悪役女王、役を全うしようとしてるのに溺愛されてます 〜鏡よ鏡、ちょっと黙ってくれないか?〜

うまうま

文字の大きさ
14 / 14
おまけSS

ありし日の夜 〜崇拝と執着のたわわ〜★

しおりを挟む
夜はまだ、深い。

ベッドの上、鏡から出てきた彼が、私を抱きすくめていた。

背後からぴたりと密着する彼の体温が、背を焦がすように伝わってくる。

 

「……女王さま……」



耳元で、低く甘い囁き。
その声だけで、呼吸が浅くなる。

彼の片腕が腰にまわり、もう片方の手が、ゆっくりと胸元へと伸びてくる。

夜着の布ごしに、そっと触れる指先。
柔らかさと熱を確かめるように動く。

 

「……この感触……たまりません」



彼の掌が、私のたわわな胸を下からやさしく持ち上げる。
神に供えるような、慎重で、尊い仕草。
指先が形をなぞるたび、私の身体はびくりと反応してしまう。

 

「夜着の上からでも、伝わります……
この重み、弾力、温度……奇跡のバランスです…」



彼が喉を鳴らす。

布ごしに親指で先端をなぞられると、思わず身を竦めた。


髪を撫でられながら、私はシーツの上にふわりと押し倒された。

 

「……尊い……触れるのも、許されないほど……
でも、私だけに、触れさせてください……」



彼は私の夜着の前を、神聖な儀式のような動作でほどく。

彼の掌がそこへ滑り込み、今度は直接、胸を捧げ持つように包み込む。
舌先が、肩に、鎖骨に、そして……露わになった果実へと降りていく。

 

「っ……ん……っ」

 

舌で円を描くたび、そこがぴくりと尖る。
吸われ、舐められるたび、全身が震え、腰が浮きそうになる。

私は片手で彼の煙のような髪を掴み、抱きしめた。

 

「……女王さま、この熱も……この柔らかさも……いまはすべて、私だけに」


彼の声は、息に濡れ、どこか震えている。
唇を離すたび、艶やかな音が夜の空気に溶けてゆく。

 

* * *

「はぁ……っ」



彼の唇がやっと胸元を離れても――
私の身体は火のように熱かった。

うわごとのような吐息がこぼれ、指先がシーツを握りしめる。



「ヒルデさま……もっと乱れてください。あなたのすべて、魅せてください」



甘い声に、夢見心地のままうつ伏せにされ、腰だけ高く掲げられる。

私はハッと息をのんだ。



「……ねえ、この体勢……っ」

「はぁ……この眺め、たまりません」



私は凍りついた。

彼が私の脚の間に頭を潜り込ませ、秘所を間近で凝視していた。


……うそ、恥ずかしすぎる!!
彼の顔面に跨がってるじゃない……!!


羞恥が頭のてっぺんまで駆け上り、視界が白く染まる。



「……見つけた。あなたが、いちばん感じる"弱点"……」



そっと指が触れたのは、あらわになった小さな突起。
こんなに小さいのに、指先一つでしびれる場所。



「っ……ひゃ、だ、めっ……っ!」



なぞられ、つままれ、やさしく転がされるたびに胎内がきゅんとする。



「ヒルデさまの秘所が、私の顔の上で、こんなに濡れて……
ごふっ、鼻血が止まりません……」

「やっ、あっ、そんな……言わないでっ……!」



聞いてないのか、彼はうっとりと続ける。



「この"宝石"……あなたの恥ずかしい姿を引き出す鍵ですね。こうして、可愛がると――」



ぬるり、と。
舌先がねっとりと、そこを舐め上げる。






「ひゃ、っ……あっ、だめっ……っ!」



舌が吸いつき、ざらついた感触が直に伝わってくる。



「少し触れられただけで…こんなにあふれて」

「ちがっ……んんっ、そんな、そんなの、だめぇ……っ!」

「だめ……? こんなに硬くなって、"もっと触れてほしい"と泣いておりますのに……?」



ねっとりと、言葉が耳の奥までしみ込んでくる。



「はっ、ぅ……あっ、やぁ、だめ、そんなに、舌で……!」



吸いあげる唇、しつこい指、どこまでもねっとりと執着する舌。

逃げようとしても、太ももをがっちり捕まえられて動けない。



「逃げないでください……もっと聞かせてほしいのです。そのかわいい啼き声を」

「もうっ、いじわるっ……っ、そんなにされたら、っ、また……っ!」



じゅる、ちゅっ、くちゅ……ぬちゅっ……っ

恥ずかしい音が、耳を犯す。



「今日はこのまま……"出る"までしてみましょうか」

「っ、いやっ、だめっ……っ、きちゃう、また……っ、だめぇっ!」




ざらざらした舌が、さらに強く吸い上げるように突起を舐めあげる。

がくがくと腰がふるえて、胎内が脈打つ。

電流みたいな快感が、下腹部から脳天を突き抜けた、その瞬間――




「ひゃ、っ……あっ、だめっ……っ!」



舌が吸いつき、ざらついた感触が直に伝わってくる。



「少し触れられただけで…こんなにあふれて」

「ちがっ……んんっ、そんな、そんなの、だめぇ……っ!」

「だめ……? こんなに硬くなって、"もっと触れてほしい"と泣いておりますのに……?」



ねっとりと、言葉が耳の奥までしみ込んでくる。



「はっ、ぅ……あっ、やぁ、だめ、そんなに、舌で……!」



吸いあげる唇、しつこい指、どこまでもねっとりと執着する舌。

逃げようとしても、太ももをがっちり捕まえられて動けない。



「逃げないでください……もっと聞かせてほしいのです。そのかわいい啼き声を」

「もうっ、いじわるっ……っ、そんなにされたら、っ、また……っ!」



じゅる、ちゅっ、くちゅ……ぬちゅっ……っ

恥ずかしい音が、耳を犯す。



「今日はこのまま……"出る"までしてみましょうか」

「っ、いやっ、だめっ……っ、きちゃう、また……っ、だめぇっ!」




ざらざらした舌が、さらに強く吸い上げるように突起を舐めあげる。

がくがくと腰がふるえて、胎内が脈打つ。

電流みたいな快感が、下腹部から脳天を突き抜けた、その瞬間――



「やっ、あああっ……!」

 

びゅくっ、と。

熱い雫が、弾けるように飛び散った。

彼の顔に、シーツに、したたり落ちていく。



「はぁ……はぁっ……っ、やだ、ごめんなさい……あなたの顔に、かかって……」



未だに痙攣けいれんする胎内。
恥じらう余裕もなく、荒い息を吐きながら崩れおちる。

熱い手が、ふるえる尻にふわりと触れたかと思うと――



「……ふ、ふ。ヒルデさまの香りと味……あまりに甘美で、ひと舐めごとに我を忘れてしまいそうです」



なんと、彼は弾けた雫を舌で舐め取っていた。



「……っ!! うそっ、やだっ、そんなの、舐めないでっ!」

「あなたが可愛いすぎて鏡に戻れなくなりそうです……
こんなに感じて、乱れて……潮を噴き出す瞬間まで、全部――」

「やめ…っ、おねがいだから、いわないでぇ……っ!」

「もっと魅せてください……高潔なヒルデさまが、私の導きで悦びに溶けていく姿……」



彼はちょっといじわるくくすっと笑う。



「今度は……鏡に映しましょう。
あなたの恥ずかしい姿、ちゃんとご自分の目で確かめてください」

「も……っ、もう、ほんとにっ、やめっ―――やだっ、やだ、また……!」




――そこから先は、何度も。

弱点を執拗に攻められて。
果てても、果てても、愛されて。


私は何度も絶頂しながら、彼にすべてを委ねていた。



「あなたの美しい姿も、恥ずかしい姿も……全部、魅せてください」――




……悪役女王の私が、魔法の鏡にこんなにはずかしめられるなんて……
聞いてないわ!

し、しかも……
途中で姿を鏡に変えたりするなんてっ……!



でも、それが嫌じゃないなんて――


この物語、一体どんな「筋書き」なのかしら。







Fin.

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい

咲桜りおな
恋愛
 オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。 見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!  殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。 ※糖度甘め。イチャコラしております。  第一章は完結しております。只今第二章を更新中。 本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。 本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。 「小説家になろう」でも公開しています。

暴君幼なじみは逃がしてくれない~囚われ愛は深く濃く

なかな悠桃
恋愛
暴君な溺愛幼なじみに振り回される女の子のお話。 ※誤字脱字はご了承くださいm(__)m

転生したら巨乳美人だったので、悪女になってでも好きな人を誘惑します~名ばかり婚約者の第一王子の執着溺愛は望んでませんっ!~

水野恵無
恋愛
「君の婚約者が誰なのか、はっきりさせようか」 前世で友達と好きな人が結婚するという報告を聞いて失恋した直後に、私は事故で死んだ。 自分の気持ちを何も言えないまま後悔するのはもう嫌。 そんな強い決意を思い出して、私は悪女になってでも大好きな第二王子を身体で誘惑しようとした。 なのに今まで全然交流の無かった婚約者でもある第一王子に絡まれるようになってしまって。 突然キスマークを付けられたり、悪女を演じていたのがバレてしまったりと、振り回されてしまう。 第二王子の婚約者候補も現れる中、やっと第二王子と良い雰囲気になれたのに。 邪魔しにきた第一王子に私は押し倒されていた――。 前世を思い出した事で積極的に頑張ろうとする公爵令嬢と、そんな公爵令嬢に惹かれて攻めていく第一王子。 第一王子に翻弄されたり愛されたりしながら、公爵令嬢が幸せを掴み取っていくお話です。 第一王子は表面上は穏やか風ですが内面は執着系です。 性描写を含む話には*が付いています。 ※ムーンライトノベルズ様でも掲載しています 【2/13にアルファポリス様より書籍化いたします】

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

男嫌いな王女と、帰ってきた筆頭魔術師様の『執着的指導』 ~魔道具は大人の玩具じゃありません~

花虎
恋愛
魔術大国カリューノスの現国王の末っ子である第一王女エレノアは、その見た目から妖精姫と呼ばれ、可愛がられていた。  だが、10歳の頃男の家庭教師に誘拐されかけたことをきっかけに大人の男嫌いとなってしまう。そんなエレノアの遊び相手として送り込まれた美少女がいた。……けれどその正体は、兄王子の親友だった。  エレノアは彼を気に入り、嫌がるのもかまわずいたずらまがいにちょっかいをかけていた。けれど、いつの間にか彼はエレノアの前から去り、エレノアも誘拐の恐ろしい記憶を封印すると共に少年を忘れていく。  そんなエレノアの前に、可愛がっていた男の子が八年越しに大人になって再び現れた。 「やっと、あなたに復讐できる」 歪んだ復讐心と執着で魔道具を使ってエレノアに快楽責めを仕掛けてくる美形の宮廷魔術師リアン。  彼の真意は一体どこにあるのか……わからないままエレノアは彼に惹かれていく。 過去の出来事で男嫌いとなり引きこもりになってしまった王女(18)×王女に執着するヤンデレ天才宮廷魔術師(21)のラブコメです。 ※ムーンライトノベルにも掲載しております。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話

下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。 そんな彼に見事に捕まる主人公。 そんなお話です。 ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。

処理中です...