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色々わかったけど先に進まない

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「なんじゃこりゃあぁ~~~~~~」

彼は、その昔彼の世界で有名な刑事ドラマの殉職シーンの様な叫び声をあげる。

(HP、MPは分かる何故名前が空欄?他も何となく分かるけど…使用魔法が抽出魔法って何?スキル品種改良ってなんなのさ?)

「なぁ…」

「知らぬ」

「聞く前に答えるんじゃね~よ、てか何で聞こうとした事分かるんだよ、お前アレか?まさか神だから何でも分かるのじゃ~とか言うつもりじゃね~だろうな?今時そんなもん流行らねーし、てめ~のやってる事は盗撮マニアと同じだからな!」

「盗撮マニアじゃな~い、神だから見えるのじゃ仕方ないのじゃ、そんな事はどうでも良いのじゃ、ヌシの魔法とスキルは説明がでるのじゃそれ見れば良い、それより称号、のところを見るのじゃ」

「称号~何もしてないのに称号なんてあるのか?ここか、………あんの腐れクソ女やりやがったなぁ~~~~」

「それが、我がヌシを必要としてる理由じゃ」

「何が必要としてるだ、何だコレは月の女神に嫌われた者?あのクソ女自分で美の女神っぽい事言ってやがったくせに月の女神って何だよ、てか嫌われたたのはかまわね~し俺も大嫌いだけど、その後に書いてあるのは何だ?女神に嫌われた不細工で臭いやつ、そんな奴には加護なんか与えない女神の意地悪、そんな奴ににはさっさと消えて欲しいがやり過ぎると創造神に消されるので、女神に嫌われた者は神だけは殺せるチカラを持つ、だがソレを成した者は居ない何故なら、その者は皆最低レベルで魔の森に落とされ死ぬからだ。
って何だよコレ?神を殺せる?魔の森?不細工で臭いだと~~あのクソ女の方がくせ~じゃねーかよ。肌はクソだし、ムダ毛も鼻毛も生え放題じゃねーかよ」

「それじゃ、その神を殺せる力が必要なのじゃ、ヌシが不細工でも、臭くても我は姉をやっつけ、イケメンとイチャイチャしたいのじゃ」

「おめーも言うな!今すぐてめ~から消すぞ!」

「それは辞めてくれなのじゃ、それに神を殺せる力は神にしか効かぬ、ヌシの力はでは生き抜くのは難しいぞ、じゃから我が協力してやるのじゃ」

「でしょうね!じゃなきゃおめーを消して今すぐ消えてるよ!ちくしょ~」

「じゃからヌシは我に協力するしかないのじゃ」

「あ~ん?てめ~が土下座して頼みやがれ、てかいつまでドラゴンのままでいやがるんだ?クビ痛いんだけど」

「なんじゃ?ヌシも我の可愛らしい姿を見たいのか?じゃがラッキースケベは起こらぬぞ」

「うぜ~し、見たくねーし、早くしやがれ」

「わかったのじゃ、可愛すぎるからと言って襲うんじゃないぞ」

すると、ドラゴンがみるみる内に人型になる、彼はその姿を見て

「想像の斜め上を行く汚さだな!しかもすげぇくせぇしドフ川の匂いがするよ、ゴミの匂いだよ!風呂入ってるのかよ!」

「臭いわけないのじゃ、ドラゴンは風呂に入るもんじゃないと姉をに言われたのじゃ、ドラゴンが風呂に入ると神でも死ぬと言われたのじゃ、じゃがドラゴンの姿のままなら乙女の匂いそのままと言われたのじゃ」

「ちょい待てや~何で騙される?てかウソついてるじゃん、クソ女
おめ~らウソつけんじゃね~かよ!」

「それは違うのじゃ神は管理する世界の者にはウソはつけぬ、じゃが神界はヌシ達の世界と同じじゃ、ウソもあるし、騙しもある、元々ヌシ達の世界は我らの神界を基本として創られたのじゃからな」

そんな衝撃的な事実を聞いても彼は驚かなかった。それよりもこのアホ女、アホ女神が哀れすぎた。
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