女神の気まぐれで異世界に転生しました~異世界生活も悪くないかも~

怜來

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第一期

〜初心者ギルド開設!〜9話

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「それじゃあ次はどんなクエストがいい?」

臨機応変にライが対応する。

「魔物の討伐以外にもお手伝いをするものもあるよ。それをやってみたらどうだい?」

おばさんが進めてきたのは隣町にあるカフェのお手伝い募集のクエストだった。

「へぇ、こんなのもあるんだ」

「ギルドは魔物退治以外にもサポートなどとしても働くことができるんだ」

「どう?みんなこられやってみない?」

ライが二人に紙を見せる。ルーミはすぐに承諾したがイリスはどうも気に食わない様子だった。

しかし、なんとかイリスを説得させ隣町へ向かうことにした。

「頑張ってらっしゃい」

「はい!おばさんありがとうございました」

元気よく館をでる。隣町へはライは行ったことがあるらしくカフェの周辺に瞬間移動することになった。

体力も何かあった時ように残しておこうというイリスの意見だった。

瞬間移動を使い、隣町にやってきた。先程居た街とはあまり変わらず、賑やかだ。

しかし、瞬間移動した場所が大勢の人が集う噴水の前だったため、三人は注目を浴びることになった。

「誰かしらあの子たち」

「今瞬間移動してこなかった?」

「何者?」

「どうやってきたのしから」

あちらこちから疑問の声が飛んでくる。三人はそそくさとその場を離れた。

「おい!なんであんな密集地帯に移動したんだよ!目立ったじゃないか!」

「ご、ごめん。まさかあんな人がいたとは」

「まあまあ、落ち着いて。大したことじゃないし。それより早くカフェに行こ」

ルーミが二人の間に入り喧嘩を抑えようとする。

「このカフェって、そこのパン屋の右をずーっと真っ直ぐ進んで、突き当たりで左に行けば着くって」

指を指した方向には煙突からもくもくと煙を出しているパン屋があった。「オリーブ」と書かれた看板が飾ってある。

「少し休憩していく?お腹すいたでしょ」

コクリと頷く。確かに朝ごはんを食べ、それ以降は何も食べていない。魔物と戦った時の疲れもある。三人は意見が合致しパン屋「オリーブ」に入っていった。

ドアを開けると鈴がカランコロンと鳴る。

「いらっしゃーい」

奥からげんきな女の子の声がした。ひょっこりと奥の部屋から顔が出てきた。ピンク色の髪の毛に薄い紫の目をしている綺麗な女の子だった。

「焼き立てのパンがあるわ!このクロワッサンが人気よ!」

フレンドリーで活発だ。三人は女の子に勧められたガラスケースに入っているクロワッサンを眺める。

「うわ~,美味しそう!私これにしよっかな!」

「このチーズハムサンドも美味しそうよ!」

二人が興奮している中イリスはジーッと女の子を見ていた。

「あ、私に何かついてる?」

「あ、いや、なんでもない」

「それならよかった!あ、私の名前はチュラよ。よろしく!私はここでバイトしてるんだ~」

「そうなんだ」

「イリス決まった?」

ライがカゴにパンを入れながら言う。ルーミも満足したかのようにニコニコしている。

「あ、すぐ決める」
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