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第5章 クラーレスカ正教国の聖女
第5章第006話 鉄道計画
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第5章第006話 鉄道計画
・Side:ツキシマ・レイコ
蒸留酒増産計画に息巻くニプール伯爵とハンマ親方。食べ物よりお酒で話が大きくなってきましたが。
にしても。やっぱ輸送が街道の馬車だけでは、いろいろ限界がありますね。
「レイコ殿、何か不審点でも?」
ニプール伯爵が、私が考え込んでいるのを見て聞いてきました。
「いえ、やっぱ大量輸送に鉄道とか欲しいなぁと。これが港町なら、まだ船が使えるんですけどね。移動や輸送に時間がかからなければ、生鮮食品も運べるし、観光客も呼べます」
「鉄道というのは、いつぞや話していた蒸気で動く馬車みたいな乗り物のことだな」
前にアイズン伯爵にエイゼル市の都市計画について語ったときに、鉄道の話も出ました。
「観光ですか? ここには、エイゼル市のような賑やかな商店通りも、ボルト島のような貴族の宿泊地も無いですぞ」
そういう賑やかしさも良いけど、ちゃうんですよ、こういう所に求められているのは。
「山の方に温泉があると聞きましたけど」
「西の山脈端の温泉ですか。視察の時には世話になることもありますね。実はちょっと楽しみなんですよ、あそこ」
「そこに居心地の良い宿とか建てて。あと美味しいものはもう揃ってますからね。休みを過ごすにはのんびりして良いところじゃないかと思うんですけど。私のいたところでは、観光業ってのも経済的にけっこう馬鹿に出来ないんですよ。観光客がお金を落していくなんて言い方しますけど。今の内に線路を敷く土地とか確保しておいた方が良いかも」
「…うーん。乗り合いの馬車を定期的に走らせれば…いやエイゼル市から五日かかるのはやはり難があるな」
エイゼル市から時速十キロくらいの馬車で五日。宿泊間隔が不均等なのでここまでだいたい三百キロほど。
もし鉄道が通ったのなら、そこそこの速度の列車でも、朝にエイゼル市を出れば夕食はここで食べられるくらいにはなります。
「鉄道ならだいたい七時間くらいですね。うんと進歩したら二時間くらいで」
「そんなに早いのか? ぜひ作りたい物だが…」
「実現は時間の問題だとしても、開発にはまだ十年以上かかると思いますが。ネイルコード国で考えるのなら、まずはエイゼルから王都経由で、オーガル領を通ってユルガルム領行きルートが最有力ですか」
「…確か、馬車百台分を一日で運べるとか。実現したら、ものすごい経済効果じゃな。蒸気機関とやらの研究には既に指示を出しておるし。原理を証明できる試作品が出来れば、王都の方でも予算を付けてくれるそうじゃ」
「ネイルコード国を縦断したのなら、次は横断。アマランカ領から国境抜けてダーコラにエルセニムも! さらに正教国を通って大陸の西の果てまで! ですかね。さらにこんどは網の目状であらゆる処を繋げて…」
「…そりゃまた大きく出たの。国を跨ぐのはいろいろ大変じゃろうが。そこまで出来たら凄いことじゃな。どけだけの人と物と金が動くことにやるのやら…」
アイズン伯爵がちょっと遠い目になります。
「経済の繋がりは自然と鉄道も繋げますから。鉄道が開発されたらまず間違いなくそうなるかなとは思います。いつになるとは言えませんけど」
「家の領で造った酒が、遙か西の国でも飲まれるようになるのか… なんとも幸せな夢ですな」
ニプール伯爵もなんかうっとりしています。
十年とは言いましたけど。日本で初めてイギリスあたりから持ち込まれた実際に走るミニ蒸気機関車を見た佐賀の田中久重という職人が、二年足らずで同じくミニ蒸気機関車を作った話とか。前原巧山という愛媛の提灯職人が蒸気機関の船を作った人の話がありましたね。案外早く実現するかもしれません。
「真鍮と木材作った試作品で、動作するところまでは検証が出来ています。みな面白がっていましたよ。ただ、あれがどこまで大きく出来るのか、どうしたら大きく出来るのか、このへんはまだ手探りとしか言いようがないですな」
「え? ハンマ親方、試作品出来てたのなら見せて欲しかったな」
「ははは。若いのが急造した奴だし、ユルガルム行きでそれどころじゃなかったんだよ。すまないなレイコ殿」
原理を教えてから半月経っていないですよ。…こりゃ五十年後に新幹線走っていても驚きませんね?
「レイコちゃんは、そういった知識とかを他国にも広めて良いと考えてるのね?」
アイリさんが聞いてきます。
「うーん。戦争とかのネタにされるのは勘弁だけど。みんなが幸せになれるのなら、独り占めする理由も無いですからね。その辺のさじ加減は私だけでは判断出来ないので。奉納の手続きとかもろもろ、頼りにしています」
「うわ~すごいこと頼りにされちゃった。…ただまぁ、ランドゥーク商会だけじゃもう抱えきれないんじゃ無いかと。アイズン伯爵」
「うむ。…もっと大規模に管理する必要があるとは思うのじゃがな。ただ、国の庁でで管理するのも違うんじゃ無いかと思っておってな。いっそ、専門の商会を立ち上げた方がいいんじゃないかと考えておる」
「…なんか面倒なことに… アイリさんかタロウさん、会頭やって下さい!」
「「ええええええっっっ!」」
それもありじゃなとかアイズン伯爵が言い出すので、ちょっと阿鼻叫喚です。
「…レイコ、やっぱり赤竜神の巫女様なのね…」
マーリアちゃんがまたなんか感心したように見てきます。そんな遠い目されるとちょっと悲しい。
「基本的に"知っているだけ"だし、まだまだ物を作るための道具を作るための道具のまた道具…って段階だから。先は長いわよ? マナまで作れるようになるのに何百年かかるのやら…」
「っ! レイコ様、マナが作れるのですか?」
同席していたエルセニム国のノドムさんが立ち上がって驚いています。マナ術師からすれば、根源たるマナ自体を作れるのなら、究極のマナ術と言えるでしょう。
トクマクの街でコッパーさんとナガルさんと合流したときに話をしたのは、皆さん聞いていましたが、それですらほとんど理解できてないでしょうね。私でも数式を知っているだけですし。
「理屈だけは、赤井さん…赤竜神が私の頭に入れといてくれてましたけど…」
「けど?」
「太陽に線が入っているのはご存じだと思いますが。あそこがマナを作っている工場なんですよね。太陽の光を使って」
「「「「「………?」」」」」
ほら。あまりのスケールのでかさに、皆さん想像がショートしてしまいました。
「レイコ…もうさすが神様でいいわよね? あそこまでどうやって行ってどうやって作るのか、見当も付かないわよ?」
「凄い技術があるだけで、神様ではないですよ。元は職場の上司だし」
「…人類の英知は、いつかあそこにたどり着けるというのか…」
コッパーさんは、なんか感極まったみたいです。
「なんにせよ。石を一段ずつ積み重ねて山脈に至るということじゃな。この世界はまだ、せいぜい数段積んだ程度なのじゃろう」
アイズン伯爵がまとめて下さいました。
「その石を積む人間の身にもなってください、伯爵…」
ハンマ親方、がんば。
夢広がりんぐな、一部の人には道程の余りの長さに心折れそうな歓談で夜は更け。
次の朝、早朝にもかかわらず、ニプール伯爵が見送りに出て来てくれました。
「タシニの崖崩れの始末について、まだ礼を言っていなかったですな、レイコ殿。あそこが早急に開通したのは、我が領にとっても大助かりでした。領を代表してお礼いたします」
「国の方から報酬はいただいていますので、お気になさらず」
「ふむ。陛下も、レイコ殿の一番の価値は、巫女であるとか武威ではなく知識の方にあると仰っていたが。昨日の会談でよく分りました。ネイルコード国がこの先どう変わっていくのか、楽しみにしておりますぞ」
にっこりと笑うカイゼル髭。楽しみにされちゃいました。
・Side:ツキシマ・レイコ
蒸留酒増産計画に息巻くニプール伯爵とハンマ親方。食べ物よりお酒で話が大きくなってきましたが。
にしても。やっぱ輸送が街道の馬車だけでは、いろいろ限界がありますね。
「レイコ殿、何か不審点でも?」
ニプール伯爵が、私が考え込んでいるのを見て聞いてきました。
「いえ、やっぱ大量輸送に鉄道とか欲しいなぁと。これが港町なら、まだ船が使えるんですけどね。移動や輸送に時間がかからなければ、生鮮食品も運べるし、観光客も呼べます」
「鉄道というのは、いつぞや話していた蒸気で動く馬車みたいな乗り物のことだな」
前にアイズン伯爵にエイゼル市の都市計画について語ったときに、鉄道の話も出ました。
「観光ですか? ここには、エイゼル市のような賑やかな商店通りも、ボルト島のような貴族の宿泊地も無いですぞ」
そういう賑やかしさも良いけど、ちゃうんですよ、こういう所に求められているのは。
「山の方に温泉があると聞きましたけど」
「西の山脈端の温泉ですか。視察の時には世話になることもありますね。実はちょっと楽しみなんですよ、あそこ」
「そこに居心地の良い宿とか建てて。あと美味しいものはもう揃ってますからね。休みを過ごすにはのんびりして良いところじゃないかと思うんですけど。私のいたところでは、観光業ってのも経済的にけっこう馬鹿に出来ないんですよ。観光客がお金を落していくなんて言い方しますけど。今の内に線路を敷く土地とか確保しておいた方が良いかも」
「…うーん。乗り合いの馬車を定期的に走らせれば…いやエイゼル市から五日かかるのはやはり難があるな」
エイゼル市から時速十キロくらいの馬車で五日。宿泊間隔が不均等なのでここまでだいたい三百キロほど。
もし鉄道が通ったのなら、そこそこの速度の列車でも、朝にエイゼル市を出れば夕食はここで食べられるくらいにはなります。
「鉄道ならだいたい七時間くらいですね。うんと進歩したら二時間くらいで」
「そんなに早いのか? ぜひ作りたい物だが…」
「実現は時間の問題だとしても、開発にはまだ十年以上かかると思いますが。ネイルコード国で考えるのなら、まずはエイゼルから王都経由で、オーガル領を通ってユルガルム領行きルートが最有力ですか」
「…確か、馬車百台分を一日で運べるとか。実現したら、ものすごい経済効果じゃな。蒸気機関とやらの研究には既に指示を出しておるし。原理を証明できる試作品が出来れば、王都の方でも予算を付けてくれるそうじゃ」
「ネイルコード国を縦断したのなら、次は横断。アマランカ領から国境抜けてダーコラにエルセニムも! さらに正教国を通って大陸の西の果てまで! ですかね。さらにこんどは網の目状であらゆる処を繋げて…」
「…そりゃまた大きく出たの。国を跨ぐのはいろいろ大変じゃろうが。そこまで出来たら凄いことじゃな。どけだけの人と物と金が動くことにやるのやら…」
アイズン伯爵がちょっと遠い目になります。
「経済の繋がりは自然と鉄道も繋げますから。鉄道が開発されたらまず間違いなくそうなるかなとは思います。いつになるとは言えませんけど」
「家の領で造った酒が、遙か西の国でも飲まれるようになるのか… なんとも幸せな夢ですな」
ニプール伯爵もなんかうっとりしています。
十年とは言いましたけど。日本で初めてイギリスあたりから持ち込まれた実際に走るミニ蒸気機関車を見た佐賀の田中久重という職人が、二年足らずで同じくミニ蒸気機関車を作った話とか。前原巧山という愛媛の提灯職人が蒸気機関の船を作った人の話がありましたね。案外早く実現するかもしれません。
「真鍮と木材作った試作品で、動作するところまでは検証が出来ています。みな面白がっていましたよ。ただ、あれがどこまで大きく出来るのか、どうしたら大きく出来るのか、このへんはまだ手探りとしか言いようがないですな」
「え? ハンマ親方、試作品出来てたのなら見せて欲しかったな」
「ははは。若いのが急造した奴だし、ユルガルム行きでそれどころじゃなかったんだよ。すまないなレイコ殿」
原理を教えてから半月経っていないですよ。…こりゃ五十年後に新幹線走っていても驚きませんね?
「レイコちゃんは、そういった知識とかを他国にも広めて良いと考えてるのね?」
アイリさんが聞いてきます。
「うーん。戦争とかのネタにされるのは勘弁だけど。みんなが幸せになれるのなら、独り占めする理由も無いですからね。その辺のさじ加減は私だけでは判断出来ないので。奉納の手続きとかもろもろ、頼りにしています」
「うわ~すごいこと頼りにされちゃった。…ただまぁ、ランドゥーク商会だけじゃもう抱えきれないんじゃ無いかと。アイズン伯爵」
「うむ。…もっと大規模に管理する必要があるとは思うのじゃがな。ただ、国の庁でで管理するのも違うんじゃ無いかと思っておってな。いっそ、専門の商会を立ち上げた方がいいんじゃないかと考えておる」
「…なんか面倒なことに… アイリさんかタロウさん、会頭やって下さい!」
「「ええええええっっっ!」」
それもありじゃなとかアイズン伯爵が言い出すので、ちょっと阿鼻叫喚です。
「…レイコ、やっぱり赤竜神の巫女様なのね…」
マーリアちゃんがまたなんか感心したように見てきます。そんな遠い目されるとちょっと悲しい。
「基本的に"知っているだけ"だし、まだまだ物を作るための道具を作るための道具のまた道具…って段階だから。先は長いわよ? マナまで作れるようになるのに何百年かかるのやら…」
「っ! レイコ様、マナが作れるのですか?」
同席していたエルセニム国のノドムさんが立ち上がって驚いています。マナ術師からすれば、根源たるマナ自体を作れるのなら、究極のマナ術と言えるでしょう。
トクマクの街でコッパーさんとナガルさんと合流したときに話をしたのは、皆さん聞いていましたが、それですらほとんど理解できてないでしょうね。私でも数式を知っているだけですし。
「理屈だけは、赤井さん…赤竜神が私の頭に入れといてくれてましたけど…」
「けど?」
「太陽に線が入っているのはご存じだと思いますが。あそこがマナを作っている工場なんですよね。太陽の光を使って」
「「「「「………?」」」」」
ほら。あまりのスケールのでかさに、皆さん想像がショートしてしまいました。
「レイコ…もうさすが神様でいいわよね? あそこまでどうやって行ってどうやって作るのか、見当も付かないわよ?」
「凄い技術があるだけで、神様ではないですよ。元は職場の上司だし」
「…人類の英知は、いつかあそこにたどり着けるというのか…」
コッパーさんは、なんか感極まったみたいです。
「なんにせよ。石を一段ずつ積み重ねて山脈に至るということじゃな。この世界はまだ、せいぜい数段積んだ程度なのじゃろう」
アイズン伯爵がまとめて下さいました。
「その石を積む人間の身にもなってください、伯爵…」
ハンマ親方、がんば。
夢広がりんぐな、一部の人には道程の余りの長さに心折れそうな歓談で夜は更け。
次の朝、早朝にもかかわらず、ニプール伯爵が見送りに出て来てくれました。
「タシニの崖崩れの始末について、まだ礼を言っていなかったですな、レイコ殿。あそこが早急に開通したのは、我が領にとっても大助かりでした。領を代表してお礼いたします」
「国の方から報酬はいただいていますので、お気になさらず」
「ふむ。陛下も、レイコ殿の一番の価値は、巫女であるとか武威ではなく知識の方にあると仰っていたが。昨日の会談でよく分りました。ネイルコード国がこの先どう変わっていくのか、楽しみにしておりますぞ」
にっこりと笑うカイゼル髭。楽しみにされちゃいました。
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