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第8章 東方諸島セイホウ王国
第8章第024話 セイホウ王国御館
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第8章第024話 セイホウ王国御館
・Side:ツキシマ・レイコ
セイホウ王国到着記念の船員宿舎宴会ですが。
半分酔い潰れて。半分が食い倒れて。散々な惨状となりました。
なんとか船に次の当直の人と交代させて次の朝。飲み過ぎた人たちがグロッキーとなってるところに、カラサームさんがやってきました。
「…昨晩は盛り上がったようですね。出された料理には私も興味があったのですが。ともかく。レイコ様、ネタリア閣下、オレク司令、マーリア様、アライ殿には、早速御館…この国の宮殿の方におこし戴きたいのですが」
「承知しました。準備しますね」
さすがにそのメンバーで潰れている人はないので。OKですよ。
「昨日の今日で申し訳ないです。さすがに赤竜神の巫女様を宿舎の方に何日も留め置くわけにも行かないですからね。御館の方に一泊はして戴くことになると思いますが、その後については向こうで打ち合わせを。それでは、昼過ぎにまたお迎えに参りますので、そのように」
こういうことは想定していますので。持ってきた中で一番良い服に着替えて登城の準備です。
ネイルコード組はネイルコードの正装。まぁ王城でよく見ていた軍服と貴族の服を合わせたような服装ですね。
マーリアちゃんは、エルセニムの女性騎士の正装です。まぁこれも軍服の類いですか。ネイルコードの王城に行ったときに着たようなドレスも持ってきているのですが、謁見でパーティードレスはちとそぐわないと言うことでのチョイスです。セレブロさんも、ハーネスに付けたゴルゲットを銀製のものに交換です。
私とアライさんは、アイリさんが持たせてくれた一張羅。ベースはネイルコードの貴族の正装で。私とアライさんのサイズに合わせていろいろカスタマイズされています。レッドさんも今日はゴルゲットを付けています。地球大使のロゼットも付けていますよ。アライさんはちょっと窮屈そうです。
昼食後に待っていると、馬車がやってきました。カラサームさんが案内してくれるそうです。
本島東側に連なる山地、その南端がお城となっています。城壁は麓にあるので、斜面の施設は、麓からは丸見えですね。御館と呼ばれる宮殿と、行政施設が並んでいます。
城までは街の中を進んでいくのですが。
土台は石、建物は木造。通りに面した壁は漆喰。屋根は板葺きですね。だいたいが二階建てなので。町並みは江戸の街…ってより昭和の雰囲気ですかね? 写真でしか知りませんが。
馬車が通りかかるのは、商会が集まっているところでしょうか? 夫人や子供はほとんど見えず、働いている男の人が多いです。
人々の服装はいろいろ。ネイルコードと変わらない物から、和服に見えるものまで。セイホウ王国の民族衣装というよりは、貿易都市といった感じのごっちゃ具合。午後一ということててちょっと暑い日和ですので、袖なしで働いている人がほとんどです。
看板とかに使われている文字は、ネイルコードとほぼ同じのようです。まぁこの辺も、東の大陸から来た物ですので。場所毎に言葉や文字が大きく違わない様です。ただ、使われている絵文字はネイルコードより多い感じですね。
荷物を積んだ馬車の往来も多く、結構活気にあふれています。
時間が合ったら、是非この街の市場とかも寄ってみたいですね。ネイルコードでは見たことのない食材に出会えそうで、楽しみです。
「セイホウ王国の各所と、海路陸路で物資のやりとりしていますから、この国では首都テルローグが物流の中心地となっています。セイホウ王国の商会の本拠地も多くが首都に置かれています」
ネイルコードが王都とエイゼル市で分かれているのとは違いますが。ネイルコードも別に意図して分けたというより立地の問題ですからね。東京なんかごっちゃでしたし。
馬車は、城壁の最初の門を越えて坂を上っていきます。
城壁の中は緑も多く。その間に建物が散在している感じで。上の方ほど構造が複雑で高貴って雰囲気の建物ですね。エイゼル市の貴族街や城というよりは、お寺や神社の雰囲気に近いかな? 山中の寺社は、大抵こんな感じで斜面に建っていることが多いですからね。
建っている建物は、一階の半分まで石造りで。壁は漆喰いで白いです。屋根は、聖教都で見かけたような銅板葺きですかね。赤銅色と緑色が混在している感じで。これはこれで趣のある建物です。
馬車の中で、カラサームさんが、事前の説明をしてくれます。航海中にもセイホウ王国の構成については教えて貰っていますが。今は復習と、今日の謁見のメンバーについてです。
「この国の元首は、ウェルタパリア・デール・テルレイ様と申します。我が国の女王で、我々は御館様と呼んでおりいますが。皆様にはネイルコードと同じく陛下と呼んでいただくのが無難かと思います」
はい。敬意は必要ですよね。
街の様子からして善政布いているようなので。悪い王様という感じではないようです。
「あと。ガルシナロパス・ラス・ノゲラス二位が同席されます。二位というのはネイルコードでの侯爵にあたり、役職は宰相です」
この辺もネイルコードと似たような感じですか。
「この国の最高権力者はもちろん御館様なのですが。ノゲラス二位も御館様を立ててはおりますが、かなりの権勢をもっており。有能な方ではありますがいろいろ厳しい方でもあります。揚げ足を取られぬようご留意を。ネタリア外相には、航海の時にもうお話ししてあるのですが」
「…その宰相様は、ネイルコードに何か含むところが?」
「ノゲラス様に限った話しではないのですが。あなた方の大陸の人々は、元をたどればセイホウ王国の人間ですからな。セイホウ王国こそ大陸の国々の宗主国という意識を持っている者が多いのです。さらに言えば、帝国のあった東の大陸も、元を質せば我々の物だと。まぁ今では国力は西の大陸の方が上ですからな。露骨に見下したり侮ったりという訳ではないですが、もっと大陸の政治や利権に食い込み影響力を持ちたいたいと考えている勢力はそこそこいるのです」
侮ってはいないけど、同等に見たくないというところでしょうか。
「ネイルコードの発展ついては詳細に報告されていますし。そこにレイコ殿が関わっていることも広く知られています。いろいろ勧誘が来る心づもりはお願い致します」
「ネイルコードの発展は、むしろアイズン伯爵の功績ですけどね。まずはあの人の政策を学んだ方が得るものは大きいと思いますが」
「私も同意ではあるのですが。あの経済という考え方が、民への過度な優遇、貴族の権威の否定と捉える者が多そうでしてな」
圧政はしていないけど、手綱を緩めたり手放すつもりもない…ってところですか。国の改革は、まず王侯貴族の意識改革から…ってことですね。
ネイルコードの場合、アイズン伯爵がいましたし。陛下もある意味アイズン伯爵の弟子ですから。その辺はうまく回っています。
馬車は進んで、もう一重高めの城壁のある一角へ。広い庭…というより、石葺きの広場があって。その周囲に高めの平屋がどんとあります。中国のお城…というより、私は神社を思い出しました。そういう荘厳な雰囲気がある建物ですね。
馬車はその前に止まって、降りるよう指示されました。
中も一段高い石板の床ですね。土足…というか、外履きそのままで入って良いそうです。木造の家に入るときには、日本人としてはちょっと躊躇してしまいますよね。
セレブロさんは、マーリアちゃんの横をそのまま歩きますが。レッドさんは私が抱っこします。けっこうキョロキョロしているレッドさん。私もキョロキョロしてしまいます。
しばらく進むと。
「こちらが謁見の間です。」
開けられた観音開きの扉。お城の謁見室…というより、神社の拝殿って感じですね。ネイルコードの謁見の広間も教会という雰囲気でしたが。
玉座に座られている女性、ウェルタパリア・デール・テルレイ陛下ですね。二十代中盤、まだ三十前って感じですが。髪は黒に近い茶、ここまで濃い色はこちらでは珍しいですね。肌の色も少し濃くて。それでいて瞳の色は青。東南アジア系といよりは、エジプト人っぽい感じです。
ここはネイルコードより気温も高めなので、白い薄めの服で。服の仕立ては前あわせの和服っぽさもありますが。に金色のゴルゲットも込みで。これも巫女というよりはエジプトの王族の方が近い感じですか。
玉座の左右には、三人ずつ妙齢の男性が並んでいます。皆がこうなんというか、こちらを品定めする様な視線を向けていますが。彼らがこの国のトップ集団なんでしょう。どなたが宰相のガルシナロパス・ラス・ノゲラスさんかな?
「御館様。こちらがネイルコード王国およびエルセニム王国の使節団の皆様です」
カラサームさんが一人ずつ紹介してくれます。
…レッドさんが紹介されたときの視線が痛かったですね。
「ウェルタパリア・デール・テルレイ陛下にご挨拶申し上げます。ご尊顔を拝謁する栄誉に即し、誠に恐悦至極にございます」
ネタリア外相が代表して挨拶します。私も含め、全員で膝を付いて敬意を表します。
が…
なんと、玉座に座っていたウェルタパリア陛下が立ち上がり。こちらに歩いてきます。
「御館様!なにを!」
側に控えていた田の貴族らしき人たちや護衛などが慌てている中。
…私の前に来て膝を付くウェルタパリア陛下。
「赤竜神の巫女、レイコ・ツキシマ様。セイホウへの御行幸誠にめでたく。セイホウ王国第四十二代国王ウェルタパリア・デール・テルレイ、このたびの慶事に感謝すると共に、国を挙げて奉迎させて戴きます」
挨拶と共に頭を下げる陛下。
…となりにアチャーという仕草のネタリア外相。
パニクる私。
「勘弁してくださいっっっ!!!」
片膝ついた姿勢からそのまま前に。久しぶりに土下座しましたよ、はい。
・Side:ツキシマ・レイコ
セイホウ王国到着記念の船員宿舎宴会ですが。
半分酔い潰れて。半分が食い倒れて。散々な惨状となりました。
なんとか船に次の当直の人と交代させて次の朝。飲み過ぎた人たちがグロッキーとなってるところに、カラサームさんがやってきました。
「…昨晩は盛り上がったようですね。出された料理には私も興味があったのですが。ともかく。レイコ様、ネタリア閣下、オレク司令、マーリア様、アライ殿には、早速御館…この国の宮殿の方におこし戴きたいのですが」
「承知しました。準備しますね」
さすがにそのメンバーで潰れている人はないので。OKですよ。
「昨日の今日で申し訳ないです。さすがに赤竜神の巫女様を宿舎の方に何日も留め置くわけにも行かないですからね。御館の方に一泊はして戴くことになると思いますが、その後については向こうで打ち合わせを。それでは、昼過ぎにまたお迎えに参りますので、そのように」
こういうことは想定していますので。持ってきた中で一番良い服に着替えて登城の準備です。
ネイルコード組はネイルコードの正装。まぁ王城でよく見ていた軍服と貴族の服を合わせたような服装ですね。
マーリアちゃんは、エルセニムの女性騎士の正装です。まぁこれも軍服の類いですか。ネイルコードの王城に行ったときに着たようなドレスも持ってきているのですが、謁見でパーティードレスはちとそぐわないと言うことでのチョイスです。セレブロさんも、ハーネスに付けたゴルゲットを銀製のものに交換です。
私とアライさんは、アイリさんが持たせてくれた一張羅。ベースはネイルコードの貴族の正装で。私とアライさんのサイズに合わせていろいろカスタマイズされています。レッドさんも今日はゴルゲットを付けています。地球大使のロゼットも付けていますよ。アライさんはちょっと窮屈そうです。
昼食後に待っていると、馬車がやってきました。カラサームさんが案内してくれるそうです。
本島東側に連なる山地、その南端がお城となっています。城壁は麓にあるので、斜面の施設は、麓からは丸見えですね。御館と呼ばれる宮殿と、行政施設が並んでいます。
城までは街の中を進んでいくのですが。
土台は石、建物は木造。通りに面した壁は漆喰。屋根は板葺きですね。だいたいが二階建てなので。町並みは江戸の街…ってより昭和の雰囲気ですかね? 写真でしか知りませんが。
馬車が通りかかるのは、商会が集まっているところでしょうか? 夫人や子供はほとんど見えず、働いている男の人が多いです。
人々の服装はいろいろ。ネイルコードと変わらない物から、和服に見えるものまで。セイホウ王国の民族衣装というよりは、貿易都市といった感じのごっちゃ具合。午後一ということててちょっと暑い日和ですので、袖なしで働いている人がほとんどです。
看板とかに使われている文字は、ネイルコードとほぼ同じのようです。まぁこの辺も、東の大陸から来た物ですので。場所毎に言葉や文字が大きく違わない様です。ただ、使われている絵文字はネイルコードより多い感じですね。
荷物を積んだ馬車の往来も多く、結構活気にあふれています。
時間が合ったら、是非この街の市場とかも寄ってみたいですね。ネイルコードでは見たことのない食材に出会えそうで、楽しみです。
「セイホウ王国の各所と、海路陸路で物資のやりとりしていますから、この国では首都テルローグが物流の中心地となっています。セイホウ王国の商会の本拠地も多くが首都に置かれています」
ネイルコードが王都とエイゼル市で分かれているのとは違いますが。ネイルコードも別に意図して分けたというより立地の問題ですからね。東京なんかごっちゃでしたし。
馬車は、城壁の最初の門を越えて坂を上っていきます。
城壁の中は緑も多く。その間に建物が散在している感じで。上の方ほど構造が複雑で高貴って雰囲気の建物ですね。エイゼル市の貴族街や城というよりは、お寺や神社の雰囲気に近いかな? 山中の寺社は、大抵こんな感じで斜面に建っていることが多いですからね。
建っている建物は、一階の半分まで石造りで。壁は漆喰いで白いです。屋根は、聖教都で見かけたような銅板葺きですかね。赤銅色と緑色が混在している感じで。これはこれで趣のある建物です。
馬車の中で、カラサームさんが、事前の説明をしてくれます。航海中にもセイホウ王国の構成については教えて貰っていますが。今は復習と、今日の謁見のメンバーについてです。
「この国の元首は、ウェルタパリア・デール・テルレイ様と申します。我が国の女王で、我々は御館様と呼んでおりいますが。皆様にはネイルコードと同じく陛下と呼んでいただくのが無難かと思います」
はい。敬意は必要ですよね。
街の様子からして善政布いているようなので。悪い王様という感じではないようです。
「あと。ガルシナロパス・ラス・ノゲラス二位が同席されます。二位というのはネイルコードでの侯爵にあたり、役職は宰相です」
この辺もネイルコードと似たような感じですか。
「この国の最高権力者はもちろん御館様なのですが。ノゲラス二位も御館様を立ててはおりますが、かなりの権勢をもっており。有能な方ではありますがいろいろ厳しい方でもあります。揚げ足を取られぬようご留意を。ネタリア外相には、航海の時にもうお話ししてあるのですが」
「…その宰相様は、ネイルコードに何か含むところが?」
「ノゲラス様に限った話しではないのですが。あなた方の大陸の人々は、元をたどればセイホウ王国の人間ですからな。セイホウ王国こそ大陸の国々の宗主国という意識を持っている者が多いのです。さらに言えば、帝国のあった東の大陸も、元を質せば我々の物だと。まぁ今では国力は西の大陸の方が上ですからな。露骨に見下したり侮ったりという訳ではないですが、もっと大陸の政治や利権に食い込み影響力を持ちたいたいと考えている勢力はそこそこいるのです」
侮ってはいないけど、同等に見たくないというところでしょうか。
「ネイルコードの発展ついては詳細に報告されていますし。そこにレイコ殿が関わっていることも広く知られています。いろいろ勧誘が来る心づもりはお願い致します」
「ネイルコードの発展は、むしろアイズン伯爵の功績ですけどね。まずはあの人の政策を学んだ方が得るものは大きいと思いますが」
「私も同意ではあるのですが。あの経済という考え方が、民への過度な優遇、貴族の権威の否定と捉える者が多そうでしてな」
圧政はしていないけど、手綱を緩めたり手放すつもりもない…ってところですか。国の改革は、まず王侯貴族の意識改革から…ってことですね。
ネイルコードの場合、アイズン伯爵がいましたし。陛下もある意味アイズン伯爵の弟子ですから。その辺はうまく回っています。
馬車は進んで、もう一重高めの城壁のある一角へ。広い庭…というより、石葺きの広場があって。その周囲に高めの平屋がどんとあります。中国のお城…というより、私は神社を思い出しました。そういう荘厳な雰囲気がある建物ですね。
馬車はその前に止まって、降りるよう指示されました。
中も一段高い石板の床ですね。土足…というか、外履きそのままで入って良いそうです。木造の家に入るときには、日本人としてはちょっと躊躇してしまいますよね。
セレブロさんは、マーリアちゃんの横をそのまま歩きますが。レッドさんは私が抱っこします。けっこうキョロキョロしているレッドさん。私もキョロキョロしてしまいます。
しばらく進むと。
「こちらが謁見の間です。」
開けられた観音開きの扉。お城の謁見室…というより、神社の拝殿って感じですね。ネイルコードの謁見の広間も教会という雰囲気でしたが。
玉座に座られている女性、ウェルタパリア・デール・テルレイ陛下ですね。二十代中盤、まだ三十前って感じですが。髪は黒に近い茶、ここまで濃い色はこちらでは珍しいですね。肌の色も少し濃くて。それでいて瞳の色は青。東南アジア系といよりは、エジプト人っぽい感じです。
ここはネイルコードより気温も高めなので、白い薄めの服で。服の仕立ては前あわせの和服っぽさもありますが。に金色のゴルゲットも込みで。これも巫女というよりはエジプトの王族の方が近い感じですか。
玉座の左右には、三人ずつ妙齢の男性が並んでいます。皆がこうなんというか、こちらを品定めする様な視線を向けていますが。彼らがこの国のトップ集団なんでしょう。どなたが宰相のガルシナロパス・ラス・ノゲラスさんかな?
「御館様。こちらがネイルコード王国およびエルセニム王国の使節団の皆様です」
カラサームさんが一人ずつ紹介してくれます。
…レッドさんが紹介されたときの視線が痛かったですね。
「ウェルタパリア・デール・テルレイ陛下にご挨拶申し上げます。ご尊顔を拝謁する栄誉に即し、誠に恐悦至極にございます」
ネタリア外相が代表して挨拶します。私も含め、全員で膝を付いて敬意を表します。
が…
なんと、玉座に座っていたウェルタパリア陛下が立ち上がり。こちらに歩いてきます。
「御館様!なにを!」
側に控えていた田の貴族らしき人たちや護衛などが慌てている中。
…私の前に来て膝を付くウェルタパリア陛下。
「赤竜神の巫女、レイコ・ツキシマ様。セイホウへの御行幸誠にめでたく。セイホウ王国第四十二代国王ウェルタパリア・デール・テルレイ、このたびの慶事に感謝すると共に、国を挙げて奉迎させて戴きます」
挨拶と共に頭を下げる陛下。
…となりにアチャーという仕草のネタリア外相。
パニクる私。
「勘弁してくださいっっっ!!!」
片膝ついた姿勢からそのまま前に。久しぶりに土下座しましたよ、はい。
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