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王への復讐
王への復讐 ⑧
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「聖なる力」
それは本当の聖女だけにしか使えない力。
具体的には何の病気でも直せ、時には干からびた農作物や木々などを甦らせることだってできる。
そして、水の精霊、風の精霊、炎の精霊、大地の精霊、光の精霊のどれかに認めてもらえたら自由に魔力が使える。
水の精霊だったら水を操れる。風の精霊だったら風が操れる。炎の精霊だったら炎が操れる。
大地の精霊だったら木々などを実らせたりもできる。光の精霊はその全てを扱える。
けれど今まで人間に力を渡してきたが、誰一人光の精霊には認められなかった。
しかしカナリヤに聖なる力を渡したがカナリヤは自分の力で病気なども治していった。
農作物も自分の知識で元気にさせた。カナリヤには聖なる力がなくても実力でやってこれた。
それは凄いことだった。
「…私はいつでも君の味方だからな」
「口だけ達者なんですね。どうせろくに何もしてくれないのに」
「私にそのような態度をとるのはあなたが初めてですよ」
「褒め言葉として受け取りますね。それより他に力使う人いるの?」
急に話題を変えて男も驚いている。気を取り直して答えた。
「ああ、いるよ」
「誰?」
「近々分かるよ」
微笑み言う。そこまで教えておいて言わないのはおかしいだろ、と腹立ったがこいつに期待してはいけないと最初から分かっていたためそれ以上は何も言わなかった。
「これからもっと大変だろうけどそれでも辞めようとは思わないのか?」
「ここで終わらしたら中途半端すぎでしょ。せっかく国王を落としたんだからこの調子であいつも落とすんだよ」
「その後ろに力を持っている者がいるとしても?」
「そんなのどうでもいい。逆にそんな強いやつを倒せたら私は凄いってことになるしな」
ポジティブ思考な所がいいな。
「そうか…頑張れ…」
「あんたに言われなくても頑張るわよ」
「それじゃあそろそろだな。また会おう」
「別に合わなくていいんですけど」
不機嫌そうに言い男の前から消えた。
「……無事でいてくれよ…」
目を開けるとそこはいつもの光景。夢から覚めたか。
今思ったがなんであいつと私は夢の中で会えるのだろう。というか、なぜ神(?)が私と話せているのだろう。
なぜ私に構うのだろう。ルリスを殺された日あいつと初めてあった。その時は同情していたのから慰めに来たのだとと思い込んでいた。
しかし今思えば違う気もする。私みたいな平民が神(?)に同情されるのはおかしくないか?
「まあ、どうでもいいや」
考えることをやめ階段を降りていく。窓を除くともう朝日は登っている。
「今日は何しようかな」
伸びをしてコーヒーを注ぐ。
それは本当の聖女だけにしか使えない力。
具体的には何の病気でも直せ、時には干からびた農作物や木々などを甦らせることだってできる。
そして、水の精霊、風の精霊、炎の精霊、大地の精霊、光の精霊のどれかに認めてもらえたら自由に魔力が使える。
水の精霊だったら水を操れる。風の精霊だったら風が操れる。炎の精霊だったら炎が操れる。
大地の精霊だったら木々などを実らせたりもできる。光の精霊はその全てを扱える。
けれど今まで人間に力を渡してきたが、誰一人光の精霊には認められなかった。
しかしカナリヤに聖なる力を渡したがカナリヤは自分の力で病気なども治していった。
農作物も自分の知識で元気にさせた。カナリヤには聖なる力がなくても実力でやってこれた。
それは凄いことだった。
「…私はいつでも君の味方だからな」
「口だけ達者なんですね。どうせろくに何もしてくれないのに」
「私にそのような態度をとるのはあなたが初めてですよ」
「褒め言葉として受け取りますね。それより他に力使う人いるの?」
急に話題を変えて男も驚いている。気を取り直して答えた。
「ああ、いるよ」
「誰?」
「近々分かるよ」
微笑み言う。そこまで教えておいて言わないのはおかしいだろ、と腹立ったがこいつに期待してはいけないと最初から分かっていたためそれ以上は何も言わなかった。
「これからもっと大変だろうけどそれでも辞めようとは思わないのか?」
「ここで終わらしたら中途半端すぎでしょ。せっかく国王を落としたんだからこの調子であいつも落とすんだよ」
「その後ろに力を持っている者がいるとしても?」
「そんなのどうでもいい。逆にそんな強いやつを倒せたら私は凄いってことになるしな」
ポジティブ思考な所がいいな。
「そうか…頑張れ…」
「あんたに言われなくても頑張るわよ」
「それじゃあそろそろだな。また会おう」
「別に合わなくていいんですけど」
不機嫌そうに言い男の前から消えた。
「……無事でいてくれよ…」
目を開けるとそこはいつもの光景。夢から覚めたか。
今思ったがなんであいつと私は夢の中で会えるのだろう。というか、なぜ神(?)が私と話せているのだろう。
なぜ私に構うのだろう。ルリスを殺された日あいつと初めてあった。その時は同情していたのから慰めに来たのだとと思い込んでいた。
しかし今思えば違う気もする。私みたいな平民が神(?)に同情されるのはおかしくないか?
「まあ、どうでもいいや」
考えることをやめ階段を降りていく。窓を除くともう朝日は登っている。
「今日は何しようかな」
伸びをしてコーヒーを注ぐ。
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