インドリーム

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第一話 僕

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 清々しい月曜の朝だ。今日は寝起きがいい。僕こと、白木 拓也はいつものように顔を洗い、朝食を作って食べ、歯を磨いた。そうやって準備しているうちに7時45分。もう、学校に行く時間だ。
 でも、僕は学校へは行かない。いや、行けないのだ。アイツらに会ったら、何をされるかわからない。上履きの中に画鋲を入れられているかもしれないし、また嘘のラブレターを入れられ、舞い上がっていたところを指を指されて笑われるかもしれない。そんな小学校の悪ガキが行うような行為でも、高校生である僕の心をズタズタにするには十分だった。
 それでも、学校に行かないことに対する罪悪感は存在する。頑張って勉強して入った高校。親が用意してくれたこのアパートの一室での一人暮らし。生活費の仕送り。親に対する申し訳なさ。

 ああ、こうしているうちにも、時間は過ぎ去っていく。そんな自己嫌悪に陥っているところに、チャイムの音が聞こえた。
♪ピンポーン ピンポーン
微かに「お届けものでーす」と言う配達員の声が聞こえてきた。すぐに返事をして玄関へと急いだ。
「白木 拓也さんですね?ここにサインをお願いします。」
「はい。」
 僕はサインの欄に「白木」と書く。すると、手に大きな箱が手渡された。
「ありがとうございましたー。」
「お疲れ様です。」
 配達員が帰ったあと、僕は大きな箱を手に、部屋へと戻って行った。

 違和感を覚えたのは、その直後だった。差出人の欄に、何もかかれていなかったのだ。
 ・・・あれ?僕、こんな荷物頼んだっけ?親からの仕送りも銀行の口座からだし、インターネットでも何も買っていない。でも、さっきの配達員ははっきりと僕の名前を読み上げてたよな。じゃあ、これなんだ?
 まあ、とりあえず開けてみよう。

 そう思い箱を開けると、「これであなたも深い眠りに!」という胡散臭いキャッチコピーと共に、黒いアイマスクが入っていた。
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