベットの脇にノシノシとやってきた。
ドラゴンの見た目はちょっと恐かったけど。会話が出来る知性あるとなると話は別だし。それにこの声には聞き覚えがある。
「玲子君、気分はどうだい?」
ドラゴンはイタズラっぽく微笑んだ。口に牙が並んでいるのが見える。やっぱりちょっと恐い。
ただ、口は殆ど動かさずに声を出している。
「ん? 玲子君?」
私を君付けで呼ぶ人は、数えるほどしかいないし。この声は…ん?赤いドラゴン?赤井だけに?…まさか。
「…もしかして、赤井さん?」
「はっはっは。ご名答!」
うれしそうに牙を剥き出しにするドラゴン。
「…赤井さんだから赤いんですか?」
「あははは。それはたまたま! まぁこの姿はいろいろ考えが合ってね。けっこういけてるでしょ?」
巨体がその場で一回転する。尻尾危ないです。
「…私がこうしているって事は、スキャナーの結果がうまくいったって事でいいんでしょうか?」
「解析にかなり時間がかかったけどね。うん、相当かかったよ。なにせ最初期のスキャナーだったからね。データがかなり不完全で、そこから再現するのは、かなり苦労したよ」
「不完全?」
ちょっと心配になってきた。
「うん。今の玲子君は、百パーセントがオリジナルと同じとは言えない。何をもって同じとするかにもよるけど、大体八割くらいだと思ってくれていいよ。残りの部分はまぁ、推測やら当時の記録から推測して補完してある。ただ、覚醒している意識として違和感があるような状態ではないと思うけど。どう?」
両手を見つつ、いろいろ思い出そうとしてみる。病院にいた最後の記憶はあるけど、当時と比べて何かが変わったかと聞かれてもちょっと困る。
「そうだ。今は"いつ"なんですか?」
赤井さんは、また困ったような顔をした。ドラゴンなのに、表情は結構豊かなようだ。
自分のこめかみのあたりをドラゴンの爪でカリカリとかきながら答えてくれた、
「…驚かないでくれよ。あの時からは三千万年ほど経っている」
「…はい?」
耳に入った数字を疑った。
「三万日とかではなく、三千万?」
「そう、三千万年」
「一億年の三割の三千万年?」
「その、三千万年」
恐竜が絶滅したのが六千五百万年前。その半分近くの時間が経っている?
「そうだ、お母さんっ! お母さんはどうなったの?」
この質問に、赤井さんは再度困ったような顔になるが、テーブルに置かれていたタブレットを持ってきた。赤井さんが簡単に操作すると、そこに一枚の写真が表示された。
一人の白髪の老女、八十歳くらいだろうか。品の良いスーツを着て椅子に座っている。
その周りには、数十人の老若男女。卒業式の記念写真のようにも見えるけど、周囲の人の年齢は結構バラバラのようだ。
「あのあと君のお母様は、持っていた教師免許で中学校の教師になったんだ。出身地の学校で教鞭を執られて、定年後も非常勤として勤められていた」
写真の背景には、「月島先生、お疲れ様でした」との横断幕。
「引退する最後の授業の日には、教わった生徒達が集まってくれて。これはそのときの記念写真ね。ちなみにこれを撮影したのは僕」
赤井さんも横から、懐かしそうに写真を眺めている。
「お母様は、この写真の八ヶ月後に亡くなった。お葬式にはその写真の教え子らが、たくさん参列してくれたよ」
母が亡くなった。既に遙か昔、当たり前ではあるけど、言葉にされるとショックだった。私の記憶では、ついさっきお別れしたばかりなのに。
写真の中の母。老けたけど、確かに母だ。うれしそうに微笑んでいる。周りの人たちも微笑んでいる。
タブレットの母を撫でると、他の写真に変わった。宴会の最中の写真だろう、母はうれしそうに笑っていた。
私が死んで一人になって…それが心残りだったけど。寂しくはなかったんだと思うったら、ちょっとホッとした。
それでも…
赤井さんは、私の頭をポンポンと叩くと、静かにその部屋を出て。しばらく私を一人にしてくれた。
…悲しいとはちょっと違う。母が天寿を全うしたと分かって、寂しくは無かったんだろうと分って。ホッとした…けど。
ただ、置いていかれた感じがして少し寂しかった。"あの日の私"は、お母さんにも会えたのだろうか? お母さんはお父さんに会えたのだろうか?
------------------------------------------------------------------------
ハビタブルゾーンにある惑星なら、だいたい第三くらいになるよね?ということで。未来の地球ではありません。
・Side:ツキシマ・レイコ
目が覚めると、見知らぬ板張りの天井が目に入った。
「…ここはどこ?」
知らない天井…最初に浮かんだのがお決まりのセリフで面はゆい。でも言わないわよ。
病院の天井は白いライトパネル貼りだったはずだけど、今見えているのは木造の天井。私はログハウスっぽい部屋のベットで寝ていた。ただ、一部屋にしてはかなり広く、まるで体育館かという感じで天井が高い。
「私、死に損ねたのかな?」
最後の点滴を思い出して、腕をさする。けど、そのときには感じていたはずの体のだるさは全くなく、何ヶ月ぶりかにむしろ軽快。
差し込む明るさに右を見ると、ガラス張りの広い窓がある。外には先ほど見たような感じで山河の絶景が広がっていた。
「目が覚めたかい?」
びくっとして窓とは反対側を見ると、そこには大きなリクライニングソファーに座ってタブレットで何かを読んでいる赤いドラゴンがいた。
「びっくりさせてすまないね。眼鏡をかけたら雰囲気が和らぐと思ったんだけどな。」
立てば今の私の背の倍はあろうドラゴンが、お腹を上にして足を組んでソファーにもたれかかっている風景は、結構シュールだ。
そのドラゴンは、タブレットを脇のテーブルに置いて起き上がり、ベットの脇にノシノシとやってきた。
ドラゴンの見た目はちょっと恐かったけど。会話が出来る知性あるとなると話は別だし。それにこの声には聞き覚えがある。
「玲子君、気分はどうだい?」
ドラゴンはイタズラっぽく微笑んだ。口に牙が並んでいるのが見える。やっぱりちょっと恐い。
ただ、口は殆ど動かさずに声を出している。
「ん? 玲子君?」
私を君付けで呼ぶ人は、数えるほどしかいないし。この声は…ん?赤いドラゴン?赤井だけに?…まさか。
「…もしかして、赤井さん?」
「はっはっは。ご名答!」
うれしそうに牙を剥き出しにするドラゴン。
「…赤井さんだから赤いんですか?」
「あははは。それはたまたま! まぁこの姿はいろいろ考えが合ってね。けっこういけてるでしょ?」
巨体がその場で一回転する。尻尾危ないです。
「…私がこうしているって事は、スキャナーの結果がうまくいったって事でいいんでしょうか?」
「解析にかなり時間がかかったけどね。うん、相当かかったよ。なにせ最初期のスキャナーだったからね。データがかなり不完全で、そこから再現するのは、かなり苦労したよ」
「不完全?」
ちょっと心配になってきた。
「うん。今の玲子君は、百パーセントがオリジナルと同じとは言えない。何をもって同じとするかにもよるけど、大体八割くらいだと思ってくれていいよ。残りの部分はまぁ、推測やら当時の記録から推測して補完してある。ただ、覚醒している意識として違和感があるような状態ではないと思うけど。どう?」
両手を見つつ、いろいろ思い出そうとしてみる。病院にいた最後の記憶はあるけど、当時と比べて何かが変わったかと聞かれてもちょっと困る。
「そうだ。今は"いつ"なんですか?」
赤井さんは、また困ったような顔をした。ドラゴンなのに、表情は結構豊かなようだ。
自分のこめかみのあたりをドラゴンの爪でカリカリとかきながら答えてくれた、
「…驚かないでくれよ。あの時からは三千万年ほど経っている」
「…はい?」
耳に入った数字を疑った。
「三万日とかではなく、三千万?」
「そう、三千万年」
「一億年の三割の三千万年?」
「その、三千万年」
恐竜が絶滅したのが六千五百万年前。その半分近くの時間が経っている?
「そうだ、お母さんっ! お母さんはどうなったの?」
この質問に、赤井さんは再度困ったような顔になるが、テーブルに置かれていたタブレットを持ってきた。赤井さんが簡単に操作すると、そこに一枚の写真が表示された。
一人の白髪の老女、八十歳くらいだろうか。品の良いスーツを着て椅子に座っている。
その周りには、数十人の老若男女。卒業式の記念写真のようにも見えるけど、周囲の人の年齢は結構バラバラのようだ。
「あのあと君のお母様は、持っていた教師免許で中学校の教師になったんだ。出身地の学校で教鞭を執られて、定年後も非常勤として勤められていた」
写真の背景には、「月島先生、お疲れ様でした」との横断幕。
「引退する最後の授業の日には、教わった生徒達が集まってくれて。これはそのときの記念写真ね。ちなみにこれを撮影したのは僕」
赤井さんも横から、懐かしそうに写真を眺めている。
「お母様は、この写真の八ヶ月後に亡くなった。お葬式にはその写真の教え子らが、たくさん参列してくれたよ」
母が亡くなった。既に遙か昔、当たり前ではあるけど、言葉にされるとショックだった。私の記憶では、ついさっきお別れしたばかりなのに。
写真の中の母。老けたけど、確かに母だ。うれしそうに微笑んでいる。周りの人たちも微笑んでいる。
タブレットの母を撫でると、他の写真に変わった。宴会の最中の写真だろう、母はうれしそうに笑っていた。
私が死んで一人になって…それが心残りだったけど。寂しくはなかったんだと思うったら、ちょっとホッとした。
それでも…
赤井さんは、私の頭をポンポンと叩くと、静かにその部屋を出て。しばらく私を一人にしてくれた。
…悲しいとはちょっと違う。母が天寿を全うしたと分かって、寂しくは無かったんだろうと分って。ホッとした…けど。
ただ、置いていかれた感じがして少し寂しかった。"あの日の私"は、お母さんにも会えたのだろうか? お母さんはお父さんに会えたのだろうか?
------------------------------------------------------------------------
ハビタブルゾーンにある惑星なら、だいたい第三くらいになるよね?ということで。未来の地球ではありません。
163
あなたにおすすめの小説
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
寿明結未(旧・うどん五段)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
建国のアルトラ ~魔界の天使 (?)の国造り奮闘譚~
ヒロノF
ファンタジー
死後に転生した魔界にて突然無敵の身体を与えられた地野改(ちの かい)。
その身体は物理的な攻撃に対して金属音がするほど硬く、マグマや高電圧、零度以下の寒さ、猛毒や強酸、腐食ガスにも耐え得る超高スペックの肉体。
その上で与えられたのはイメージ次第で命以外は何でも作り出せるという『創成魔法』という特異な能力。しかし、『イメージ次第で作り出せる』というのが落とし穴! それはイメージ出来なければ作れないのと同義! 生前職人や技師というわけでもなかった彼女には機械など生活を豊かにするものは作ることができない! 中々に持て余す能力だったが、周囲の協力を得つつその力を上手く使って魔界を住み心地良くしようと画策する。
近隣の村を拠点と定め、光の無かった世界に疑似太陽を作り、川を作り、生活基盤を整え、家を建て、魔道具による害獣対策や収穫方法を考案。
更には他国の手を借りて、水道を整備し、銀行・通貨制度を作り、発電施設を作り、村は町へと徐々に発展、ついには大国に国として認められることに!?
何でもできるけど何度も失敗する。
成り行きで居ついてしまったケルベロス、レッドドラゴン、クラーケン、歩く大根もどき、元・書物の自動人形らと共に送る失敗と試行錯誤だらけの魔界ライフ。
様々な物を創り出しては実験実験また実験。果たして住み心地は改善できるのか?
誤字脱字衍字の指摘、矛盾の指摘大歓迎です! 見つけたらご報告ください!
2024/05/02改題しました。旧タイトル
『魔界の天使 (?)アルトラの国造り奮闘譚』
2023/07/22改題しました。旧々タイトル
『天使転生?~でも転生場所は魔界だったから、授けられた強靭な肉体と便利スキル『創成魔法』でシメて住み心地よくしてやります!~』
この作品は以下の投稿サイトにも掲載しています。
『小説家になろう(https://ncode.syosetu.com/n4480hc/)』
『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる