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第2章 迷宮都市と主の脅威
隆人、依頼を受ける
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(投稿済みのものもちょこちょこいじってはいるのですが、誤字脱字多すぎじゃないですかね……!?)
ティナの提案で『暁の風』という名前に決定した隆人達パーティ。それを含め様々な情報類を記入して、書類を受付のギルド員に渡す。
「はい、ありがとうございます。パーティ名は……『暁の風』ですね、承りました。Dランクパーティとして登録致します。今後のお二方のご活躍をお祈りしていますね」
そういってにっこりと笑顔を向ける受付。それは営業スマイルであったが、演技の感じられない自然な笑顔であり、受付をするギルド員の熟度が感じられた。
実際、冒険者にとって受付のギルド員は華といってもいい存在であり、アイドルのようにファンクラブもある程の人気である。
隆人もその洗練された所作に一瞬目が奪われる。だが次の瞬間には背後から襲ってきた凶悪な悪寒によって現実に引き戻される。
「リュート様?どうかなさいました?」
「う、うん?なんでもないよ」
顔は笑っていたがティナの周囲は氷のように冷たいオーラが滲み出ている。明らかな怒気が感じられるその様相に隆人は戸惑い。早く逃げねばと判断する。
「そ、それじゃあ、パーティ登録も終わったし行こうか!」
「はい、リュート様」
隆人は早歩きに近い速度で逃げるようにその場を後にする。その顔には恐怖が張り付いていた。
「そ、それでティナ、せっかく冒険者になったんだから依頼を受けてみようと思うんだけどどうかな」
「そうですね!やっぱりこういうのは実際に依頼をこなしていく中で慣れていくのが一番早いですし」
そう言ってティナはギルドの一角に向けて歩を進める。隆人は話題が変わったことに一抹の安堵を抱きながら、ティナの横について進んでいく。
そして2人はギルドの壁のある一角で立ち止まる。そこは先ほどのギルド員の説明でなんども出てきた場所であり、冒険者としては非常に大事な場所である。
「これが……」
「はい、ギルドへの依頼書が貼られた掲示板です」
そこには壁を覆うような巨大な掲示板があり、いたるところに紙が貼ってある。
これが冒険者ギルドにおける依頼掲示板であり、掲示板に貼られたたくさんの紙はギルドに届けられた依頼である。依頼書には適正ランクや報酬、受注の条件に依頼の概要などが細かく書き連ねられている。
依頼を受けようとする冒険者達はここへきて、掲示板に貼られた依頼書から受注するものを選び、掲示板から剥がして依頼受注用の受付に持っていくことで受領となる。
中には受付で依頼の詳細を聞いた結果受注をやめるという冒険者達もいるが。
そして逆に依頼をするものは受付に行き、詳細を説明した後許可が出れば紙がもらえ、そこに依頼を書いて掲示板に貼る。
それがこの世界における冒険者ギルドの基本システムであり、この掲示板が冒険者と依頼主を繋ぐ最初の点なのである。
ちなみに、このルールに乗っ取らない依頼も存在する。それが指名依頼で、これは個人に向けられた依頼である。特定の冒険者やパーティに対して依頼されるものであり、中には重要な機密が含まれるものや、遂行に非常に高い能力が必要とされるものが多く存在する。
そのため、指名依頼が来るのは基本的に高名な冒険者パーティや非常に高い実力を持つものだけであり、一般的な冒険者には余り馴染みのないものである。
と、閑話休題。そんなわけで多くの冒険者達は通常依頼がメインであり、その起点であるこの掲示板はどこのギルドでも常に多くの冒険者達で溢れている。
今隆人達の向かった掲示板も例外ではなく、多くの冒険者らしき人がごった返していた。
「すごい人だね」
「ここはいつもこうなんですよね……リュート様、とりあえずDランク依頼のところに行ってみましょう」
掲示板の依頼は基本的にそのランクによって別れて貼られている。そうでもなければ混乱して大変なことになってしまうのだ。
隆人達はその中でも自分達Dランクパーティの『暁の風』が受けられる中で一番上であるDランクの依頼が貼られているところに向かう。
そこにもたくさん冒険者はいたが、幾分少なくなっている。そもそもDランクは冒険者の中では中堅でありその下のEやFランクに比べて冒険者の数がガクッと下がるのだ。
そして依頼される内容も討伐系が多くなり、対象が複数であったり、強力な魔物だったりと難易度も高い。それがDランクである。
そんな依頼がたくさん貼られている掲示板の中から、隆人とティナは受注する依頼を探す。そしてある依頼にその目が止まった。
と、言うより止まらざるを得なかったと言った方が正しいのだが。
その依頼書はDランクの掲示板の真ん中にデカデカと貼られており、大きく【緊急依頼】と書かれている。
そんなものに目が止まらないわけがないだろう。
そこにはこう書かれていた。
【緊急依頼】
適正ランク:Dランク以上
依頼内容:下層(35階層周辺の魔物の討伐)
依頼主:冒険者ギルド迷宮都市ディアラ支部
現在下層の上記周辺の階層において、魔物が大量に発生している。更にその魔物達は興奮状態でありいつ集団暴走を起こしてもおかしくない状況である。
その為、スタンピードが発生する前に下層に大量発生した魔物を討伐してほしい。また本件は単独パーティではなく多くのパーティによる合同作戦とする。
報酬:小金貨5枚(活躍分増額する)
と、書かれていた。見ると大きな依頼書の下には小さな紙がたくさん括られており、これを受付に持っていくのだろう。よく見ると他のCやBランクの掲示板にも同じ依頼書が貼ってあるようだ。
しかも報酬もいい。作戦に参加するだけで小金貨5枚、更に活躍すれば増額である。この件におけるギルドの本気度がうかがえる。
実際、これを見た冒険者が何人か依頼書を剥がして受付に持っていくのが見える。
そして当の隆人とティナもその依頼書を見て、
「これだ(です)!!」
と、同時に叫んだ。適正ランクはちょうどであり、この件において2人は当事者である。この依頼を逃す選択肢はないとばかりに勢いよく依頼書(小)を剥がし担当受付に向かっていった。
「すいません!この依頼を受けたいのですが」
受付に並ぶこと少し、自分達の番がきたところでティナが受付のギルド員に依頼書を出して言う。
「はい、パーティ名とパーティランクをお願いします。後ギルドカードを提示ください」
「『暁の風』パーティランクはDですね」
ギルド員の言葉に今度は隆人が答え、2人はギルドカードをギルド員に渡す。
するとカードを受け取ったギルド員は血相を変える。
「リュート様はFランク冒険者じゃないですか!いくらパーティランクがDだからってFランク冒険者が下層の魔物と戦うなんて自殺行為ですよ!?」
そう、本来Fランクは冒険者としては一番下であり、上層の魔物をなんとか狩るのが関の山である。
にも関わらず中層を超え下層の、しかも興奮状態で暴走一歩手前の魔物群に挑むなど無謀などという次元ではなく、このギルド員の反応も当然である。
それが理解できた隆人達2人もどうしたらいいかわからないといった顔をしている。
と、そんな中ギルド員がもう1人受付の後ろからやってくる。そして受付の子の耳元で何か囁くと去っていった。
受付のギルド員はしばし呆然としていたが、すぐに我に帰ると神妙な面持ちで隆人達に向き合う。
「ギルドマスターから受注の許可が出ました」
「……ん?よくわからないけど、俺たちはこの依頼を受けられるってことでいいのかな?」
「はい、でもくれぐれも気をつけてくださいね」
ギルド員は心配そうな顔を向けてから、手元で書類などを書いていく。そして動きが止まると再び顔を上げた。
「では、これで受注完了です。詳細についてはここではなく、この後全参加パーティ合同で作戦会議を行います。場所はギルドの第1会議室で時間は14時です。作戦内容の説明や分担、顔合わせなども行いますので、くれぐれも遅れないように気をつけてください」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
ギルド員はそう言ってギルドカードを返却する。それを受け取った隆人達は依頼担当受付を後にした。
2人の顔にはワクワクの感情がありありと浮かんでいた。
ティナの提案で『暁の風』という名前に決定した隆人達パーティ。それを含め様々な情報類を記入して、書類を受付のギルド員に渡す。
「はい、ありがとうございます。パーティ名は……『暁の風』ですね、承りました。Dランクパーティとして登録致します。今後のお二方のご活躍をお祈りしていますね」
そういってにっこりと笑顔を向ける受付。それは営業スマイルであったが、演技の感じられない自然な笑顔であり、受付をするギルド員の熟度が感じられた。
実際、冒険者にとって受付のギルド員は華といってもいい存在であり、アイドルのようにファンクラブもある程の人気である。
隆人もその洗練された所作に一瞬目が奪われる。だが次の瞬間には背後から襲ってきた凶悪な悪寒によって現実に引き戻される。
「リュート様?どうかなさいました?」
「う、うん?なんでもないよ」
顔は笑っていたがティナの周囲は氷のように冷たいオーラが滲み出ている。明らかな怒気が感じられるその様相に隆人は戸惑い。早く逃げねばと判断する。
「そ、それじゃあ、パーティ登録も終わったし行こうか!」
「はい、リュート様」
隆人は早歩きに近い速度で逃げるようにその場を後にする。その顔には恐怖が張り付いていた。
「そ、それでティナ、せっかく冒険者になったんだから依頼を受けてみようと思うんだけどどうかな」
「そうですね!やっぱりこういうのは実際に依頼をこなしていく中で慣れていくのが一番早いですし」
そう言ってティナはギルドの一角に向けて歩を進める。隆人は話題が変わったことに一抹の安堵を抱きながら、ティナの横について進んでいく。
そして2人はギルドの壁のある一角で立ち止まる。そこは先ほどのギルド員の説明でなんども出てきた場所であり、冒険者としては非常に大事な場所である。
「これが……」
「はい、ギルドへの依頼書が貼られた掲示板です」
そこには壁を覆うような巨大な掲示板があり、いたるところに紙が貼ってある。
これが冒険者ギルドにおける依頼掲示板であり、掲示板に貼られたたくさんの紙はギルドに届けられた依頼である。依頼書には適正ランクや報酬、受注の条件に依頼の概要などが細かく書き連ねられている。
依頼を受けようとする冒険者達はここへきて、掲示板に貼られた依頼書から受注するものを選び、掲示板から剥がして依頼受注用の受付に持っていくことで受領となる。
中には受付で依頼の詳細を聞いた結果受注をやめるという冒険者達もいるが。
そして逆に依頼をするものは受付に行き、詳細を説明した後許可が出れば紙がもらえ、そこに依頼を書いて掲示板に貼る。
それがこの世界における冒険者ギルドの基本システムであり、この掲示板が冒険者と依頼主を繋ぐ最初の点なのである。
ちなみに、このルールに乗っ取らない依頼も存在する。それが指名依頼で、これは個人に向けられた依頼である。特定の冒険者やパーティに対して依頼されるものであり、中には重要な機密が含まれるものや、遂行に非常に高い能力が必要とされるものが多く存在する。
そのため、指名依頼が来るのは基本的に高名な冒険者パーティや非常に高い実力を持つものだけであり、一般的な冒険者には余り馴染みのないものである。
と、閑話休題。そんなわけで多くの冒険者達は通常依頼がメインであり、その起点であるこの掲示板はどこのギルドでも常に多くの冒険者達で溢れている。
今隆人達の向かった掲示板も例外ではなく、多くの冒険者らしき人がごった返していた。
「すごい人だね」
「ここはいつもこうなんですよね……リュート様、とりあえずDランク依頼のところに行ってみましょう」
掲示板の依頼は基本的にそのランクによって別れて貼られている。そうでもなければ混乱して大変なことになってしまうのだ。
隆人達はその中でも自分達Dランクパーティの『暁の風』が受けられる中で一番上であるDランクの依頼が貼られているところに向かう。
そこにもたくさん冒険者はいたが、幾分少なくなっている。そもそもDランクは冒険者の中では中堅でありその下のEやFランクに比べて冒険者の数がガクッと下がるのだ。
そして依頼される内容も討伐系が多くなり、対象が複数であったり、強力な魔物だったりと難易度も高い。それがDランクである。
そんな依頼がたくさん貼られている掲示板の中から、隆人とティナは受注する依頼を探す。そしてある依頼にその目が止まった。
と、言うより止まらざるを得なかったと言った方が正しいのだが。
その依頼書はDランクの掲示板の真ん中にデカデカと貼られており、大きく【緊急依頼】と書かれている。
そんなものに目が止まらないわけがないだろう。
そこにはこう書かれていた。
【緊急依頼】
適正ランク:Dランク以上
依頼内容:下層(35階層周辺の魔物の討伐)
依頼主:冒険者ギルド迷宮都市ディアラ支部
現在下層の上記周辺の階層において、魔物が大量に発生している。更にその魔物達は興奮状態でありいつ集団暴走を起こしてもおかしくない状況である。
その為、スタンピードが発生する前に下層に大量発生した魔物を討伐してほしい。また本件は単独パーティではなく多くのパーティによる合同作戦とする。
報酬:小金貨5枚(活躍分増額する)
と、書かれていた。見ると大きな依頼書の下には小さな紙がたくさん括られており、これを受付に持っていくのだろう。よく見ると他のCやBランクの掲示板にも同じ依頼書が貼ってあるようだ。
しかも報酬もいい。作戦に参加するだけで小金貨5枚、更に活躍すれば増額である。この件におけるギルドの本気度がうかがえる。
実際、これを見た冒険者が何人か依頼書を剥がして受付に持っていくのが見える。
そして当の隆人とティナもその依頼書を見て、
「これだ(です)!!」
と、同時に叫んだ。適正ランクはちょうどであり、この件において2人は当事者である。この依頼を逃す選択肢はないとばかりに勢いよく依頼書(小)を剥がし担当受付に向かっていった。
「すいません!この依頼を受けたいのですが」
受付に並ぶこと少し、自分達の番がきたところでティナが受付のギルド員に依頼書を出して言う。
「はい、パーティ名とパーティランクをお願いします。後ギルドカードを提示ください」
「『暁の風』パーティランクはDですね」
ギルド員の言葉に今度は隆人が答え、2人はギルドカードをギルド員に渡す。
するとカードを受け取ったギルド員は血相を変える。
「リュート様はFランク冒険者じゃないですか!いくらパーティランクがDだからってFランク冒険者が下層の魔物と戦うなんて自殺行為ですよ!?」
そう、本来Fランクは冒険者としては一番下であり、上層の魔物をなんとか狩るのが関の山である。
にも関わらず中層を超え下層の、しかも興奮状態で暴走一歩手前の魔物群に挑むなど無謀などという次元ではなく、このギルド員の反応も当然である。
それが理解できた隆人達2人もどうしたらいいかわからないといった顔をしている。
と、そんな中ギルド員がもう1人受付の後ろからやってくる。そして受付の子の耳元で何か囁くと去っていった。
受付のギルド員はしばし呆然としていたが、すぐに我に帰ると神妙な面持ちで隆人達に向き合う。
「ギルドマスターから受注の許可が出ました」
「……ん?よくわからないけど、俺たちはこの依頼を受けられるってことでいいのかな?」
「はい、でもくれぐれも気をつけてくださいね」
ギルド員は心配そうな顔を向けてから、手元で書類などを書いていく。そして動きが止まると再び顔を上げた。
「では、これで受注完了です。詳細についてはここではなく、この後全参加パーティ合同で作戦会議を行います。場所はギルドの第1会議室で時間は14時です。作戦内容の説明や分担、顔合わせなども行いますので、くれぐれも遅れないように気をつけてください」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
ギルド員はそう言ってギルドカードを返却する。それを受け取った隆人達は依頼担当受付を後にした。
2人の顔にはワクワクの感情がありありと浮かんでいた。
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