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第9章 帝国の魔女
第9章第024話 追いかける者
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第9章第024話 追いかける者
Side:ツキシマ・レイコ
『また会いましょう。また会いましょう。進む先に幸せが待ち構えている事を祈って』
…ラクーン達の歌が終わりました。静寂が訪れます。
マナ・シップがこの惑星の公転軌道を横切るまで、あと二十分くらいかな。そこから見えなくなるまでとなると、まだしばらくかかりそうです。
ネイルコードは、今頃は昼だと思いますが。あの明るさなら気がつく人がいるかもしれません。
大きなため息を吐くパンダ王。
『…ふむ。こう神妙にしていても仕方あるまい。皆、宴を続けようじゃ無いか』
「またしはらく、船は見えるそうてす。後は各で見送りましょう」
パンダ王の宣言で、皆がそれぞれ寛ぎ始めました。
しばらく、天に向かって献杯しながらお酒を飲む。そんな光景が見られました。
子供達は、セレブロさんに持たれながら空を見上げていましたが。途中で寝てしまいましたね。侍女の方達が室内に運んでいきます。
「いい歌でしたね。陛下」
「あの歌は、旅立つ人を見送る為のものてす。キャラはンの出発とか、船の出航のときに、無事の再会を祈って歌われます」
パンダ王が教えてくれます。
"蛍の光"みたいな歌ですかね? ロトリーの歌の方が、希望があって良い感じですが。
「レイコ。あの船はどれくらいの間、旅をするの?」
マーリアちゃんが聞いてきます。
「目的地は聞いても分からなからないだろうから詳しくは聞いていないけど。星々の間の旅だからね。百年、千年、ひょっとしたら万年、そういう時間がかかる旅になるのは間違いないと思うわ」
東の空。マナ・シップが向かっているだろう方向を私も見上げます。まだ夕焼けの色が残る西の空と違い、東の空にはすでに星空が広がっています。天の川や神の御座からは外れますが、それでもたくさんの星が散っています。
船が目指すは、見えている星か、…はたまた別の銀河か。
ああ、お父さんとの話を思い出しました。宇宙人はいるのか?という話をしたときですね。
小さい銀河には重たい元素が少ないので、生命の発生には不利だ…という内容でした。マゼラン銀河も、銀河系に比べるとかなり少ないとか。
他の銀河を目指すとなると、候補としてアンドロメダ銀河とかですか。…他のメンターがすでに到達していても驚きませんが。
…でもお父さん、小学生にドレイクの方程式は難しくないですか?
星間や銀河間の移動というだけなら、マナ・シップにAIだけ乗せて送って、目的地で太陽リングを建造させて、メンターはデータとして転送してから先方で再生すれば?とも思います。今回のロトリー国のレイコの旅立ちだって、必要がどこまであるのでしょう? まぁ、本当に有人船というわけではなく、乗っているメンターもデータなので。結果はどちらも大差ないとも言えますが。
ロトリー国のレイコは、ご丁寧にこちらでの身体を分解した上でマナ・シップに入りました。しかし赤井さんは、ロトリー国のレイコとは別に、私を再生させています。
唯一性…"私という存在は、ここにいる私だけ" これに執着しているのか無頓着なのか。メンターの価値観にはまだよく分からないところがあります。
船にメンターを乗せているのにも、なにか理由があるのではとは思いますが。
「万年。百年の百倍てすね。そんなに長い…遠い旅なのてすね」
パンダ陛下も話を聞いてました。
「万年でも足りないかもしれないわ」
「…そんなに長い時間、一人なのは寂しいわね」
「ほとんど寝た状態で過ごすと思うけど…そうね、起きても一人だと寂しいね…」
マーリアちゃんと再び光点を眺めます。
「女神様は、一年のほとんとを眠られていました。たた、ロトリーがここに来るまては、目を覚まさなかったそうてす。二百年くらいてすか。目覚めた女神様は、ロトリーを見てたいそう驚かれたそうてす」
そのとき一緒に寝ていたはずのもう一人のレッドさんが、空を見上げています。
ロトリー国のレイコは、こちらのレッドさんを置いて行ったわけではなく、データの方は連れて行きました。
データのコピーとストレージ内のデータ。どちらがオリジナルでコピーなのでしょう。同じ物を用意して置く場所が違うだけ…とは言えますが。
多分、ロトリー国のレイコのデータも、赤井さんは別途キープしているんじゃないかと思います。バックアップとも言いますけどね。…"私という存在は、ここにいる私だけ"という命題が神妙に感じますが…
うちのレッドさんは、お父さんが混じっています。とはいえ、普段は表に出来ませんから。お父さんの情報を元に行動することがあるだけで、基本AIです。
学習する元データが同じなら、同じ判断をするAIしか出来ません。外部との情報交換を遮断しない限り、AIに個性は期待できません。
唯一。彼が彼である理由とは、周囲の者が彼をロトリー国のレッドさんと認識して区別しているからです。
彼は、ロトリー国に残ります。ロトリー国の安全保障の一環としてでもありますが。女神の求心力に依存していた部分が薄れるまでの抑えでもあるのでしょう。
「寂しくない?レッドさん」
ロトリー国のレッドさんに聞いてみます。
「任務は了解している」との返答。
うーん。こちらのレッドさんはちょっとつれない感じがしますね。差は無いはずなのですが。
ロトリー国の給仕さんが、剥いた果物を持ってきました。なんか無機質な雰囲気はありますが、こちらのレッドさんも果物は好きなようです。せっかくだから、二人で頂きなさい。
果物を食べている二人のレッドさんを嬉しそうに見ているラクーン。…やっぱ似てますね。
庭に出されているカウチにもたれつつ、レッドさんと同じように夜空の光を見ているパンダ陛下に聞いてみました。
『…陛下、一緒に行きたかったですか?』
ちょっと驚いたような顔でこちらを見て。再び空に目を戻します。
『巫女様。いえ、星々の距離が酷く空いているというのは、女神様からいろいろ聞いていましたからね。百分の一だとしても、とても生身で耐えられるとは言いがたい距離と時間です』
『こちらのレイコから、いろいろ教えて貰っていたんですね』
『他の星々が太陽と同じような天体だとか、燃えているように見えるのは水素の核融合とやらですか。全てきちんと理解出来たとは言えませんが。ほんと、いろいろお話をしてくれました。マナで作られた身体とか、三千万年前の"地球"での話とかも』
これは…かなりの博識ですね。パンダ陛下。
こちらのレイコがラクーン達と接触して二百年。冶金とか加工とか技術面ではネイルコードには追いつかなくても、知識面ではかなり高度なところまで学習しているのかもしれません。黒点観測もしているくらいですし。
『実は、聖女様には私の"スキャン"をお願いしてあります』
「え?」
スキャン。私が生前やった、人格をコンピューター内で再現できるように、脳内の情報を取得する措置です。今も同じ機材でやっているわけではないと思いますが。
パンダ王は、頭をトントンと指で叩きながら、
『こちらの小竜神様が、私の体内のマナを使ってそれが出来るそうです。あくまで記憶と経験の複製であって、本人が行けるわけでは無いことは、承知しております。私の死後、"データ"を女神様の船に送ってくださるそうです』
通信なら光速ですから。マナ・シップには追いつけますが。
あとから転送が出来るのなら。やはり船にメンターが乗っている事自体には理由がありそうですね。
『赤竜神様からの説明も受けましたが。ロトリーのメンター候補は、私が最初になるそうです。なんとも光栄な事です』
星空に手を掲げて。ロトリー国のパンタ・ロトリー・エイティーンスは呟きます。多分、笑っているのでしょう。
『つまり。私は再び、女神様と会えるのです。…そう思ってもいいでしょう?』
先ほどの歌を鼻歌で奏でるパンダ王でした。
Side:ツキシマ・レイコ
『また会いましょう。また会いましょう。進む先に幸せが待ち構えている事を祈って』
…ラクーン達の歌が終わりました。静寂が訪れます。
マナ・シップがこの惑星の公転軌道を横切るまで、あと二十分くらいかな。そこから見えなくなるまでとなると、まだしばらくかかりそうです。
ネイルコードは、今頃は昼だと思いますが。あの明るさなら気がつく人がいるかもしれません。
大きなため息を吐くパンダ王。
『…ふむ。こう神妙にしていても仕方あるまい。皆、宴を続けようじゃ無いか』
「またしはらく、船は見えるそうてす。後は各で見送りましょう」
パンダ王の宣言で、皆がそれぞれ寛ぎ始めました。
しばらく、天に向かって献杯しながらお酒を飲む。そんな光景が見られました。
子供達は、セレブロさんに持たれながら空を見上げていましたが。途中で寝てしまいましたね。侍女の方達が室内に運んでいきます。
「いい歌でしたね。陛下」
「あの歌は、旅立つ人を見送る為のものてす。キャラはンの出発とか、船の出航のときに、無事の再会を祈って歌われます」
パンダ王が教えてくれます。
"蛍の光"みたいな歌ですかね? ロトリーの歌の方が、希望があって良い感じですが。
「レイコ。あの船はどれくらいの間、旅をするの?」
マーリアちゃんが聞いてきます。
「目的地は聞いても分からなからないだろうから詳しくは聞いていないけど。星々の間の旅だからね。百年、千年、ひょっとしたら万年、そういう時間がかかる旅になるのは間違いないと思うわ」
東の空。マナ・シップが向かっているだろう方向を私も見上げます。まだ夕焼けの色が残る西の空と違い、東の空にはすでに星空が広がっています。天の川や神の御座からは外れますが、それでもたくさんの星が散っています。
船が目指すは、見えている星か、…はたまた別の銀河か。
ああ、お父さんとの話を思い出しました。宇宙人はいるのか?という話をしたときですね。
小さい銀河には重たい元素が少ないので、生命の発生には不利だ…という内容でした。マゼラン銀河も、銀河系に比べるとかなり少ないとか。
他の銀河を目指すとなると、候補としてアンドロメダ銀河とかですか。…他のメンターがすでに到達していても驚きませんが。
…でもお父さん、小学生にドレイクの方程式は難しくないですか?
星間や銀河間の移動というだけなら、マナ・シップにAIだけ乗せて送って、目的地で太陽リングを建造させて、メンターはデータとして転送してから先方で再生すれば?とも思います。今回のロトリー国のレイコの旅立ちだって、必要がどこまであるのでしょう? まぁ、本当に有人船というわけではなく、乗っているメンターもデータなので。結果はどちらも大差ないとも言えますが。
ロトリー国のレイコは、ご丁寧にこちらでの身体を分解した上でマナ・シップに入りました。しかし赤井さんは、ロトリー国のレイコとは別に、私を再生させています。
唯一性…"私という存在は、ここにいる私だけ" これに執着しているのか無頓着なのか。メンターの価値観にはまだよく分からないところがあります。
船にメンターを乗せているのにも、なにか理由があるのではとは思いますが。
「万年。百年の百倍てすね。そんなに長い…遠い旅なのてすね」
パンダ陛下も話を聞いてました。
「万年でも足りないかもしれないわ」
「…そんなに長い時間、一人なのは寂しいわね」
「ほとんど寝た状態で過ごすと思うけど…そうね、起きても一人だと寂しいね…」
マーリアちゃんと再び光点を眺めます。
「女神様は、一年のほとんとを眠られていました。たた、ロトリーがここに来るまては、目を覚まさなかったそうてす。二百年くらいてすか。目覚めた女神様は、ロトリーを見てたいそう驚かれたそうてす」
そのとき一緒に寝ていたはずのもう一人のレッドさんが、空を見上げています。
ロトリー国のレイコは、こちらのレッドさんを置いて行ったわけではなく、データの方は連れて行きました。
データのコピーとストレージ内のデータ。どちらがオリジナルでコピーなのでしょう。同じ物を用意して置く場所が違うだけ…とは言えますが。
多分、ロトリー国のレイコのデータも、赤井さんは別途キープしているんじゃないかと思います。バックアップとも言いますけどね。…"私という存在は、ここにいる私だけ"という命題が神妙に感じますが…
うちのレッドさんは、お父さんが混じっています。とはいえ、普段は表に出来ませんから。お父さんの情報を元に行動することがあるだけで、基本AIです。
学習する元データが同じなら、同じ判断をするAIしか出来ません。外部との情報交換を遮断しない限り、AIに個性は期待できません。
唯一。彼が彼である理由とは、周囲の者が彼をロトリー国のレッドさんと認識して区別しているからです。
彼は、ロトリー国に残ります。ロトリー国の安全保障の一環としてでもありますが。女神の求心力に依存していた部分が薄れるまでの抑えでもあるのでしょう。
「寂しくない?レッドさん」
ロトリー国のレッドさんに聞いてみます。
「任務は了解している」との返答。
うーん。こちらのレッドさんはちょっとつれない感じがしますね。差は無いはずなのですが。
ロトリー国の給仕さんが、剥いた果物を持ってきました。なんか無機質な雰囲気はありますが、こちらのレッドさんも果物は好きなようです。せっかくだから、二人で頂きなさい。
果物を食べている二人のレッドさんを嬉しそうに見ているラクーン。…やっぱ似てますね。
庭に出されているカウチにもたれつつ、レッドさんと同じように夜空の光を見ているパンダ陛下に聞いてみました。
『…陛下、一緒に行きたかったですか?』
ちょっと驚いたような顔でこちらを見て。再び空に目を戻します。
『巫女様。いえ、星々の距離が酷く空いているというのは、女神様からいろいろ聞いていましたからね。百分の一だとしても、とても生身で耐えられるとは言いがたい距離と時間です』
『こちらのレイコから、いろいろ教えて貰っていたんですね』
『他の星々が太陽と同じような天体だとか、燃えているように見えるのは水素の核融合とやらですか。全てきちんと理解出来たとは言えませんが。ほんと、いろいろお話をしてくれました。マナで作られた身体とか、三千万年前の"地球"での話とかも』
これは…かなりの博識ですね。パンダ陛下。
こちらのレイコがラクーン達と接触して二百年。冶金とか加工とか技術面ではネイルコードには追いつかなくても、知識面ではかなり高度なところまで学習しているのかもしれません。黒点観測もしているくらいですし。
『実は、聖女様には私の"スキャン"をお願いしてあります』
「え?」
スキャン。私が生前やった、人格をコンピューター内で再現できるように、脳内の情報を取得する措置です。今も同じ機材でやっているわけではないと思いますが。
パンダ王は、頭をトントンと指で叩きながら、
『こちらの小竜神様が、私の体内のマナを使ってそれが出来るそうです。あくまで記憶と経験の複製であって、本人が行けるわけでは無いことは、承知しております。私の死後、"データ"を女神様の船に送ってくださるそうです』
通信なら光速ですから。マナ・シップには追いつけますが。
あとから転送が出来るのなら。やはり船にメンターが乗っている事自体には理由がありそうですね。
『赤竜神様からの説明も受けましたが。ロトリーのメンター候補は、私が最初になるそうです。なんとも光栄な事です』
星空に手を掲げて。ロトリー国のパンタ・ロトリー・エイティーンスは呟きます。多分、笑っているのでしょう。
『つまり。私は再び、女神様と会えるのです。…そう思ってもいいでしょう?』
先ほどの歌を鼻歌で奏でるパンダ王でした。
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