バイト先の先輩が有名動画配信者さんだった件

サバ

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Episode4

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Episode4    確信犯 

 

 朝、家を出るとそこに蝉川さんが立っていた
蝉川「お…おはよ…う」
うわーめっちゃ目が泳いでる~
東「おはようございます」
蝉川「昨日の事なんだけどね。その…やっぱ無理があるなーと思って」
無理がありすぎるだろ自分で言っておいて。
東「そ…そうですね…」
よしファンだと言うことは秘密にしておかないと。
東「とりあえず行きましょか」
蝉川「はい…」
沈黙が続く中そこに山崎の野郎がきやがった
山崎「おはよー!蝉川ちゃん」
蝉川「……」
山崎「あれれ?」
東「やめとけ眠くて機嫌が悪いんだとよ」
山崎「ふ~んそんなこともあるのか」
東「そいうこともあるんだ」
まあ適当にはぐらかしといたらこいつは大丈夫だ。…多分な。
山崎「てかこれ見ろよ!やばくね?セィの動画なんだけどよ、これ通ってた中学の制服に似てね?。」
蝉川「?!!」
え~まじですかまじなんですか中学まで同じだったんですか。
てか冷や汗凄いな蝉川さん…
東「おーマジじゃん」
山崎「でもやっぱり似てるんだよね~蝉川ちゃんに」
あ~もうダメだ。
蝉川「うぅ…」
とこっちを見る蝉川さんこっちを見ないでください泣きたくなります…
ここで覚悟決めたのか蝉川さんが口を開いた。
蝉川「……あの…その…黙っててくれませんか?」
山崎「何をよ」
あーついに白状するのか…
蝉川「その…私がそのセィって人なんですって事を…」
山崎「えええええええええ」
なんで驚いてるんだよお前が持ちかけたんだろ?
山崎「ま…まじですか」
蝉川「はい…」 
あーあー遂にいいやがった。
山崎「わ…わかりました黙っておきます」
頼むぜ~山崎お前にかかってるぞおお
 学校へ着くと。何やら騒がしかった
なんだろう
同級生「お…おい東」
東「なんだよ」
同級生「これみろよ」
それは朝山崎が言ってた内容と同じだった 
同級生「なあ?似てるだろ?あの2年の蝉川 美命?に」
東「確かに似てるがそこまでか?こっちの方がまだ可愛いだろ」
同級生「う~んそうか~」 
東「まあこの辺の人だったとしても卒業とかはまだしてないのかもよ?ほらこの人活動はじめたの3年前じゃん」
なんとか納得してくれ~頼む~
同級生「うーんお前が言うからそうなんだな~多分」
ふう…良かった
─昼休み─
今日は弁当が珍しくあったので屋上で食べることにする、と、ここで山崎と蝉川さんが来た
山崎「よっ!」
東「おせーよ」
山崎「すまんすまん」
といいながら座り込む、そして何故か蝉川さんの機嫌が悪そうなので聞いてみる。
東「蝉川さんどしたんですか?なんか機嫌悪そうだけど」
蝉川「すいませんね そこまで可愛くなくて」
東「?!」
な…なんで知ってるですかぁぁぁぁ
まさかだけど聞いてたの?
東「な…なんのことですか…」
蝉川「プイ」
はぁ―――やらかしたぁぁぁぁ
山崎「おい東蝉川ちゃんに何したんだよ」
東「何もしてないは!」
東「蝉川さんあれはですね皆の誤解を解くためでして~…」
…………ここで詳しく約5分程度で説明した。
蝉川「……そうなんですか」
東「はい…」
蝉川「ありがとう………ございます」
ふぅ~良かった誤解がとけた…
山崎「まあよくわからんけどよ今度の日曜遊び行かね?3人で」
東「蝉川さんも??」
山崎「そうだよ」
東「蝉川さんいいんですか?たしかに次の日曜日は店が休みですが…」
蝉川「………え?! 遊びに?!」
なんでそんなに驚いてるんですか~遊んだことないんですか……
山崎「そそ」
蝉川「……い…行きます…是非」
さっきまで不機嫌だったのに、何故こんなにピンピンしてるのか俺にはこの温度差にはついていけない。
そして、日曜日 約束の場所の公園に来てるのだが 山崎の野郎が一向に来ない、何してんだ全く、と、ここで電話が鳴った。山崎からだ
東「もしもし」
山崎「おー東悪ぃな今日行けなくなったは」
東「……ふぁ!?」
山崎「悪ぃな…~今日おれとても大事な用があってな、てことで蝉川ちゃんと2人で楽しんできてね♡」
東「それ本気で言ってるの?本気で」
山崎「あー本気だほんじゃ」
東「お…おいまっr」
プープー……
まじかよ…てことは今日は蝉川さんと2人で?
蝉川「どしたんですか?」
東「山崎の野郎これないんだってさなんか用事で」
蝉川「えーそうなんですか?どうします?」
東「2人でどこか行きましょうか」
蝉川「いいですけど何処に行きます?」
東「映画かテーマパークとか行きます?」
蝉川「映画に行きたい!見たい映画あるんですよ~!」
何故こんなにバイトの時や学校の時とテンションが違うのか、とても気になる。
東「わかりました 行きましょか。」
と、ここで視線を感じた。その先に居たのは
山崎だった。
東「あのやろっ」
蝉川「どしたんです?」
東「少し待っててください」
山崎に向かって無言で歩いていく。
東「てめー謀りやがったな」
山崎「なんのことでしょうか?」
東「頑なに敬語使ってんじゃねーよ!」
山崎「まあまあせっかく二人きりにしてやったんだ楽しめよ…」
東「……」
山崎「まあ頑張れじゃあなっ!」
あの野郎確信犯だ…
ハメられた…でもまぁ。
悪い気はしない、さて楽しんできますか!




続く
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