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異世界ライフ2
誘拐ですか?マジですか?
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紅蓮ったら、思い出したくも無い事を言うんですね?
イラッときちゃいます!
少しだけ、悪戯をしようと思います。
少しだけ、少しだけね・・・・・。
紅蓮が、屋台の品物を見ている時にそっと、後に下がって、身を翻し、人ごみの中に消えて行きました。
うふふ、紅蓮の慌てふためく顔が見ものです。
そっと、路地の角に隠れて、紅蓮を観察します。
私の周りを飛んでいる、紙の蝶々が、今は、邪魔です。
お願いです。
そんなに、ふわりふわり、私の周りを飛ばないで!私の居場所がバレてしまいます。
魔力で飛んでいる蝶は、そんなの、関係ないわと、私は好きで飛んでいるのよと言っているかのように、一花の周りを、ひらひら、ふわふわ、と飛んでいます。
紙の蝶から視線を、紅蓮に戻すと。
紅蓮は、一花がいない事に驚いて、キョロキョロと私を探しているではないですか?
ザマァ見ろです。あっかんべーです。
胸がすーっとしたので、そろそろ、私は物陰から出ます。
出ようとして、後から、変な匂いのする布で、口を塞がれてしまいました。
身動きが取れません。
こんな事初めてで、どうしたら良いでしょうか?
初めての経験でーーーー驚いています。
私、今メッチャ、驚いています。
驚いていても、一瞬だけ冷静になるんですね、人って!
その一瞬で、私は今置かれている状況を理解をする私って、すごくないですか?
って、思ってないで、声を上げないと・・。
助けを呼ばないと・・・たすけて・・・・。
体の自由も効かなくなってきました。
不味いです。
声を上げようとして!上げようと・・し・・て・・・意識が・・だんだんと・・・ぐれん・・・たす・・・・けて。
意識が遠のいて行く中で、霞みがかった私の意識は、さっきまでキスをしていた男に、愚弟である、ぐれん、を重ねていました。
無意識に助けて・・・と、幻の、ぐれんに手を伸ばしました。
そう、元いた世界でも、ぐれんは、一花が助けを求めると、必ず助けてくれました。
私は一体どうなってしまうんでしょうか?
※※
「・・・・・・・」
思った以上に、床が、ふわふわしている。
かんがえが・・・・まとまらない・・・・私は・・・・ここは・・・・・。
体を動かそうと、しましたが、手は後ろに組まれ、紐か、何かで縛られています。
そして周りを見ると、こぢんまりとしているが、家具や、椅子、テーブルの品物が、庶民の私でも、分るくらい、豪華なもので埋め尽くされていました。
そんな豪華な品々の中で、私は、柔らかなクッション、に転がされていました。
どうりで、柔らかくて、気持ちが良いわけだ。
人の気配がしないその部屋?なのでしょうか?ユックリと、地面が揺れているような錯覚さえあります。
錯覚ではありませんでした、天井の、ランブが右に左に、ユックリと揺れています。
私の体調は、まだ、万全じゃないのでしょうか?変な薬を、かがされて、どのくらい寝むっていたのか?
想像もつきません。
この状況を考えると、私は、誘拐されたようです。
それに、たかだか、両腕を縛ったくらいで、私が大人しくしている訳が有りません。
ちょっと、力を入れただけで、紐のようなものは、切れてしまいました。
何て脆い、紐なんでしょうか?
それに、本当に、軟禁する気があるのでしょうか?
誘拐犯は、なぜ私を、誘拐なんてしたのでしょうか?
庶民の私に、払えるお金なんてたかが知れています。誘拐犯の考えが分りません
『怖い、助けて』などと考えるのが普通なのでしょうが、元いた世界で、ぐれんに鍛えられたこの不屈の精神!!ここで、役に立つとは知りませんでした。
今度会ったら、心の中で、お礼を言いましょう。
なんか、違うような気もしますが!
早くここから、抜け出さないと!テンションが上がってきました。
イラッときちゃいます!
少しだけ、悪戯をしようと思います。
少しだけ、少しだけね・・・・・。
紅蓮が、屋台の品物を見ている時にそっと、後に下がって、身を翻し、人ごみの中に消えて行きました。
うふふ、紅蓮の慌てふためく顔が見ものです。
そっと、路地の角に隠れて、紅蓮を観察します。
私の周りを飛んでいる、紙の蝶々が、今は、邪魔です。
お願いです。
そんなに、ふわりふわり、私の周りを飛ばないで!私の居場所がバレてしまいます。
魔力で飛んでいる蝶は、そんなの、関係ないわと、私は好きで飛んでいるのよと言っているかのように、一花の周りを、ひらひら、ふわふわ、と飛んでいます。
紙の蝶から視線を、紅蓮に戻すと。
紅蓮は、一花がいない事に驚いて、キョロキョロと私を探しているではないですか?
ザマァ見ろです。あっかんべーです。
胸がすーっとしたので、そろそろ、私は物陰から出ます。
出ようとして、後から、変な匂いのする布で、口を塞がれてしまいました。
身動きが取れません。
こんな事初めてで、どうしたら良いでしょうか?
初めての経験でーーーー驚いています。
私、今メッチャ、驚いています。
驚いていても、一瞬だけ冷静になるんですね、人って!
その一瞬で、私は今置かれている状況を理解をする私って、すごくないですか?
って、思ってないで、声を上げないと・・。
助けを呼ばないと・・・たすけて・・・・。
体の自由も効かなくなってきました。
不味いです。
声を上げようとして!上げようと・・し・・て・・・意識が・・だんだんと・・・ぐれん・・・たす・・・・けて。
意識が遠のいて行く中で、霞みがかった私の意識は、さっきまでキスをしていた男に、愚弟である、ぐれん、を重ねていました。
無意識に助けて・・・と、幻の、ぐれんに手を伸ばしました。
そう、元いた世界でも、ぐれんは、一花が助けを求めると、必ず助けてくれました。
私は一体どうなってしまうんでしょうか?
※※
「・・・・・・・」
思った以上に、床が、ふわふわしている。
かんがえが・・・・まとまらない・・・・私は・・・・ここは・・・・・。
体を動かそうと、しましたが、手は後ろに組まれ、紐か、何かで縛られています。
そして周りを見ると、こぢんまりとしているが、家具や、椅子、テーブルの品物が、庶民の私でも、分るくらい、豪華なもので埋め尽くされていました。
そんな豪華な品々の中で、私は、柔らかなクッション、に転がされていました。
どうりで、柔らかくて、気持ちが良いわけだ。
人の気配がしないその部屋?なのでしょうか?ユックリと、地面が揺れているような錯覚さえあります。
錯覚ではありませんでした、天井の、ランブが右に左に、ユックリと揺れています。
私の体調は、まだ、万全じゃないのでしょうか?変な薬を、かがされて、どのくらい寝むっていたのか?
想像もつきません。
この状況を考えると、私は、誘拐されたようです。
それに、たかだか、両腕を縛ったくらいで、私が大人しくしている訳が有りません。
ちょっと、力を入れただけで、紐のようなものは、切れてしまいました。
何て脆い、紐なんでしょうか?
それに、本当に、軟禁する気があるのでしょうか?
誘拐犯は、なぜ私を、誘拐なんてしたのでしょうか?
庶民の私に、払えるお金なんてたかが知れています。誘拐犯の考えが分りません
『怖い、助けて』などと考えるのが普通なのでしょうが、元いた世界で、ぐれんに鍛えられたこの不屈の精神!!ここで、役に立つとは知りませんでした。
今度会ったら、心の中で、お礼を言いましょう。
なんか、違うような気もしますが!
早くここから、抜け出さないと!テンションが上がってきました。
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