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過去
過去ー③
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家を後にしてカナリヤが向かっているのは山だった。
「なあなあ」
「ん」
「お前親の前では本気で笑うんだな」
「別に」
「お前のお母さんめちゃくちゃ優しいな。羨ましいよ」
シャリングが手を頭に乗せ言った。カナリヤは何も言わなかった。シャリングがカナリヤの顔を見るとなにか怒っているようだった。
「なにか怒ってる?もしかして聞いちゃいけない事聞いた?」
「……お義母さんが私に優しくするのは私がお義母さんの子じゃないからでしょ」
そういいさっきよりも足を速めてサッサと行ってしまった。シャリングはカナリヤの言葉に戸惑いピタリと足を止めた。
(お母さんの子じゃない…?てことは養子か?)
考えているとカナリヤはもう遠くにいた。急いでカナリヤの元へ走った。
あんま聞かない方が良かったなとあとから後悔した。
「なんかごめん…」
「……別に。それより分かった?」
「何が?」
「私のこと。お義母さんに聞いたんでしょ?」
(うっ)
カナリヤはそこまで見据えているのか。シャリングはもう言い逃れできないだろうと思い
「少しね。君が急に笑わなくなって、遂にはどこかへ消えた。けど一週間後帰ってきた。君が笑わなくなった日土砂降りの雨の日だったみたいだね。分かったことはこれくらいかな」
「へぇ」
カナリヤは無関心だった。別に特にすごい情報ではないからバレても良かったのだろう。
全然カナリヤのしっぽが掴めない。今日のことで少しは分かったがもっと闇が深くなった。あともう少しのところでまた逃げられる。
同い年とは思えない。それほどカナリヤは頭がいいのだろう。
「そろそろ着くぞ」
目の前に見えてきたのは木、木、木。周りには特に何も無い。森が広がっているだけ。けれどなにか見えてきた。
身をこじらせて見ると集落のようなものが見えた。
「人いるかな」
「集落になんのようなんだ?」
「いいから。それは後で話す」
ズンズンカナリヤは進んでしまう。シャリングも必死になって追いかける。そこの集落は家が少し古いがちゃんと整備がされている。
それに一件ずつに畑がある。森の中に囲まれているがとても居心地の良さそうな村だった。
カナリヤはある1軒の家の前にきて戸を叩いた。
出てきたのはカナリヤ達よりも年上っぽい男の子だった。
「はい…ってカナリヤ!久しぶり」
「久しぶり。ハーネスト」
「さあさあさ、上がって」
ハーネストという男はニコニコしながらカナリヤを家に入れた。そしてシャリングを見て
「この子は?」
「私の付き人」
ハーネストはシャリングを見た。シャリングもハーネストを見た。
「へぇ、…弱そうだな」
(最初の言葉が弱そうって失礼だな)
「シャリング・ハルバリストです」
「俺はハーネスト・リトルヤだ。よろしく」
ハーネストは手を出してきた。シャリングも手を出した。するとハーネストはものすごい力でシャリングの手を握った。
シャリングも握り返してやった。二人が睨みつけあっているとカナリヤが
「何してんの?」
「あ、ごめんごめん。それじゃあ上がって」
「お邪魔します」
「なあなあ」
「ん」
「お前親の前では本気で笑うんだな」
「別に」
「お前のお母さんめちゃくちゃ優しいな。羨ましいよ」
シャリングが手を頭に乗せ言った。カナリヤは何も言わなかった。シャリングがカナリヤの顔を見るとなにか怒っているようだった。
「なにか怒ってる?もしかして聞いちゃいけない事聞いた?」
「……お義母さんが私に優しくするのは私がお義母さんの子じゃないからでしょ」
そういいさっきよりも足を速めてサッサと行ってしまった。シャリングはカナリヤの言葉に戸惑いピタリと足を止めた。
(お母さんの子じゃない…?てことは養子か?)
考えているとカナリヤはもう遠くにいた。急いでカナリヤの元へ走った。
あんま聞かない方が良かったなとあとから後悔した。
「なんかごめん…」
「……別に。それより分かった?」
「何が?」
「私のこと。お義母さんに聞いたんでしょ?」
(うっ)
カナリヤはそこまで見据えているのか。シャリングはもう言い逃れできないだろうと思い
「少しね。君が急に笑わなくなって、遂にはどこかへ消えた。けど一週間後帰ってきた。君が笑わなくなった日土砂降りの雨の日だったみたいだね。分かったことはこれくらいかな」
「へぇ」
カナリヤは無関心だった。別に特にすごい情報ではないからバレても良かったのだろう。
全然カナリヤのしっぽが掴めない。今日のことで少しは分かったがもっと闇が深くなった。あともう少しのところでまた逃げられる。
同い年とは思えない。それほどカナリヤは頭がいいのだろう。
「そろそろ着くぞ」
目の前に見えてきたのは木、木、木。周りには特に何も無い。森が広がっているだけ。けれどなにか見えてきた。
身をこじらせて見ると集落のようなものが見えた。
「人いるかな」
「集落になんのようなんだ?」
「いいから。それは後で話す」
ズンズンカナリヤは進んでしまう。シャリングも必死になって追いかける。そこの集落は家が少し古いがちゃんと整備がされている。
それに一件ずつに畑がある。森の中に囲まれているがとても居心地の良さそうな村だった。
カナリヤはある1軒の家の前にきて戸を叩いた。
出てきたのはカナリヤ達よりも年上っぽい男の子だった。
「はい…ってカナリヤ!久しぶり」
「久しぶり。ハーネスト」
「さあさあさ、上がって」
ハーネストという男はニコニコしながらカナリヤを家に入れた。そしてシャリングを見て
「この子は?」
「私の付き人」
ハーネストはシャリングを見た。シャリングもハーネストを見た。
「へぇ、…弱そうだな」
(最初の言葉が弱そうって失礼だな)
「シャリング・ハルバリストです」
「俺はハーネスト・リトルヤだ。よろしく」
ハーネストは手を出してきた。シャリングも手を出した。するとハーネストはものすごい力でシャリングの手を握った。
シャリングも握り返してやった。二人が睨みつけあっているとカナリヤが
「何してんの?」
「あ、ごめんごめん。それじゃあ上がって」
「お邪魔します」
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