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2章
バカ×バカ=バカ以外ありませんでした。
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太陽が高く、入道雲が天に高く、高く、聳え立っていた。風ひとつ無い昼の午後にはちょうど良い木陰すら見つからない程の陽射しだった。
ただこの世界の、気温は、現代日本の、蒸し暑さとは、違いカラッとした暑さで、木陰に入れば、暑さはやわらぐ。
そして、ベッドの上のミズキは憂鬱だった。
未だに背中の痛みが抜けない体は、ミズキの行動範囲を狭く、同時に心を狭くしている。
何処にも行けず。
更にミズキの心を憂鬱にさせていた。
簡単なブルーのふんわりとした柔らかいワンピースに着替えてから、痛い背中をおしてベランダまで行きました。
そして、下を見ると、壁をよじ登って来る人がいます。
あれ?ここって、そんなに登りやすかったっけ?
しかも、ここ何階だったっけ?ゆうに10階以上はあったと思ったけど・・・なんて考えていたら、男は、「ヨイショ」と言って、とうとうベランダにたどり着いちゃいました。
「俺さ!一度あんたと話してみたかったんだ!って、居ないの?」
突然、ベランダから現れた男が放った、言葉だった。
ミズキは思った。
こいつ、馬鹿だ。
話をしたいだけでここまで、よじ登ってくるこいつは、本物の馬鹿だ。
階段使えよ。
・・・・せめて、はしごを使えよ。
金色の髪に赤い目をしていた。ミズキと同い年くらいの、男が、キョロキョロと、何かを探していた。
「なぁ、あんた、氷の貴婦人の侍女か?、なぁ、なぁ、教えてくれよ」
ミズキは声をかけて来る、赤い目の男を、吸い込まれるように見つめていました。
赤い目は、透き通った様な綺麗なルビーで、カットが入っているかの様に、キラ!キラ!と角度と光の当たり具合で、瞳の色が反射する。
何て綺麗なんだろう・・・・っって、はっ!!、いけない!いけない、吸い込まれるように見入ってしまった。
それにしても・・・・・。
ーーーームフフフ
ーーーーもう一つのオモチャを見つけた。
オモチャのグレンがお昼を食べに行ってしまったから、暇で、暇でどうしようもなかった。
私を侍女と勘違いしているみたいだし、からかってやれ、どうせ新米衛士だろう?
「只今、氷の貴婦人は・・・えっと・・・ですね~居ません・・・。それにしても、綺麗な目をしているわね、あまりの輝きに吸い込まれそうよ」
背の痛みを耐えながら、ニッコリと笑顔で、ミズキは言った。
「・・・君・・・・本気で言ってるの・この目が綺麗だって・・・」
「ん?いけない事だった?確かに、男の人に言う言葉では無かったわね、御免なさい、本当に綺麗だったから・・・」
「初めて、言われたよ、綺麗って・・・」男は呆然として、自然に言葉が出た感じだった。
「本当にごめんなさい、悪かったわ、もう2度と言わないから許して」
何回、謝らせればいいんだ、コイツ!ミズキはピキッと額に青筋が立った。
「・・・いいや、謝らなくていいよ、正直、嬉しい」
「そう?怒っていない?」
「うん、怒っていない、むしろ嬉しい・・」
「・・・そうなんだ、良かった」
ミズキは、ほっとして、破顔した。
「・・・だから、君は殺さないよ」
ニッコリと笑って、なんか恐ろしい事を言いません出したか?
「へっ?ころさない?」
「うん、殺さない」
「コロさない?」
何だろう、『コロサナイ』って、単語は非常に、怖い単語しか、思い浮かびません。
笑顔で、言う単語では無かったような?気がします。
非常に悩みます。
「だって、氷の貴婦人は、話し終わったら、殺すから」
言ったよ?この人、言っちゃったよ!
笑顔で、この人殺すって、言い切ったよ。殺すって!
・・・バカは私でした。
そうだよね~話するだけなら、わざわざ壁を登って来ないわよね~、失念でした。
バカ!バカ!私のバカ!!もっと早く気付くべきでした。
バカ×バカ=バカ以外ありませんでした。
ホント、何でこんなタイミングで、こんな事になっちゃうかなぁ?
いつの間にか、私!ピンチです。
それも生死を掛けた、大ピンチです。
こんな体では、逃げる事もままなりません。
ここは、何とか切り抜けなければいけません。
ただ、運が良い事に、私が氷の貴婦人だとは気付かれていない事です。
そんなことを考えていたら、部屋のドアが開いて。
グレンが帰って来たかと思って顔を上げると、薬師のイオルと弟子のオルバと2人の男女が入ってきました。
チッ!戦闘力ゼロが来ても、今の状況を解決できません!
もう少し腕の立つ人をよこして!!今ほど切に願います。
薬師のイオルと弟子のオルバでは、何の役にも立ちません!!
「氷の貴婦人は、体が動く様になると男を、引き込むようになるんじゃのぉ、こりゃぁ、ゆかい、愉快」
薬師のイオルが、言うにことかいて、とんでもない事を、言ってきました。
ばらすな!このタイミングで、私の正体をばらすな!
ミズキは切に念じました。
「・・この女が・・・氷の・・・貴・・・婦人?」
恐る恐る、見る私と、赤い目の彼の目が合いました。
ミズキは微妙な笑顔で、返す事しか思いつきません。
「そうじゃ、あんたの隣に居るのが・・・あれ?あんた見たことが無い顔じゃのぉ?それに・・・赤い目・・・南の大陸の暗殺集団の目が赤いと聞いた事があるが・・・・確か、忌の赤目・・・」
薬師のイオル!覚えてろ、生き残ったら、お前は半殺しだ!!
ミズキは心の底から、誓った!!誓わずにはいられない!
ミズキの目は、怪しく光り、薬師のイオルを睨んでいたのは言うまでありません。
薬師のイオル!憎し!!
「ミズキーーー!動くな!!」
赤い髭のもじゃもじゃが、突然私の名前を叫びました、言われなくたって、体が動きませんよ。
赤い髭のモジャモジャは、隠し持っていたナイフを、赤目の男目に向かって投げ突けました。
赤い目の男は簡単に、ナイフをかわして、ミズキの耳元に「必ず!殺しに行くから、待ってて」とミズキにしか聞こえない声で囁き、ミズキをドンと押して、ベランダから、逃げていきました。
もちろん、私はバランスを崩して、前にのめり込んで床にぶつかると思っていましたが、ふんわりと、優しく抱きしめられていました。
とても懐かしい香りが、ミズキの胸をいっぱいにします。
・・・私ーーー知っています。この香り、この抱擁・・・。
「ミズキ、大丈夫か、何処も怪我は無いか?」
「・・・どうして、私の名前を知っているの?」
赤い髭のモジャモジャは、物凄く驚いていました。
「ミズキ、なんの冗談だ?もう嘘はつかなくていいんだぞ」
赤い髭のモジャモジャは、私の髪をかき上げながら、愛おしそうに見つめてきますが、残念です。私の記憶には、赤い髭のモジャモジャはの知り合いはいません。
「・・・すみません、誰かと間違っていませんか?それれに背中が痛いので、放してください」
今度こそ、赤い髭のモジャモヤは絶句していました。
「ミズキ・・・本当に・・知らないの?」
キャサリンは、ミズキの様子のおかしい事に気が付いた。
「キャサリンさん、腕に立つ人を連れてきてくれて、助かりました」
「私の事は覚えてるのね・・・」
小声で、キャサリンは呟いた。
「・・・あのすみません・・・もう大丈夫ですから・・・あの・・・困るんですが?」
『ドウォォオォォォォォーーーーーンゴロゴロゴロ』と、雷が、近くに落ちて、一気に、大粒の雨が、振りだしました。
そしてまた、遠くで、も雷がゴロゴロと、なり響いています。
突風と雨が、部屋中のカーテンを巻き上げて部屋中を駆け回り、見開いたままの目を閉じようとしない赤い髭のモジャモヤは、ミズキを放そうとはせず、そのまま動かなくなった。
ただこの世界の、気温は、現代日本の、蒸し暑さとは、違いカラッとした暑さで、木陰に入れば、暑さはやわらぐ。
そして、ベッドの上のミズキは憂鬱だった。
未だに背中の痛みが抜けない体は、ミズキの行動範囲を狭く、同時に心を狭くしている。
何処にも行けず。
更にミズキの心を憂鬱にさせていた。
簡単なブルーのふんわりとした柔らかいワンピースに着替えてから、痛い背中をおしてベランダまで行きました。
そして、下を見ると、壁をよじ登って来る人がいます。
あれ?ここって、そんなに登りやすかったっけ?
しかも、ここ何階だったっけ?ゆうに10階以上はあったと思ったけど・・・なんて考えていたら、男は、「ヨイショ」と言って、とうとうベランダにたどり着いちゃいました。
「俺さ!一度あんたと話してみたかったんだ!って、居ないの?」
突然、ベランダから現れた男が放った、言葉だった。
ミズキは思った。
こいつ、馬鹿だ。
話をしたいだけでここまで、よじ登ってくるこいつは、本物の馬鹿だ。
階段使えよ。
・・・・せめて、はしごを使えよ。
金色の髪に赤い目をしていた。ミズキと同い年くらいの、男が、キョロキョロと、何かを探していた。
「なぁ、あんた、氷の貴婦人の侍女か?、なぁ、なぁ、教えてくれよ」
ミズキは声をかけて来る、赤い目の男を、吸い込まれるように見つめていました。
赤い目は、透き通った様な綺麗なルビーで、カットが入っているかの様に、キラ!キラ!と角度と光の当たり具合で、瞳の色が反射する。
何て綺麗なんだろう・・・・っって、はっ!!、いけない!いけない、吸い込まれるように見入ってしまった。
それにしても・・・・・。
ーーーームフフフ
ーーーーもう一つのオモチャを見つけた。
オモチャのグレンがお昼を食べに行ってしまったから、暇で、暇でどうしようもなかった。
私を侍女と勘違いしているみたいだし、からかってやれ、どうせ新米衛士だろう?
「只今、氷の貴婦人は・・・えっと・・・ですね~居ません・・・。それにしても、綺麗な目をしているわね、あまりの輝きに吸い込まれそうよ」
背の痛みを耐えながら、ニッコリと笑顔で、ミズキは言った。
「・・・君・・・・本気で言ってるの・この目が綺麗だって・・・」
「ん?いけない事だった?確かに、男の人に言う言葉では無かったわね、御免なさい、本当に綺麗だったから・・・」
「初めて、言われたよ、綺麗って・・・」男は呆然として、自然に言葉が出た感じだった。
「本当にごめんなさい、悪かったわ、もう2度と言わないから許して」
何回、謝らせればいいんだ、コイツ!ミズキはピキッと額に青筋が立った。
「・・・いいや、謝らなくていいよ、正直、嬉しい」
「そう?怒っていない?」
「うん、怒っていない、むしろ嬉しい・・」
「・・・そうなんだ、良かった」
ミズキは、ほっとして、破顔した。
「・・・だから、君は殺さないよ」
ニッコリと笑って、なんか恐ろしい事を言いません出したか?
「へっ?ころさない?」
「うん、殺さない」
「コロさない?」
何だろう、『コロサナイ』って、単語は非常に、怖い単語しか、思い浮かびません。
笑顔で、言う単語では無かったような?気がします。
非常に悩みます。
「だって、氷の貴婦人は、話し終わったら、殺すから」
言ったよ?この人、言っちゃったよ!
笑顔で、この人殺すって、言い切ったよ。殺すって!
・・・バカは私でした。
そうだよね~話するだけなら、わざわざ壁を登って来ないわよね~、失念でした。
バカ!バカ!私のバカ!!もっと早く気付くべきでした。
バカ×バカ=バカ以外ありませんでした。
ホント、何でこんなタイミングで、こんな事になっちゃうかなぁ?
いつの間にか、私!ピンチです。
それも生死を掛けた、大ピンチです。
こんな体では、逃げる事もままなりません。
ここは、何とか切り抜けなければいけません。
ただ、運が良い事に、私が氷の貴婦人だとは気付かれていない事です。
そんなことを考えていたら、部屋のドアが開いて。
グレンが帰って来たかと思って顔を上げると、薬師のイオルと弟子のオルバと2人の男女が入ってきました。
チッ!戦闘力ゼロが来ても、今の状況を解決できません!
もう少し腕の立つ人をよこして!!今ほど切に願います。
薬師のイオルと弟子のオルバでは、何の役にも立ちません!!
「氷の貴婦人は、体が動く様になると男を、引き込むようになるんじゃのぉ、こりゃぁ、ゆかい、愉快」
薬師のイオルが、言うにことかいて、とんでもない事を、言ってきました。
ばらすな!このタイミングで、私の正体をばらすな!
ミズキは切に念じました。
「・・この女が・・・氷の・・・貴・・・婦人?」
恐る恐る、見る私と、赤い目の彼の目が合いました。
ミズキは微妙な笑顔で、返す事しか思いつきません。
「そうじゃ、あんたの隣に居るのが・・・あれ?あんた見たことが無い顔じゃのぉ?それに・・・赤い目・・・南の大陸の暗殺集団の目が赤いと聞いた事があるが・・・・確か、忌の赤目・・・」
薬師のイオル!覚えてろ、生き残ったら、お前は半殺しだ!!
ミズキは心の底から、誓った!!誓わずにはいられない!
ミズキの目は、怪しく光り、薬師のイオルを睨んでいたのは言うまでありません。
薬師のイオル!憎し!!
「ミズキーーー!動くな!!」
赤い髭のもじゃもじゃが、突然私の名前を叫びました、言われなくたって、体が動きませんよ。
赤い髭のモジャモジャは、隠し持っていたナイフを、赤目の男目に向かって投げ突けました。
赤い目の男は簡単に、ナイフをかわして、ミズキの耳元に「必ず!殺しに行くから、待ってて」とミズキにしか聞こえない声で囁き、ミズキをドンと押して、ベランダから、逃げていきました。
もちろん、私はバランスを崩して、前にのめり込んで床にぶつかると思っていましたが、ふんわりと、優しく抱きしめられていました。
とても懐かしい香りが、ミズキの胸をいっぱいにします。
・・・私ーーー知っています。この香り、この抱擁・・・。
「ミズキ、大丈夫か、何処も怪我は無いか?」
「・・・どうして、私の名前を知っているの?」
赤い髭のモジャモジャは、物凄く驚いていました。
「ミズキ、なんの冗談だ?もう嘘はつかなくていいんだぞ」
赤い髭のモジャモジャは、私の髪をかき上げながら、愛おしそうに見つめてきますが、残念です。私の記憶には、赤い髭のモジャモジャはの知り合いはいません。
「・・・すみません、誰かと間違っていませんか?それれに背中が痛いので、放してください」
今度こそ、赤い髭のモジャモヤは絶句していました。
「ミズキ・・・本当に・・知らないの?」
キャサリンは、ミズキの様子のおかしい事に気が付いた。
「キャサリンさん、腕に立つ人を連れてきてくれて、助かりました」
「私の事は覚えてるのね・・・」
小声で、キャサリンは呟いた。
「・・・あのすみません・・・もう大丈夫ですから・・・あの・・・困るんですが?」
『ドウォォオォォォォォーーーーーンゴロゴロゴロ』と、雷が、近くに落ちて、一気に、大粒の雨が、振りだしました。
そしてまた、遠くで、も雷がゴロゴロと、なり響いています。
突風と雨が、部屋中のカーテンを巻き上げて部屋中を駆け回り、見開いたままの目を閉じようとしない赤い髭のモジャモヤは、ミズキを放そうとはせず、そのまま動かなくなった。
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