甲虫転生〜only oneなんて最硬じゃねぇか!〜

Mr,Queen

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異世界で再出発

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俺は朝っぱらから途轍もない大声を出してしまった。
「………………!」
「……………!」
「こ……れは……、」
「お?この体は!人間の体に限りなく近いじゃねぇか!」
そう、四徨王に正式になった四匹は人型になっていたのだった。
『ふぅ、驚いた。まさか、蟲魔人になるなんて。』
「あ、ウェル。蟲魔獣の姿に戻ったんだ。」
『嗚呼、流石に声を出したことのない俺だと、声の出し方が全くわからないからな。』
「そっか、ウェルは蚯蚓種だから、そもそも声を出す器官が無かったのか。」
「なるほどのう。確かに喋りづらいが、頑張ればいけるの思うぞ。しかし、ウェル殿には難しいかもしれんのう。」
『スロー、なんだ?その殿って、奴は。』
「いやはや、いつもはさん付けだったのでのう、少しでも距離をつけようと思ってじゃ、どうじゃ?これでも良いか?」
『ん~、まぁ、大丈夫だろう。』
「ならば、わしはこれから、レーテー殿、ウェル殿、鎌切殿、カン殿と呼ばさせてもらうぞ。」
「あのぉ、提案なんですけどぉ。名前で呼び合うのは危険だとぉ、思うのでぇ。名前以外で呼び合いませんかぁ?」
「確かにレーテーの言う通りだな。」
「それなら、二つ名っていうのはどうだ?」
『俺の土地神みたいなものか……まぁ、良いんじゃないか?』
「それじゃぁ、きまりじゃのう。しかし、いざ考えると難しいのう。」
『カン、センスで俺らの二つ名とカン自身の決めといて。俺らは、蟲魔人の身体になれるための訓練するから。』
「しゃねぇな。俺のセンスで決めさせてもらうぞ!あ、あと、ステータスは各自俺に報告してくれ、そこからヒントを得るかもしれんからな。」
『それなら問題ない。』
「カン殿の頭の中にもうわしらのステータスは入っておるはずじゃからのう。わしが入れたのじゃから。では、行ってくるでのう。」
「けいちゃんよろしく!」
「カンさん、よろしくお願いしますぅ。」
「え?スロー、俺に何したの?マジでわからねぇ、あいつに聞きに行くか。」
意識を自分に深く深く、沈むんだ………

『よう、二つ名を決めるんだってな。まぁ、頑張れよ。スローから干渉された奴はあっちにまとめてあるからな。』
「あ、ちょっと待ってくれ。俺の魔王の進捗はどうなってる?」
『オーケー、ちょい待ち…………よし、確認したから今言うぜ。良いか?』
「準備万端だ。」
『そんじゃあ、まぁまず、クリアしたものから一つ一つ言っていくぞ。
【伝説の目覚め】クリア
【蟲の信頼】クリア
【人類虐殺】クリア
【国落とし】クリア
【蟲の救世虫】クリア
【無死の英雄】クリア
【蟲の統帥】クリア
【愚王抹殺】クリア
【大物狩り】クリア
【四徨王の目覚め】クリア
【四徨王との信頼】クリア
【四徨王・地徨王】クリア
【四徨王・隱徨王】クリア
【四徨王・贒徨王】クリア
【四徨王・武徨王】クリア
【魔王宣言】クリア
これでクリアしたのは計16個だ。未達成のやつは残り一つ。
【四徨王との絆】未達成2/4
あとは、これクリアで俺らも晴れて。魔王種だな。』
「この絆って誰と今達成できてるかって知れるか?」
『ちょい待ち、ちょい待ち………………特例だからな。』

【四徨王との絆】未達成2/4
・武徨王 クリア
・地徨王 クリア
・隱徨王 未達成
・贒徨王 未達成

『これ以上は無理だな。』
「すまんな、無理言って。」
『おう、次会う時は魔王だからな!』
「おう!任せろ!」

「ふぅ、レーテーとスローとまだ絆を深められてないって事か。」
どうすれば良いのだろうなぁ?
「というか、その前にまずは名前だよ名前。うーむ、どうすれば良いのか。」
まずはウェルから決めてこう。そうしよう。えっとウェルのステータスは………おぉ、初めて見たけど。これはやばいねぇ。
なんで俺の友として一緒にいてくれているのか不思議なくらいやばいねぇ。
えぇと、ウェルの称号は【天地之覇者】ねぇ、マジで馬鹿げてるねぇ。
天地……天地……天地………あ、日本の神話で《神世七代(かみよななよ)》って言うものがあったよな。そこから取って【神世(かみよ)】で良いか。
次は、レーテーだな。隠れている……隠れているねぇ……あ、そういえば称号が【隱王】だったよね。うーん、そのまま【隱王(いんおう)】いや、読み方を変えて【隱王(メジェド)】の方が良いね。
次にスローねぇ。スローは調停者だし、どう言う名前が良いんだろうなぁ?
スローといえば本。本といえば書斎か!書斎はギリシャ語で確か……グラフィオ!よし、スローは【書斎(グラフィオ)】で決まりだ。
そんで次はかまっちか………称号は【地獄之断罪者】だよなぁ。断罪……断罪……罪……罪……あ、ギルティ!うーん、それだとかまっちが悪いみたいだな。なら、断つ(シュナイデン)?いや、これもなんか違うなぁ。和名にしてみるか。和名……和名……和名……あ、そう言えば鎌を使うで思い出した。和名じゃないけどこれにしよう。かまっちの二つ名は【死神(ラ・モール)】だ!
さぁ、最後は俺だな。俺の特徴………硬い。これ以外ないような気がする。まぁ、俺はそのまま【兜虫(ルカーノ)】にするか。
これで、ようやく。決まったかな。

「おーい、帰ったぞ!」
あ、ウェル喋れるようになったのか。
「名前決まったから、こっち来てくれ!」
「それでどんな二つ名つけてくれたのけいちゃん?」
「えっと、まずはウェルから。」
「おう、しっかりとした名前で頼むぞ。」
「ウェルの二つ名は【神世(カミヨ)】だ。」
「カミヨ……中々良いじゃねぇか。やってやるよ。」
「次はレーテー。」
「あぁ、自分ですかぁ?ではぁ、お願いしますぅ。」
「レーテーは称号【隱王】からとって、【隱王(メジェド)】にしました。」
「メジェドですかぁ……その二つ名にぃ、ふさわしくなるようにぃ、頑張りまぁすぅ。」
「それじゃぁ、次はスローで。」
「良き名前を。」
「スローは読むことに関しては右に出るものは居ない。と言う思いを込めて【書斎(グラフィオ)】にした。」
「グラフィオ……なんとなくしっくり来ますね。」
「そんじゃあ、かまっち。」
「おう、バッチリだよな!」
「嗚呼、バッチリだ。かまっちの二つ名は【死神(ラ・モール)】だ!」
「ラ・モール……めっちゃ良いじゃん。よしよし、やる気出てキタァ!!」
「それじゃあ最後に俺は【兜虫(ルカーノ)】にした。これからもよろしくな!」
「そのまんまじゃねぇか。まぁ、そういうところが良いんだけどな。」
「よろしくだ。ルカーノ……いや、ルカっちゃん」
「これからもぉ、よろしくぅお願いしますぅ。」
「ルカーノ殿。よろしくお願い申し上げます。」
「うん、みんなこれからもよろしく!!」
こうして俺たちは新たな道に一歩を踏み出した。その道が何に繋がっていようと構わない。俺たちが幸せならそれで良い。
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