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私の彼は、愚弟でした
執着
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寝苦しさに目が覚をさますと、ラヴィニスが苦しそうに私にしがみ付いています。背中に回した腕の力が益々強くなります。
「・・・・・くな・・・はなれ・い・な・・・どうして・・・・」
苦しそうな寝言を言っています。
「・・・ラヴィニス?どうしたの?」
悪夢でも見ているのでしょうか?
こんなに弱っているラヴィニスを見るのは初めてです。
私の声に反応したようです。
ラヴィニスは目を開くと、ホッとしたようにまた眠りにつきました。
また、抜け出すタイミングを逃しました。
ラヴィニスから離れる事が出来ません。
『また』と言うのは先ほど一度、ラヴィニスから離れようとしたんですよ!でもね?本当に眠っているんですかね?目を開いたらと思ったら、あっという間に腰をガッチリと捕まれてまたベッドの中に逆戻り!どういう事ですかね?
あらいやだ、トイレに行きたくなってきたじゃないですか!
このまま寝てなんていられません。
勝手に行こうとすれば、また、ベッドに引きずり込まれるし。どうしたものか?
そうだ、起こせばいいんだ!
ピッカ!と、私の頭の上に電球が光りました。
「・・・ラヴィニス!ねえ!ラヴィニス!」
何度か呼んでいるとうっすらとラヴィニスが目を覚ましました。
「・・・トイレに行きたいから腕を放して」
「わかった・・・・一緒に行く」
「・・・へ?・・・いやいやいや一人で行けるから一人で」
子供じゃないんだからトイレくらい一人で行けますよ!子供じゃないんだから!
ラヴィニスは私の言葉を聞いていなかったのでしょうか?私の手を握ってトイレまで行くではないですか!
「それじゃ」と言って私は、トイレに・・・トイレに入りました。
一緒にラヴィニスまでは入ってくるのは計算外です。
トイレの中で私とラヴィニスは見つめ合っています。
見つめ合っているという言葉は美しい言葉ですが、実際には無表情のラヴィニスと般若の顔の私がにらみ合っていたが正しいです。
私的にはこの男どうしてくれようという気持ちがいっぱいです。
膀胱が悲鳴を上げかけているので、ここはグッと我慢して「出て行って」一言だけ言ってこの場を収めようとしましたが、ラヴィニスめ「一緒に居る」とほざきましたよ!この男!
久々に私をからかって遊んでいるのかと勘ぐってしまいます。
「もう一度言うわ、出て行け」
「嫌だ!君と一緒にここ居る」
私の手をギュっと強く握りました。
このラヴィニスの行動で、私は彼が本気なのだな、と悟りました。
それだけは阻止せねば!
「出て行って」ラヴィニスを押しても全然ビクともしませんでした。
力づくで追い出すのは無理でした。
「仕方ないわね、目をつむって、耳を閉じて、息を吸わなかったら、ここに居てのいいわよ」
さすがに、こんな事できまい!!ラヴィニス!さあ、尻尾を巻いてこのトイレから出て行くがいい!!負け犬のようにな!!
「・・・わかった」
「そうでしょう!そうでしょう!さあ、出て行きなさい、そして半径1メートルは近付くなラヴィニス」
声を高らかに言うと。
「でも手は放さない」
と言って来るではありませんか?
いやいやラヴィニス、手を放さなかったらトイレのドアが閉まりませんよ!それに私言いましたよね!半径1メートルは近寄るなと!
「息をとめて、耳を塞いで、目を閉じればいいんだよね」
「うん」
素直にうなずいてしまった。私のバカ!!
でも、もう私の膀胱は待ってくれそうも有りません。
「・・・本当に、息をとめて、耳を塞いで、目を閉じてくれるんでしょうね?」
「もちろん」
背に腹は代えられません。
「分ったわ、でもパンツを脱ぐときだけは手を放してもらうわよ!これだけは譲らない!良いわねラヴィニス」
「・・・・・」
ラヴィニスは、手を放して、後ろを向いた。
今がチャンスです。
私は急いでスカートをたくし上げ、紐パンの紐に手をかけ、急いで!急いで!
いつも思うのですが、急いでいるときほどパンツの紐が指に絡みついてきます。どうしてこの世界のパンツは紐パンしかないのよ!ゴム紐のパンツを作ってよ。
ぶちぶちとも文句を頭の中で並べ立てると、パンツを下ろし、ホッとし用を足して前を見たら、ラヴィニスと目が合っていました。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・クス」
何故ラヴィニスは、私を見ているのでしょうか?約束は?目を瞑る約束は?あれ?それに今、ラヴィニス笑ったわね。
ーーーーーーーー騙・さ・れ・た!
見る見る顔が真っ赤になっていくのが分ります、私は恥ずかしくなり用が終わるまでジッと下を向いていました。
覚えてろ!ラヴィニス!
「・・・・・くな・・・はなれ・い・な・・・どうして・・・・」
苦しそうな寝言を言っています。
「・・・ラヴィニス?どうしたの?」
悪夢でも見ているのでしょうか?
こんなに弱っているラヴィニスを見るのは初めてです。
私の声に反応したようです。
ラヴィニスは目を開くと、ホッとしたようにまた眠りにつきました。
また、抜け出すタイミングを逃しました。
ラヴィニスから離れる事が出来ません。
『また』と言うのは先ほど一度、ラヴィニスから離れようとしたんですよ!でもね?本当に眠っているんですかね?目を開いたらと思ったら、あっという間に腰をガッチリと捕まれてまたベッドの中に逆戻り!どういう事ですかね?
あらいやだ、トイレに行きたくなってきたじゃないですか!
このまま寝てなんていられません。
勝手に行こうとすれば、また、ベッドに引きずり込まれるし。どうしたものか?
そうだ、起こせばいいんだ!
ピッカ!と、私の頭の上に電球が光りました。
「・・・ラヴィニス!ねえ!ラヴィニス!」
何度か呼んでいるとうっすらとラヴィニスが目を覚ましました。
「・・・トイレに行きたいから腕を放して」
「わかった・・・・一緒に行く」
「・・・へ?・・・いやいやいや一人で行けるから一人で」
子供じゃないんだからトイレくらい一人で行けますよ!子供じゃないんだから!
ラヴィニスは私の言葉を聞いていなかったのでしょうか?私の手を握ってトイレまで行くではないですか!
「それじゃ」と言って私は、トイレに・・・トイレに入りました。
一緒にラヴィニスまでは入ってくるのは計算外です。
トイレの中で私とラヴィニスは見つめ合っています。
見つめ合っているという言葉は美しい言葉ですが、実際には無表情のラヴィニスと般若の顔の私がにらみ合っていたが正しいです。
私的にはこの男どうしてくれようという気持ちがいっぱいです。
膀胱が悲鳴を上げかけているので、ここはグッと我慢して「出て行って」一言だけ言ってこの場を収めようとしましたが、ラヴィニスめ「一緒に居る」とほざきましたよ!この男!
久々に私をからかって遊んでいるのかと勘ぐってしまいます。
「もう一度言うわ、出て行け」
「嫌だ!君と一緒にここ居る」
私の手をギュっと強く握りました。
このラヴィニスの行動で、私は彼が本気なのだな、と悟りました。
それだけは阻止せねば!
「出て行って」ラヴィニスを押しても全然ビクともしませんでした。
力づくで追い出すのは無理でした。
「仕方ないわね、目をつむって、耳を閉じて、息を吸わなかったら、ここに居てのいいわよ」
さすがに、こんな事できまい!!ラヴィニス!さあ、尻尾を巻いてこのトイレから出て行くがいい!!負け犬のようにな!!
「・・・わかった」
「そうでしょう!そうでしょう!さあ、出て行きなさい、そして半径1メートルは近付くなラヴィニス」
声を高らかに言うと。
「でも手は放さない」
と言って来るではありませんか?
いやいやラヴィニス、手を放さなかったらトイレのドアが閉まりませんよ!それに私言いましたよね!半径1メートルは近寄るなと!
「息をとめて、耳を塞いで、目を閉じればいいんだよね」
「うん」
素直にうなずいてしまった。私のバカ!!
でも、もう私の膀胱は待ってくれそうも有りません。
「・・・本当に、息をとめて、耳を塞いで、目を閉じてくれるんでしょうね?」
「もちろん」
背に腹は代えられません。
「分ったわ、でもパンツを脱ぐときだけは手を放してもらうわよ!これだけは譲らない!良いわねラヴィニス」
「・・・・・」
ラヴィニスは、手を放して、後ろを向いた。
今がチャンスです。
私は急いでスカートをたくし上げ、紐パンの紐に手をかけ、急いで!急いで!
いつも思うのですが、急いでいるときほどパンツの紐が指に絡みついてきます。どうしてこの世界のパンツは紐パンしかないのよ!ゴム紐のパンツを作ってよ。
ぶちぶちとも文句を頭の中で並べ立てると、パンツを下ろし、ホッとし用を足して前を見たら、ラヴィニスと目が合っていました。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・クス」
何故ラヴィニスは、私を見ているのでしょうか?約束は?目を瞑る約束は?あれ?それに今、ラヴィニス笑ったわね。
ーーーーーーーー騙・さ・れ・た!
見る見る顔が真っ赤になっていくのが分ります、私は恥ずかしくなり用が終わるまでジッと下を向いていました。
覚えてろ!ラヴィニス!
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