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another story③~彼らの長男の小話~
幸せにするから
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「親父」
翌日、早速実家に1年くらいぶりに足を踏み入れる。
「お前、どうしたんだ急に」
当然俺が来るとは思っていなかったようで、目を丸くしている。
「親父の跡を継ごうと思って」
「は?何を突然言ってるんだ?熱でもあるじゃんないのか?」
俺に近づいてきて、額に手を触れる。
「.......っと、その方は?」
俺の後ろにいる凜菜に目を向ける。
「あ、冴島凜菜です」
ペコッと親父に頭を下げる。
「凜菜と結婚しよーと思ってる」
「はぁ?さっきからお前は色々と順序ってものを知らないのか?」
「俺がこんななの親父がよく知ってるだろ」
普通をずっと嫌っていた俺のこと、一番よく知っているのは親父だと思っている。
「はぁ、こんなのでいいのかい?凜菜さんは」
「あ、はい。來輝がいいんです」
凜菜の言葉に彼女の手をしっかりと握る。
「まぁ、結婚はお前の好きにしたらいい。ただ、後継ぎの件はあんなに嫌がっていたお前が急にどうしたんだ?」
「別に。音楽と両立がやっとできそうだからだよ」
「いいよ、そんな無理しなくて。航に継いでもらうって決めたとこだし」
俺がこういっても、親父の考えが変わらないのはわかっていた。
でも、実際に言われると「もう、お前なんか要らない」と言われてるような気分になってしまう。
自分のいままでの言動から、そうなってしまっても仕方ないのに。
「もう、親父は俺のこと要らないんだな」
「.......は?」
「まぁ、こんな出来損ないの息子.......要らねぇか」
こんなことを言う自分も惨めに思えてきて、もう帰ろうと凜菜の手を握ったとき「ただいまー」と能天気な母さんの声が聞こえる。
「あら、來輝来てたの?」
「あ、うん。でももう帰るとこ」
母さんは、俺にはいつも寛大だったけど、でもきっともうこの家には俺の居場所はない。
だから、さっさと帰ろうと思った。
「來輝?どうかした?」
そんな俺の顔をのぞき込む母さん。
「いや、ただ顔見にきただけだから」
母さんから目を逸らして、無理やりそのままリビングを出ようとする。
「來輝」
そんな俺を呼び止めたのは親父の声。
「お前、何考えてるんだ?」
「え?」
「ちょっと、学くん.......せっかく来たのにまた喧嘩しないでよ?」
母さんがハラハラと俺たちふたりをみる。
「こいつ、いきなり会社を継ぐって言い出したんだよ」
「え?來輝が?」
母さんがキョトンとして、首を傾げる。
「俺だって、自分の仕事で食っていけるようになって.......親父の仕事のことわかったっていうか.......いままで、ワガママばかりだったなって」
これは、もうだいぶ前から思っていた。
でも、素直になれなくて、こんなこと口にするのも恥ずかしくて。
「來輝は、曲を作る仕事があるでしょ?そんな2足のわらじだなんてダメだよ。ちゃんと自分の仕事を全うさせないと」
母さんまでも、こんなふうに言うなんて思わなかった。
主に跡継ぎのことを言ってくるのは、親父だったけど、俺に家に残っていて欲しいと母さんの方が思っていたはずだ。
それが、なんだ。
航とかいう、婿をとったら俺のことなんてどうでもよくなったということか。
「母さんもか.......」
「え?あたしもって?」
「親父と同じく、俺のことを要らないって思ってんだな」
自分で言った瞬間、心のなかに強い冷たい風が吹く。
「ちょっと、学くん!?そんなこと言ったの!?」
「言ってねぇよ。こいつが勝手に話を進めてるだけだろ」
「だからって普通こんなこと言わないでしょ?学くんはいっつも來輝に対する態度が冷たいの!」
母さんが、親父に怒鳴ってから、俺の方へ「ねぇ、來輝」と向く。
「母さん?」
「來輝のこと、要らないなんて思うわけないでしょ?」
「でも、あんなに跡継ぎって言ってたくせに、航とかいうやつが現れたら.......俺なんて用済みになってんじゃんか」
なんだか、悔しくて仕方なくて、唇を噛む。
「來輝、それは違うよ。たしかに航くんは跡を継いでくれる。でも、來輝はいつまでも遊佐家の長男よ。お父さんと話し合って、來輝には好きな道に進んでもらおうってなったの。來輝の作る音楽、お父さんが誰よりも一番楽しみにしてるのよ」
母さんの言葉に親父を見ると、少し頬を赤く染めた顔で立っていた。
「男同士だからね、ぶつかることが多かったと思う。それでもお父さんはずっと來輝のことを心配してたのよ。來輝が出ていってからも、口を開けば來輝はどうしてる?ってそればかり」
「.......嘘だろ」
俺のことを全く気にしていないとばかり思っていた。
俺自身になんて、関心がなくて。
ただ、跡継ぎとして成長していけばいいと思っているんだと思っていた。
「嘘じゃない。俺にとっては來輝も光架も変わらないくらい大事だ。特に來輝、お前は俺たちにとって初めての子供だ。何よりも大事だった。だから、口うるさくなってしまってすまない」
「.......親父」
親父がこんなふうに俺にとって言うなんて、思ってもいなかった。
「來輝も素直になったら?」
俺にそう言ってきたのは、凜菜だった。
「.......うん、親父。俺、親父のこと大好きだよ」
こんなこと言うの気が引けるけど。
本当は小さい頃からずっと、親父にのことが好きだった。
「.......來輝」
俺の言葉に目を丸くする。
「だから、俺も親父に素直になれなくて、喧嘩腰ばかりでごめん。跡継ぎはしないけど、これからも遊佐家の一員として、いさせてください」
親父に向かって頭をさげる。
「こいつも一緒に」
少し後ろで俺の手を握る凜菜を横へと連れてくる。
「お前も守りたい人ができたんだな?」
「あぁ、すげぇ大事だと思ってる」
きっと、凜菜がいないと俺はいまここで親父とこうしていることもなかっただろう。
音楽も途中で投げ出しているかもしれない。
「凜菜さん、來輝のことよろしくお願いします」
親父が凜菜に頭を下げる。
「こ、こちらこそです!」
慌てたように、凜菜が頭をさげる。
「來輝、家族を持つってことは、もういい加減なことは絶対にできないからな。お前は少し途中で投げ出しがちなところがあるから。絶対に凜菜さんとこれから増えていくだろう家族だけは守れ。もし、どうにもならなくなったときは、俺たちがいるから」
「.......親父、ありがとう」
素直にその言葉が出た。
俺は、たしかに投げ出しがちなところがあった。
どんなことも最後までやり遂げる凜菜に出会って、俺も少しずつ変わっていって、今の俺がいる。
オレの理想の夫婦は、自分の親だ。
こんなふたりになれるように、頑張ろうと誓った。
「凜菜のこと、絶対に幸せにするから」
─ another story ③完結 ─
翌日、早速実家に1年くらいぶりに足を踏み入れる。
「お前、どうしたんだ急に」
当然俺が来るとは思っていなかったようで、目を丸くしている。
「親父の跡を継ごうと思って」
「は?何を突然言ってるんだ?熱でもあるじゃんないのか?」
俺に近づいてきて、額に手を触れる。
「.......っと、その方は?」
俺の後ろにいる凜菜に目を向ける。
「あ、冴島凜菜です」
ペコッと親父に頭を下げる。
「凜菜と結婚しよーと思ってる」
「はぁ?さっきからお前は色々と順序ってものを知らないのか?」
「俺がこんななの親父がよく知ってるだろ」
普通をずっと嫌っていた俺のこと、一番よく知っているのは親父だと思っている。
「はぁ、こんなのでいいのかい?凜菜さんは」
「あ、はい。來輝がいいんです」
凜菜の言葉に彼女の手をしっかりと握る。
「まぁ、結婚はお前の好きにしたらいい。ただ、後継ぎの件はあんなに嫌がっていたお前が急にどうしたんだ?」
「別に。音楽と両立がやっとできそうだからだよ」
「いいよ、そんな無理しなくて。航に継いでもらうって決めたとこだし」
俺がこういっても、親父の考えが変わらないのはわかっていた。
でも、実際に言われると「もう、お前なんか要らない」と言われてるような気分になってしまう。
自分のいままでの言動から、そうなってしまっても仕方ないのに。
「もう、親父は俺のこと要らないんだな」
「.......は?」
「まぁ、こんな出来損ないの息子.......要らねぇか」
こんなことを言う自分も惨めに思えてきて、もう帰ろうと凜菜の手を握ったとき「ただいまー」と能天気な母さんの声が聞こえる。
「あら、來輝来てたの?」
「あ、うん。でももう帰るとこ」
母さんは、俺にはいつも寛大だったけど、でもきっともうこの家には俺の居場所はない。
だから、さっさと帰ろうと思った。
「來輝?どうかした?」
そんな俺の顔をのぞき込む母さん。
「いや、ただ顔見にきただけだから」
母さんから目を逸らして、無理やりそのままリビングを出ようとする。
「來輝」
そんな俺を呼び止めたのは親父の声。
「お前、何考えてるんだ?」
「え?」
「ちょっと、学くん.......せっかく来たのにまた喧嘩しないでよ?」
母さんがハラハラと俺たちふたりをみる。
「こいつ、いきなり会社を継ぐって言い出したんだよ」
「え?來輝が?」
母さんがキョトンとして、首を傾げる。
「俺だって、自分の仕事で食っていけるようになって.......親父の仕事のことわかったっていうか.......いままで、ワガママばかりだったなって」
これは、もうだいぶ前から思っていた。
でも、素直になれなくて、こんなこと口にするのも恥ずかしくて。
「來輝は、曲を作る仕事があるでしょ?そんな2足のわらじだなんてダメだよ。ちゃんと自分の仕事を全うさせないと」
母さんまでも、こんなふうに言うなんて思わなかった。
主に跡継ぎのことを言ってくるのは、親父だったけど、俺に家に残っていて欲しいと母さんの方が思っていたはずだ。
それが、なんだ。
航とかいう、婿をとったら俺のことなんてどうでもよくなったということか。
「母さんもか.......」
「え?あたしもって?」
「親父と同じく、俺のことを要らないって思ってんだな」
自分で言った瞬間、心のなかに強い冷たい風が吹く。
「ちょっと、学くん!?そんなこと言ったの!?」
「言ってねぇよ。こいつが勝手に話を進めてるだけだろ」
「だからって普通こんなこと言わないでしょ?学くんはいっつも來輝に対する態度が冷たいの!」
母さんが、親父に怒鳴ってから、俺の方へ「ねぇ、來輝」と向く。
「母さん?」
「來輝のこと、要らないなんて思うわけないでしょ?」
「でも、あんなに跡継ぎって言ってたくせに、航とかいうやつが現れたら.......俺なんて用済みになってんじゃんか」
なんだか、悔しくて仕方なくて、唇を噛む。
「來輝、それは違うよ。たしかに航くんは跡を継いでくれる。でも、來輝はいつまでも遊佐家の長男よ。お父さんと話し合って、來輝には好きな道に進んでもらおうってなったの。來輝の作る音楽、お父さんが誰よりも一番楽しみにしてるのよ」
母さんの言葉に親父を見ると、少し頬を赤く染めた顔で立っていた。
「男同士だからね、ぶつかることが多かったと思う。それでもお父さんはずっと來輝のことを心配してたのよ。來輝が出ていってからも、口を開けば來輝はどうしてる?ってそればかり」
「.......嘘だろ」
俺のことを全く気にしていないとばかり思っていた。
俺自身になんて、関心がなくて。
ただ、跡継ぎとして成長していけばいいと思っているんだと思っていた。
「嘘じゃない。俺にとっては來輝も光架も変わらないくらい大事だ。特に來輝、お前は俺たちにとって初めての子供だ。何よりも大事だった。だから、口うるさくなってしまってすまない」
「.......親父」
親父がこんなふうに俺にとって言うなんて、思ってもいなかった。
「來輝も素直になったら?」
俺にそう言ってきたのは、凜菜だった。
「.......うん、親父。俺、親父のこと大好きだよ」
こんなこと言うの気が引けるけど。
本当は小さい頃からずっと、親父にのことが好きだった。
「.......來輝」
俺の言葉に目を丸くする。
「だから、俺も親父に素直になれなくて、喧嘩腰ばかりでごめん。跡継ぎはしないけど、これからも遊佐家の一員として、いさせてください」
親父に向かって頭をさげる。
「こいつも一緒に」
少し後ろで俺の手を握る凜菜を横へと連れてくる。
「お前も守りたい人ができたんだな?」
「あぁ、すげぇ大事だと思ってる」
きっと、凜菜がいないと俺はいまここで親父とこうしていることもなかっただろう。
音楽も途中で投げ出しているかもしれない。
「凜菜さん、來輝のことよろしくお願いします」
親父が凜菜に頭を下げる。
「こ、こちらこそです!」
慌てたように、凜菜が頭をさげる。
「來輝、家族を持つってことは、もういい加減なことは絶対にできないからな。お前は少し途中で投げ出しがちなところがあるから。絶対に凜菜さんとこれから増えていくだろう家族だけは守れ。もし、どうにもならなくなったときは、俺たちがいるから」
「.......親父、ありがとう」
素直にその言葉が出た。
俺は、たしかに投げ出しがちなところがあった。
どんなことも最後までやり遂げる凜菜に出会って、俺も少しずつ変わっていって、今の俺がいる。
オレの理想の夫婦は、自分の親だ。
こんなふたりになれるように、頑張ろうと誓った。
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─ another story ③完結 ─
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