わたしと犬と猫とツバメとその他もろもろの話

omoti

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すっ飛ばして社会人れす!

私は高校卒業後、ピチピチの18歳で地元の金融機関に就職した。

イヤイヤながらも真面目に仕事をして2年経った頃だろうか。お使いで行った市役所からの帰り道、丸っこい何かが目にはいる。

ん~?と近づくとそれは座った鳩だった。

ここは公園ではなく街中(田舎だけど)の歩道だ。
餌をまいてくれる御老人はいないし、普通近づけば逃げるもんじゃないか?
鳩は逃げるどころか立ち上りもしない。

鳩の目の前でしゃがんでみた…。逃げない

やさし~く両手で掴んでみた…。暴れない

持って帰ろう!


※※鳥インフルエンザなるものは聞いたこともない時代です※※


とりあえず仕事中なので上司に鳩拾ったと報告。もとの場所に戻しておいでと言われるが「実は鳩を飼うのが夢だったんです(嘘」と乗り切り、室内で飛ばれると困るので段ボールに入れて従業員用出入口の外に置いておいた。


ようやく仕事を終え外に出ると鳩はそのまま段ボールの中にいた。
一応開けておいたんだけど逃げる様子はない。

私は鳩を段ボールごと動物病院へ運んだ。



病院はかなり恥ずかしかった…

周りの人は可愛らしい犬や猫を連れていた。
それらに挟まれる私は無駄にデカい段ボールに入ったもろ野生の鳩を連れている。
蓋を閉めるか悩んだけど、それだとただのデカい段ボールを膝に乗せた人になってしまう。

無邪気な子供が覗き込んできて、「ぽっぽー!!」と叫ぶ。黙ってくれ  お願いだ…

受付では嘘をついた。
どうされました?と聞かれた私は「母が弱った鳩を見つけたもんですから…」的なことをぬかした。

ここで大事なのは私は連れて来たくなかった風をよそおうことだ!

そう!私は他人に「弱った鳩を病院に連れてくる優しい人」と思われたくなかった。

今更だけど何それ。誰も思ってねーし!だ。

若いって変。



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