伍画荘の5人

霜月 雄之助

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【三本松のルーティン】

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【サイクリング・コース】
三本松 隆がプロになる前の話。
三本松は真面目に練習に取り組んでいた。今日は真っ赤で決めている。金曜日ということもあった。

三本松は毎週金曜日にルーティン(日課)があった。
陽も落ちた頃、三本松は人気の少ない道を走っていた。
小さな小屋らしき物が現れ、三本松は自転車を停め、小屋の中に入っていった。流石に週末、誰も居なかった。
この小屋とは、アダルト小屋。
雑誌から、おもちゃまで自動販売機で売っている。
三本松はいつも雑誌を買い、伍画荘に帰り、抜くのが三本松の秘密のルーティンだった。

ガタガタッ

誰か来たようだ。珍しいな、と来客を確認した。
サングラスにパンチパーマ、見たからに堅気ではなかった。
三本松は雑誌を一冊購入し、急いで帰ろうとしたが、柄の悪い男に呼び止められた。
男「兄ちゃん、これ、どうやって買えばいいんじゃ?」
三本松「ここにお金を入れて―」
背後から冷たいモノを押し付けられた。
男「悪いな兄ちゃん、静かにしてろよ!」
三「は、はい…」
男「ヒヒヒ、兄ちゃん、これ開けて」
三本松は大人のおもちゃの封を切り、男に中身を渡した。
男「おおきに…」
ぎゅっ。
三「ぐぅ!」
股間を握られた。
男「ヒヒ、デカいな…」
スパッツをズラされ
イチモツを引っ張り出され
シゴかれた。
男「元気いいなぁ兄ちゃん、ヒヒ」
三「くっ!」
男「これ、入れてみっか?」
先ほど渡したおもちゃを使い始めた。
三「うっあ!」
ぐにゅ、ぐにゅ、ぐにゅう―
男「兄ちゃん、気分上がってきたか?あん?」
三「はぁ、ぐっ」
男「ヒヒ、兄ちゃん、俺の車に来るか?もっと気持ち良くしてやっぞ!なぁ?」
三「い、いいです!」
ぐにゅ、ぐにゅう、ぐにゅ―

三「い、イクっ!」
男「おぉ、ブッ放せっ!ヒヒヒ」

壁に精液が大量に飛び散った。

男「お~、すげー。ヒヒっ」
三「はっ、はっ、はあっ」
男「じゃあ、またな兄ちゃん」
男が先に出て行った。
しばらくすると
車のエンジン音がし、遠くへ車が消えて行くのを待った―。

三本松はスパッツを上げ、急ぎ足で
自転車へ―。

伍画荘へと急いで戻って行ったのだった―。


おしまい~
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