真夏の館

十 的

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前原清美3

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 そして、肝試し当日。
 待ち合わせ場所は、やはり幽霊館の前ということになった。
 しかし季目から連絡がきて、私と季目だけ先に季目の家で集合する。
「おはよう季目」
「おはよう清美。ねえ、清美。今日、ちょっと、手をつながない?」
「ん、まあいいけど、季目。肝試しが怖いんならムリに行かなくても」
「大丈夫、絶対大丈夫だから!」
「う、うん」
 季目は幽霊館に行く前から明らかに怖がっていて、最初は私の手を握るだけだったんだけど、幽霊館に近づくごとに、両腕を私の腕にからませ、どんどん体をぴったりくっつけてきた。
 そんな状態のまま、私達は幽霊館の前で合流し、五人になる。
「おー、来たなー」
 一夜はビデオカメラと懐中電灯を持って準備万端という格好をしている。
「よし、これでそろったぜえ。さあて、何が出るかなあ」
 俊二はかなり楽しそうにしている。
「き、季目があんなに清美にくっついて。く、くっつくなら俺とにしてくれ!」
 一夢はいつも通り。
「き、来ちゃった。はあ、はあ」
 季目は予想以上に怖がっている。まさかここまでとは。
「大丈夫、季目。なんともないって。ただの廃屋だよ」
 私は怖くもなんともないが、季目がこの調子なのだから、やはり早く帰ろうオーラを出すのが良いだろう。
 ここで私は、初めて幽霊館の外観をしげしげと眺める。
 この幽霊館には、いくつものうわさがある。ふざけて館の中に入った人は絶対に帰ってこなかったとか、何かおそろしいことが起こって館が放置されたとか。 
 けど、そううわさされることもあるだろうとうなずけるくらい、その見た目は不気味だった。
 壁には植物のツルがたくさんはりついていて、門の半分は外れて草だらけの庭に倒れている。広い庭の先にはちょいボロの洋風屋敷。3階建てだ。大きいが、それが更に不気味さを増している。
 今私は、この幽霊館に侵入しようとしている。いや、今庭に入った。別に大して怖くないが、ヘビとかいたら嫌だな。
「うーん、想像以上に雰囲気あるなあ。ちゃんと中も撮れるかなあ?」
 そう言ってビデオカメラで録画をしながら先頭を歩くのは、今回の言い出しっぺ、一夜。
「やだもう、なんかやだあ。清美、絶対私から離れないでよ」
 そう言う季目は、もう絶対に肝試しが終わるまで私から離れないだろう。
「離れないよ。だから季目は、そんな怖がらなくていいって」
 私はそう声をかけながらも、足元に虫がいないか注意しながら歩く。
「なあ、季目。俺につかまってもいいんだぞ」
 一夢が、自分の願望を口から垂れ流す。
「清美がいなくなったらそうする」
 季目が本気声で言う。やっぱり一夢に脈はなさそうだよね。
「ういーい、今日も一夢はもてないなあ」
 そう言うのは、俊二。これから肝試しスタートというわけだけど、しかし本当に館の中に侵入するのか。ここ、思ったより雰囲気あるから、少し気が進まなくなってきた。
「それで、そもそもこの館には入れるの?」
 私が言う。
「さあ。確かめてみればいい」
 一夜が言う。
「俺が行こう」
 そう言って一夢が先を歩く。
「本当におばけが撮れたら、大ニュースになるぞー」
 そう言って緊張感がないのは俊二。まあ、緊張感があるのは季目と一夜だけなんだけど。
「ぜ、全然怖くないけど、全然怖くないけど、清美、ずっと一緒にいてー」
「はいはい季目。怖くない怖くない」
 そう言っている間に、一夢が館の玄関まで歩く。
「ん、おい。ドア開くみたいだぞ」
 一夢がそう言ってドアを開けてから、こっちに手を振る。
「オッケー。バッチリ撮れてるぜー」
 一夜が返事する。本当、言い出しっぺのこいつは一番楽しそうだ。
「な、何もいない、よね。いても、ネズミとかだよね」
 季目が言う。
「大丈夫だよ。なんも怖がることないって」
 私はそう言ってだきつかれてない方の手で季目の肩をぽんぽんと叩く。
「そうだけどー、そうだけどー。本当、絶対に絶対離れないでよー!」
 そう言う季目は、もう既に涙目みたいだ。
「あーあ。俺も女の子にそう言われてえなあ」
 俊二が言う。
「はいはい。だったら俊二はこんな所に来る前に彼女作るべきだったね」
「そうしたいのはやまやまなんだけどさあ。どうやったら彼女ってできるわけ?」
「奇跡を祈る」
「奇跡待ちかあ。いっそ僧侶にでもなろうかなあ」
 一夢を先頭に五人で館の中に入ると、館の中は思ったよりきれいだった。ただし、その中の異様さに、私と、そしてきっとみんなも戸惑った。
 館の中にはある程度の光が入っているみたいで、薄暗くはあるが見通せない程ではなかった。
 入ってすぐは広い空間になっていて、どれぐらい広いかというと、20人近くの人間が自由に踊れそうなくらい広い。あとこの空間の奥、左右に通路があるみたいで、探索するには結構時間がかかりそうだ。
 けど、何より異様だったのは、入ってまっすぐ前に見える階段の前に、二本の鉄の棒を支えにして、鎖を何度も張って作った壁があることだ。つまり、長い鎖で階段を上がれないようにしてある。これは、誰が何のために作ったんだ?
「このくらいの暗さなら、懐中電灯は必要ないな。なかなか撮りがいがある館だぜ」
 一夜が言う。
「あの鎖って、つまり、2階には上がるな、危ないってことだよね」
 季目が言う。
「たぶん、そうだと思うけど」
 私が言う。もしかしたら、ここは思っていた以上に危ない所なのかもしれない。
「あ、おい。こんなところにイスがあるぜ」
 俊二の声に反応すると、確かにドアの横に一つのイスがあった。しかもそのイスからは、なぜだか数本の黒いひもがたれさがっている。
「きゃっ」
 季目が怖がる。
「なんか不気味なイスね」
 私が言う。
「イスか。あの鎖よりは、いや、やっぱりどっちも不気味だな」
 一夢が言う。
「これもしっかり撮っておこう。さて、ここからどう探索するか」
 一夜が言う。
「通路が左右に分かれてるから、俺達も二組に分かれるか?」
 俊二が言う。
「やだよやだよやだよ、分かれたらその間にどっちかいなくなっちゃうかもしれないじゃん!」
 季目が言う。いや、いなくなるとか。そんな超常現象まず起こらないから。季目がビビりまくってるっていうことはよく伝わるけど。
「分かれる意味ないでしょ。一夜が気のすむまでこの館の中を撮って、私達はその間ずっとそばにいるだけよ」
 私が言う。もちろん、季目を落ち着かせるためにだ。
「大丈夫だよ、季目。もし何かあっても、必ず俺が守るから」
 一夢が言う。でも季目は、一夢にはなんの反応も返す気がないようだ。
「まあ大抵のものなら、俺達男三人でなんとかなるって」
 俊二が言う。
「本当。何かあったら頼りにしてるよ」
 私が言う。
「絶対なんとかする。俺が絶対なんとかするから!」
 一夢が季目を見まくっている。けど季目は今下しか見ていない。やっぱり一夢の思いは、季目には届かなそうだ。
「ようし。俺に任せるなら、ついてこい。このまま余すところなくこの館の内部をマイカメラにおさめてやる」
 一夜がそう言って歩き出した。私達はその後に続く。
 一夜はまず、階段を塞ぐ鎖の壁を間近で撮影した。それが終わると、右の通路へ行く。
 そっちには、3つの部屋と、食堂があった。2つの部屋にはベッド、鏡台、イスがあったけど、一つの部屋はドアが開かなかった。そして食堂は広く、長テーブルがいくつもあったが、なぜかイスが1つしかなかった。あと、この館ではどのイスも黒いひもがつけられている。
「ねえ、なんか変じゃない。食堂にイスが1つだけっておかしいでしょ。普通全部そのままか、片付けられてるはずじゃない。それに、イスには必ずなぞの黒いひもがついてる。あれなんなわけ?」
 私がなんとなくそう言う。
「さあ。雰囲気出すためじゃね?」
 俊二が言う。
「ふむ。不自然なイスか。やはりよく撮影しておこう」
 一夜が言う。
「へ、イスが、何?」
 季目は話が出来る様子じゃなさそうだ。
「イスについてるひもか。なんでだ?」
 一夢も私と同じ疑問をもったようだ。
「もしあのイスのひもが何かに使われてたならさ。なんか、気味悪いよね」
「やだ清美、変なこと言わないでよお!」
 季目が一層私にぴったりひっつく。
「ただでさえ何か出てきそうなのに!」
「はいはい。何も出ない、何も出ないよ」
 今更だけど、季目、こんなに怖がってるのによくついてきたな。
「大丈夫だよ、もし何か出てきても、絶対大丈夫。だって俺が」
「やだやだやだ、変なこと言わないでー!」
 ああ、一夢が変なこと言い出したせいで、季目が大きく取り乱してしまった。
 私は一夢を睨む。
「ちょっと、変なこと言わないでよ」
「お、俺は別に、変なことは言ってないけど、ごめん」
 一夢はしゅんとする。うむ。反省しているのならば、まあよし。
「ほら、季目。一夢も反省してるから、おちついて?」
「うん、うん。大丈夫、だよね。なんにも起こらない、よね」
「ほら、次は左の通路を探索するぞー」
 一夜はずっと楽しそうに館内をカメラで撮っている。その余裕が少しでも季目にあればいいんだけど。ま、ちゃんと私がついていてあげよう。
 出入口から見て左の通路には、二部屋と、トイレと、風呂、それから鎖の壁が塞いでいるドアがあった。
 二部屋は、右の通路にあった部屋と変わりはない。ベッドと、鏡台と、イスがあるだけ。トイレと風呂は、私と季目は入らなかったが、中をよく撮影していた一夜が、どこもわりときれいだったと教えてくれた。
 そして鎖が塞いでいるドアの先は、これはもう調べようがない。ここで試しにと一夢と俊二が鎖をつかんで引っ張ったが、びくともしなかった。
「はあ、はあ、私、もうダメかも。ねえ、まだここにいるの?」
 季目が余裕のない表情で言う。
「大丈夫、季目。もう、行けるとこには行ったから。後は、帰るだけだよ。そうでしょう、一夜」
 私が一夜に確認する。
「うーん、そうだなあ。もう館の行ける所は撮ったし、名残惜しいが、帰るか」
 一夜がそう言って私とおびえる季目を撮った。こっち撮んな。
「よし。季目。もう大丈夫だよ。帰って肝試し終了パーティーをやろう」
 一夢が言う。そう、一夢の言う通り、肝試しの後は即肝試し終了パーティーだ。これで季目がすぐに笑顔になると良いんだけど。
「そういえばそろそろ腹が減ってきたなあ。早く牛丼食いに行こうぜ」
「牛丼屋には行かないよ」
 俊二にそう言ってから、私達は全員一緒に出入口へと戻る。
 さあ、後は館から出て、肝試し終了だ。

 出入口まで戻って来ると、ドアノブに白い札が黒いひもでつるされてあった。
「ねえ、あんなプレート、来た時にあった?」
 季目がふるえる声で言う。私はあんな札、ここで初めて見る。けど。
「きっと誰かのいたずらよ。一夜、一夢、俊二、誰があんなの用意したの?」
 私が男共三人を見る。
「俺はずっと撮影してた。ドアに札さげるなんて余裕はなかった」
 一夜が言う。
「俺はずっと季目を守ってた。季目だけを見ていた」
 一夢が言う。
「俺は何も持ってきてないぜ」
 俊二が言う。
 変な間が私達を包む。
「じゃあ誰がやったのお」
 季目が泣きそうな声を出す。
「とにかく、興味深い。撮影しておこう」
 一夜がそう言って、カメラで札をよく撮った。
「ええと、なになに。音楽が鳴り終わる前に、イスに座れ?」
 一夜がカメラごしに札を見ながら言う。
「音楽って、どんなだ?」
 一夢が言う。
「音楽っつったら、レゲエじゃね?」
 俊二が言う。
「そんなの知らないよお」
 季目が言う。
「一夜。とにかく出よう。早くドア開けて」
 私が言う。
「ああ」
 一夜がドアを開けようとする。けどドアは開かない。
「開かない」
「何バカなこと言ってるの。ふざけてないで開けて」
 思わず声に感情がこもる。けど一夜は私達を見て、相変わらずカメラを構えながら言った。
「もしかしたら俺はバカかもしれないけどな。こんな時にふざけねえよ。本当に開かないんだ」
「開かないって、それじゃあ私達はどこから入ってきたっていうのよ」
 私はここで、思わずどなる。
「そうだぜ一夜。俺達にはそんなアメリカンジョーク、一切通用しない」
 俊二がそう言ってドアに近づく。どこにもアメリカンジョークなんてなかったわ。
「こんなドア開いて当然。ほら、あれ?」
 今度は俊二がドアを開けようとするが、今も開かない。
「アメリカンジョーク、通用したあ」
 俊二がそう言ってドアから離れた。このバカ二人ときたら、まさかここまでどうしようもないバカだとは。
「もう限界、私にやらせて!」
 その時、季目がやっと私から離れて、そしてものすごい勢いでドアにとびついた。
「開いて開いて開いて開いて、なんで開かないのおおおお!」
 ドアノブを握り、必死に体とドアをゆらす季目。うそ、まさか、本当に開かないの?
 一夜と俊二が、ふざけてたわけじゃなくて?
 とにかく、私はここで慌てる季目を止めようとする。
「ちょっと、おちついて、季目」

 その時、突然館の明かりが全て点いた。

「!」
 私達は皆驚いて、天井の明かりを見る。
 そして、その時。
 急にどこからか、オルゴールが鳴っているような音が聞こえてきた。
 そこで、季目の体がビクッとふるえる。
「音、楽?」
 私が言う。
「なんだ、この音」
 一夜が言う。
「どこから聞こえてくるんだ?」
 一夢が言う。
「レゲエじゃねえな」
 俊二が言う。
「やだやだやだ、やだよおお」
 季目がうずくまる。
「おちついて、季目。きっと、札に書いてあったのはこの音のことよ。たぶん私達は、この間にイスに座らないといけないのかもしれない」
 私が季目をおちつかせるように言う。正直、自分でも何を言ってるんだと思うが、しかし札に書いてあった音楽というのは、なぜか聞こえてきてしまった。それは事実だ。
「それがこれの犯人の思惑だったらどうするの。第一、イスって絶対にバラバラに置いてあったよ?」
 季目が私を見て言う。
「そしたら私達、はなればなれになっちゃうよ?」
「うっ」
 そう言われると、何も言えない。第一、季目は絶対私達から離れたくないだろう。
「でも、この音楽を無視したらどうなるんだろうな」
 一夜が言う。
「もしかしたら、一生この館から出られなかったりして」
 俊二が言う。
「変なこと言わないでえ!」
 季目が耳を塞いで真下を向く。
「お、俺は一応どこかのイスに座ってくる。季目は、動けないよな。ここのイスに座れよ」
 一夢が言う。
「やだあ、やだよお」
 季目はまだうずくまったままだ。
 仕方ない。私はまず、一夢に言う。
「一夢、あんたは行って。私は、季目をイスに座らせてから他のイスに座りに行く。一夜と俊二は、どうするの?」
 私はそう言って、一夜と俊二を見る。プレートの思惑通りに動くのは間違ってるかもしれないけど、従わなかったら次はもっとひどいいたずらが待ってる、なんてこともあるかもしれない。だからここは、一応従っておこうと思う。
「とにかくイスに座るよ。そうしたら何か進展があるかもしれないしな」
 一夜がそう言ってここから去る。
「俺も。座れって書いてあるんだから、座った方が良いんじゃね?」
 俊二がそう言ってここから去る。
「清美。季目を任せたぞ。頼んだからな。季目、心配しなくてもすぐ戻ってくるからな!」
 一夢がそう言ってから歩き出す。
「はいよ。任された。さあ、季目。とにかくまずはイスに座ろう?」
「皆何考えてるか全然わかんない。もし座って、そのせいでどうにかなったらどうするの!」
 季目は取り乱している。ここで私が、れいせいさを失ってはいけない。
「イスに座ったぐらいで何がどうなるっていうのよ。大丈夫、まずは座って、おちつくの。その後、ここから出る方法を探しましょう。そうしたら、絶対家に帰れるから」
 そう言ってあげると、季目はやがて私を見た。
「ねえ、清美。一緒に座ろう。ここにイスは一つしかないでしょう。一人にしないで。私、絶対たえられない」
 それは。まあ、きっといいだろう。誰もイスに二人以上座ってはいけないと決めたわけではないんだし、左右を半分ずつゆずりあえば、私と季目くらい座れるはずだ。
 だから、私はうなずいた。
「うん。そうしよう。ほら、だからまずは、立って」
「うん」
 季目が立ち上がったので、私達は一緒にドアの横にあるイスに座ろうとする。
 すると、その瞬間。
「きゃっ!」
「きゃあ!」
 突然私は強い力に引っ張られて、完全にイスに一人で座ってしまった。それに押されて季目はつきとばされる。
 そして、イスについていた黒いひもが勝手に動き、私の体を拘束するように、足と腰にまきついてきた。
「な、なにこれ、立ち上がれない!」
 私はイスにしばりつけられ、パニックになった。逃れたくても、どう体に力をこめたって逃れられない。
「き、清美!」
 その横で、季目がすぐに私を縛る黒いひもを指でひっぱる。
「なにこれ、清美からはなれて、はなれなさい!」
 その友人の余裕のない姿を見て、逆に私はれいせいさを取り戻す。
「季目、おちついて。私は大丈夫だから。まだ平気」
「こんなの全然平気じゃない。待って、きっとすぐにほどけるから。やっぱりあの札は罠だったの!」
「うん。どうやら季目の言う通りみたい。けど、きっと今私達の中で自由なのは季目だけ。他の男達はイスに座りに行ったから。たぶん私と同じようにイスにしばりつけられてると思う。だから、私達を助けられるのは、今は季目しかいないの。私は、季目を信じる」
「っ」
 季目が泣きそうな顔をする。現状一番心が折れそうなのは季目に違いない。そんな彼女を頼るというのは気が進まないが、今はそれしかないのだ。
「まず、スマホで警察を呼んで。それから、なわを切れるナイフか何かを探して。それができるのは、季目だけなの」
「わ、わかった。まずは、警察を呼んでみる」
 季目がそう言ってスマホを手にする。そして。
「ダメ、電話つながんない」
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