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霜月 雄之助

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【Three Seeds~新たなる希望~】SF第一弾

【Three Seeds~新たなる希望】SEEN:03

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つづき~
医務室での出来事―。
ラッ「レミー」
レミーのちぎれた腕からは黄色の液体がピューっと出ていた。
レミ「知らなかったのか?そいつはすまない。私はOriginal-09、S-AI搭載の最新型黒人アンドロイドだ!」
ラッキ「い、いや、そうか…」
ジン「・・・」
カズキ「じゃ、さっさと直すから出てけ、出てけ!」
ラ・ジ「はーい」
ラッキ「大丈夫か?ジン」
ジン「う、うん…多分」
ジンには昔、Original-05の一部リコール生産で苦い思い出があったのだった…。

カズキ「よし、直った!」
レミー「ありがとう!」
カズ「じゃ、行こうか」
レミ「分かった」
修理を終えた二人は艦長室に向かった―。
コン、コン
カズ「失礼します」
レミー「レミー、入ります!」
艦「うむ、ご苦労。レミー、手は大丈夫か?」
レミ「ご覧の通り、平気です」
艦「そうか、良かった」

カズ「さっきの話の続きですよね?」
艦「そうだ。レミーの意見を聞きたいのだ」
レミ「はい、私の意見は75:25で決行と―」
艦「そうか」 カ「ふー」
艦「メンバーだが、さっきの三人にプラス1人の4名でアンノゥの確保を試みてくれ!」
レミー「はい!」

マ・ラ・ジ「え~っ!?確保」
艦「そうだ、頼むぞ!」

ラッキ、ジン、マサル、レミーの4人で生け捕り作戦を決行する事となった―。

4人で役割分担など決め、作戦を練った…。
そして一番議論しなければならない、相手の特性。
あの物体の早さ、破壊力はどうにか出来ないのか?

もしかして?レミーのライターに一早く動いたんじゃ?!熱?明かり?う~ん?

じゃあ、申し訳ないけど
一番危険だろう役割はレミーにやってもらう。ヤツを確保する役ね!
レミ「了解だ!」

じゃあ、いこう!

ドッキング・ドア前に4人が集まり、ラッキ「開けるよ」
3人「おぅ!」

ドッキング・ドアが開き、ラッキは覗きこみ、異常が無いことを確認し、進入する。
続いて三人入っていく―。
レミ「コックピットは左手だ!私が誘導しよう」
縦に4人進行していく―。

レミ「着いた!確保準備する―」
ラ「OK、各自、所定の場所で待機!」
3人「ラジャー!」

レミ「こっちは準備OKだ!」
ラ「みんなは?」
ジ・マ「OK!」

ラ「よし、じゃあGO!」

コックピット入口で確保準備をするレミー。
入口スイッチを開閉するマサル。
待ちかまえるラッキとジン。
コックピット・ドアが開いた瞬間―。
何も起こらず、辺りは静まりかえっていた。
レミ「・・・?」
ラッキ「何も居なそうだけど?」
先ほどコックピット内に漂っていたクルーが見当たらない事にレミーが気付き、可笑しいと一早く気付いたのだが時すでに遅し、コックピットの物陰からギューンとあの物体が襲いかかって来た。
レミーは確保BOXを広げ、ヤツを入ると同時に蓋を閉めた―。
一瞬の事だった―。
ラッキ「つ、捕まえたのか?レミー」
レミー「多分…」
マサル「なら、本艦に早く戻ろうぜ!」
レミーらは本艦に戻ろうと移動をはじめた。
最後の広間でデカい爆音と共に人の形をした人ではないモノと遭遇
した4人―。

マサル「な、なんだ、アレ!?」

急いで本艦ドッキング・ドアへ急いだ―。
レミー「ラッキ、これを!」
確保BOXを受け取った。
ラッキ「レ、レミー?」
レミー「私が最終尾に着く!」

つづく~
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