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新しい仲間
新しい仲間 ⑦
しおりを挟む「もうちょっとお話したかったげどそろそろ本題に入らなきゃね」
コホンと咳払いをした。
「これ以上私に関わったら殺すよ?」
さっきまでの涼しい顔ではなく、冷たい、感情もない顔になっていた。カナリヤでも一瞬足がガタついた。
「何?それは、これ以上調べたらもっと秘密がバレるからやめてほしいってこと?」
クスっと笑ってアイを冷やかした。アイは動揺せず言い返した。
「そんな簡単にバレるようなことはしてないわ。ただ、あなたのためにも言ってるのよ。あなただって死にたくないでしょ?これは、警告よ」
「…それはそれは、まさか本人から警告してくれるなんて、ありがたいですね。心配してくれてどうもありがとう。けれど、私からも一つ。…私だってそんな軽い覚悟でここまできたわけではない。死のうがなんだろうが、私は最初に決めたことを達成させる」
カナリヤの話を聞きアイはため息をついた。
「バカだね、そこまでして私を恨むのね」
「当たり前でしょ。あんたのせいで沢山の人の人生が狂ったんだから」
「そんなの運命でしょ」
「は?」
「あいつらは生まれた時から殺される運命だった。そんなのしょうがないことでしょ?運命には逆らえないって言うし」
アイは一ミリたりとも自分が悪いとわかっていなかった。涼しい顔でペラペラと話す。カナリヤはそんなアイが理解できなかった。
「…なんで…なんで罪なき人が殺されなきゃいけないの?本当だったらみんな…普通の生活をして、家族、親戚、同僚、友人、恋人、色んな人と楽しく人生を送るはずだった。それなのに…お前はそれを踏み躙った。そんなお前を許すわけがない。それなのになんで…なんでお前は平然としてられるんだ?」
アイは何分か黙ったままだった。数分後アイは口を開いた。
「それじゃあ、私が悪であなたが正とする。そうすると、こんなことが言える。確かに、正から見れば悪は悪だろう。だが……悪からみれば正は悪だ。そして、悪から見れば悪は正。この意味がわかる?人の考えは人それぞれ。人を殺すことが悪だと言う人もいるだろうけど、逆に、人を殺すことが正だと言う人もいる。私もその一人」
カナリヤは何も返せない。確かにアイの言ったことは間違いではなかった。人にはその人の考えがある。それを否定することはできない。
「あんなクズどもに生きてる価値ないの。それを私は救ってあげてるんだよ?生きている価値がない奴らを殺して薬にすればたくさんの人の役に立つ。人の役に立てれば誰だって嬉しくない?」
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