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異世界ライフ2
神のお告げ
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「・・・一花・・・」
後ろを振り向くと、ラヴィニスが、信じられないという風に、立っていました。
そして私は、さらに真っ青です。
これから、どんな意地悪が、待っているのでしょうか?
そういえば、お説教もまだでした。
ーーーーーーー消えたい、消える事が出来ないなら、せめて、私は、このまま倒れて、記憶がなくなればいいと思います。ダメでしょうか?
倒れろ、私!!ーーーーやっぱり、ダメででした!
ーーー本当に神様は、意地悪です。
だって、神様の行動は、私の考えの斜め上を行ってます。
異世界に飛ばすし!
ラヴィニスに、さっき気付いてばかりの、私の恋心をバラされるし!
神様の考えが分りません。
神様の事を考えていたら、ラヴィニスが一歩前に踏み出してきます。
もちろん、私は、一歩退きます。
少しずつ、追い詰められていきます。
ーーーお願い、神様助けて!
・・・・・やっぱり神様も、・・・誰も助けてはくれません。
ジルさんなんて、泣いて喜んでいます。
この裏切り者!!!
神様、自分で何とかしろという事ですか?
「・・・・・・」
自分で何とかしろと、神のお告げを聞いたような気がしました。
チッ!使えねえーー!!
仕方ないので、自分で頑張ります。
もともと、神様に助けを求めた、私がバカだったのです。
「ラヴィニス・・・何で、背後にいたの?」
「・・・そんな事、今はどうでもいい・・・それより、一花、さっき言ってた事は・・・本当の事?・・だよね!」
ラヴィニスの目が、目が、異様な輝きを放っています。
「ラッ、ラヴィニス・・・怖い」
「・・・ッ!怖く無い!一花、怖く・・ないから・・・怖くしないから」
ゴクリと、ラヴィニスの喉が鳴ります。
私の恐怖は更に加速します。
私は、イヤイヤと首を振ります。
本当にラヴィニスが怖いんです。
「一花、逃げないで、手を握るだけにするから、それなら良いよね?」
ラヴィニスは尋常じゃ無い息使いで、近寄ってきます。
本当に手を握るだけで、あんなにも、目が血走り息が荒くなるのでしょうか?
ーーーー信じられません!
これを信じろという方が、おかしいでしょ?
「ヒィッ!」
私は、小走りに走り、ジルさんの背中に隠れました。
全力で走って、逃げてもすぐにラヴィニスに捕まって、何をされるか分りません。
何度も言いますが、今のラヴィニスは、本当に怖いです。
何をするか分からないという意味で!身の危険を感じている最中です。
現在進行形です。
今、本当に頼れるのは、この、ジルさん以外居ません。
「た、助けて・・ジルさん、お願い」
さっきまで涙を流して喜んでいた人に助けを求めるのは、間違っていますが、私は、助かりたいんです。この状況から、抜け出したいんです。贅沢なんて、言ってられません。
「おっ奥様?」
「ジルさん、お願い、本当に助けて」
「困った、奥様ですわね~」
ジルはため息を、一つ付いた。
「ジル、邪魔だ退け!一花を差し出せ!」
「旦那様、奥様を脅えさせて、どうするおつもりですか?事と次第によっては、わたくし達、全力で、旦那様から、奥様をお守りいたしますが、いかがでしょうか?」
ジルは、ニッコリと笑顔で、ラヴィニスに微笑んだ。
「…お前も聞いていなかったのか?一花が、俺を、好きだと言ったんだぞ、これがどういう事か、分って言っているのか?」
「存じております旦那様、旦那様の奇抜な行動のおかげで、せっかくの奥様の告白を、見事にダメにしたのは旦那様です。気付いてください」
「・・・・・・仕方ないだろう。相手は、一花だぞ、ほかの女達とは、まったく違うんだ!」
ーーーーーえっ!
ラヴィニスどういう事ですか?今の言葉、聞き捨てなりません。
『ほかの女達とは、まったく違う?』それは、つまり、『虐め対象の私なんかに告白されても、困るだけ』という事でしょうか?
さすが、ラヴィニス!私を虐めるのに手を抜かない、外道っぷりです。
私の恋心は、悲鳴を上げて、壊れました。
こんなに簡単に、恋心を踏みにじられるなんて・・・・。
さよなら、私の恋心。
「・・・旦那様、残念ながら、私共は、奥様を旦那様から、全力でお守りさせていただきます。今の言葉はあまりのも、酷い」
ジルはため息をついて、いつの間にか泣いている私の肩を抱いて、屋敷のはいっていきました。
部屋に入ってからも、涙が止まりませんでした。
ラヴィニス酷い。
後ろを振り向くと、ラヴィニスが、信じられないという風に、立っていました。
そして私は、さらに真っ青です。
これから、どんな意地悪が、待っているのでしょうか?
そういえば、お説教もまだでした。
ーーーーーーー消えたい、消える事が出来ないなら、せめて、私は、このまま倒れて、記憶がなくなればいいと思います。ダメでしょうか?
倒れろ、私!!ーーーーやっぱり、ダメででした!
ーーー本当に神様は、意地悪です。
だって、神様の行動は、私の考えの斜め上を行ってます。
異世界に飛ばすし!
ラヴィニスに、さっき気付いてばかりの、私の恋心をバラされるし!
神様の考えが分りません。
神様の事を考えていたら、ラヴィニスが一歩前に踏み出してきます。
もちろん、私は、一歩退きます。
少しずつ、追い詰められていきます。
ーーーお願い、神様助けて!
・・・・・やっぱり神様も、・・・誰も助けてはくれません。
ジルさんなんて、泣いて喜んでいます。
この裏切り者!!!
神様、自分で何とかしろという事ですか?
「・・・・・・」
自分で何とかしろと、神のお告げを聞いたような気がしました。
チッ!使えねえーー!!
仕方ないので、自分で頑張ります。
もともと、神様に助けを求めた、私がバカだったのです。
「ラヴィニス・・・何で、背後にいたの?」
「・・・そんな事、今はどうでもいい・・・それより、一花、さっき言ってた事は・・・本当の事?・・だよね!」
ラヴィニスの目が、目が、異様な輝きを放っています。
「ラッ、ラヴィニス・・・怖い」
「・・・ッ!怖く無い!一花、怖く・・ないから・・・怖くしないから」
ゴクリと、ラヴィニスの喉が鳴ります。
私の恐怖は更に加速します。
私は、イヤイヤと首を振ります。
本当にラヴィニスが怖いんです。
「一花、逃げないで、手を握るだけにするから、それなら良いよね?」
ラヴィニスは尋常じゃ無い息使いで、近寄ってきます。
本当に手を握るだけで、あんなにも、目が血走り息が荒くなるのでしょうか?
ーーーー信じられません!
これを信じろという方が、おかしいでしょ?
「ヒィッ!」
私は、小走りに走り、ジルさんの背中に隠れました。
全力で走って、逃げてもすぐにラヴィニスに捕まって、何をされるか分りません。
何度も言いますが、今のラヴィニスは、本当に怖いです。
何をするか分からないという意味で!身の危険を感じている最中です。
現在進行形です。
今、本当に頼れるのは、この、ジルさん以外居ません。
「た、助けて・・ジルさん、お願い」
さっきまで涙を流して喜んでいた人に助けを求めるのは、間違っていますが、私は、助かりたいんです。この状況から、抜け出したいんです。贅沢なんて、言ってられません。
「おっ奥様?」
「ジルさん、お願い、本当に助けて」
「困った、奥様ですわね~」
ジルはため息を、一つ付いた。
「ジル、邪魔だ退け!一花を差し出せ!」
「旦那様、奥様を脅えさせて、どうするおつもりですか?事と次第によっては、わたくし達、全力で、旦那様から、奥様をお守りいたしますが、いかがでしょうか?」
ジルは、ニッコリと笑顔で、ラヴィニスに微笑んだ。
「…お前も聞いていなかったのか?一花が、俺を、好きだと言ったんだぞ、これがどういう事か、分って言っているのか?」
「存じております旦那様、旦那様の奇抜な行動のおかげで、せっかくの奥様の告白を、見事にダメにしたのは旦那様です。気付いてください」
「・・・・・・仕方ないだろう。相手は、一花だぞ、ほかの女達とは、まったく違うんだ!」
ーーーーーえっ!
ラヴィニスどういう事ですか?今の言葉、聞き捨てなりません。
『ほかの女達とは、まったく違う?』それは、つまり、『虐め対象の私なんかに告白されても、困るだけ』という事でしょうか?
さすが、ラヴィニス!私を虐めるのに手を抜かない、外道っぷりです。
私の恋心は、悲鳴を上げて、壊れました。
こんなに簡単に、恋心を踏みにじられるなんて・・・・。
さよなら、私の恋心。
「・・・旦那様、残念ながら、私共は、奥様を旦那様から、全力でお守りさせていただきます。今の言葉はあまりのも、酷い」
ジルはため息をついて、いつの間にか泣いている私の肩を抱いて、屋敷のはいっていきました。
部屋に入ってからも、涙が止まりませんでした。
ラヴィニス酷い。
応援ありがとうございます!
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