腹黒薬師は復讐するために生きている

怜來

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新しい仲間

新しい仲間 ⑩

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「エアシの実…何で全種類も集めなきゃいけないんだ…」


エアシの実は主に何個かすり鉢に入れを潰し、そこに水を入れて混ぜる。エアシの実は潰すと汁が出てくる。果物のようなものだ。


水に溶かすことで水の色が変わる。服などに塗ると落ちずらいので皿やペンキなどにも使われていることがある。食べることもできるためとても便利だ。


エアシの実は少し歩いたところにすぐ合った。運良く全ての色がある。


「50粒もあるのか…これ」


ブツブツと言いながら積んでいく。ようやく50粒積み終わり立ち上がった。


壺を三つ持つのは結構な体力がいる。流石のカナリヤでも持つのに一苦労した。


きた道を戻っていると草原のほうから人の声がした。男二人が何か集めている。


「ったく、こんな植物知らないねぇよ。初めて聞いたやつばっかだぞ」


「はぁ、けどちゃんと書いてあるやつ持って帰らなきゃ騎士失格なんだろ?意味がわかんねえ」


文句がたくさん聞こえてくる。カナリヤは無視して横をスルーしようとしたがバレ、話しかけられてしまった。


「あ、君、めちゃ強い子じゃん」


「ああ、前一度誰かと喧嘩してた奴やん。顔はいいのに…」


ボソッと最後になにか言われた気がするが無視して歩いていた。


「ちょっと待てよ。もしかしてもう集め終わったのか?ならさ、これ、どこにあるか教えてくれないか?」


はぁ、と大きなため息をつき振り向いた。男の一人が紙を出してきた。嫌々紙を受け取り見る。


『ササキ…十本  フグイ…二十匹』


ササキとは竹のようなものだ。しかし、ササキは人を刺せるほど硬い。先を尖らせると凶器にもなり得る。自然界ではチラホラ生えているため簡単に手に入る。ナイフを買えない者たちはササキを使っていたりもする。


フグイは虫のような黒くて丸く、細い毛が生えている植物だ。自分で動くこともできる。色んな生き物の血を吸って成長する。もちろん人間の血も食料とする。けれど、普通はあまり襲わない。死んだ生き物の血をよく吸っている。


捕まえるときは手を使うと危険なので枝などを使って集めるものもいる。体内には毒を保っている。


「私が案内する。何か分かったら私は帰る。その後は自分達で探せ。いいな?」


「本当か?!ありがとう!」


男二人はご機嫌になった。


そんな中カナリヤは少し疑問を持っていた。


「あそこに生えているのがササキ。そんでそこにいるのがフグイ。フグイを取るときは枝とか使ってとりな。手で触ると危険だよ。毒持ってるから」


そう言い残し帰った。
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