248 / 384
第7章 Welcome to the world
第7章第021話 沼男ならぬ沼娘?
しおりを挟む
第7章第021話 沼男ならぬ沼娘?
・Side:ツキシマ・レイコ
マナ。まぁ地球の人間からすれば夢のような物質です。
ほぼE=MC二乗のエネルギーを内包し、それを保持している核子構造をそのまま演算回路として働かせることもでき、放射線も遮断されています。
この世界の人はまだ、マナをほとんど熱源としてしか使っていませんが。過去にこの惑星のテラフォーミングのために大量に散布され、いくらかは地層となって産出もしますし。生物内では神経系に蓄積して、その信号に干渉したり干渉されたり…この辺はまだよくわかんないですけど。人においては、身体強化やら、電気・電磁的効果を上手く扱える人なら遠隔攻撃や電撃も可能です。…使った本人にもダメージが入るので、使い方や使い処が難しいですけどね。
ユルガルムの工房にて、マナを使ったモーターや冷房などの電気的効果の使い方が開発されつつあります。もし体内でコントロールすることなくマナのエネルギーが直接扱えるのなら… まぁ兵器として使われるのも時間の問題でしょうか。レイコ・ガンとかレイコ・バスターとか、私自身がいろいろとそれを使い示しちゃっていますし。
太陽リングでマナが生産されているのは赤井さんから聞いています。あそこなら太陽光が使い放題ですからね。熱の問題さえクリアーすれば、地球の近くで太陽光発電するよりよほど効率良くエネルギーを得ることが出来るでしょう。
巨大なリングが受け取るその莫大なエネルギーで、エネルギーをそのまま質量に変換したに等しいマナを量産しています。どうやって地球に持ってきているんでしょう? まぁマスドライバーとかいくらでも手段はありそうですが。
そんなところで。もしマナを自由に出来たら。この青年は何をしたいのでしょう?
「今ユルガルム領では、マナを使ったいいろんなものを開発しているのは知っている? その分程度のマナなら、これからもそう不足しないと思うけど。ここの様に魔獣も来るしね。太陽まで取りに行くのは、ものすごくたいへんよ?」
魔獣の体内で濃縮されるマナ。または一部の地域に堆積しているテラフォーミングの残滓のマナ。量も濃度もさほど多いとは言えませんが。マナはちょっとした量でもほぼ無補給でお風呂を沸かし続けられます。
「…レイコ殿の体は、マナで作られたものだそうですね。」
「この体は赤竜神に貰った物ってだけで、私自身全部を理解して使っているわけでは無いですけどね。それなりに便利だとは思うけど、良いことばかりではないわよ?」
「良いことばかりではない?」
「まず、この見た目のまま成長しないし。私、これでも中身は27歳よ」
「不老不死。人の究極の夢ではないですか? 正教国のサラダーン前祭司長もそれを求めてたと聞いていますが」
正確には、死なせてしまった女性の復活ですけどね。人体のマナ濃度を上げる実験をして、魔獣化…魔人化してしまった被害者が出ています。
「まぁ、実際に生きていたころと合わせてもまだ三十年も生きていないし、これからずっと不老不死と言われてもピンときていないけどね。…でもまぁ、面白いこと以外にも辛いことも確定で沢山起きると思うわよ」
「辛いこと?」
「私以外がみんな死んでしまうこと」
「… もし皆が不老不死に成れるのなら、それも解消されるのでは?」
「勘違いしている人は多いけど。記憶や経験を共有しているってだけで、生きていた頃の私と今の私はまったく別の存在よ。不老不死を望んでマナの体を手に入れられたとしても、生き残るのは複製の方だけで、自身は確実に死にます。私も自分が死んだときの記憶はしっかりあるわよ。その時に元の私は確実に死んでいるわ」
「…」
「この違和感、想像できる?」
二十世紀の哲学者が提案した思考実験に"沼男"というものがあります。
落雷である男が死んで沼に落ちてしまうが、偶然にその落雷で沼の泥から男と全く同じ存在が誕生してしまう。その"沼男"は、男と入れ替わるように生活を続けていく…という。
最初の男は確実に死んでいるが。沼男の方はその断絶をまったく意識していない。そんなお話。
マナで体を作って脳内のデータを複製するだけでは、当人にとっては不老不死にたり得ないのです。
まぁこの辺の話は、"スキャン"の開発が始まったときに散々議論された話で。関わっていた私達には今更なのですが。
この断絶を無くす方法の一つ。脳とコンピューターの融合。
例えば。ある人の脳細胞を一つずつ人工脳細胞に交換していき、最終的には人工脳細胞だけになる。さて、どの時点でその人は死に、沼男が生まれたことになるのか。
こんな感じで脳内の処理を普段から外部に依存させることで、意識を徐々に脳外に移していく。電脳化なんて単語も、SF用語としてはポピュラーでしたね。
脳からデータを取り出し、またある時はデータを脳に書き戻す。これが当たり前になれば、人の本質はそのデータその物となり、沼男の心配をする意味がなくなる…
父は元々この技術について、脳とコンピューターの新世代インターフェイスを目標として研究開発を始めました。また、脳内の処理を参考に、より高度なAI開発の一助とすることを目指していたと聞いてます。
まぁ私が生きていた頃には、研究が結実するのは遙か未来の話ではあったのですが。
父から最初に聞いた時には、まさか自分がその開発に関わるようになり、さらにこうして沼娘として遙か未来に存在することになるとは思わなかったのですけど。
「この技術が不老不死だと思う? 貴方ならこの処置を受けてみたい? というより、受けれるのなら死んでも良いとまで考えられる?」
「確かに…自分で受けてみたいかと言われれば、躊躇してしまいますね。ここに居る自分はどのみち死んでしまうのですから」
まぁこの辺は、一般の人々の間における死生観自体の進歩を待たないといけないでしょう。
「それに、今の私を絶対的な武力や万能の存在みたいに見てくる人もいるし。そりゃ降りかかる火の粉は払えるに越したことはないけど。べつにこの力を誇示したいわけでもないし、普段は普通の人として過ごしたいわ」
「でも、ネイルコードに武力を提供したり、知識を分け与えたりしていますよね?」
武力って… 武器についてはほとんど知識は出していないのですが。まぁ小規模な戦闘に参加したことはあるけど、その程度ですよ?。
「武力って言われても、そもそも私から手を出したことは無いし、今までのことは全部成り行きよ? 知識にしても、私が知っている程度の知識はいつかはこの世界の人もたどり着くものだから、私がいなくても時間の問題です」
技術文明の発展について大きく時間短縮している事は認めますが。科学技術なんていつかたどる道です。
「成り行きでダーコラと正教国を滅ぼしましたか?」
「人聞き悪い言い方しないでくださいな。国はそのまま残っているでしょ?」
「しかし…両国ともトップが排斥されてますよね?」
「私を便利なコマにしようとしたし、王侯貴族聖職者優先で政も杜撰な国だったでしょ? ネイルコード国が繁栄を続ける限り、時間の問題だったのよ。それにダーコラと正教国が変わって何か悪くなったことなんてないでしょ? 今まで好き勝手やってきた人には災難だったかもだけど、それこそ自業自得よ」
「…いささか傲慢にも思いますが。無理をして変える必要があったのですか?」
この青年、あちらの貴族の出かしら?
「今までうまく行っていたのになんで変えるのかってこと? それは現状の上手くいっていない部分を無視して、将来に目を瞑っていただけよ。王侯貴族が国民から搾取するだけの国なんて必ず行き詰まって、変わることが出来た国に遠からず経済力で圧倒されるわよ。むしろ、今のうちに改革できたのなら僥倖でしょう。ネイルコード国がまだ大人しいうちに落ち着いたのなら、むしろ良かったでしょ?」
」
自由経済というものは恐ろしく侵略的です。ネイルコードが大人しい段階ってのは、経済による結びつきをあくまで身内の結束のために使っているだけで、征服の為の経済侵略を意識していないってだけのことです。アイズン伯爵の才気が本気で大陸制覇なんてことに向かったら、他の国はあっというまに経済的植民地になるでしょうね。
アイズン伯爵は顔に似合わず善人過ぎます。手の届く範囲の不幸を放置できない人です。
そんな彼の手綱を上手く操っているのがクライスファー陛下とローザリンテ殿下でしょうか。そんなアイズン伯爵の欠点を知っているからこそ、国政に対してはアドバイザーのレベルで留めています。
国王夫妻が完全な善人だなんてことは思っていませんが。大抵の国で王侯貴族が政治経済を好き勝手に牛耳っているこの世界にしては、かなりまともな為政者だと思うくらいには信頼していますし。…仮に本当に大陸が制覇されるのなら、ネイルコード主導が最善だとも思っています。
…武力で大陸制覇を目指すなんて事になったら、相手が酷い国でもない限り手を貸すつもりはありませんけどね。今のところ、孫の代くらいは大丈夫そうですが。
・Side:ツキシマ・レイコ
マナ。まぁ地球の人間からすれば夢のような物質です。
ほぼE=MC二乗のエネルギーを内包し、それを保持している核子構造をそのまま演算回路として働かせることもでき、放射線も遮断されています。
この世界の人はまだ、マナをほとんど熱源としてしか使っていませんが。過去にこの惑星のテラフォーミングのために大量に散布され、いくらかは地層となって産出もしますし。生物内では神経系に蓄積して、その信号に干渉したり干渉されたり…この辺はまだよくわかんないですけど。人においては、身体強化やら、電気・電磁的効果を上手く扱える人なら遠隔攻撃や電撃も可能です。…使った本人にもダメージが入るので、使い方や使い処が難しいですけどね。
ユルガルムの工房にて、マナを使ったモーターや冷房などの電気的効果の使い方が開発されつつあります。もし体内でコントロールすることなくマナのエネルギーが直接扱えるのなら… まぁ兵器として使われるのも時間の問題でしょうか。レイコ・ガンとかレイコ・バスターとか、私自身がいろいろとそれを使い示しちゃっていますし。
太陽リングでマナが生産されているのは赤井さんから聞いています。あそこなら太陽光が使い放題ですからね。熱の問題さえクリアーすれば、地球の近くで太陽光発電するよりよほど効率良くエネルギーを得ることが出来るでしょう。
巨大なリングが受け取るその莫大なエネルギーで、エネルギーをそのまま質量に変換したに等しいマナを量産しています。どうやって地球に持ってきているんでしょう? まぁマスドライバーとかいくらでも手段はありそうですが。
そんなところで。もしマナを自由に出来たら。この青年は何をしたいのでしょう?
「今ユルガルム領では、マナを使ったいいろんなものを開発しているのは知っている? その分程度のマナなら、これからもそう不足しないと思うけど。ここの様に魔獣も来るしね。太陽まで取りに行くのは、ものすごくたいへんよ?」
魔獣の体内で濃縮されるマナ。または一部の地域に堆積しているテラフォーミングの残滓のマナ。量も濃度もさほど多いとは言えませんが。マナはちょっとした量でもほぼ無補給でお風呂を沸かし続けられます。
「…レイコ殿の体は、マナで作られたものだそうですね。」
「この体は赤竜神に貰った物ってだけで、私自身全部を理解して使っているわけでは無いですけどね。それなりに便利だとは思うけど、良いことばかりではないわよ?」
「良いことばかりではない?」
「まず、この見た目のまま成長しないし。私、これでも中身は27歳よ」
「不老不死。人の究極の夢ではないですか? 正教国のサラダーン前祭司長もそれを求めてたと聞いていますが」
正確には、死なせてしまった女性の復活ですけどね。人体のマナ濃度を上げる実験をして、魔獣化…魔人化してしまった被害者が出ています。
「まぁ、実際に生きていたころと合わせてもまだ三十年も生きていないし、これからずっと不老不死と言われてもピンときていないけどね。…でもまぁ、面白いこと以外にも辛いことも確定で沢山起きると思うわよ」
「辛いこと?」
「私以外がみんな死んでしまうこと」
「… もし皆が不老不死に成れるのなら、それも解消されるのでは?」
「勘違いしている人は多いけど。記憶や経験を共有しているってだけで、生きていた頃の私と今の私はまったく別の存在よ。不老不死を望んでマナの体を手に入れられたとしても、生き残るのは複製の方だけで、自身は確実に死にます。私も自分が死んだときの記憶はしっかりあるわよ。その時に元の私は確実に死んでいるわ」
「…」
「この違和感、想像できる?」
二十世紀の哲学者が提案した思考実験に"沼男"というものがあります。
落雷である男が死んで沼に落ちてしまうが、偶然にその落雷で沼の泥から男と全く同じ存在が誕生してしまう。その"沼男"は、男と入れ替わるように生活を続けていく…という。
最初の男は確実に死んでいるが。沼男の方はその断絶をまったく意識していない。そんなお話。
マナで体を作って脳内のデータを複製するだけでは、当人にとっては不老不死にたり得ないのです。
まぁこの辺の話は、"スキャン"の開発が始まったときに散々議論された話で。関わっていた私達には今更なのですが。
この断絶を無くす方法の一つ。脳とコンピューターの融合。
例えば。ある人の脳細胞を一つずつ人工脳細胞に交換していき、最終的には人工脳細胞だけになる。さて、どの時点でその人は死に、沼男が生まれたことになるのか。
こんな感じで脳内の処理を普段から外部に依存させることで、意識を徐々に脳外に移していく。電脳化なんて単語も、SF用語としてはポピュラーでしたね。
脳からデータを取り出し、またある時はデータを脳に書き戻す。これが当たり前になれば、人の本質はそのデータその物となり、沼男の心配をする意味がなくなる…
父は元々この技術について、脳とコンピューターの新世代インターフェイスを目標として研究開発を始めました。また、脳内の処理を参考に、より高度なAI開発の一助とすることを目指していたと聞いてます。
まぁ私が生きていた頃には、研究が結実するのは遙か未来の話ではあったのですが。
父から最初に聞いた時には、まさか自分がその開発に関わるようになり、さらにこうして沼娘として遙か未来に存在することになるとは思わなかったのですけど。
「この技術が不老不死だと思う? 貴方ならこの処置を受けてみたい? というより、受けれるのなら死んでも良いとまで考えられる?」
「確かに…自分で受けてみたいかと言われれば、躊躇してしまいますね。ここに居る自分はどのみち死んでしまうのですから」
まぁこの辺は、一般の人々の間における死生観自体の進歩を待たないといけないでしょう。
「それに、今の私を絶対的な武力や万能の存在みたいに見てくる人もいるし。そりゃ降りかかる火の粉は払えるに越したことはないけど。べつにこの力を誇示したいわけでもないし、普段は普通の人として過ごしたいわ」
「でも、ネイルコードに武力を提供したり、知識を分け与えたりしていますよね?」
武力って… 武器についてはほとんど知識は出していないのですが。まぁ小規模な戦闘に参加したことはあるけど、その程度ですよ?。
「武力って言われても、そもそも私から手を出したことは無いし、今までのことは全部成り行きよ? 知識にしても、私が知っている程度の知識はいつかはこの世界の人もたどり着くものだから、私がいなくても時間の問題です」
技術文明の発展について大きく時間短縮している事は認めますが。科学技術なんていつかたどる道です。
「成り行きでダーコラと正教国を滅ぼしましたか?」
「人聞き悪い言い方しないでくださいな。国はそのまま残っているでしょ?」
「しかし…両国ともトップが排斥されてますよね?」
「私を便利なコマにしようとしたし、王侯貴族聖職者優先で政も杜撰な国だったでしょ? ネイルコード国が繁栄を続ける限り、時間の問題だったのよ。それにダーコラと正教国が変わって何か悪くなったことなんてないでしょ? 今まで好き勝手やってきた人には災難だったかもだけど、それこそ自業自得よ」
「…いささか傲慢にも思いますが。無理をして変える必要があったのですか?」
この青年、あちらの貴族の出かしら?
「今までうまく行っていたのになんで変えるのかってこと? それは現状の上手くいっていない部分を無視して、将来に目を瞑っていただけよ。王侯貴族が国民から搾取するだけの国なんて必ず行き詰まって、変わることが出来た国に遠からず経済力で圧倒されるわよ。むしろ、今のうちに改革できたのなら僥倖でしょう。ネイルコード国がまだ大人しいうちに落ち着いたのなら、むしろ良かったでしょ?」
」
自由経済というものは恐ろしく侵略的です。ネイルコードが大人しい段階ってのは、経済による結びつきをあくまで身内の結束のために使っているだけで、征服の為の経済侵略を意識していないってだけのことです。アイズン伯爵の才気が本気で大陸制覇なんてことに向かったら、他の国はあっというまに経済的植民地になるでしょうね。
アイズン伯爵は顔に似合わず善人過ぎます。手の届く範囲の不幸を放置できない人です。
そんな彼の手綱を上手く操っているのがクライスファー陛下とローザリンテ殿下でしょうか。そんなアイズン伯爵の欠点を知っているからこそ、国政に対してはアドバイザーのレベルで留めています。
国王夫妻が完全な善人だなんてことは思っていませんが。大抵の国で王侯貴族が政治経済を好き勝手に牛耳っているこの世界にしては、かなりまともな為政者だと思うくらいには信頼していますし。…仮に本当に大陸が制覇されるのなら、ネイルコード主導が最善だとも思っています。
…武力で大陸制覇を目指すなんて事になったら、相手が酷い国でもない限り手を貸すつもりはありませんけどね。今のところ、孫の代くらいは大丈夫そうですが。
36
あなたにおすすめの小説
ペットになった
ノーウェザー
ファンタジー
ペットになってしまった『クロ』。
言葉も常識も通用しない世界。
それでも、特に不便は感じない。
あの場所に戻るくらいなら、別にどんな場所でも良かったから。
「クロ」
笑いながらオレの名前を呼ぶこの人がいる限り、オレは・・・ーーーー・・・。
※視点コロコロ
※更新ノロノロ
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる