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最後の戦い
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『バトルスタート』
最後の戦いがついに始まりを迎えた。
最終決戦。これまでの戦闘に終止符を打つこの戦いは未だ動きを見せてはいなかった。
「こちらまだ待機中。敵の気配はないです」
「こっちもないよ」
静まり返っている戦場。どこかこれからの激しい戦闘を待ちわびているこの場所で、僕は身を隠していた。
フィールドは砂漠。荒廃した街にも見えない街がある以外は何もない。
「隠れるとこなんてほとんどないのにどこにいるんだろう」
今僕がいるのはボロッボロの街。ここにいることは間違いはないはずなのだが。
「動き一つないな」
敵の気配がないことに動揺を感じ始める。きっとこの動揺が焦りとなり、焦りがミスを生み出すのだろう。
「落ち着かないとな」
一度体を伸ばし、深呼吸をする。
カサッ
音を出してしまう。しかし、周りの反応はない。
「大丈夫か」
ほっと一息。
タッ、サッ
どこかがざわつく。刹那、目の前からライフルを持った小柄の男が現れ、近距離で射撃してきた。
その一発は左肩を直撃した。
「あぁ~~~~~~~」
肩から全身に激痛がはしる。持っていた剣は左手からこぼれ落ちる。それでももう片方の剣を振り回す。
「まだ我慢だ」
敵との距離をとりつつ敵の視線は常にこちらに向けておく。そろそろもう一人が来る頃だろう。
睨み合い、じりじりと神経を減らす。
早く、早く来い。
気が短くなり始め、焦りが出てくる。
サッ、タッ、ドン
「来たっ」
動きを察知した僕は余裕を持って、敵の攻撃を向かい打つ。新たな敵もライフルを構え突撃してきた。
「楽勝」
さっきと同じ動作。避けられないはずがない。これでなんとか。
上手く弾丸の軌道を読みそれを避ける。
タンッ
何が起こったのか一瞬気づかなかった。だが左足の太ももからは、血が流れていた。
「あぁ~~~~~~」
またしても一撃。一人に気を取られすぎてもう一人の行動までに目がいかなかった。
なんとか使える右足で踏み込み、崩れた瓦礫に隠れる。
「うっっ」
ほとんど動かない体。あと一仕事はしなければ。一踏ん張り。どこかでチャンスを作らないと。
ラストチャンス。もう一度右足で踏み出せるよう準備する。
対角線から聞こえるわずかな音。もう少し、もう少し近づけ。
「3.2.1よし」
全力で敵のいない方へと踏み込む。大きく一回転してなんとか着地を試みる。
それと同時に、今まで音沙汰のなかったぼくの相方が後ろ側から現れ、
「チェックメイト」
両手に持って持っていた2丁の長銃でそれぞれを撃ち抜いた。
『フィニッシュ、勝者チーム風車』
こうして戦闘は終わり、大歓声の中へと移された。
最後の戦いがついに始まりを迎えた。
最終決戦。これまでの戦闘に終止符を打つこの戦いは未だ動きを見せてはいなかった。
「こちらまだ待機中。敵の気配はないです」
「こっちもないよ」
静まり返っている戦場。どこかこれからの激しい戦闘を待ちわびているこの場所で、僕は身を隠していた。
フィールドは砂漠。荒廃した街にも見えない街がある以外は何もない。
「隠れるとこなんてほとんどないのにどこにいるんだろう」
今僕がいるのはボロッボロの街。ここにいることは間違いはないはずなのだが。
「動き一つないな」
敵の気配がないことに動揺を感じ始める。きっとこの動揺が焦りとなり、焦りがミスを生み出すのだろう。
「落ち着かないとな」
一度体を伸ばし、深呼吸をする。
カサッ
音を出してしまう。しかし、周りの反応はない。
「大丈夫か」
ほっと一息。
タッ、サッ
どこかがざわつく。刹那、目の前からライフルを持った小柄の男が現れ、近距離で射撃してきた。
その一発は左肩を直撃した。
「あぁ~~~~~~~」
肩から全身に激痛がはしる。持っていた剣は左手からこぼれ落ちる。それでももう片方の剣を振り回す。
「まだ我慢だ」
敵との距離をとりつつ敵の視線は常にこちらに向けておく。そろそろもう一人が来る頃だろう。
睨み合い、じりじりと神経を減らす。
早く、早く来い。
気が短くなり始め、焦りが出てくる。
サッ、タッ、ドン
「来たっ」
動きを察知した僕は余裕を持って、敵の攻撃を向かい打つ。新たな敵もライフルを構え突撃してきた。
「楽勝」
さっきと同じ動作。避けられないはずがない。これでなんとか。
上手く弾丸の軌道を読みそれを避ける。
タンッ
何が起こったのか一瞬気づかなかった。だが左足の太ももからは、血が流れていた。
「あぁ~~~~~~」
またしても一撃。一人に気を取られすぎてもう一人の行動までに目がいかなかった。
なんとか使える右足で踏み込み、崩れた瓦礫に隠れる。
「うっっ」
ほとんど動かない体。あと一仕事はしなければ。一踏ん張り。どこかでチャンスを作らないと。
ラストチャンス。もう一度右足で踏み出せるよう準備する。
対角線から聞こえるわずかな音。もう少し、もう少し近づけ。
「3.2.1よし」
全力で敵のいない方へと踏み込む。大きく一回転してなんとか着地を試みる。
それと同時に、今まで音沙汰のなかったぼくの相方が後ろ側から現れ、
「チェックメイト」
両手に持って持っていた2丁の長銃でそれぞれを撃ち抜いた。
『フィニッシュ、勝者チーム風車』
こうして戦闘は終わり、大歓声の中へと移された。
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