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革命編 八章:冒険譚の終幕

家族の姿

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 ゲルガルドの魂核たましいが『虚無』で消滅した後、リエスティアの魂内部ではそれぞれが改めて互いの顔と言葉を見せ合う。
 その中で自分の行動に負い目を感じるウォーリスは、リエスティアやシエスティナを家族として向き合う事を難しくしていた。

 そうした最中、魂内部に満ちていた瘴気が一掃されたことにより、リエスティアの意識が覚醒する。
 横たわる姿勢から黒い瞳を開かせた彼女の様子を見て真っ先に駆け寄ったのは、帝国皇子ユグナリスと娘シエスティナだった。

「リエスティアッ!!」

「お母さん!」

 二人は互いに駆け寄り、リエスティアの傍に屈みながら呼び掛ける。
 すると呆然とした黒い瞳を上空うえに向けていたリエスティアは、朧気に見える二人の姿に朦朧とした声を向けた。

「――……ユグナリス様……?」

「リエスティア……良かった……っ!!」

「お母さん!」

「……お母さん……? ……この子は……」

「シエスティナだよ。……アレからもう、三年も経ったから……っ」

「……そうだったんですね……。……あの子が、大きくなったんですね……」

 朧げな意識の中で二人を見上げるリエスティアは、安堵するように優し気な微笑みを浮かべる。
 そして彼女が自分達の事を忘れていないと知り、ユグナリスもまた安心するような息と表情を漏らしながら笑顔を向けた。

 するとリエスティアは微かに首を動かし、周囲を見回しながら問い掛ける。

「……ここは、何処どこですか……?」

「ここは、その……君の魂というか……その内部なかというか……」

「……私の、なか?」

「ええっと、説明するのが難しいんだけど……」

「――……ここは貴方のたましい、その内部なかよ」

「!」

「……アルトリア様……?」

 状況を把握できないリエスティアに対して、ユグナリスは自分自身の言葉で説明できない。
 すると代わるように立ち上がったアルトリアが、三人の傍に歩み寄りながら言葉を向けた。

 それを聞き彼女アルトリアの顔も見上げるリエスティアは、改めて状況を知っていく。

「貴方の魂は肉体から抜き取られて、入れ物に保管されてた。でもその入れ物も壊されて、生きたままの魂が輪廻ここに移動してたのよ。私達はそれを回収しに来たってわけ」

「……よく、分からないですけど……皆さんが、助けに来てくれたんですね……」

「まぁ、そういう事ね。……ついでに言えば、私達だけじゃないわよ」

「え……?」

「そっちの二人も、助けに来てるわ」

「……!」

 そう告げながら指を向けるアルトリアの言葉を聞き、リエスティアはそちらの方角に首と視線を傾ける。
 その視界を阻んでいたユグナリスは屈んだ状態のまま身体の位置をズラし、改めてその先に居る人物達の姿を彼女に見せた。

 するとその先には、彼女の母親であるカリーナとボロボロの様相を見せる父親ウォーリスが居る。
 しかしその二人を見て、リエスティアはやや困惑した様子と言葉を浮かばせた。

「……あの二人は……どなたですか……?」

「えっ」

「ごめんなさい……。ユグナリス様とアルトリア様は、声で分かったのですが……」

「……あっ、そうか。そういえば君は、目が見えなかったんだ……。……だから、あの二人も……」

 二人の姿を見ても誰なのか分からないリエスティアの様子に、ユグナリスは納得を浮かべる。
 三年前まで何も見えない瞳と動けない下半身あしの治療を受け続けていた彼女にとって、声以外では人を判別できていないのだ。

 それを改めて認識したユグナリスは、ウォーリスとカリーナが声を発する事を期待して視線を向ける。
 しかしその事を知った二人は、緊張感を高める様子を見せながら声を発する事を躊躇ためらっていた。

 そんな二人の様子を見て、ユグナリスが思わず二人の名前を口にしようとする。

「……あの二人は、君の――……」

「待ちなさい、馬鹿バカ

「ぬっ、アルトリア……!?」

「ちゃんと自分で言わせなさい。……でなきゃ、ここに連れて来た意味が無いわ」

「……そうか、そうだな」

 足蹴にしながらユグナリスの顔を叩いたアルトリアは、二人の名前を言う事を妨げる。
 その言葉の意味を理解した彼もまた、二人が自分の声で自分自身の素性を伝える事を改めて見届けることを選んだ。

 そんな周囲の様子に困惑するリエスティアは、改めて自分から声を出していない二人に呼び掛ける。

「あの、えっと……貴方達は……?」

「……ッ」

「……リエスティア」

「!」

 呼び掛けられた二人の中で、ウォーリスは渋い表情を強めながら思わず顔を背けてしまう。
 しかしカリーナはそんな彼の様子を見ると、自ら決意しながら立ち上がりリエスティアへ声を向けた。

 その声を聞いた彼女リエスティアは、そこにいる女性カリーナが誰なのかを理解する。

「貴方は、私の御世話してくださっていた……カリーナさん……。……無事だったんですね、良かった……」

 その声が自分を世話していた侍女カリーナの声だと気付き、リエスティアは安堵するような微笑みを浮かべる。
 しかし微笑みを向けられる本人カリーナは更に表情を強張らせ、改めて彼女リエスティアに自分の素性を伝えた。

「はい、そうです。……でも、それは偽りの身分でもあります」

「え?」

「今まで、貴方を騙していてごめんなさい。……私は貴方の、母親なんです」

「……えっ」

 謝るように頭を前に傾けて話すカリーナに、リエスティアは困惑した表情を浮かばせる。
 しかし周囲に居る者達はそれを否定せず、困惑する彼女に肯定の頷きを見せた。

 すると今度は顔を背けている男性ウォーリスにリエスティアは視線を移し、彼の素性も尋ねる。

「じゃあ、そちらの男性かたは……」

「……ッ」

「もしかして、アルフレッド……違う……。……ウォーリス……?」

 侍女を務めていた女性カリーナが自分の母親だと知ったリエスティアは、その隣にいるのが父親であるウォーリスだと気付く。
 するとその表情に僅かな恐怖と嫌悪が見えると、ウォーリスは強張りを強めた表情を伏したままボロボロの姿で立ち上がり、彼女達から背を向けようとした。

 しかし立ち上がる途中で倒れそうになるウォーリスに、カリーナは走り寄りながら支えて呼び掛ける。

「ウォーリス様!」

「……やはり私には、無理だよ」

「そんな、そんなことは……!」

「私はあの子に、とても許されない事をした。……今更、あの子の父親にはなれない……」

「……っ」

 自分の娘リエスティアに嫌悪され憎悪される対象なのだと自覚するウォーリスは、この状況で父親と名乗る事が出来ないと明かす。
 それを聞いたカリーナは悲し気な表情を浮かべながらも、同じようにリエスティアが父親ウォーリスに向けた表情を見ていた為に、その説得が難しい事を理解してしまった。

 そうして親子が互いに向き合えない中、その孫娘であるシエスティナが二人を見ながら声を発する。

「あのね、お爺ちゃんがお母さんを助けてくれたんだよ!」

「え……?」

「お母さんを助ける為に、お爺ちゃんはいっぱい頑張ってたんだよ。……だから、お姉ちゃんが治らないって……」

「アルトリア様……?」

「その子の言う通りよ。貴方に憑依してた元凶やつをウォーリスは自分の精神体からだに取り込んで、自分ごとその元凶を殺させようとしたわ。そのせいで、精神体たましいは完全に治せないくらいボロボロ」

「!」

「あの姿を見て分からない? ……アイツは自分の娘あなたを救う為に、自分の命すら捨てようとしたのよ」

「……!!」

 シエスティナの言葉から改めてアルトリアに状況を聞いたリエスティアは、自分の父親ウォーリスが命掛けで自分を救おうとしたという状況を知る。
 それを聞き更に困惑を強めている最中、今までゲルガルド伯爵邸を映し出していた理想ゆめが景色を変えた。

「!」

「えっ、急に景色が……!?」

「……ここは……」

 変化した理想ゆめの景色に、一同は改めて周囲を見回す。
 すると彼等が居たのは、手狭な小屋のような建物内だった。

 それを見て何処なのかを一早く察したのは、ウォーリスとカリーナの二人。
 すると小屋に備わる扉が開き、全員がその場に視線を向けた。

 その扉から小屋の中に入って来たのは、車椅子に乗っている女性。
 そんな彼女を後ろから押して入るのは、黒髪と青い瞳を持つ少年だった。

 それを見た一同の中で、ユグナリスとアルトリアは驚きの声を漏らす。

「この二人は、もしかして……」 

「この二人ね。しかも昔の」

『――……あぅー!』

「……あっ」

 小屋に入って来た二人が過去のカリーナとウォーリスだと察する二人は、それを見ている彼等自身に視線を向ける。
 しかし車椅子に乗るカリーナの方から、言葉にならない声が一同に聞こえた。

 それは母親カリーナが大事に抱え持つ、厚手の布に包まれた赤ん坊の声。
 するとその場に現れた過去の彼等が、その場に居る一同の姿に気付かないまま会話を始めた。

『――……あら。リエスティア、おしめの時間みたいですね』

『俺が替えるよ。君は休んでいて』

『ありがとうございます、ウォーリス様』

「……これは彼等の……過去の記憶……?」

「リエスティアが、生まれたばかりの頃……なのか」

「……」 

 その映し出される過去の景色では、カリーナが抱えている赤ん坊リエスティアをウォーリスが優し気に抱き上げる。
 そして不自由な母親カリーナに代わり、粗相の処理をそつなく替え終えた。

 すると赤ん坊リエスティアは機嫌の良さそうな笑みを浮かべ、再び抱き上げるウォーリスの顔に両手を触れさせる。
 それを車椅子に乗りながら見ていたカリーナもまた、微笑みを浮かべながら二人に声を向けた。。

『お父様が替えてくれて、喜んでますね』

『そう、なのだろうか……』

『あぃー!』

『ほら、リエスティアもそうだよって言ってますよ?』

『……君に赤ん坊の言葉が分かる特技があるとは、知らなかったよ』

 微笑みを浮かべて話す二人に対して、ウォーリスは困惑を含めた微笑みを浮かべる。
 その家族が微笑んでいる姿を見上げていた大人のリエスティアは、傍に居るユグナリスに頼みを伝えた。

「……ユグナリス様。私の上体からだを、起こしてくれませんか……?」

「えっ」

「ちゃんと、見たいんです……」

「……分かった。ゆっくり起こすよ……」

 ユグナリスは彼女の求めに応じ、横たわるその精神体からだの上体を起こす。
 そして支えるように傍に控えながら、リエスティアは赤ん坊の頃の自分と、それを囲む両親の姿を見ていた。

 すると三人の家族が過ごす景色が次々と変化していき、それに伴い赤ん坊リエスティアの姿が成長していく。
 しかしそれにつれて車椅子に乗ったまま衰弱の色合いを強めるカリーナと、それを介護しながら子供リエスティアの世話もするウォーリスの姿も見えていた。

「そういえばカリーナ殿は、出産した後に身体を患ったと聞いていたけど……。……ウォーリス殿はずっと、二人の世話を……」

「……」

 病人であるカリーナと幼いリエスティアの世話をし続けているウォーリスの姿に、ユグナリスは感慨深い面持ちを浮かべる。
 それを見ているリエスティアもまた同様であり、母親カリーナ幼い自分リエスティアを甲斐甲斐しくも面倒を見続ける父親ウォーリスの姿を黒い瞳で見続けた。

 すると再び時間の流れた小屋に景色は移りながらも、その場面にウォーリスは居ない。
 それに変わるように、三歳児程まで成長したリエスティアと、寝台ベッドの上で息苦しそうな息を漏らすカリーナの姿が映し出された。

『――……お母様、大丈夫?』

『……ええ。大丈夫よ……ごほ、ごふ……っ!!』

「!」

 寝台ベッドで苦しそうに咳き込むカリーナを、幼いリエスティアは心配そうな面持ちで見ている。
 すると扉が勢いよく開かれ、そこには慌てる様子を見せるウォーリスの姿があった。

 そして腕に何かを抱え持っているウォーリスは、苦しむカリーナへ歩み寄りながら腕に抱え持つ薬品瓶を見せて話す。

『カリーナ、アルフレッドの薬を持って来たよ』

『……いつも、ありがとうございます。ウォーリス様……アルフレッド様にも、御礼を……ごほっ!!』

『喋らなくていいから。ほら、飲んでみて』

『はい。――……っ、凄く苦いですね……』

『すまない。出来るだけ、飲み易い味にするよう伝えておくよ』

『お、お願いします……』

 カリーナの上体を起こして液体状の薬を飲ませるウォーリスは、ゆっくりと彼女に薬を飲ませる。
 すると強い苦味で表情を歪めながらも、今まで感じていた苦しみが和らいだのか、カリーナは微笑みを浮かべた。

 そして薬の効果が効いたのか、彼女は寝台ベッドに再び寝かされ瞼を閉じて眠りに就く。
 それを見守っていたウォーリスは徐々に表情を強張らせ、顔を伏して両手を強く握り締めながら呟いた。

『薬だけでは、彼女カリーナを助けられない。やはり臓器提供者ドナーが必要なんだ。……なのに、私は……何も……っ!!』

「ウォーリス殿……」

「……ッ」

 衰弱し続ける最愛の女性カリーナを見ながら助けられない事に、苦しむような表情に浮かべて握る両手から血を滲ませるウォーリスの姿を全員が見る。
 それを見ている本人もまた、この時の無力感を思い出しながら顔を伏せていた。

 そんな現在と昔のウォーリスを、子供と大人のリエスティアは見続けている。
 すると更に場面は変化し、深夜と思しき時間に薬を持つウォーリスと寝台に寝かされているカリーナが話している光景が見えた。

『――……分かりました、ウォーリス様の方法に従います』

『いいのかい?』

『はい。……これを飲めば、私は死んだように見えるのですね?』

『ああ、そうだよ』

『……ウォーリス様。私がこれを飲んだ後の事で、御願いがあります』

『なんだい?』

『あの子を……リエスティアを、よろしくお願いします』

『!』

『ウォーリス様が、あの子を疎うとましく思われているのは気付いていますよ。……私がこうなった原因が、あの子にあると思っているのですよね?』

『……ッ』

『でも、あの子が生まれるよう望んだのは私です。だから、あの子の事は恨まないであげてください。……あの子は何も、悪くないんですから』

『……だが、リエスティアは……』

『あの子が特別だということは、何となく分かります。……それでもやっぱり、あの子は私にとって、そしてウォーリス様にとっても、大事な子供なんです』

『……!!』

『だから、約束です。次に私が目覚めた時には、あの子と一緒に、笑って迎えてください。……ね?』

『……分かったよ。その約束は、必ず守る』

『はい。……これって、飲むと苦しいんでしょうか?』

『大丈夫、種類は選んだから。痛みも無く、眠るのと同じような感覚らしい』

『そうですか、良かった。……それじゃあ、ウォーリス様。おやすみなさい』

『ああ、おやすみ。――……カリーナ……ッ』

 そこに映し出されたのは、カリーナを救う為にウォーリスが仮死状態の薬を飲ませた時の光景。
 すると小屋の隅に置かれた寝台から、その二人を黒い瞳で見ている幼いリエスティアの姿があった。

 その儚くも悲しい光景は、その場に居る者達の表情に哀愁を浮かべてしまう。
 特にこの出来事の当人でもあるカリーナは、傍で支えるウォーリスを見ながら涙を浮かべて話し掛けた。

「ごめんなさい、ウォーリス様……。……私が、こんな御願いをしたせいで……」

「……君は、何も悪くないよ。全ては、私が選んだことだ」

「でも……!」

「ゲルガルドを倒して、君とリエスティアを迎えに行く。そして今度こそ、三人で……。……それだけが、私の生きる希望ねがいだったんだ……っ」

 ウォーリスもまた涙を流し、自分の願いがただそれだけだった事を明かす。
 ただ元凶ゲルガルドを倒し、愛する家族ふたりと共に安らかな暮らしを行えるようにするのが、彼にとっての希望だったのだ。

 そんな二人の会話を、リエスティアは黒い瞳を向けながら聞いている。
 すると映し出されていた過去の二人が消えると、隅の寝台ベッドから起き上がり立ち上がった幼いリエスティアが思わぬ声を大人の自分自身リエスティアに向けた。

『――……リエスティア』

「!」

「!?」

『二人を、許してあげて。……お願い』

「……!!」

 悲し気な言葉だけを伝えた後、幼いリエスティアも姿を消す。
 まるで過去の自分リエスティアが未来の自分を諭すように話す言葉は、その場に居る全員に驚きを生じさせた。

 そしてその言葉を向けられたリエスティア自身は、改めてウォーリスとカリーナを見る。
 すると僅かに震える唇をすぼめ閉じると、再び口を開きながら二人に声を向けた。

「……あの……!」

「!」

「私は、私は……。……ちゃんと、二人と話がしたいです……」

「……!!」

 そう言いながら右手を差し伸べるリエスティアは、背を向ける二人に呼び掛ける。
 するとそれを聞いた両親ふたりは互いに顔を見合わせ、腰を上げ改めて振り返りながらリエスティアの傍に歩み寄った。

 そして再び膝を落としながら屈むと、互いの視線が近くで重なり合う。
 更に差し伸べている彼女の右手を、両親は左右の手を重ねるようにして触れ合った。

 するとその中で、ウォーリスが最初に言葉を向ける。

「すまない、リエスティア……」

「……」

「私の事は、許さなくていい。……だがカリーナは……お前の母親は、何も悪くない……。だから――……!」

 母親であるカリーナだけでも受け入れてもらえるよう、ウォーリスは覚悟する表情で頼もうとする。
 しかしリエスティアは左手も動かし、自身の両手で父親の右手を包みながら自分の意思を口にした。

「……きっと私は、お父様に似たんですね」

「!」

「そういう性格ところ、私にもあるから。……それが、ちょっと嬉しい……」

「……ぅ……グ……ッ!!」

 卑屈さが窺えるウォーリスの言動から、リエスティア自身は自分の性格が父親ウォーリスに似た事を自覚する。
 それが父親を受け入れた瞬間だと気付き、それを聞いた本人は驚きと同時に流していた涙を強めながら顔を伏せた。

 そんな二人に、カリーナは触れている手を広げながら二人の肩に両手を触れる。
 すると改めて家族が揃った光景に、涙を流しながら喜びの微笑みを浮かべた。

 こうして二人の両親は、自分の娘リエスティアに受け入れられる。
 それはウォーリスの希望ねがいが、ようやく叶えられた瞬間でもあった。
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