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異世界少女
異世界少女ー①
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「カナリヤ…起きなさい」
誰かに呼ばれる声がした。気づくと周りが真っ白な殺風景のところに立っていた。
前には見た事のある男の人が立っていた。
「カナリヤ。これから異世界から少女がやってくる」
「え?異世界から?」
「ああ、その少女は魔法が使える。それも強力な」
「へぇ」
「だが、安心しろ。それは何ヶ月か経つと弱っていく」
「何が言いたいんですか?」
黒いの瞳を睨みつけながら聞いた。
「君は国外追放される」
「国外追放?それはまた大変だな」
「一応のため教えておこうと思ってな」
カナリヤはため息をついた。
「だったら異世界から少女を連れてこないでよ。神様ならできるでしょ?」
「運命には逆らえないものだ」
「……神様って結局形だけのものなのね。なんでこういう時に限って助けてくれないの。あの時もそうだった。ルリスが死んでからあなたは現れた。なんでルリスが死ぬ前に教えてくれなかったの?それも運命っていう訳?」
「……ああ、そうだ……」
男は悲しそうな目でカナリヤを見た。ライトブルーの瞳が涙で包まれていた。
「ああ、そう。……教えてくれてありがとう」
「すまない…力になれなくて」
「別に…あなたはそういう人でしょ」
涙を振り切り男を見た。
「あなたも見てなさい。アイツらを…ルリスを殺したヤツらに復讐してやる」
「そうか…君があの時心に決めたことは変わりはないんだな」
「当たり前よ。あの時に誓ったのだから。目の前で……お姉ちゃんが殺された時から」
「君の好きなようにするがよい。私は君を止める権利はないのだから」
男はカナリヤに近づき頭を撫でた。優しい感じがした。
「それじゃあな。そろそろ起きる時間だ」
カナリヤは目を開いた。ベッドから起き上がり窓から外を見た。
「待ってなさい。国王達よ」
「カナリヤ。おはよう」
「シャリング。おはよう。今日調合室でまた作業するけど来る?」
「いいのか?」
「邪魔しなければ別にいいよ」
二人は調合室へ行った。カナリヤは最近採取した物を瓶に入れた。
本を開き毒のページを見ながら材料を合わせていた。
「えっと、これと。これと…」
「何を作ってるんだ?」
横からシャリングが覗き込んできた。カナリヤはヒャッと驚き勢いで瓶たちを倒してしまった。
「あーあ、大丈夫?」
「大丈夫」
「それで、何を作っているの?」
「あなたには関係ない」
冷たく返した。シャリングはそれでも引き返さず、ずっとカナリヤの隣で見ていた。
カナリヤは集中できず
「あのさ、もうちょっと遠くにいてくれない?」
「なんでだ?別にいいだろ?」
「集中できない」
「そうか…」
ショックを受けたようなのかショボショボと下を向きながらソファに座った。
これでやっと集中できる。もう少しであれができる。薬草を潰し、煮て、混ぜて、を繰り返していた。
「できたー」
匂いは無臭だが、見た目は紫だった。不気味な色だが味はまあまあいい、はず。
飲んだことがないから味は分からない。本にはパセリのような味がすると書いてある。だが、パセリの味とは一体どういうものなのか。
まず、パセリは味するのか。疑問を持ちながらも瓶をバッグに詰めた。
カナリヤが作り終わったのを見るとシャリングはこちらへ来た。
「作り終わったのか?」
「うん」
「それ毒か?何に使うんだ?」
「さあね、お楽しみ」
不気味に笑う。楽しみでたまらない。
「……君はこの国が好きなのか?」
急に質問してきた。前にもこんな質問をされたような気がする。なにも迷わず言った。
「消えて欲しいくらい好きだよ?」
シャリングに寒気が走った。カナリヤはどれほどこの国を憎んでいるのか伝わった。
誰かに呼ばれる声がした。気づくと周りが真っ白な殺風景のところに立っていた。
前には見た事のある男の人が立っていた。
「カナリヤ。これから異世界から少女がやってくる」
「え?異世界から?」
「ああ、その少女は魔法が使える。それも強力な」
「へぇ」
「だが、安心しろ。それは何ヶ月か経つと弱っていく」
「何が言いたいんですか?」
黒いの瞳を睨みつけながら聞いた。
「君は国外追放される」
「国外追放?それはまた大変だな」
「一応のため教えておこうと思ってな」
カナリヤはため息をついた。
「だったら異世界から少女を連れてこないでよ。神様ならできるでしょ?」
「運命には逆らえないものだ」
「……神様って結局形だけのものなのね。なんでこういう時に限って助けてくれないの。あの時もそうだった。ルリスが死んでからあなたは現れた。なんでルリスが死ぬ前に教えてくれなかったの?それも運命っていう訳?」
「……ああ、そうだ……」
男は悲しそうな目でカナリヤを見た。ライトブルーの瞳が涙で包まれていた。
「ああ、そう。……教えてくれてありがとう」
「すまない…力になれなくて」
「別に…あなたはそういう人でしょ」
涙を振り切り男を見た。
「あなたも見てなさい。アイツらを…ルリスを殺したヤツらに復讐してやる」
「そうか…君があの時心に決めたことは変わりはないんだな」
「当たり前よ。あの時に誓ったのだから。目の前で……お姉ちゃんが殺された時から」
「君の好きなようにするがよい。私は君を止める権利はないのだから」
男はカナリヤに近づき頭を撫でた。優しい感じがした。
「それじゃあな。そろそろ起きる時間だ」
カナリヤは目を開いた。ベッドから起き上がり窓から外を見た。
「待ってなさい。国王達よ」
「カナリヤ。おはよう」
「シャリング。おはよう。今日調合室でまた作業するけど来る?」
「いいのか?」
「邪魔しなければ別にいいよ」
二人は調合室へ行った。カナリヤは最近採取した物を瓶に入れた。
本を開き毒のページを見ながら材料を合わせていた。
「えっと、これと。これと…」
「何を作ってるんだ?」
横からシャリングが覗き込んできた。カナリヤはヒャッと驚き勢いで瓶たちを倒してしまった。
「あーあ、大丈夫?」
「大丈夫」
「それで、何を作っているの?」
「あなたには関係ない」
冷たく返した。シャリングはそれでも引き返さず、ずっとカナリヤの隣で見ていた。
カナリヤは集中できず
「あのさ、もうちょっと遠くにいてくれない?」
「なんでだ?別にいいだろ?」
「集中できない」
「そうか…」
ショックを受けたようなのかショボショボと下を向きながらソファに座った。
これでやっと集中できる。もう少しであれができる。薬草を潰し、煮て、混ぜて、を繰り返していた。
「できたー」
匂いは無臭だが、見た目は紫だった。不気味な色だが味はまあまあいい、はず。
飲んだことがないから味は分からない。本にはパセリのような味がすると書いてある。だが、パセリの味とは一体どういうものなのか。
まず、パセリは味するのか。疑問を持ちながらも瓶をバッグに詰めた。
カナリヤが作り終わったのを見るとシャリングはこちらへ来た。
「作り終わったのか?」
「うん」
「それ毒か?何に使うんだ?」
「さあね、お楽しみ」
不気味に笑う。楽しみでたまらない。
「……君はこの国が好きなのか?」
急に質問してきた。前にもこんな質問をされたような気がする。なにも迷わず言った。
「消えて欲しいくらい好きだよ?」
シャリングに寒気が走った。カナリヤはどれほどこの国を憎んでいるのか伝わった。
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