神を従えし者たち

真崎 遥也

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第1章 邪龍王の生贄

第8話 神従試験1日目

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遂に神従試験の日が来た。あれから色々聖霊武装の特訓などしたのでだいぶ戦えるようになった。

ここら辺に試験会場があるはずなんだけど・・・

「和葉。もしかしてここですかね?」

エリーが指すのは高級タワーマンションみたいな所だ。ボディーガード見たいのが2人いるので多分ここかもしれない。

「かもな。行ってみるか。」

「受験者ですか?試験証を出してください。」

「どうぞ。」

俺達は事前に渡されていた試験証を出す。

「神前様にフォマーソン様ですね。28階が説明会場ですので、そこのエレベーターから上がってください。」

今日カグヤには中に入ってもらっている。

「凄いなここ。100階まであるぞ。」

「凄いですね!私の故郷は田舎の方なのでとてもビックリです!」

「初耳だな。」

「話す機会あまり無かったですしね。」

エリーの故郷はかなり田舎のようだ。アメリカは100年前は世界で1桁に入る広さだったらしいが今はその4分の1程らしい。

雑談してるとちょうど着いたようだ。

「俺たちはかなり後に来たらしいな。」

「皆さん早いですね。」

席に着くと周りから話が聞こえてくる。

「おいおい、聞いたか?今回の試験、王導十二家の牛田家の麒麟児牛田 翔うしだ かけるが受けるらしいぞ!?」

「聞いたわ!あと四騎士の阪本 龍善さかもと りゅうぜんの息子阪本 龍夜さかもと りゅうやくんも来るらしいわ!」

「凄いですね。牛田家の次男に四騎士の息子が来るのですね。」

この二家はかなり有名だ。牛田家は王導十二家の中でもかなり上位の家だ。阪本家も星級魔法が使えるのだからな。

「ではみんな静かにしてくれ。今日の流れを説明する。俺の名前は山田 良やまだ りょう。一応SSランクだ。」

驚きの声が皆から上がる。それはその筈だ。普通はSランクが受け持つ試験をSSランクが受け持っているのだから。SSランクは世界に50人、日本に5人しかいない。

「ではまず、「すいません!遅れました!」・・・遅いぞ。早く席につけ。」

またもや驚きの声が上がる。彼女は確かXランクの1人、鏡屋 龍徳かがみや りゅうとくの娘鏡屋 沙月かがみや さつきである。彼女は鏡屋龍徳をも超える才能を持っていると言われている凄腕だ。容姿端麗で、黒髪黒眼である。女子にしては身長が高く、165cmくらいだろうか。

「では続きを話そう。今日は3つの過程に分かれて行う。最初は魔力測定を行う。次は体力測定だ。最後に適正ランクを測る。それぞれに適正がある事は分かってるだろうがランクまでは測っていないだろう。ではこのとおりに動いてもらう。まずは魔力測定からだ。3つにグループ分けしてもらう。」

今日受ける人数は60人位なので1グループ20人くらいか。

俺とエリーはCグループらしい。ちなみに鏡屋もだ。

「沙月さん凄い人気ですね。」

「そりゃそうだろうな。天才児になるべく縁ある方が世間的にはいい目で見られるだろうからな。」

「静かにしてちょうだいね。私はアリア・ヒューズ。SSランクよ。あなた達の今日の試験の担当になります。」

彼女はイギリスのSSランカーだ。イギリス支部の人が何故いるのだろうか?

「では順番に並んでちょうだいね。」

大体の平均は50000らしい。

「えっ!10000!低いな・・・」

低くて落ち込んでいる子がいるな。お、次は鏡屋のようだ。

「凄いわ!鏡屋さん、5000000もあるわ!」

また驚きの声が上がる。今日は多いな。一般の神従士の100倍なのだ。すごい事だろう。

「次は私の番ですね!行ってきます!」

「おう。行ってこい。」

「え?あなたもすごい魔力量ね・・・」

3000000あったらしい。鏡屋程ではないがかなり多い。

「やりました!和葉。」

「良かったな。」

とても嬉しいのだろう。嬉しすぎて跳ねている。可愛いな。

「次は俺だな。行ってくるよ。」

えっとこの上に手を乗せればいいんだな。

「え!?ERROR?こんな事今まで無かったのに・・・最高でも9999万は測れるはずよ。」

めちゃくちゃ魔力量上がったな。前測ったときは3000万だったのに。

「和葉凄いですよ!」

人の事なのに凄い喜んでくれるな、エリーは。

俺たちは次の会場に移動した。

「次は体力測定です。この会場を限界まで周回してください。リタイアの時点でランクが決まります。ちなみにここは空間を隔絶してますのでいくら走っても構いません。私は外にいますが不正行為はすぐ分かりますのでしないように。」

かなり広いぞ?ここ。体力持つかな・・・

「ではスタート!」

スタート合図とともに走り始めた。

50周くらいから半分くらいがリタイアした。

200周くらいでエリーがリタイアした。

「あなた凄いですね。」

そう喋りかけたのは鏡屋だ。500周くらいなのに少し息切れしてる程度だ。

「私、鏡屋 沙月と言います。沙月と呼んでください。」

「俺は神前 和葉だ。和葉と呼んでくれ。敬語じゃなくていいよ。」

もう俺たち以外誰もいない。

「沙月はかなり体力あるんだな。」

「和葉に言われたくないわ。あなた息ひとつ切れてないじゃない。」

まぁ俺は体力にも自信あるからな。

「そろそろ私ギブアップするわ。」

沙月は600周で終わった。

そろそろ1000周か。

「もういいかな。」

部屋から出るとエリーと沙月が話していた。

「おかえりなさい!和葉。」

「知り合いだったのね。2人とも。」

「同じ学校だからな。」

話してるとアリアが来た。

「また貴方なのね・・・貴方は特例のEXランクよ。」

「分かりました。」

「凄いわね。」

「2人は何ランクだ?」

「私はAAランクです。」

「私はSSランクよ。」

「2人ともすごいじゃないか。」

「「和葉には言われたくない(です)!」」

2人とも息合ってるな。思わず笑いが零れた。

「では最後の試験になります。適正ランクの測定に移りますね。」

大体の平均はCランクからBランクくらいだな。

エリーと沙月は2人ともSSSランクらしい。ちなみに沙月は神に対して適正がある。

「最後は・・また貴方ね。何に適正があるの?」

「神と聖霊と英霊ですね。」

「3つも!?もう驚き疲れたわ。」

「どうでした?結果は。」

「聖霊と英霊がSSSランク、神がEXランクだ。」

「もう規格外ね。」

「ほんとですよ。」

2人とも酷いな。

「では本日の試験はここまでです。今日はゆっくりしてくださいね。」

さっき聞いた話だとご飯がとても美味しいらしい。楽しみだな。

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・用語解説

「魔法属性」
まず四大属性と呼ばれる火・風・水・土がある。そして氷・雷・光・闇がある。
科学魔法と呼ばれる魔法もある。それは科学によって緻密に考えた計算式を魔法で応用したものだ。
最後に概念魔法と呼ばれる今のところ誰にも扱えない魔法がある。この世に新たな概念を生み出すことが出来るらしい。もはやそれは魔法ではなく権能である。
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